「生きているだけで 儲けもの」
2008 / 06 / 13 ( Fri ) 一昨日、昨日と、「東洋医学の生体観」と称して「不息(ふそく)」と「不断(ふだん)」について述べてまいりました。この生体観の根底には、アタリマエをアタリマエとして流すのではなく、アタリマエに営まれている生命活動が、実はとても精妙なもので動き、絶妙なバランスで動いていると気づくことから出発しているのではないかと感じます。
先日高齢の患者様が、おっしゃってました。 「車だって10年も経ちゃあポンコツになってくるし、家だって40年も住みゃあ、あちことガタがくるさ。でも、人間の身体って、衰えても80年近く働いてくれるんだからありがたいもんだねぇ。鍼してもらうとまた元気も出てくるしさ、すごいよなぁ、命って。」 患者様のこのお話を聞い、“不息にして不断”を思い出しました。歳を取るという変化は避けられなくても、変化しながらも生命活動を休むことなく継続していく身体というものは、本当に素晴らしい芸術品だと思います。 お笑いの明石さんまさんは、売れない不遇の頃に、 「生きているだけで 儲けもの」 と開き直ったそうですが、その開き直りから仕事が増えていったといいます。 我々の身体は、精妙で絶妙なバランスの上に成り立っております。そして、休むんことなく生命活動は続いています。何はできなくとも、何は持っていなくても、たしかに“生きているだけ”でも素晴らしいと思います。“生きているだけ”でも、その精妙な力を宿しています。この力に気づいたら、きっともっと身体を大切にし、充実した活動に向けてもらえるかなと思います。そんな気づきが湧き上がるような鍼をしていきたいと思っています。 本日も、読んでいただき、ありがとうございます。 |
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* いつも。 *
不摂生などで傷めた体や気持ちを、いつも責めることもなくただひたすらに治療して下さる先生に感謝しております。 いつもありがとうございます。 |
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こんにちは、苺さん。
コメントありがとうございます。
私の治療は、あくまできっかけにすぎません。自己治癒力とは、まさに“自己に宿った治癒力”のことで、治しているのは患者様本人に内在する力です。鍼灸治療というきっかけを通して、自分の力に気づいてほしいと願っております。