こころを捉える(1) 魂・神・意・魄・志
2008 / 05 / 21 ( Wed ) 先日の5月16日のブログに、映画『クローズド・ノート』を取り上げました。そこでは、映画のテーマでもある“心(こころ)の力”について、映画を観終わった後の感想を中心に、思うところを書かせていただきました。
本日は、東洋医学はどのように心を捉えているか、について考えてみたいと思います。 * 「心」は東洋医学でいうところの心や、一般的に考えられる感情面の心、現代医学的な心臓という意味など、いろいろ使われて混乱しますので、精神活動を表すものは「こころ」と表記してまいります。 こころは、自分の行動を決めたり、感情であったり、様々な様相を示します。自分を突き動かす源ではありますが、目に見えないものでもあります。こころは常に揺さぶられ、取りとめのないものですので、捉えがたいのですが、2000年前に書かれた『黄帝内経』の中で、すでにこのこころの動きについて詳細に観察しています。言わばこれは、人類史上にとっても、心理学の端緒であったと思います。 まず、東洋医学では、こころの働きの原動力は、精気血といった生命を維持する基礎物質によると考えており、五臓にそれぞれ配分された活動があり、それらが共同して一つの心を作ります。共同作業の旗振り役として統括しているのが、五臓でいうところの心ということになります。 各五臓とこころの働きは次のようになります。 肝 − 魂 心 − 神 脾 − 意 肺 − 魄 腎 − 志 この五臓に配当されたこころの働きは、どんな意味があるのでしょうか・・・。明日以降少しずつ書いてみたいと思います。 ※ 以前表参道・源保堂鍼灸のサイト内にあるコラム『東洋医学って何?』においても、「心の動き」と題して書いたことがありますが、そちらと重なる部分もありますので、もしご興味がありましたらそちらもご参照下さい。 |
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