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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


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脈診の心得 心を静かに・・・

 私は、鍼をするときはなるべく静かにしております。

 もちろん患者様とお話しが出来ることは楽しいので、こちらもついついお話をしてしまうことがあるのですが、基本的には静かにしており、こちらから話しかけることはなるべくしないようにしています。

 といいますのは、脈診はとても微妙なものなので、特に脈を診るときは大切です。

 こちらはとある古医書の一ページ。

 以下のように脈診の心得が書いてあります。

 一から三までみてみましょう。

脈診の図 (C)表参道・青山・原宿・外苑前・渋谷・東京都内のはりきゅう院 源保堂鍼灸院 肩こり・腰痛・生理痛・不定愁訴・頭痛など

(一) ソノ心ヲ静カニ ソノ神ヲ存ス

【意訳】心を静かに定めて、神気(ここでは指先の感知力)を指先に集中させよ。

【解釈】心がざわついていては、指先からの感覚が伝わってきません。そこで先ずは、自分の心を安定させることが大事です。東洋医学では、「心は神を蔵す」という言葉があるように、心臓に精神の主宰者がいると考えています。例えば緊張したときは心臓がドキドキしますが、このような動揺があるときは、なかなか精神が安定することは難しく、結果もついてきません。さらにもう少し突っ込んで言えば、ここにある「神」とは、「神気」というもので、体制感覚と呼ばれる皮膚感覚、センサーのことを指していると考えられます。

(二) 外意ヲ忘レテ 思慮ヲナクス

【意訳】外へ意識を忘れて、思慮をなくせよ。

【解釈】「外意」とは、外のことに惑わされる意識のことを指します。良い匂いがするなぁ、巨人戦が気になるなぁなど、自分の外側にある余計なことで気をとられてしまうことです。こういった余計なことがあっては脈診に集中できません。そこで外意を忘れる必要があります。次の「思慮」は、自分の心から生じる内面の意識で、取り越し苦労など余計な心配や、考えすぎてしまうことを言います。また、自分の側にその脈に対する偏見があったりすると、脈を上手く取り入れることが出来なくなります。(一)が指先のセンサーであるのに対し、(二)は、センサーが感じ取った情報を素直に通していく伝達路と、それをそのまま書き込むハードディスクと言ったらいいでしょうか。データの取りこぼしがなく、データが誤らないように、指先の感覚を安定して頭に伝える必要があります。

(三) 呼吸ヲ均シクシ ソノ気ヲ定メル

【解釈】(施術する側の)呼吸を調えて、その気を定めるようにする。

【解釈】 呼吸を調えることは、(一)と(二)の結果でもあります。そしてさらにその状態を安定させるために呼吸を改めて見直すことが大事になります。


 脈診はとてもデリケートなものです。心に動揺があると、脈診の精度が落ちてしまいます。名人の域に達すれば別なのでしょうが、まだまだ、なかなか、そうもいきません。

 
 普段私が臨床で使っている脈診という技術には、このような心得があります。

 特に脈を診るときは患者様との会話が止まってしまったり、言葉がつっかえるときがありますが、これは情報を解析している状態で、とっさに右脳と左脳の切り替えが出来ないためであります。不快な印象を与えてしまっていたとしたら、お許しくださいませ。


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テーマ:鍼灸
ジャンル:心と身体

原因と結果と治療対象(4)

 原因と結果という意味では、西洋医学にも混乱はあります。いえ、西洋医学は先ずは原因を突き止めないと治療ができないことが多いので、むしろ原因と結果の齟齬は西洋医学の方が顕著なところもあります。原因が分からないと処置ができないため、つらい症状が続いていても、血液検査などいろいろな検査をしても悪いところがなければ何もできないのが西洋医学です。

 原因と結果が混乱しているという点で言えば、アレルギーとIgE抗体の関係があります。IgE抗体は、身体が異物に対して起す反応で出来る抗体(異物を攻撃する武器のようなもの)ですが、かつてはこのIgE抗体が通常よりもたくさん出来てしまう過剰反応のことをアレルギーの本質だと考えられてきました。しかしその後、アレルギーとIgE抗体の相関関係を調査してみると、IgE抗体が少ない人でもアレルギー反応が起きる場合も少なくないことが分かってきて、IgE抗体は、アレルギーを起す主体ではなくアレルギー反応の結果産生されるものだという、アレルギーの結果であることが判明しました。それまでアレルギーと言えば必ずやってきたIgE抗体の検査は、現在はほとんど行われなくなりました。

