美容と鍼灸
2007 / 11 / 30 ( Fri )
 昨日のブログに続き、“美容鍼灸”という言葉を取り上げようと思っていたところ、昨日のブログに“美容のことに興味増大”というタイムリーなコメントをいただきました。
 ということで、美容と鍼灸のお話を少し・・・。

 先日患者さんに、
「先生、今度顔に鍼をして美容鍼灸をしてください。」と頼まれました。昨日のブログではありませんが、“美容鍼灸”という言葉もちらほら目に入る今日この頃です。おそらく顔面に鍼をすること=美容鍼灸という連想だったのだと思います。
 私はすぐに
「この本治法は美容も含まれてますよ。」と答えました。
そして、「鍼灸を受け始めてから、顔の皮膚が明るくなったり、お化粧のノリがよくなってませんか?」と続けて尋ねたところ、
 患者さんは、
「そういえば、そうですね・・・。なるほど・・・。」と、美容と当院の本治法の関係とその効果に納得してしてくれたようです。

 美容とはどういうことか?
 美容とは、自然にしていてきれいであることではないかと思います。そして、きれいで張りがあり、元気に活動している姿が美しいと思います。仮に顔面部に鍼をして美容効果があったとしても、魅力的な活動が伴わないと、本当の美容とはいえないように思います。
 このように、美容の根本を考えていきますと、美容の大前提は何よりも“健康”なのです。美容を追究することは、イコール健康の追究そのものになります。
 例えば鍼灸・東洋医学には望診(ぼうしん)という目で見て確認する診察方法があります。この望診では顔面部を見ることも含まれているのですが、その望診で健康な状態を見ていきますと、例えば気血の流れが良いと、顔面部は潤いが出てきますし、腎とのつながりが深い髪の毛の艶やはりも出てきます。また、目は神気という精神状態が出ることでもありますが、健康であることは心気が正常であることでありますから、当然目の輝きも出てきます。
 顔面部も身体の一部でありますし、常に外に露出している部分ですから、顔面部に身体の健康状態が出ることは、単純に考えても明らかなことです。そこで、美容と身体全体の健康の関係が大切であることがわかると思います。当院で施術している本治法は、身体全体の健康を維持していく治療方法です。よって、本治法を受けることは、美容にも繋がるということが言えます。冒頭の会話のように、顔面に鍼を刺すことが美容鍼灸ではなく、本治法そのものが、美容と直結した鍼灸医術ではないかと思います。



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