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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


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天才じゃないから。

 12月31日大晦日。

 開業してから毎年この日も仕事をしています。開業当初は暇な日も多かったのですが、大晦日もそれに違わず暇でした。だいたい午前中には予約が終り、その後は大掃除に取り掛かるというパターンだったと思います。それがありがたいことに、最近の大晦日は夕方、夜まで忙しくしていることが多くなりました。

 大晦日まで仕事をしていますと、「よくやりますねぇ~」と同業の方からも言われたりするのですが、前にもこのブログでも書いたように、私の実家は和菓子屋を営んでおりますので、年末は鏡餅や伸し餅の注文で大忙しで、休んだことがありませんでした。また、実家は箱根にありますので、箱根駅伝や箱根神社への参拝の方で賑わいますので、お正月も休んだことはありません。そんなこともあってか、年末年始は仕事をするものだと小さい頃から自然と身についていますので、それほど苦ではありません。

 ということで、大晦日でも仕事をするというのは自然なことなのですが、もう一つ大晦日までは仕事したいという理由があります。

 それは、「感覚を維持したいから」というものです。特に感覚でも、脉診の感覚が一番大切です。患者さんの脈から身体の情報をキャッチするのが脉診ですが、これはかなり微妙なタッチが必要とされます。逆に言えば、微妙なタッチと感覚を妨げるようなことはできません。それはギターを弾くこともそうですし、重い荷物を長時間手で持つのもそうですし、ラケットのようなものを使うスポーツもできません(剣道の名人クラスですと、力を抜いて構えるために、かえって手は柔らかくなるそうですが、そこまでのレベルに行くまでの過程で手は酷使してしまいますので・・・)。

 そしてもう一つ大事なのが、「脈を診ることを続けること」です。間が空いてしまうと、脉診の感覚が鈍るのです。もちろん脉診にも天才の人がいますし、名人クラスになれば、ちょっとやそっとでその感覚が鈍くなると言うことはないでしょう。しかし私のような凡人は、とにかく触ってその感覚を維持していかないといけません。また脈だけではなく、鍼を持つ感覚もとても大事で、特に私の場合は鍼管という管を使わないやり方ですので、鍼を持つ感覚も維持する必要があります。

 師匠の勉強会に入門したとき、帰り際に初めて師匠と握手をしたことがあります。そのときに師匠は、私に向かって、「あんたのこの手でものになるかなぁ。」と厳しい表情で伝えたことがあります。そしてその何年か後に再び握手をしたときに、「少しはましな手になってきたなぁ。」と少しばかり誉めてくれたことがありました。私はそれが嬉しくて仕方なかったのですが、まだまだ気を許すと手は元に戻るのではないかと思ったりします。

 師匠は冬になると必ず手袋をしていました。私が冬に素手でいると、「もっと手を大事にしろ!」と叱られたものです。

 このように、脉診をする鍼灸師にとって、指先の感覚はとても大切になります。その感覚を大切にするためにも、あまり長く休みを取って間を空けることが怖かったりもします。鍼灸師になって今年で12年、開業してから今年の2月で丸7年。ある日突然脉診がすごくうまくなっている・・・なんてことはこの凡人にはありません。だからこそ、コンスタントに仕事をさせていただく、その環境を与えてもらっていることがありがたいです。


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鍼をするしか脳のないやつさ~♪

 先ずはこの曲をお聴きください。

 RCサクセション、『よォーこそ』。



 この曲は、RCサクセションのオープニングを飾る曲で、メンバー紹介を歌にしてしまったと言うなんともご機嫌なナンバーなのです。

 ギターの仲井戸麗市を紹介するときに、

ギター弾くしか脳のないやつさ~~♪
と歌います。

 そう、私はこのフレーズを聞くと、私は「鍼をするしか脳のないやつさ」と聞こえることがあります。

 私は例年通り、大晦日も仕事をします。

 それは何故か?

 それは、私の生き様は鍼でしか表現できないのだから。

 鍼をするしか能がないのです。

 だったら、大晦日まで鍼をする。

 一年の仕事を終えて食べる年越しそばは、最高なのです。生き様がつまっているから。

 鍼をするしか脳のないやつさ~~♪

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才学の人は貧しい - 『楽訓』 貝原益軒著より

才学の人は貧しい   『楽訓』 貝原益軒著より

【本文】
私などが経書や史書にかかわりをもつようになったのは、緑が深かったのであろうか。書に向かうと、いつとなく、このうえなく楽しく思われるのは、天から幸福を恵みくだされたのである。およそ天がものをつくることで、二つとも完全というのはない。あちらもこちらも足りているのはまれである。だから、こちらを得ればむこうを失う。たとえば、花が美しいと実がよくないし、実がよいと花が美しくないようなものだ。千の花弁のある花には実がならない。だから、才学のある人は多くは貧しい。才学があってまた冨貴なら、二つとも足りた幸いである。これは得がたいものが理であるから、こういう人は世にめったにいないだろう。才学のある人が富んで貴く、幸いが並ぶというのは、天が惜しまれるところだから、むずかしいことだ。また天がこういう人を貧賤に苦しめたもうは、その人によってその徳を玉にしようとされているのだという理もあるだろう。才学という幸いがあったら、貧賤で運が向いてこないことを悲しんではいけない。私などが、こういう愚かな心で、もし冨貴でさかんにおごり、怠るのが習慣になったら、学問を嫌い、道に志がなく、楽しみがなかっただろう。だから、みずから貧に甘んじて、冨貴をうらやんではならない。


 こっちを立てればあっちが立たず、あっちを立てればこっちが立たず。人生とは何ともうまくいかないものだと、今よりも若い頃はよく思ったものです。しかし最近では、自分の人生、まぁこんなものだろうと覚悟を決めています。

