未病(みびょう)とは?(7) 予防+未病治療のすすめ
2007 / 04 / 08 ( Sun ) 今週は「未病」についてお話しをしてきました。
文章だけではなかなかイメージがつきにくいと思いますので、こんな図を作ってみました。 ![]() この図を見ながら改めて健康・未病・病気を整理したいと思います。 健康: 心身ともに快活に過ごせる状態。 未病: 心身のどこかに不快な症状が残り、自分の力が発揮できない状態。 病気: 臓器に明らかな異常があり、病名がついている状態。 我々の身体と心は、季節や環境の変化、ストレスなどで常に揺れ動いています。この心身の揺れ動きにより、我々の体が耐え切れないときは、心身に不調を来たし、不快な症状に悩まされたりします。このような不快症状、不調状態は、健康でもなく、病気でもなく、「未病」の範囲に入ることがこの図からもわかると思います。 しかし、未病という考え方がまだ浸透していない現在、また、「未病」の範囲はあまり検査結果などに出ることはないようですので、明らかな病名がつかないような不快症状は、“症候群”“不定愁訴”というバスケットネームの中にくくられてしまい、症状に対しての対処療法が繰り返されているように思われます。場合によっては、“気のせいですよ”“鬱かもしれませんね”と言われてしまうこともあるようです。 「未病」は健康と病気の間にある心身の不調の状態です。決して“気のせい”でもなく、“鬱”でもありません。これは病気ではなく、心身のバランスを崩している状態であり、健康とは言えません。そして、このような不快症状のある未病の状態を放っておきますと、さらに心身は抵抗力を失いますので、その症状はより深く慢性的になり、病気のゾーンへと向かっていきます。 この身体の“揺れ”による不調を、「未病」として捉えようとし、そしてその未病の段階で早く治しておこうと考えたのが、東洋医学・鍼灸医療の「未病治療」です。 もう一度冒頭にあげた図を御覧になってください。 「健康・未病・病気」と身体の状態を分類した場合、身体へのアプローチは以下のようになります。 健康・未病のとき → 予防+未病治療 病気のとき → 治療 こうしてみていきますと、「予防+未病治療」の部分が圧倒的に大きな幅をしめていると思います。そして、当ブログ「未病とは(1)」の最後に掲げた“早く治せば早く治る”の言葉通り、未病の中でも、早い段階で治療を受けることで、健康のゾーンに戻しやすいことが分かると思います。 もし、病院へ行って、どこにも異常が見つからず、病名がつかなかった場合、または、“症候群”“不定愁訴”とくくられた場合は、まだ身体は「未病」の範囲であることが多いです。このときは、東洋医学・鍼灸医療を含めた代替医療が功を奏する場合が少なくありません。昨日のブログに書きました未病チェックを参考にして、「予防+未病治療」をしてみることをお奨めいたします。 ※ 鍼灸医療は、病気のゾーンに入ってしまったものに対しても効果が出る場合も多々ありますので、そのような場合でも治療はできますので、ご相談下さい。 ※ この図は健康・未病・病気を分かりやすくするために模式的に記したものです。病気の範囲でも、予防的生活(バランスのよい食事をする、喫煙は控えるなど)が必要な場合がありますので、お気をつけ下さい。 |
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