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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


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夢二とともに

 患者様(中川さくたろさん)より、来年のカレンダーをいただきました。開業以来のご縁で、毎年いただいております。最初に見せていただいた時のインパクトから、変わらずの新鮮さを受け取っております。


 来年のカレンダーは、竹久夢二の文字。

 カレンダーの表紙はこんな感じです。

ミサワホームカレンダー 竹久夢二2014年 photo by 表参道・青山・原宿・外苑前・渋谷・東京都内のはりきゅう院 源保堂鍼灸院 肩こり・腰痛・生理痛・頭痛・眼精疲労・不妊症

 この表紙に使われている筆跡は、大阪毎日新聞が大正2(1913)年に行った『名家の嗜好』というアンケートに回答をしたものだそうで、一つ一つ見てみるとけっこうおもしろいものがあります。
 例えば「色彩」には、「女の皮膚と太陽」なんてところが(^_^;)

 表紙をめくってみますと、

ミサワホームカレンダー竹久夢二2014年 photo by 表参道・青山・原宿・外苑前・渋谷・東京都内のはりきゅう院 源保堂鍼灸院 肩こり・腰痛・生理痛・不定愁訴・頭痛・眼精疲労・不妊症

 夢二らしいイラストが入っています。

 数字は細くて繊細なイメージですよね。
 やっぱりそれは、夢二っぽいような?


 今でいうマルチクリエイターである竹久夢二。名前のように、たくさんの夢を見ていたのでしょう。

 来年2014年は竹久夢二生誕130年、没後80年という記念の年。
 いろいろなところで夢二の作品を目にすることが増えそうですね。

 夢二とともに、来年は夢の多い一年となりますよう願っています。


 ちなみに・・・
 現在このカレンダーを使ったミサワホームのCMが流れています。もともとこのカレンダーは、ミサワホームでお家を建てられた方に贈られるもの。ですので、CMもミサワホームのもの。

 それがこちらです。




 このCMも、中川さくたろうさんが手がけたものです。

 あしたのデザインをあなたへ


 いいコピーですねぇ。



【関連情報】
中川さくたろうさんもまた、マルチなクリエイター。
ちぎり文字をはじめ、CM制作、キャッチコピー、ブランディング、さらにはマヤ占いなどを手がけております。
中川さくたろうさんのお仕事の詳細はこちらから
□ ことばのお店



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テーマ:日記
ジャンル:日記

薬の多用にはご用心を

 少し長い引用になりますが、ある本の文章を抜粋させていただきます。

僕は現在、新潟大学の名誉教授という肩書きを頂戴しながら、東京にある介護老人保健施設の施設長としても多くの高齢者の医療に携わっています。入所される方は本当にさまざまな病気をお持ちですが、患者さんたちの「お薬手帳」を見ると、愕然とさせられることが度々です。
毎朝の高血圧、高脂血症の治療薬に始まり、寝る前に飲む睡眠薬まで、複数の医師からゆうに10種類以上の薬を処方されている方が少なくないのです。中には20種類薬を飲んでいる人もいます。
そんな状況を目にするたび僕は「これを全部飲んだら病気になってしまう・・・」と考え込んでしまいます。



 この文章は、怪しい代替医療の薬嫌いの先生が書いたものではありません。著者は、新潟大学名誉教授である岡田正彦氏が書いたものです。医師の中にも怪しい水や、根拠のない健康法を流布する人もおられますが、この岡田正彦氏はそのような類いの方ではありません。岡田正彦氏の本は数冊読んだことがありますが、奇をてらったようなものはなく、エビデンス(根拠)のしっかりした論文を比較検討しながら信用できるものを抽出して結論を導き出す、とてもオーソドックスな手法の書き手です。引用した文章は、学問的にとても誠実な方によるもので、薬とあらば何でもかんでも否定するファナティックなアンチ本ではありません。にもかかわらず、こういった話になってしまうのは、そもそも薬が持っている副作用や、複数の薬を摂ることによって起きる複合的な副作用もまた事実としてあるからなのでしょう。

