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『自分を活かす“気”の思想 幸田露伴『努力論』に学ぶ』 中野孝次著


自分を活かす“気自分を活かす“気"の思想 ―幸田露伴『努力論』に学ぶ (集英社新書)
(2001/11/16)
中野 孝次

この本の詳細を見る


 いつか読もうかなぁと思いつつなかなか機会のなかった一冊がこの『自分を活かす“気"の思想 ―幸田露伴『努力論』に学ぶ 』(集英社新書)でした。鍼灸師になりたての頃、この本を本屋さんで見てはいつか読もうかなぁと思っていたのですが、ちらっと立ち読みしたところがあまり理解ができなかったので敬遠していました。それから月日が経ち、あの本はまだ買えるのかなぁと思って渋谷の丸善ジュンク堂書店へ。

 ここの本屋は広いです。渋谷は大きな本屋がないところが欠点だと思っておりましたが、この丸善ジュンク堂書店ができて一気にその不満は解消。各出版社の新書もずらーっと並んでいます。この本は出版以来すでに10年が経っていますので、回転の速い新書マーケットにおいて、まだあるだろうか・・・と探しましたところ、無事に発見。

 ということで本の中身ですが、本書は、江戸時代に生まれ、明治、大正、昭和を生きた文豪、幸田露伴が著した『努力論』を題材にしたもの。幸田露伴が40代半ばに書いたもので、当時の世相はあまりかんばしくなく、国民を励ますために著したのではないかと、本書の著者である中野孝次氏は推測。タイトルも『努力論』とかなり直球です。おそらく英国のサミュエル・スマイルズの『自助論(西国立志論)』も意識されながら書かれたのではないかと思うのですが、『自助論』が西洋文化圏の中で育まれた立志論に対して、露伴の『努力論』は、江戸から昭和まで生きた生粋の日本人、東洋人による、いわば日本自前の立志論。かつて私は浪人時代に『自助論』を何度も読み返しましたが、こういった東洋思想による立志論は初めてで、しかもその相手が幸田露伴。背筋がピンと伸びます。というのも、幸田露伴のしつけは微に入細に入るものだったようで、その様子をつぶさに著した娘の幸田文による『父』などを読むと、叱りつける声までもが聞こえてきそうで緊張するのです。

 本書は、露伴が著した『努力論』の中で、著者の中野孝次氏が必読と思われるところをピックアップし、それを中野孝次氏が自分の人生と照らし合わせながら解説していくというもので、タイトルからも分かるように、その解説のキーワードとなるのが「気の思想」です。
 『努力論』というタイトルからすると、なんだか刻苦勉励、努力、根性、がんばれ!みたいなものを想像するかもしれませんが、意外にも露伴は気というものを克明に分類し、生活や人生に活かせるように解説しています。そして単純にがんばれ!気合を入れろ!という精神論に陥ることなく、具体的に気が湧き出る仕組みを紹介し、そのためにこういうこともやったほうがいいであろうと説いています。その記述を読みますと、露伴は東洋医学の身体観にかなり精通していたのではないかと思います。気と血というものが身体に流れていますが、その両方が順調に巡ることによって快活な生活が送れるようになるという東洋医学の考え方から、気というものを把握しようと努める記述は、きわめて合理的です。たぶん露伴が現代に生きていたとしたら、現在主流である西洋医学の生理学(ホルモンなど)を使って、やる気が出る方法論を伝えていたかもしれませんが、当時露伴にとって最も身近であった東洋医学の身体観で以って、身体と心の関係を把握し、その関係を元にしながら気持の改善を図ることを伝える著述は、思想的というよりは、科学的(東洋思想に根付いた科学)な視点ではないでしょうか。

 東洋医学の素養のない著者の中野孝次氏は、そのあたりの解説がしょうしょう抜けているように思えますが、それは専門家ではないので仕方がありません。むしろ、長年の作家生活の中で育んだある種の勘のようなものが、露伴の『努力論』に共通して流れているものが、“気”という東洋思想であるということに気がついているところに感服する次第です。

 日本人には日本人に合った生きる処方箋が必要だと思います。幸田露伴のような、日本人の粋を凝集した方のお話しには普遍的な価値があるように思います。そういった意味で、本書は日本人に合った気の思想を理解するための入門書であるように思います。そして、気というものを理解するために、東洋医学を学んでいる方にとってもお薦めの一冊になります。

【その他参考図書】
努力論 (岩波文庫)
五重塔 (岩波文庫)

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