 鍼灸師になり立ての頃も、マッサージも鍼灸もなんでもマスターしてやろうと意気込んでいたものです。たとえば鍼灸だけでも3、4くらいの勉強会に参加していました。しかしだんだんと自分の方向性が見えてくる中で、自分の才能のなさにも直面し、このままあれもこれも全部やろうとしたのでは、結局一つもものにできないだろうと思うようになり、それからは“東洋医学らしい鍼灸”“東洋医学を盛り込んだ本治法”というものを追究していくようになり、今日に至ります。
 
 表参道で鍼灸をやっているというと、「え?小顔にできるんですか?」とか、「美容鍼灸やってくれますか?」と聞かれたりします。たしかに周りにはそういったことをしている方も多いようです。患者様の中にも、「美容鍼灸をやったほうのがもっと患者さん増えますよ~。」とおっしゃるかたも。しかし、私はそんなに器用じゃないんです。無骨なロックなんです。70年代のロックのような感じなのです。でも、未だにビートルズはみんな聴くし、ストーンズだって現役です。表参道にあっても、ロックな鍼灸は追及できるのです。

 東洋医学らしい本治法を追究していますと、ダイエットも研究できるのです。ダイエットは基礎代謝の問題なのですが、それを上げるために必要なものは何か?ということを、東洋医学の言葉で説明したらどうなるか?そういった視点で読み返すと、古医書の中にヒントがちゃんとあるのです。そうしますと、わざわざダイエットを謳う必要もなく、いつも通りにロックを歌えばいいのです。また、本治法をしますと、皮膚の艶が出てきます。これは身体の表面を守ってくるものなので、結果として美容的な効果にもつながります。

 私は不器用で、才学もありません。ですので、もうこれをやるしかないのです。しかし一つのことを追究することで、副次的なこともできるようになりました。そしてまたそれが本治法の理解にもつながり、鍼灸・東洋学を勉強する楽しみにつながっていると思います。

 イチローのように、走攻守すべてが揃った規格外の選手もいます。世の中は広いので、すべてが揃った鍼灸師もいると思います。臨床歴の浅い鍼灸師の方には、自分の可能性をかけてイチローを目指して欲しいと思います。しかし私はイチローを目指すのではなく、バントの得意な選手や、塀際の魔術師のような選手、そういったところからじわじわと追究していく、そんなタイプなんだろうなぁと思う、鍼灸師11年目が終わろうとする現在の心境です。

 話はだいぶ飛んでしまったようですが、貝原益軒が言うように、自分には恵まれたものがなかったために、とにかくやるしかなかったという環境が、自分を育ててくれてきたように思います。そしてそういった環境にあって、本治法を追究する師匠に出会えたことは、それこそが最大の神様からのお贈りもの(縁)であったと思えるのです。




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読書の楽しみ  - 『楽訓』 貝原益軒著より

読書の楽しみ     『楽訓』 貝原益軒著より

【本文】
 およそ読書の楽しみとは、色を好まなくてもよろこび深く、山林に入らなくても心のどかに、冨貴でなくても心ゆたかになることである。人間の楽しみでこれに変わるものはない。天地・陰陽をもって道の法とし、古今天下をもって心を遊ばせる世界として、そのおもしろさは至って大、限りなく広い。一日書を読んでいる楽しみは最高である。聖賢の書を読んで、その心を得て楽しむのは楽しみの極致である。そのつぎに昔のことを書いた歴史には、わが国では神武天皇より今年まで二千三百七十年、中国では黄帝より今まで四千四百年の間のことが載っている。だから中国と日本の歴史を見ると、遠いいにしえのあとが目の当たりに明らかに見えて、自分がその当時に生きていた心地がし、数千年の長生きをしたようだ。この楽しみもまた大きい。目前のことだけを見て、昔の文章を知らないのは、ひどくかたよったことである。「人古今に通ぜざるは、馬牛にして襟裾(着物を着ること)す」と韓退之(かんたいし・韓兪、唐の文筆家)もいっている。古い本を見ず、いにしえの道を知らない人は万事理に暗く、いろいろのことを知らない。まだ夢が覚めないもののように迷って一生を過ごす。これは大きな不幸である。およそ古今の書に通じて、理をきわめ、事を知っていると、見ること聞くこと万事の理に疑いがなく心のうちは大いに楽しい。いにしえの書を知らないと、中国のことも日本のことも、古今天地のうちに満ち満ちている理も事もみな分からないといえよう。


 いつの頃からか活字離れが進んでいるといわれ続けています。しかし巷には本屋が多くあり、いつ行ってもけっこう人が入っているものです。また、活字から離れているとは言うものの、こうしたブログやフェイスブックなど、文字による伝達が主流で、そこから流行が生まれてくる時代でもありますので、あながち活字離れが進んでいるともいえないのかもしれません。むしろ毎日様々なつぶやきや文章が飛び交う時代となって、かつてないほどに活字文化は滲透しているといっていいのかもしれません。

 しかしこういう時代になると、常に新しい情報が優先されていきます。ツイッターなどはその典型で、タイムラインと呼ばれるつぶやきの表示が、次から次に上から下へと流れていきます。確かに新しい情報には価値があります。私たちは“今”という時代を生きているのですから、今の情報は価値があるのは当然です。
 でも、私たちの足元には、これまで歩んできた人々の歴史があります。歴史の延長に私たちが存在しています。そうなると、単に新しい情報だけではなく、過去の歴史を紐解くことで、多くの生きるヒントを得られることになります。

 私は古医書を元にした鍼灸施術をしています。『黄帝内経』『難経』といったものを主にしながら、その後に出された注釈書などを読んでいます。最近では清の初期に書かれたものを読了しました。その中には、命門の解説、腎中の火の解説など、東洋医学の根幹に関わる記述も多数あり、とても参考になりました。これもまた、人類の歴史で、人類の遺産と言えます。そしてこれらの本を読むことにより、私自身の喜びになるとともに、これを患者様にフィードバックしていくことで、周りの方の歓びにもつながります。

 日本の歴史、近現代の歴史を学ぶことは、未来の日本を考える力になると思います。活字離れと言われないように、これからも読書を楽しんでいきたいと思います。



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物議をかもすサンタ!