 私自身は、薬は必要であれば摂るべきだと思います。例えば今目の前で大火事が起きているのであれば、とにもかくにも消火活動をしなければなりませんので、薬を使ってでも止めるべきものは止めたほうがいいと思います。鍼灸で対応できるものもありますが、即効性を考えたら、鍼灸よりも薬の方を適宜必要なときは摂るべきだと思います。

 しかし緊急を要する大火事でもない状態で、薬を摂ることはどうかな?とは思います。また、効果が出ていないものを、「とりあえず」という曖昧な医師の裁量で飲んでいるのもまた、どうなんだろう?と思います。そしてこの引用にもあるように、大量の薬を飲むことはどうなんだろう?とも思います。

 鍼灸の臨床をしていますと、「とりあえず」の裁量で薬を飲んでいる方が意外に多いもので、それで「症状は治っていますか?」とお聞きすると、「いや、別に変わりません。」という答えが返ってくることもしばしばです。そしてこういった方の脈を拝見すると、あるところの脈、例えば肝臓や胆嚢の状態が出る位置にぶっとくなった脈を見つけることがあります。こういった場合は、副作用の蓄積を考えなければなりません。

 繰り返しますが、私自身は薬を否定はしません。適宜必要です。
 しかし、必要でない薬を飲まされている方は多いという印象を受けます。
 私は鍼灸師ですので、薬の指導は法律で禁じられていますので、アドバイスをしたり口を挟むことはしませんが、もし今お飲みになっている薬で症状が好転していない場合や、処方されているお薬に疑問がありましたら、掛かりつけの医師に相談して薬の検討してもらうことがいいと思います。身体の状態が変わって効く薬も変わる可能性もありますので、そのような変化もちゃんと伝えて処方されることをお薦めいたします。

 また、自分である程度考察しておきたい場合は、薬の時点のようなものを一冊持っていると参考になると思います。


【上記の引用文の書籍】

死ぬときに後悔しない 医者とクスリの選び方死ぬときに後悔しない 医者とクスリの選び方
(2013/10/12)
岡田正彦

商品詳細を見る


【薬の事典など】

カラー図解 薬理学の基本がわかる事典

くすりの事典 2013年版―病院からもらった薬がよくわかる



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テーマ:最近読んだ本
ジャンル:本・雑誌

Q. 施術者が邪気を受けることってあるんですか?

A. ありません。

 鍼灸をはじめ、マッサージや指圧など広い意味でのボディワークに携わる方の中には、「患者さんから悪いものをもらった」と言う人がいます。ここでいう“悪いもの”とは、風邪とかインフルエンザのようなウイルスや菌のことではなく、何というのか、霊的な目に見えないもののことを指してるようで、施術者の中には、そういったものを患者さんからもらったから自分の体調が悪くなったと言う人もいるようです。
 当院に通われている患者様の中にも、そういったことを言う施術者の治療を受けたことがあると何度も聞いたことがあります。

 しかし、そういったものはありません。

 東洋医学の原典となる『黄帝内経』に、「邪気」という言葉が出てきますが、これは霊的なものでは決してなく、天候の変化や風邪のようなウイルス・細菌性の外からやってくるものを言ったものです。『黄帝内経』には、霊的な意味での邪気は出てきません。

 では、なぜそのような「もらう」というのでしょうか?

 それは、私が思いますには、技術面や精神面で施術者が未熟だからだと思います。身体を診ると言うことは、まずは施術する側の心身が安定していないといけません。様々なストレスに押しつぶされそうな現代の中では、なかなか難しいことではあるのですが、この仕事をする上でのマナーだと思います。もちろんときには腹立たしいこともありますし、哀しいときもありますが、なるべく冷静に、なるべく安定してという心がけは大切です。
 しかし、そのプレッシャーに耐えきれないときは、施術者自身も心身が安定できずにいます。そういったときに、施術者自身が軽い気分障害(今日は気分が乗らないなぁといった気分の不安定な状態)となってしまい、その状況で何か患者さんに気に障らないことをされたり言われたりしてカチンと来たものを「もらう」と思ってしまうのだと思います。