 アレルギーというのは様々な要素が絡み合って起きる症状ですから、一つに原因を決めつけることは出来ないと思うのですが、原因と結果を結びつけて、原因を除去する医療として発展してきた西洋医学にとっては、なかなかアレルギーの全体像が捉えにくいのではないでしょうか。これは、西洋医学を批判しているのではなく、そういった思考体系を土台にしてきたものなので、自ずとそこに限界が出てくるわけです。一方の東洋医学は、原因は様々だけれども、現状はこうなっている、ならばその現状のバランスを整えていこうではないか、という全体的な発想があるために、対処できる面もあります。

 鍼灸院には様々な症状の方がいらっしゃいますので、一つの症状にこだわっていては身体を診ることが出来ません。これからの鍼灸院の役割は、未病のところで食い止める、未病のところで早期発見をする、そういったプライマリケアの部分を担わなくてはいけないと思います。年々増加する医療費の問題に対して、鍼灸師が出来る役割もあります。そしてその役割を果たすことは、国民の健康を守ることでもあります。

 ひとりひとりの大切な人生のために、鍼灸師がともに歩んでいける時代が来ると思います。


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テーマ:人生を豊かに生きる
ジャンル:心と身体

原因と結果と治療対象(3)

 私は東洋医学・鍼灸を生業にしている職人です。

 東洋医学・鍼灸をされている方の中には、東洋医学一辺倒で西洋医学を否定してしまう人もいます。しかし私は同じ身体を診るのに東も西もないと基本的に思っています。これから書きますことは、西洋医学への批判ではありませんので念のため。

 一昨日、昨日と、「緊脈(きんみゃく)」というものから分かる身体の様子をお話ししました。本日もその続きなのですが、これはあくまで私の推測の内容を含みますので、そのあたりご了承願います。


 最近思いますのは、お年寄りにとても強い緊脈が多いと言うことです。
 最初は、お年寄りは体力も少なくなっており、免疫力も落ちていることから、外からの影響を受けやすいのではないかと思っていました。そして身体の各部位が歳とともに機能を落としていきますので、弱くなっているところ、まだ元気なところとで差が生じたりもしているのだろうと思っていました。
 しかし最近になって、それとは別のことが起きているのだろうと推測しています。それは、「薬も緊脈になる」ということです。つまり、薬も外から身体に与える影響が少なからずあり、それが積み重なっていくうちに大きな歪みになっていくということです。薬には薬効というものがあり、その薬効はある病気を治すために臓器に働きかけて目的を果たします。しかしその反面、副作用というものがあります。これは、症状に対しては身体の味方である薬であっても、やはり異物ではありますので身体は副作用という形で抵抗します。最初のうちはこの副作用は目をつぶっていても大丈夫な範囲で治まっていても、何年も飲んでいるうちにはっきりとした緊脈を打つまでになってしまうことがあります。特に高血圧やコレステロールなど、長期に渡って飲まなくてはいけない薬は、毎日飲むので当然ながら積み重ねが大きいように思います。
 例えばものすごく太く堅い脈になっている場合があるのですが、この場合、例えば腰痛があっても、鍼をいくらしても治りが遅かったり、完治までいかないことがあります。それは何故かと言いますと、今出ている症状は、薬の副作用であることも多いので、薬を飲んでいるうちはその症状が出てしまうからなのです。身体は長年薬で以て平衡を保ってきたので、その無理が蓄積してきたものです。しかし高血圧やコレステロールなど長年飲んできた薬を急にやめることは、できませんので、飲みながらも体調を少しずつ元に戻していかなくてはなりません。

 こういったことを思うと、もっともっと鍼灸が普及するように私たち鍼灸師は努力をしなくてはいけないと思います。薬を飲んで身体を壊すなんて言うのは本末転倒ですし、そしてまた膨大な医療費の多くはこういった副作用のために支払われていることにもなるのですから。未病を治し、健康な身体を維持する、そういった東洋医学・鍼灸の思想が普及すれば、アベノミクス以上の効果が現れると思うのですが。


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テーマ:健康
ジャンル:心と身体

原因と結果と治療対象(2)

