かぼちゃ(南瓜)
2006 / 12 / 21 ( Thu )
 明日は冬至ですが、冬至にはゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べる習慣があります。
 このかぼちゃですが、16世紀ごろにカンボジアから日本に入ってきたようで、“カンボジア”がなまって“かぼちゃ”となったということです。李時珍の『本草綱目』によると、「南瓜種出南蛮」とありますので、中国においても、東南アジアの国から持ち込まれたものと思います。
 かぼちゃはほんのりとした甘みもあり、食事にはもちろんお菓子やパンなどにも使われる人気の高い野菜の一つではないでしょうか。また、シンデレラの馬車やハロウィンなどにも登場するように、どことなく親しみのある形も人気の秘密かもしれません。
 このかぼちゃですが、緑黄色野菜でもあり、特徴的な栄養素はカロチン(ビタミンA)を多量 に含んでいるところです。カロチンは粘膜を丈夫にするはたらきがありますので、風邪に対する抵抗力を強めてくれます。また緑黄色野菜は抗酸化作用もありますので、活性酸素を除去するにも役立ちます。その他にもビタミンC、ビタミンEも含まれているということで、美容にもいい食材といえます。
 かぼちゃは普通夏に収穫されまですが、収穫後3〜4ヶ月貯蔵しておくとデンプンが糖分に分解されて美味しくなるそうで、 秋から冬にかけての方が旬であるとも言われています。
 『本草綱目』を開いてみますと、その主治(効能)に「補中益気(ホチュウエッキ)=中を補い、気を益す」 とあります。これを意訳すると、かぼちゃは“胃腸のはたらきを補い、気を増してくれる”食材、ということになります。胃腸の働きを助けてくるということは、最近のブログでお話してきましたように、身体を巡る気血の源をつくることにつながりますので、身体の基礎作りにとても大切なことになります。この冬至の時期にかぼちゃを食べる習慣があるのは、寒さで滞りがちな気血の流れや、弱まりがちになる胃腸のはたらきを助け、これからやってくる冬の寒さへの対抗策だったと思います。先人の知恵を活用するためにも、今日はかぼちゃを購入してみたらいかがでしょうか。 



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