ドーゼについて(3) 治療時間の長短
2008 / 04 / 18 ( Fri )
 ドーゼは治療者の手によって、患者様の身体の変化を確認しながら決めていきますが、判断の目安がいくつかあります。その目安の一つが、治療時間の長短です。
 一般的に、治療時間が長いとドーゼは多く、短いとドーゼは少ないといえます。先の「ドーゼについて」の中でも述べましたが、“治療時間が長ければ効くのか?”と言いますと、そうではなく、あくまで患者様の身体に合わせた“適切なドーゼ”が効く治療になります。

 それでは的確なドーゼになる治療時間はあるのでしょうか?
 これも東洋医学の原典から考察する必要があります。東洋医学では、各臓器には、一日のうちで一番元気になる時間帯があるとされています。一日の時間を、古医書の時代には、100刻と定めました。今の24時間制に直しますと、一刻は14分24秒(1440分÷100=14.4分)となります。
 このように紐解きますと、一つの気の巡りは14分24秒のサイクルで動いていることが分ります。このような理由から、治療時間は、原則この14分24秒を基準に行われます。基本の治療がこれ以上長くなりますと、ドーゼは多くなるということになります。「ドーゼについて(2)」のところでお話しをしましたように、ドーゼは少な目がいいということから考えますと、治療時間は基準の14分24秒よりも短くてもかまわないことになります。当院では患者様の体調を診ながら治療時間を調整していきますが、治療時間が短い場合は、その短い治療時間の方が的確なドーゼなので“効く”ということを意味します。当院の治療を受けていて、“前回は治療時間が長かったのに、今回は短かった。”(その逆なども)ということがありますが、これには“的確なドーゼ”という意味が込められております。 


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