 そしてまた私がこの「もらう」という施術者をいぶかしく思うもう一つの理由は、患者さんへのまなざしが足りないのでは?と感じることです。
 「患者さんが発する邪気 = 悪いもの = それを自分がもらう」という図式でしょうが、ひどいと思いませんか?患者さんを悪者扱いするなんて・・・。もし病気の方がいわゆる霊的な邪気ばかりであれば、聖路加病院の日野原先生のように健康で長寿を生きることはできないのではないでしょうか?仮に、1万歩譲ってそういった霊的邪気があると言うのであれば、逆に、日野原先生のような立派な生き方を目指すのが施術者の生きがいや目標であって、それを「邪気をもらう」などと毛嫌いして吹聴してはいけないと思います。

 先日のブログでスピリチュアルや精神世界のことを少し書きましたが、この世界の方もよくそういうことを言うようです。しかしこれもまた、私が思いますには、勘違いがほとんどだと思います。人の弱みにつけ込んで、邪気がついている、霊的に悪いものがたたっているなど言うのは、言語道断です。

 代替医療、スピリチュアル、精神世界などなどで、霊的な邪気の話を振り回す人にはご用心ください。



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テーマ:スピリチュアル
ジャンル:心と身体

伊勢神宮に行けないならば

 今年は出雲大社の遷宮と伊勢神宮の遷宮が重なった一年でした。患者様の中にも御参拝をされた方が多いようで、そのお話しを聞きますと、私も行きたいなぁと思ったりしています。しかし参拝する方が尋常なく多いと聞くと、なら落ち着いたらでいいかなって思います。

 かつて私は山伏をかじっていました。過去恥部です。そんなことをする必要はなかったと、かなりの遠回りだったと反省しています。今は全くその手のことはしておりませんが、しかしそうはいっても日頃の感謝を伝えに毎月一日や十五日は神社には行ったりはします。と言っても、かつてのようにあちこちの神社に行くわけではなく、氏神様と明治神宮くらいです。そして日本の神社の中枢である伊勢神宮は特別ですので、できたら一年に一度は参拝したいと思っています。

 そんな具合ですので、真新しくなった伊勢神宮には行きたいなぁと思ってはいるのですがなかなか時間を取ることができませんし、わざわざ混んでいるところに行くのもなぁ・・・と失礼をさせていただいています。

 でも、

 だからといって?
 自分の運気が下がるとか思いますかって?

 いえいえ、全くそうは思いません。


 中にはパワースポット信仰と称して、いろいろと出歩く方もいるようですが、それで何が変わるというのでしょうか?スピリチュアルの先生の中には、自分がお参りをすることでそこからパワーを得るとか、逆に自分が祝詞を上げることでそこの土地のパワーが上がるとか上から目線のようなことをいう人がおりますが、それはないでしょうね、きっと。遠くの神社に向かうにしても、何を求めて出歩くのか、その辺りが大切ではないかと思います。

 かつて私も、何かを求めて修行をしてきました。滝修行をしたこともありました。しかしそれ自体で奇跡が起きるわけではなく、何かが起きるわけではありません。逆にそこに足を踏み入れたがためにおかしくなってしまう人もたくさん見てきました。
 ですので、興味本位や御利益信仰で深みに入ることがないように願います。


 岡本太郎の著書で、「法隆寺が焼けるならそれでけっこう!自分が法隆寺になればいい!」という言葉があります(ちょっと今近くにその本がないのでうろ覚えの状態で書いていますが)。

 そこで私は思うのです、

 自分が伊勢神宮になればいい!

 ということです。

 これは決して、自分が教祖や神になるとかという傲慢な意味ではなく、自分のこころの中にある神様を大事にしていこうという、より謙虚な意味です。

 キリスト教でも、我々人間は神の子であると言っています。
 ならば、神の遺伝子を抱いているのだから、それを発現させればいいだけではないでしょうか。

 でも、人間はとても弱い我を持っているがために、道を外れたりします。だからときどき神社に行って手を合わせてみたくなるのでしょう。

 ならば、自分が伊勢神宮そのものになる、そういう生き方を目指す、そうしたらもう別に伊勢神宮に参拝する必要もなくなるんでしょうね。


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