 12月25日は鍼灸院の大掃除をしていましたが、終わった後、ささやかながら近所でケーキを購入してまいりました。

 ケーキの上に乗っているサンタがすごいんです、表情が。

 すごい目をしてのこぎりを持って・・・。

 シュールすぎやしないですか、これ?

111227cake.jpg

 お店の人に尋ねたら、「けっこう物議をかもしてるんですよ、このサンタ。」とおっしゃってました。

 やはりみんな同じように感じているのでしょうかね。

 ケーキは、サンタさんの顔に似合わず、おいしかったですよ~♪

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熱い二つの視線!

 昨日は鍼灸院の大掃除をしていました。特に今回はベッドのある施術室のワックスがけを完璧にすべく、一度部屋の荷物をすべて外に出しました。かなりの大事になりましたが、この時期にやらねばいつやるのだ!という気合を入れての大掃除。

 すこし余裕ができてお茶を淹れ、ふ~~~~っと息を抜くと、熱い視線を感じるのです。

 見ているではないですか、こちらの姿を!!

111226shisen.jpg

 ちょっと!

 そんな風に傍観してないで、

 猫の手も貸して!!!


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がら~んとした施術室を見ながら

 本日は休日返上で大掃除です。

 毎年この時期は大掃除をしますが、今回はさらにしっかりやろうと、ベッドなどの備品をすべて外に出しての大掃除。窓、窓枠、床拭き、そしてワックスがけ。

 いつもは所狭しとベッド三台置いておりますが、そのベッドを外に出してみると、なんともがら~~んとしてしまいます。踊れるくらいです。

111225oosouji.jpg

 今から7年前、その年の夏の辺りから物件探しを始めました。なかなかいいのが見つからず、あっても鍼灸院はちょっと・・・と断られることもしばしばでした。そんなことを繰り返しているうちに季節は冬。年が明けて一月くらいに、現在の表参道のマンションが見つかりました。正直、私は往診でやってきた身分でしたので、果たしてここでできるのか?もしはじめてしまったら失敗は許されないぞ?大丈夫なのか?今ならまだ断ってもいいんだぞ、自分?と様々な思いが去来しました。しかしこういった機会は早々あるものではないですし、とにかくやるしかないだろうと気持を奮い立たせて、そして同時に、大丈夫、大丈夫、きっとうまくいくはずだ、大丈夫、大丈夫と何度も自分の心の中で自分自身に言い聞かせていました。

 最初の3年間はとにかく低空飛行。さすがに4年目は考えました。しかしどうにかこうにか続けてこれたのは、ほかでもない患者様のおかげです。おかげさまで、来年も無事にお正月を迎えることができます。

 ベッドや棚などをすべて外に出し、がら~んとした広い部屋をじっくり眺め回しました。7年前に始めてこの部屋を訪れたとき、自分の人生がどこへ向かっていこうとしているのか不安になりながらも期待を持ち、自分にとってはもったいない場所であるとは思いながらも、とにかくやろう、気持を込めていこう、360度気を配ろう、とやってきました。

 ふたたびがら~んとした部屋を見て、開業する前のことを思い出しました。初心にかえって、気持も新たにがんばっていきます。大掃除をした施術室でお待ちしております。

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コラム更新 『東洋医学は何を観ているのか?』

 ホームページ上に連載しているコラム、『東洋医学って何?』を更新しました。

 身体の中で何が起きているのか?

 どうしたらその不調を治すことができるのか?

 東洋医学は、身体が発している情報を収集、分析して治療に入ります。

 鍼灸師がどんなことを見ているのか?

 そんなことを書きましたので、お時間がありましたらお読みくださればと思います。

□ 『コラム 東洋医学って何?』 「東洋医学は身体の何を観ているのか?」

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表参道だからって・・・

昨日は木曜日シフトで早めに仕事を終えました。

その後近くのカフェに行きました。

治療院の郵便受けに、何度か案内が入っていたので前から気になっていたところです。コンセプトがおもしろいと思ったので、どんなものかと楽しみにして行ったのです。私自身も、あわよくばカフェを開きたいという夢があるのですが、それは「忌野カフェ」というもので、清志郎の音楽を一日中かけ続けると言うもの。もちろん店員はみな化粧をしてお迎え・・・というコンセプトだけは持っております(笑)
ということで、いつか来るかもしれない自分の夢実現のために、何かの参考になるかと思って行ってきました。

しかし、少々・・というか・・かなり・・というか・・今よく使われる“残念な感じ”いっぱいでした。郵便受けに入っていたチラシによると、コンセプトはとても好感が持てるもので、たいへん賑わっている様子でした。なので、とても期待して行ったのですが、何ともはや。

 私が思うに、たぶんこのお店は、カフェをオープンした時点で満足してしまったのだろうと思うのです。オープン後に、表参道という街にふさわしいように自らをチューンアップしようとする向上心や、より表参道にフィットしていこうと言う修正をしてきた形跡が全くないのです。
私は普段遅くまで仕事をしているので、表参道のお店に詳しいわけではありませんが、この街であってさえも、最近このようなお店が増えているような気がします。今はまだ表参道というネームバリューで足を運ぶ方も多いですが、気をつけないとこの街全体が地盤沈下をしてしまうのではないかと思います。

