清志郎の弾き語りを観る(2) 『ONE MAN SHOW』
2008 / 07 / 11 ( Fri )
忌野清志郎の弾き語りと言ったら、2004年の『ONE MAN SHOW』が思い出されます。このライブは清志郎の長いミュージシャン歴の中で、初めてのワンマン弾き語りショーです。本人も相当緊張しているような様子で、しょうしょうテンポが走っているところもあります。でも、それがまた清志郎の素の部分を見せてくれており、ふぁんくらぶ祭同様に親しみを感じます。そして弾き語りの演奏ですが、ギターはもちろん、ウクレレ、ハモンドオルガン、ドラムなど多彩なところを見せてくれます。 DVDはいきなり「ぼくとあの娘」で始まります。この曲はアルバム『ハートのエース』に入っていますが、元々は3人編制のフォーク時代に歌われていたものですので、アコースティックギターによる弾き語りにはもってこいの曲です。初期のRCサクセションの曲は、青春期特有の切なさが交錯します・・・。個人的には、この「ぼくとあの娘」は、RCの曲の中でもベスト5に入れてもいいのではと思う曲です。 そして次の曲「涙でいっぱい」もフォーク編制時代のものです。この曲はアルバム未収録で、現在他では聴くことができないので貴重です。できれば破廉ケンチ、リンコ・ワッショウの3人編制の原曲を聴きたいところですが、これだけでも十分その時代の空気と切なさを聴くことができます。 この冒頭の2曲の他に、「三番目に大事なもの」「宝くじは買わない」と、初期のRCサクセション好きとしては堪らないレパートリーが揃っています。 その他、テナーウクレレによる反戦ソング「LONG TIME AGO」、コミカルな「赤い原付」、動揺「カラスの赤ちゃん」など聴き応えのある弾き語りがたくさんあります。特典映像も楽しい「ONE MAN SHOW」です。 このDVDを聴いていますと、清志郎の声が少々割れています。いつもの伸びやかさがあまり感じられません。おそらくこのあたりから咽の調子が悪かったのかなと思います。それを思うと、奇跡的なワンマンショーです。是非一度聴いてほしい一枚です。 |
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