 昨日のブログで、原因を一つに突き止めるのは難しいというお話をしました。

 しかし、原因がはっきりしているときもあります。

 それは、「緊脈(きんみゃく)」という脈を打っているときです。

 この「緊脈」とは、外から何かが入ってきたときに必ず打つ脈です。

 外から入ってくるものとは、花粉であったり、黄砂であったり、風邪のようなウイルスも含みます。

 この「緊脈」が現れたとき、ニュースで風邪が流行っていると言っていれば、この「緊脈」は風邪であろうと推測がつきます。
 例えば今年の春ですが、1月の後半の段階で「緊脈」を打っている方がぽつぽつ出てきていました。私はその「緊脈」に風邪のような強さがないことから、花粉の飛来が都心にもやってきたと思いましたが、その2,3日後のニュースで花粉がもう飛んでいるとのニュースが出ていました。

 この「緊脈」ですが、身体にとって異物であればあるほど強くなり、新しいものであればあるほど強く打ちます。この「緊脈」とは、身体が、外から入ってきたものに対して起す抵抗反応であります。よって、その異物の種類によって打ち方が様々になるわけです。例えば花粉と黄砂を比べると、黄砂の方が若干強い「緊脈」になります。風邪とインフルエンザで言えば、インフルエンザの方が圧倒的に強い「緊脈」を打ちます。

 精神的なストレスや、内側から起きている場合などに比べると、こういった外からの異物は原因がはっきりします。ですので、こういったときは患者様にその原因を伝えることができます。そして施術の方も、その原因を外に出せば良いだけなので、方針も立てやすく、基本的には“治しやすい”“治りやすい”ということが言えます。
 これはわたしたちを取り巻く様々なストレスについても同じではないでしょうか。原因がはっきりしているものであれば、それは早く取り除いたほうがいい。その方がスッキリします。しかし何やかにやと理由をつけて後回しにしているうちに、原因が定着していきます。私自身もついつい後回しにしてしまうところがあるので、気をつけなければいけないのですが・・・。


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テーマ:健康
ジャンル:心と身体

原因と結果と治療対象(1)

 私は鍼灸の施術を終えた後、身体の総評をさせていただきます。

 たとえば、

「今日はだいぶ精気が抜けているので、根菜類を摂ったほうがいいですね。」

「今日はあまり頭に栄養がいってないので、赤血球を作るためにも鉄分が必要ですね。」


 など。

 これは尺膚という手の部分や、お腹、脈などから分かる現在の身体の傾向からお話しをさせていただいています。

 現在の身体を東洋医学の手法を使って観察し、

 そこから施術(実際に鍼をして)をしていき、

 さらに現在の身体に対する対処方法を伝える。

 こういった一連の作業が、東洋医学的にトータルで身体を診て、養生をするということであります。


 身体の総評をした後に、患者様から質問を受けることがあります。

 たとえば私が「精気が減っているので」というところに対して、「どうして精気が減っているんですか?何が原因ですか?」と問われることがあります。

 しかし私は正直に、分からないときは分からないと答えます。

 というのは、原因というのはたくさんあり得るからなのです。身体が不調になる原因は一つではありません。

 例えば精神的ストレスがあります。昨日会社で失敗してしまった、夫婦げんかをした、はたまたレストランで食べたものがおいしくなくて腹が立った、なんていうこともストレスになるわけです。逆に道を歩いていて100円拾った!みたいな嬉しいことも身体に影響を与えます。小さなことから大きなことまで、精神的なストレス(良いストレスも悪いストレスも含めて)は常にわたしたちの心身へ影響を与えます。

 例えば食事の面でいえば、昨日は忙しかったので夜はカップラーメンで済ませてしまった、最近甘い物がやめられなくてチョコばかり食べている、激辛ラーメンを食べて胃がむかむかするなどがありますが、食事もまた毎日のことですから、常に心身へ影響を与えています。

 その他に精神や身体に影響を与えるものはたくさんあります。言ってみれば、わたしたちの身体の外側で起こることは、身体や精神にとってはすべてストレスになり得ると言うことであります。そしてさらにこういったものは一つだけでやってくることの方が稀です。仕事で失敗してイライラし、それを解消するためにやけ酒を飲み、さらに奥さんに八つ当たりをしてさらにストレスをためて眠れない・・・など、複数の原因が重なって入り乱れています。

 こうして考えていくと、「原因というのを一つに絞る」ことはあまり意味がないことが多いです。あくまで「現状の身体がどのようにバランスを崩していて、どうしたらそのバランスを取り戻せるか」という、現状把握とそれへの対処、そして今後そのようなことが起きないようにする養生が大事になります。