 おかげさまで私もこの表参道仕事をさせていただいて6年と10ヵ月。来年の2月でまる7年となります。開業当初は無事にお正月を迎えられることが奇跡的でしたが、ふんばってふんばってなんとかやってまいりました。そこで少し周りを見る余裕ができたのですが、ふと振り返ってみると、この6年9ヶ月の間に、何軒ものお店が出来ては消えていきました。あそこにあった服屋さん、もうなくなっちゃったなぁとか、あそこにあったカフェ、やっぱりだめだったかぁ・・・など、街の新陳代謝は終わることなく、消えてはまた新たなお店ができようとしています。
 表参道はお店の移り変わりが激しいと良くいわれますが、このごろ私は、景気の問題ではなく、やはりお店側の問題が多いように思います。表参道というだけでやけに料金が高かったり、やけにかっこつけていたり、はたまた今時まだバブルの感覚でやっているようなところもあって、時代の空気とのずれを感じるお店がけっこうあります。表参道という街は、ブランドショップが立ち並んで高級な感じがしますが、銀座と違ってコンパクトにまとまっており、より親しみのあるやさしい街だと思うのですが、そういった側面が消えつつあるように思えてなりません。

 私もこの街で仕事をさせていただいている人間の一人として、表参道を代表する人間になれるように、一歩一歩丁寧に歩を進めていかなくてはいけない、地に足をつけていかなくてはいけないと、残念なるカフェでさみしいコーヒーをすすりながら思うのでした。


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柚子

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 本日は冬至です。お日様が出ている時間が一番短い日になります。しかし、今日が一番短い日で、明日から少しずつ日が長くなります。日が復活すると言うことで、漢の時代は冬至をお正月とした時期もあります。また陽気が一つやってくるということで、「一陽来復」と呼ばれるお札を配ると言う風習があったりします。

 当時の日は柚子湯に入るといいといわれていますが、どうしてなのだろうと調べてみようと、『本草綱目』をはじめとする本草書と呼ばれる分野の書物を何冊か紐解いてみました。しかし一番詳しく載っていた『本草綱目』でさえも、どうして冬至に柚子湯に入るかということは書いてありませんでした。柚子湯に入るといいという記述すらなかったので、柚子湯に入るのは日本独特の習慣なのでしょうか?まだ少し調べてみる余地はありそうですね。個人的な意見としては、形や色が太陽に似ているから、太陽の復活を表わしているのかなぁと思ってみたりしていますが、どうでしょう?

 ということで、冬至にどうして柚子湯に入るのかはわかりませんでしたが、『本草綱目』に載っている柚子の主治を記しておこうと思います。

【柚子の主治】
食を消し、酒毒を解いて、飲酒した人の口の気を治す。そして腸胃の中にある悪気を去る。


 忘年会が続くこの季節、二日酔いの予防に、柚子の入った味噌汁でも飲んでみてはいかがでしょうか?



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笑ってるのかな、シロ

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 今年撮った写真を整理していたら、やはり鍼灸院の裏に来ている猫の写真が多いこと、多いこと。今年は春先に新しいカメラを購入したので、かなりたくさん撮っていますが、それにしても猫が多い。

 この写真は裏に来ていた白い猫。このブログにもたびたび登場するアイアイ、姫と姉妹です。しかし、この子はいつの頃からかうちに来なくなりました。身体が一番大きかったので、なわばり争いに巻き込まれてしまったのでしょうか。それとも誰かに拾われたのかな。

 身体が一番大きく、カリカリキャットフードに一番がっついていましたが、順番を教えてるといつもおとなしそうに待っていたり、姫やアイアイが甘えているのをうらやましそうに後ろから覗き込んでいることもありました。

 今はどこにいるのかなぁ。

 クリスマスは、あたたかい部屋で過ごしているのかも。どこかでまた会えるといいなぁ。


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ギブ&テイクでもなく、ウィンウィンでもなく

 今年は保険の見直しがありました。母親の友達が営業をやっているということで、昔から朝日生命に入っております。どれがいいのかはっきりとはわからず、何となく続けていました。しかしそれではいけないだろうと、これを機会に保険の窓に行ってみたり、自分なりに勉強をしてきました。そんなこんなでお返事が遅れていたら、とうとう営業の方は痺れを切らしてしまい、「わたしが瀬戸さんの治療を受けますから、その分で保険を払ってください!ギブ&テイクでいきましょう!」と強く言い寄られました。私はどうもギブ&テイクという関係が昔から嫌いで、もうダメだと思ったのですが、強引に判子を押されてしぶしぶ合意しました。

 というこで、その後どうして自分はギブ&テイクが嫌いなんだろうって考えたのです。

 そこで思ったのは、ギブ&テイクというのは、自分のテイク(取り分)を期待するからギブ(与える)するということで、明らかに自分のテイクが先にあってのギブなのです。ですので、テイクがなくなる、つまり今回の私の例で言えば、保険料が払えなくなるとか、保険を解約すると言うときには、ギブという行為はなくなります。私は、こういった何かを期待して与えると言う発想がどうも馴染めません。それならば最初からギブなんていただかなくてもかまわない・・・と思ってしまうほうです。ですので、今回の場合、私は「私はギブ&テイクという関係は好きではないので、私の治療は受けないでください。私もそんな気持でやっても効果を出せませんので。」と丁重に断りました。

 そんな話をしながら、半ば強引に押し切られながらも、そのときに、「どうしてそんなに一生懸命なんですか?」と、朝日生命の営業の方に聞いたら、「各地域の営業所が契約数を競っているんです。契約を取ると、神戸牛かうに、蟹などが会社からいただけるんですよ~。」ということでした。そして、「もし瀬戸さんが契約してくれたら、私がもらう分を瀬戸さんに送ってもらうようにしますよ。」とも言っておりました。それを聞いて、やっぱりテイクが先なんだなぁと思いました。悲しいと言うのか、こんなもんなのかというのか・・・。朝日生命も、こういったことにお金を使うのであれば、その分加入者の保険料を安くしてもらいたいなぁというのが私の本音です。

