未病(みびょう)とは?(4) 予防+未病治療として
2007 / 04 / 05 ( Thu )
 現在我々が「予防」という言葉を使うとき、どんなことをイメージするでしょうか?

 まず思い浮かぶのは、インフルエンザが流行る頃などに行われる「予防接種」というもの。そして、生活習慣病の場合などでは、そうならないための生活指導なども予防のうちにはいると思います。また、虫歯予防でしたら、毎日歯を磨いておくことが予防そのものになります。
 インフルエンザなどの予防接種の場合は、これから流行るであろうインフルエンザを予想して、それに対してのワクチンを身体に入れ、それに対応する免疫を作っておきます。そうすることで、ウィルスに感染しないように身体を作っておくものです。
 生活習慣の生活指導ですと、喫煙をしない、毎日適度な運動をする、飲みすぎない、適正な体重を維持する、といった、生活習慣病のリスクになるものを生活から除いていくことが、予防になります。

 思い浮かぶ「予防」についての具体例をいくつか挙げてみましたが、ここには、より積極的な「治療」というものはありません。
 そもそも「治療」という言葉は、病気になってから行われる医療行為でありますし、治療以前の養生を指す「予防」とは相容れず、「予防治療」という言葉は成立しません。

 一方前回までお話した「未病」について、考えて見ます。
 ここでと、改めて本文を見ますと、そこには、

「治未病」

と書いてあります。
 これは“未病を治す”ということで、「未病治療」と言うことになります。
 “予防治療”という言葉が成り立たないのに、どうして同じような意味を持つ“未病”には、「未病治療」という言葉が成り立つのでしょうか?未病治療も予防の範疇ならば、未病治療という言葉も成り立たないのではないでしょうか?しかし、こうして「未病治療」ということがすでに2000年前の原典に謳われており、そしてそれが長きに渡り実践されてきたことの証が、この「治未病」にあり、列記として「未病治療」が矛盾なく行われてきたことを示しています。

 「未病治療」という言葉がどうして成立するのか、それは、「予防」という言葉ではカバーしきれないものが、「未病」という言葉に込められているからではないでしょうか。そのあたりをまた明日のブログでお話しをしてみようと思います。


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