 鍼灸治療を通して患者様と接していますと、原因をあれやこれやと探して自分を見失ってしまう方が多いように感じています。もちろん対処可能な原因が明らかにあるのであれば、それはそれで原因を除去する対策はしておくべきです。しかし上にもお話ししたように、原因は一つに限らず様々なところに波及していて、自分自身でも捕らえどころがなくなっていることが多いです。こうなると、原因を除去する前に頭がパニックになってしまいます。「現状把握をし、現状に対処する」ということは、まずは今の現状に目を向けて、

 今起きている問題がどうして起こっているのか、それをは究極的には誰にも分からないのかもしれません。特に無意識で起きている心の問題は、無意識ですから自分でも分からなくなっていますから。だからこそ、今、この時点を、この時点から直していく、それが大事ではないでしょうか。

 現状把握をして対処する、この思想があるからこそ、東洋医学・鍼灸は現在も有効に使われているのではないでしょうか。

 現状把握、そしてそれに対処する、それは“今でしょ!”なのであります。


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テーマ:人生を豊かに生きる
ジャンル:心と身体

三つの鍼メーカーから取り寄せてみる

 源保堂鍼灸院で使用ている鍼は、「八分長柄鍼(はちぶちょうへいしん)」と言います。

 鍼先から伝わる微妙なツボの感触を確かめながら施術するには、この八分長柄鍼がありがたい存在なのですが、残念ながらこの鍼を使用している鍼灸師はマイナーで、そのため大手のメーカーでは作っておりません。そこで小回りが利く小さな工場に注文をしています。また、当院で使用している鍼は銀製のため、作り置きをすることができないので、毎月毎月混み具合を見計らって受注生産してもらっています。

 今月頭、いつものように、いつもの工場に鍼を注文したところ、夏休みをとってしばらく仕事をしていなかったようで、鍼の生産が追いつかないと言うことで、いつ納入できるか分からないとの回答をいただきました。

 さすがに鍼を自作することはできないので、困ってしまいました・・・。鍼がないでは鍼灸院とは言えないしなぁ・・・。と思ってみても仕方がないので、心当たりの別の製作所に聞いてみました。すると2カ所で作っていると言うことで、さっそく注文。

 そしてしばらくして届きました。

 いつも使っている鍼が真ん中で、両隣が今回依頼した他の製作所のものです。

八分長柄鍼の比較 (C)表参道・青山・原宿・外苑前・渋谷・東京都内のはりきゅう院 源保堂鍼灸院

 微妙に異なっているのが分かりますか?

 たとえば手に持つところの太さや、形、また、色も違います。この鍼の色の違いは、各製作所の銀の成分の違いによるものだと思いますが、実際に使ってみると皮膚への接触の感触が異なります。

 鍼の、手に持つ柄のことを「竜頭(りゅうず)」と言うことがあります。これは、その昔、この柄の所に龍の文様を入れていたことに由来するそうで、その文様によって流派を区別していたこともあったとか。現在はそういった龍の文様が入ったものを見ることはありませんが、このように各製作所によって微妙な違いがあるので、流派ではありませんが、なんとなくその違いが鍼灸師にとってはおもしろみでもあったりします。

 鍼灸師になり立ての頃は、各メーカーの鍼を取り寄せて使用感を試したものですが、図らずも今回こうして3つの製作所の鍼を揃えることができました。これを機会に各メーカーの鍼の使用感をみてみたいと思います。

 



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テーマ:仕事の話あれこれ♪
ジャンル:就職・お仕事

週刊朝日の記事『シリーズ 伝統療法 第1弾』を読んで

 同業の先生からメールがありました。
 
 「今出ている週刊朝日に鍼灸の特集記事が出ているので読んでみて。」とのこと。

 そこでさっそく週刊朝日を購入して読んでみることにしました。この号から3回シリーズで伝統療法(「鍼灸」「マッサージ」「整体」)を扱うらしいです。伝統療法のくくりで他の「マッサージ」や「整体」とまとめられてしまう時点で、鍼灸もまだまだだなぁと感じるのですが、それでもこうして鍼灸が取り上げられるのは嬉しいことです。