 また、最近ではビジネスの世界ではギブ&テイクではなく、ウィン・ウィンとよく言われます。これは、一方的にどちらかが利益を得るのではなく、お互いが利益を与え合うような、お互いが同等の利益を得られるような関係のことをいいます。鍼灸院で仕事をしていますと、ときどきネットの業者などから営業の電話がかかってきます。そのときに営業の方が、「当社のシステムを使ってもらい、御社の患者数も増えていく、そんなウィン・ウィンの関係を築きませんか?」と、まるで殺し文句のようなことを言う方が増えています。しかし考えてみたらどちらがどれだけウィンなのかはっきりとしません。それで私が営業の方に、「そちらのシステムを使って患者さんの数が減ったら補償はあるのですか?」と聞くと、「いえ、これはシステムを提供するだけで、患者さんが増えるかどうかという保障をするものではありません。」という・・・。これってウィン・ウィンなの??って思ってしまいます。そしてギブ&テイクと同じように、ウィン・ウィンも、結局はまず自分のウィンあってのウィン・ウィンであって、相手のウィンを先に尊重すると言うことは全くないようなんです。

 と、少し愚痴っぽくなってきてしまいましたが、ギブ&テイク、ウィン・ウィンという関係は私は嫌いで、じゃあ、何がいいのか?というと、

 トラスト&トラスト = 信頼と信頼

 でしょうか。最後まで相手を信じるという信頼。そういった信頼のもとで付き合える関係。そういったものがこれからは大事になると思うし、自分はそうありたいと思います。裏切られても、大丈夫?と思えても、そこに信頼があれば何も怖くはないし、不快感もないです。そういった心の交流のつながりが大切だと思います。そうなれば、自分がもらうことを先に考えないようにもなるのかなぁと思うのですが、いかがでしょうか。


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日本の技術は今いずこ

 フェイスブックで交流させていただいている方が、こんなことを書いておりました。



以下引用


世界中で出回っている日本製の多くのオーディオ製品のかなりの比率・・・恐らく80%以上が中国で作られています。
その結果・・・
・中国の技能者の質が急速に上がりました。
・木工技術、半田の技術、組立技術も高度になりました。
・最新鋭の機械が整備されるようになりました。
・中国人だけで、モノが製造できる体制ができ、事実有力なメーカーも出てきました。

さて、日本は・・・
・職人や技能者が減りました。
(と言うより、いなくなった)
・機械が旧式化しました。
・日本で作ると中国で作るよりも品質が悪く、原価も非常に高いものになりました。

こんな国を私たちは望んでいたでしょうか?
技能者の居ない技術立国は成立すると思えない。

ちなみに、イギリス、デンマーク、オーストリアなど多くのオーディオメーカーが自国の工場で職人により作られています。
それほど安売りはしていません。
開発から生産まで効率的な体制を整え、世界に向けてビジネスをしており、その多くは従業員が数十人の中小企業が中心です。

この差は、どこにあるのでしょうか?




 この文章を読んで、日本の技術が底辺から崩れていることを感じました。


 私は鍼灸師という技術で勝負する世界にいます。ここ数年鍼灸界では鍼灸の国際化ということが言われ続けています。例えば中国・韓国・日本で標準ツボを設定したり、鍼灸のグローバルスタンダードを作ろうという動きがあります。
 中国は鍼灸の本場として、韓国もまたそれに追いつけといわんばかりに国をあげて応援しています。しかし日本は・・・というと、全くといっていいほど盛り上がっていません。鍼灸学会などでは、日本鍼灸の優位性と称して、「多様性」「細い鍼」「やさしい刺激」などと言っておりますが、私の率直な感想としては、「売りがそこしかないんだ~」というとても心細い感じです。伝統的な鍼灸の先生も、「日本人の技術は繊細だから大丈夫」と、とても情緒的な表現で逃げています。伝統鍼灸は、『難経』という書物を主体にしたものが多いのですが、研究が止まっていると言うのが私の印象です。私はそれを乗り越えるために、現代医学も参考にしつつ、古医書を中心とした他の書物の研究も必要だと思っています。

 日本の鍼灸には、明日はあるのでしょうか?

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フェイスブックをやってみると

 フェイスブックを本格的に触りだしてから2ヶ月くらい経つでしょうか。当初は、とりあえず登録だけしたまま放置しておりましたが、その後、患者様に強く薦められたりして、ここ数ヶ月重い腰を上げて参加しております。

 そして思ったことは、「口コミがそのまま情報になる面白さ」。そしてその情報の発信者が誰だかわかるという安心感です。そしてこれは、食べログやQ&Aなどの情報サイトに、かなりの方向転換を余儀なくさせるのではないかというインパクトを感じました。

 例えば昨日の記事にもご紹介しましたが、これまで情報サイトや口コミサイトは、有料掲載店舗にメリットを与えることで、その手数料や掲載料を売り上げとしてきました。しかし今や情報の提供者は、店舗側ではなく、SNSに参加している個人です。しかも個人は正直な感想を述べますので、とても参考になります。特に自分と同じような趣味趣向の方を見つけておくと、その情報を参考にすることができますので便利です。例えば私は忌野清志郎のファンですが、忌野清志郎ファンの方と友達になっておきますと、その方が流してくれる情報を見て、自分が観たことのないYouTubeの映像などを見ることができます。こうやって自由に意見や情報が飛び交うようになりますと、他の口コミサイトを見る必要もなくなりますので、その存在意義はかなり薄くなります。もちろんフェイスブックも永遠ではないでしょうから、いつかまたこのバランスは崩れるかもしれません。しかしスマートフォンの普及が加速度的に進む中、誰もが随時ネットに接続でき、情報を伝える側になる時代において、“情報を共有する”という感覚もまた進化していくのではないかと思います。そうなると、Q&Aサイトや食べログのようなものばかりではなく、もはやヤフーもいらなくなる・・・そういうときが近い将来来るような気がしないでもありません。

