Author:源保堂鍼灸院・堂主
表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。
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昨日、ちぎり文字の創始者の方がいらっしゃいました。当院のブログをチェックしていただいている方の中には、おぼえていらっしゃるかもしれませんが、今年の母の日に、当院近くのギャラリーで『母に贈る和紙のことば』という個展を開いた方です。 治療をはじめて身体を診ると、いつになくいろいろと思考を巡らしており、そして目もかなり使いながら、多少いらいらもして仕事をしている様子が、身体や脈などから伝わってきました。また新しいアイディアを形にしているのかな・・・と思いつつ治療を施していきました。 治療を終えてお話を伺うと、最近は慣れないパソコンを使いながらポストカードを作っていると言うことです。お持ちいただいた作品を見せていただきましたが、そのポストカードは落ち葉を使い、「一葉一会」と名づけられたシリーズです。作者の方は、いつも落ちている葉っぱに目をやりながら様々なイメージを膨らませてくれるそうで、同じ形のない無限の葉っぱの個性との出会いは、まさに一回限りの、そのときの出会い、“一葉一会”なのでしょう。 葉っぱには葉脈がありますが、それはどことなく人体の血管にも似ています。また、当院では季節の巡りを大切にしながら治療をしておりますが、この落ち葉というのは、秋の収斂を象徴するものですので、見ていてとても気になる作品です。 私の心に残る“一葉”は、菩提樹の葉っぱです。 以前スリランカに行った時、アヌラダプーラという古都を訪れました。このアヌラダプーラにあるお寺には、スリ・マハー・ボーディ・ツリーという木があります。ボーディ・ツリーとは菩提樹のことですが、この菩提樹は、インドのアショカ王の時代に、お釈迦様が瞑想をして悟りを開いたとされるブッダ・ガヤーの菩提樹から株分けされてきたと伝えられています。樹齢2500年以上とも言われているので驚きです。ブッダ・ガヤーにある菩提樹は現在のもので3代目だそうですので、このスリランカの菩提樹のほうがオリジナルに近いというわけで、仏教徒の多いスリランカの人々にとっては自国の誇りの一つとなっています。 このスリ・マハ・ボーディ・ツリーは直接手で触れることはできませんが、落ち葉が周りに落ちています。私はその落ち葉を記念にもって帰りました。その菩提樹の落ち葉を探す時も、自分が気に入ったものを探すために、一つ一つ手にとって探したものです。確かあの菩提樹の葉っぱは実家の本棚の上にしまっているはず・・・。 このときの菩提樹の葉っぱとの出会いも、確かに「一葉一会」でした。あの時のきれいな菩提樹、個性的な菩提樹の葉っぱは、今でも本棚の上に眠っているのだろうか・・・。※ 「一葉一会」のポストカードは作者のお店で注文して購入できます。他にもたくさんの作品がありますので、どうかホームページを訪れてみてください。なお、ポストカードの売り上げの一部は緑化運動の寄付となるそうです。 「一葉一会」のホームページ → こちら「ことばのお店」のホームページ → こちら
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