 この記事の中で、【鍼灸院選びの「5箇条」】というものがありました。これを引用させてもらいますと、以下のようにあります。

1. 団体(日本鍼灸師会、全日本鍼灸マッサージ師会、NPO全国鍼灸マッサージ協会や協同組合、全日本鍼灸学会など)に所属している。

2.同じ場所で3年以上、開院している。

3.衛生管理がしっかりなされている。

4.電話などの受付の対応が親切・丁寧

5.鍼灸師の体調管理がしっかりできている。



 一般の方にとってどの鍼灸院を選んだら良いのかとても難しいものです。私も修業時代はまずは自分が受診してみようと様々な鍼灸院の治療を受けに行きましたが、当たり外れがありましたし、勉強が進んでいろいろな鍼灸施術があることを知るようなって、看板を観ただけではいるのが怖くなりました。業界の中にいる人間ですらこうですから、一般の方はますますもって何を基準にしたら良いか分からないと思います。決して鍼灸院は門戸が狭いわけでもなく、敷居が高いわけでもありませんが、こういった不透明さによって今ひとつ利用者が伸び悩んでいるのだと思います。

 鍼灸院選びの基準として、週刊朝日が挙げたこの5つは無難であると思います。

 まず一つ目の「団体に所属している」というのがありますが、日本鍼灸師会のような協同組合的なものに加入しているということは、それなりの意識を持っているという基準の一つにはなると思います。ただし、ただ所属しているだけという先生もいらっしゃいますし、勉強は独自で行っている方や、小さな勉強会で研鑽している方も多くありますので、必須条件ではないと思います。

 次の「3年以上、開院している」というのは、若手の先生にとっては酷な条件かもしれません。正直なところ私もそうでしたが、鍼灸院を立ち上げて3年続けるというのはとても難しいことです。これは鍼灸院に限らず飲食店などでもそうですが、どんなによい腕があっても、どんなにおいしい料理を出すお店でも、口コミが広がるには最低でも3年くらいはかかるものです。表参道や原宿にオープンする飲食店でも、3年後には既になくなっている・・・というものを多くみてきました。ましてや地道な信頼を積み上げていかなくてはいけない鍼灸院にとって、この3年間という壁は大きくはだかります。「3年以上、開院している」というのはもちろん十分な選択条件となりますが、中には腕の良い先生が立ち上げたばかりと言うこともあることをご承知ください。

 3つめの「衛生管理」。鍼灸治療は直接はだとはだが触れ合う治療です。また、鍼という身体に触れる道具を使いますので、そのあたりの気配りはするのが当然で、衛生管理については鍼灸学校でもしつこいくらいにうるさく注意されます。「衛生管理」は鍼灸院がすべき必要十分条件と言えるでしょう。

 4つめの「受付の対応が親切・丁寧」というのは、これは鍼灸師の腕とは関係ないと思います。もちろん電話の受付が丁寧であれば嬉しく思うのは当然ですが、それだけで鍼灸師の腕ははかれません。ベテランの先生の中にはとてもぶっきらぼうな方も少なくありませんので、電話の応対と鍼灸院の善し悪しは比例しないでしょう。私なども接客を学んできた経緯はありませんので、実際にお電話での対応がいいのか悪いのかは分からないままやってきています。とりあえず常識の範囲でクリアできていれば良い条件ではないでしょうか。

 5つめの「鍼灸師の体調管理」はとても重要です。この記事にもありますが、鍼灸師自身の体調が悪いと手先の感覚も鈍りますし、鍼をする姿勢などにも影響を与えています。また、少しくらいの不調であれば自分自身で身体の調整ができますので、鍼灸師自身が自分の体調を管理できていると言うことは、その治療内容もよいと言うことに繋がるのではないでしょうか。私自身は「無事これ名馬」を意識しており、コンスタントに結果を出せることを目指しています。


 源保堂鍼灸院では、ときどき患者様や遠方の方から「近くで良い鍼灸院を探したいのですが、知っている方はいますか?」と聞かれることがあります。しかし私と同じやり方をしている方が少ないもので、なかなか知っている方を紹介することができません。そこで以前より鍼灸院の選び方などを紹介したページを作っております。よろしければ、今回のこの5箇条と合わせて参考にしていただけたらと思います。

□ 鍼灸院選びにお困りの方はこちらのサイトをご覧になってください。

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テーマ:健康生活:病気・治療法
ジャンル:ヘルス・ダイエット