 

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どこへ行くのか、ネット業者

 先日のお昼休みに、株式会社シークの加藤さんという方から営業のお電話をいただきました。ヤフーの代理店をしているそうで、今度ヤフーがヤフーロコというサービスを始めたので、それに参加してくれないか?というお話しでした。普段は営業の電話はお断りしているのですが、一方的に畳み掛けてきましたので、そのまま話を聞いておりました。

シーク・加藤さん
「今、ヤフーロコでは鍼灸マッサージなどの店舗様の情報が少ないので、御社の店舗の掲載をさせていただけませんか?」


「そうですか、どういった内容ですか?」

シーク・加藤さん
「無料掲載と有料掲載があるのですが、有料掲載の方が情報量が多くていいですよ。」

という感じでした。


たぶん、こういったのは仕事にならないのではないだろうか、今後は・・・と心配してしまいました。

 私は最近フェイスブックをやっておりますが、フェイスブック上には、お友達登録した方や、「いいね!」を押したフェイスブックページなどから様々な情報が流れてきます。それらの情報の中には、お友達登録している方が食べたお昼ご飯や夜ご飯が出てくることもしばしばで、その情報を頼りにお店選びをしてもいいかなと思うくらいです。友達登録ではなく、グルメ系のフェイスブックページのコミュニティがあれば、そこを登録しておけば、たくさんの店舗情報が流れてくるようになります。これはもう食べログやぐるナビがいらないのでは?と思えるくらいです。

 フェイスブックも永遠ではないと思いますので、これがずっと続くとは思えませんが、しかし明らかに情報の発信形態が異なり、発信者が自由になったという現状は、かなり大きなインパクトを与えているのではないかと想像に難くないのです。


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「おかげさま」で「おたがいさま」のつながり

 私は鍼灸師です。

 鍼灸を接点して社会とつながっています。
 東洋医学・鍼灸の専門家として、それらの専門の知識と技術を社会に提供して生きています。

 日々の臨床と、それを補うように学んでいく知識と技術。
 これらが私の生きる糧でもあります。この糧を提供することで生活させていただいておりますが、ありがたいことに、「おかげさまで」という言葉をいただくことがあります。この言葉をいただくのが何よりも嬉しく思うのですが、この言葉をいただくと、少しは社会に役に立つ人間になれたのかなぁとしみじみします。

 私がどこかに食事を食べに行くとします。そこでおいしい食事に出会い、とても感動したら、私はそのお店のコックさんや従業員の方に、「おかげさまで、おいしくいただきました。」と思います。単においしいというのだけではなく、心も豊かになったら、さらに「おかげさま」度は高くなります。
 私は料理をすることがありますが、そんなに大それた物は作れません。そこで手の込んだものなどは外に食べに行くわけですが、私が持っていない技術や物、知識などをお店で提供され、心身ともに満足したら、「おかげさまで」という気持ちを捧げます。

 このように、「おかげさま」という言葉は、お互いの役割を尊重する言葉だと思います。そもそも「おかげさま」の「おかげ」とは、「お陰」が出発点です。私という一人の人間は、決して一人では生きていけません。たとえばごはんを例にとってみると、お米を作る農家の方々いて、それを運んでくれる運送会社の人がいて、それを店舗で売る方がいて、そしてようやく自分の手元に届くわけですが、その間にたくさんの人が、自分の知らないところで「お陰様」として存在してくれています。

 自分が持っているものを提供し、お互いがお互いにとっての「おかげさま」となります。

 だからこそ、「おたがいさま」というのでしょう。

 誰もがみんな、誰かにとっての「おかげさま」であり、「おたがいさま」としてつながっている。

 当たり前なのですが、そこに気付くと、何だか今日も力がわいてくるのです。鍼をしよう、勉強しよう、もっともっと鍼をうまくなって、病気を治していこうと、もりもりとした元気が沸いてきます。

 今年の漢字に「絆」が選ばれたそうです。

 もともと誰もが持っている「おかげさま」。「おかげさま」には、相手への尊敬と感謝が込められた言葉です。もっともっと「おかげさま」を発揮したら、きっとすぐにでも絆は深まるのではないでしょうか。

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姫のまぬけ顔

 最近外が寒いからか、ノラ猫の姫が窓枠にやってきては訴えかけるように鳴いている。

 ちょっとかまってあげるかと、休み時間に窓を開けてみる。

 にゃにゃあと訴える姫の写真を撮ったら、こんな間抜けな感じになりました。

111215hime2.jpg

 せっかくの美人さんも、これでは台無しだねぇ~~姫♪


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内宿接骨院、川鍋院長を訪問

 先日の日曜日、湘南新宿ライナーに乗って埼玉へ向かいました。目的地は北上尾駅。

 北上尾駅からほど近い内宿というところに、鍼灸学校の同期である川鍋先生の鍼灸マッサージ接骨院があり、そこが今回の訪問先でした。

 川鍋先生は鍼灸学校に通っている途中から、柔道整復の学校にも通いだし、鍼灸師と柔道整復師の両方の免許を取得しております。

 鍼灸院、接骨院、その類のものを経営していくのは正直たいへんです。その土地土地でのニーズもありますし、自分の得意な方向性もありますし、知識と技術の修得も同時にこなしていかなくてはいけません。そういったことをうまく考慮しながら、なんとかやりくりしていくというのが現状です。

 川鍋先生は自分の生活基盤をしっかりと築き、そして毎日の臨床も大切にしています。

 ということで、どういった苦労があるのか、そしてどういった歓びがあるのか、そんなことを聞きに訪問したわけです。

 そんな川鍋先生の姿はこちらです。

111211kawanabe.jpg

 そして治療院はこんな感じです。

111211utijyuku.jpg

 写真はちょっと日陰になってしまいましたが、いかがでしょう?一見すると鍼灸マッサージ接骨院には見えませんよね。こういったところの心遣いが川鍋先生らしいなぁと勉強になりました。

 今回は鍼灸学校の話はもちろん、その後の人生行路、そしてこれらかのこと、そういったことで話が盛り上がり、あっという間の滞在となりました。

 同じ世界でがんばる友達がいるということは、とても貴重で、とても励みになることです。ありがたい。

【関連情報】
□ 川鍋先生の鍼灸接骨院は 内宿鍼灸マッサージ接骨院

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年末年始のお知らせ

◇◇◇◇ 2011年末・2012年始のお知らせ ◇◇◇◇

年末年始のお知らせです。

2011年年末
12月31日(土)まで開院いたします。
土曜日ですので、普通どおり17:00くらいまでやる予定ですが、その後は大掃除をするために治療院にはいますので、急な場合は、お電話いただけたら治療をすることも可能ですので、お声をおかけください。

2012年年始
1月5日(木)からはじめます。
木曜日シフト(昼休みなしの17:00まで)となりますので、どうぞご了承ください。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

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ようやくイルミネーション

 この1、2ヶ月、遅くいらっしゃる患者さんのため、仕事を終えるのが9時、9時半というのは当たり前で、10時を過ぎることも多くなっています。そんなこんなで外に出ても表参道のイルミネーションはすっかり消灯。近いですのでまぁいつか見ることができるでしょうと思いながらも、先日ようやく、ほんの少しですが外に写真を出る時間が出来ました。

 今年は諸事情である区域の街路樹には電球が付いていないようです。

 それでもやっぱり華やかですね。

111212ilumi.jpg

 来年の1月3日までやっているということですので、表参道に御用の方は、イルミネーションもお楽しみください。



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JUST FINE ME

 先日12月8日はジョン・レノンが亡くなった日。ずっと前にこのブログでもご紹介しましたが、『ジョンの魂』というアルバムの中に、『GOD』というとても印象深い曲があります。“ぼくはキリストなんか信じない”“ぼくはボブ・ディランなんか信じない”と次から次へとこれまで信じてきたであろう価値観を否定していき、最後にジョンが世に出るきっかけとなり、最後は自分を捨てる形で終焉されてしまったビートルズを否定する。そして最後に残ったもの、それが自分自身であり、それが「Just Believe In Me(ぼくは自分自身しか信じない)」という自分自身への信頼感、自分自身への回帰につながっていく。そのことに気がついたときのジョンの爽快感といったらなかっただろうなと思います。しかしそうはいいながらもポール・マッカートニーを目の敵としてポールにちょっかいを出してしまうと言うところに戻ってしまうのもまた、ジョンの魂の円環運動なのです。


 自分を見失いながらも自分を見つけ、

 自分を見つけながらも自分を見失う。

 その繰り返しでも、一瞬みられる心の平和。

 LOVE&PEACEとは、本当の愛を見つけた人の、ほんとうのこころの平和の状態なのかもしれません。

 ジョンも結局はその過程で終わってしまった。

 まだまだ世界は落ち着かない。


 その都度その都度、自分を見つける、JUST FIND MEな感覚でいたいなぁ。


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「自分探し」よりも「自分見つけ」

 スリランカ上座仏教長老で、日本在住のアルボムッレ・スマナサーラという方が書いた『小さな「悟り」を積み重ねる 』(集英社新書)というのがあります。先日ひょんなことから手にすることになったのですが、その本の中に以下のような言葉がありました。

「自分さがし」は最後に自分を見失う。
(中略)
今ここにいるじぶんとはべつのところに、違う自分がいるなんて幻想に過ぎないのです。


 マルボムッレ氏は、自分探しを否定しています。そんなことをしても無駄だよと諭しています。

 しかし、私はそれも「あり」ではないかと思うのです。
 それは、私自身が大学時代に、自分自身とは何だろうと“探していた”こともあったことがあるためです。その過去を否定されるのを避けるための自己弁護ではなく、そういう時期も必要だと今は正直に思えるからです。私が大学生のとき、敬愛する忌野清志郎が、ある雑誌で「自分というのは永遠のテーマなんだ」と語っており、その通りだ!と我が意を得たりという気分になったものです。

 たとえばお釈迦様も、出家をした後6年間も肉体行をしていましたが、そんな肉体行は何も意味がなかったと山を降ります。私はこのお釈迦様の6年間の肉体行は、彼にとっての自分探しだったのではないかと思います。しかし最終的にその肉体行では自分を探すことはできず、山を降りた後に悟りの道を得ることができます。お釈迦様にとって、ある意味この自分探しがあったおかげで悟ることができたわけですから、決して自分探しが無駄であったとは思えません。

 その一方で、結局のところ戻ってくるのは自分自身ということであれば、何も回り道をしなくてもよかったろうに、とも思うのです。
 メーテルリンクの『青い鳥』は、幸せの青い鳥を探して方々旅に出て行くも、戻ってきた自分のうちに青い鳥を見つけると言うお話しですが、このような円環運動の中にいるのが自分という存在ではないかと思います。