天地父母の一環としてのこの身  『養生訓』 貝原益軒著より

『養生訓』 貝原益軒著より。
巻第一 総論上の一番最初に出てくる文章です。

人の身は父母を本とし、天地を初とする。天地父母のめぐみを受けて生まれ、又養われたる我が身なれば、我が私のものにあらず。天地のみたまもの(御賜物)、父母の残せる身なれば、つつしんでよく養いて、損ないやぶらず天年を長く保つべし。

 私はこういう文章を読むと、東洋医学の奥深さに唸らされます。

 私たちのこの身体は、一人で勝手に生まれてきたのではなく、父母のめぐみによるものである、そしてその大本には天地という大きな宇宙があるのだ、だからこそ私たちはこの宇宙を内包する身体を大事にする必要がある、と東洋医学では伝えています。

 是天地父母につかえ奉る孝の本也。

 自分自身の身体を大切にすると言うことは、それはそのまま親孝行になります。親孝行をすると言うことは、その根源である天地にも感謝を届ける行為でもあります。

 パワースポットに詣でることが盛んです。しかし、本当のパワースポットとは、どこか違うところにあるユートピアではなく、自分の身体そのものなのです。自分の身体を養うこと、それは古くさいことではありません。自分自身を好転していく開運の秘訣でもあるのです。

 こんなことをさらっと簡潔に記す東洋医学は、本当にすごいと思います。そして東洋医学は、“生きること”に焦点を当てた“よりよく生きる”ための哲学だと改めて感じる次第です。






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テーマ:伝えたいこと
ジャンル:日記

「明ける」は「空ける」

 野口体操の野口三千三氏の著書を読んでいたら、「明けるという語感は空けるに通じる」というようなことが書いてありました。野口三千三先生は、身体の重みを感じながら、独特な世界観を作った方。その野口先生が明けると言うことと空けることを同じ感覚と言っているのは趣深いです。


 明けましておめでとう、と年賀状に書きます。

 そして、一年の計は元旦にあり、とも言います。


 野口先生の感覚から感じると、“新年が明ける”と言うことは、自分の中に隙間を“空ける”ことなのかもしれません。だからこそ、新しい目標も立てることができ、気持ちも改まるのかもしれません。

 何もない空(から)としての空けるではなく、何か見えないけどエネルギーが充満しているような空(くう)としての“空けましておめでとう”なのだろう。


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テーマ:心と身体
ジャンル:心と身体

得神者昌,失神者亡

得神者昌,失神者亡
                     『素問・移精変気論』

東洋医学・鍼灸医学の古医書には、「神」という漢字がよく出てきます。この東洋医学に出てくる「神」とは、いわゆる日本の神社で拝むような神様のことではありません。東洋医学でいう「神」とは、生命活動が持っている神妙なはたらきのことをいいます。そもそも私たちがこうして生きていること自体神秘的です。ごはんを食べておいしいと感じ、眠いときにはあくびが出る、そんなちょっとした普通の出来事でさえも、私たちの身体自身が自然と、勝手に制御されているというのは、考えたら神秘的なことです。しかも我々人間は、楽しいとか、悲しいとかという感情を持ち、また、知性というものを持っていますので、ますます生命全体は不思議の塊と言ってもいいのかもしれません。そういった生命全体の何とも言えない不思議な、生きることに向かう合目的なはたらきに、古代の人も神秘的なものを感じたのは想像に難くありません。

形あるものは、この「神」を所有するからこそ生命活動を発揮することができます。逆に言えば、この 「神」がなければ、生きて行くことができません。精神の「神」がここで言う「神」と同じものと言い換えることもできます。私たちの身体は、肉体だけで成り立っているのではなく、肉体の中に神があるからこそ 、人間らしい生活が営めると言えます。また、神だけでもだめで、神が宿ることができる健全な肉体があるからこその人間とも言えます。

では「神」とは一体何を指すのか?

これはとても難しい質問です。ある人は物質と答えるかもしれませんし、ある人は目に見えないものを言うかもしれません。これはまだ証明できるものではないと思いますので、私は古医書にならって「神気」としか答えることができませんが、例えばそれは血液の働きが持つ精妙な動きそのもののような、はっきりとはしないのですが、しかし実際に流れている何者かであるというのが現在の鍼灸臨床から得られる感想であります。

 話はがなくなりましたが、『素問』に見られるこの一文は、生きているってどういうこと?という疑問に対して、素朴に、そしてシンプルに全うな答えとなるのではないでしょうか。


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テーマ:心と身体
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