 巡り巡って結局最後は自分に還ってくる、「あ、なんだ自分でいいんだ」という感覚。この感覚は、“探す”のではなく、すでにあるのに見えなくなってしまったものに気がつく“発見”かもしれません。英語で言えば、“search”ではなく、“find”に近いような気がします。

 アルボムッレ氏からみると、現代日本の“自分探し”は、他のどこかにあるはずの別の自分を求めている姿に見えるのでしょう。確かにそういう人も多いでしょうし、自分を探すつもりで出掛けた先で、さもかしそれが自分ですよと提供されたものをありがたがっている、とても安易で滑稽に見えるのだと思います。確かにそういった出来合いの自分探しは、逆に何か受講料のようなものを搾取されるだけの幻想に過ぎないでしょう。

 それよりも、結局自分は自分でいいんだという等身大の自分でいることが、とても大切なんだなぁと思います。

 私は鍼をすることしかできません。

 だから鍼をすることを追究するのです。

 それしかできない自分、だから自分自身でいられるのかなぁと、広大な宇宙の片隅で、ぽつんと思う今日この頃です。

 「自分さがし」から、「自分見つけ」。

 そんな風にぼくは、またこの街、この仕事で生きていくんだなぁと思います。


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アセンションがなんだ~!

 スピリチュアルな人に言わせると、来年はアセンションとか言うのが起きるらしいです。私の理解ではハルマゲドンみたいのだと思うのですが、またもやそんなものに踊らされているのかと呆れるやら、浅はかと思うやら。

 かつては私もスピリチュアルなものに理解もあり、興味もありました。しかし今は全くありません。この変化は自分でも驚くばかりでしたが、その延長で山伏も自然と卒業することができました。

 来年、アセンションなんてものは起きないでしょう。これっぽっちも。

 仮にそんなものが起きたとして?

 明日地球が滅びるとして?

 何をしますか?

 わたしは普通に治療院で仕事をしています。

 ごくごく普通に患者様をお迎えします。

 そして、鍼をします。

 そして、笑顔でいます。


 来年のことを話すと鬼が笑うといいますが、アセンションだなんて罰当たりのことを言ったら、それこそ鬼に食べられちゃいますよ?


 ふつうに、あたりまえに。

 そう、私の鍼を求めていらっしゃる方がいる限り、私は鍼をします。

 それが私の生きる道。

 さぁ、明日も今日と同じように学び、少しでも一歩前へ進もう。

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拝啓ジョンレノン

 本日12月8日はジョン・レノンの命日です。ビートルズとしてデビューし、ビートルズ10年間の間にアイドルからアーティストへ変貌していき、最後はドリーマー(夢想家)。

 ビートルズ、ジョン・レノンは以前のように常に聞くわけではない。しかし他のどのアーティストよりも“時々”聴きたくなる。そして街角で流れれるビートルズにも耳が傾く。

 ビートルズ、ジョン・レノンとは、そんな感じなのでしょう。

 そう、そんな感じなのです。

 そんな感じを共有する日本のアーティスト、真心ブラザース。

 おもむろに検索したら、下北沢のシェルターで行われた貴重なライブ映像がありました。このアレンジもいいですね。

 ということで、本日の名曲アワーは、今週の第一位は、真心ブラザース『拝啓ジョン・レノン』です。





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ハレルヤ~~~~♪

 この時期になると聴きたくなるのは、Elvisのゴスペル。

 最高なんだ、この人の声は。

 そして誰の追随も許さない存在感。

 なんという衣装。

 なんというリーゼント。





 神様に通じているなぁ、この人の歌声は。



 来年私はElvisが旅立った年齢に達します。

 このElvisの渋さ、私にはまだまだ出せない。


 今日もきっと、ハレルヤ~♪

 明日もきっと、ハレルヤ~♪

 これからずっと、ハレルヤ~♪


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腎神図 『養生八箋』より

 立冬を過ぎて小雪、そして早くも明日は大雪。冬も深まってまいります。

 『養生八箋(ようじょうはっせん)』という明の時代の古医書があります。これは古医書の中でも養生について書かれた本で、季節の過ごし方や運動などが書かれています。道教の影響を受けている本ですので、記述にもそういったものを感じる部分が多々あります。

 『養生八箋』は八つの本が一つにまとまったものなのですが、その八つの本の中に「四時調摂箋(しじちょうせつせん)」というのがあります。これは季節の過ごし方を示したものです。その中から一枚の絵をご紹介します。

 腎神図というものです。

111206jinshinzu.jpg

 四季には春夏秋冬があります。それぞれの季節にいろいろなものが配当されているのですが、たとえば冬は五臓で言えば腎が配当されます。その腎を司るのがこの腎神というものになります。

 図の上に書かれている文章を読んでみますと、「神の名を玄冥といい、字を育嬰といい、腎の状を表わす。」とあります。さらに「玄は鹿で頭が二つあり、志を蔵することを主どり、かたちは図の如し」とあります。

 おそらくこれは腎の働きからイメージされたものだと思いますが、道教の師匠にはその姿が見えたのでしょうか?

 古医書にはこういった図がよく出てくるのですが、これがまた見ているだけでも面白いのです。なんとなく当時の人々の思いが伝わってくるようで、そしてこの中にも治療に活かせるヒントがあるのではないかというのがあって。


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ジゼルに感動~♪

 昨日は、患者様の並木先生が主催するミストラルバレエスタジオの発表会を見てきました。

 第一部、第二部、第三部という長丁場。最後の第三部はジゼルの全幕。

 わたしはバレエは全くといっていいほど詳しくはないのですが、今回の発表会のチラシを見た他の患者様は、異口同音に「発表会でジゼル全幕なんてすごいですね
~。そんなことをするバレエ教室があるなんて!」と驚きます。その驚きを聞いて、私もその並々ならぬ並木先生の熱意、情熱というものがひしひしと伝わってきたのでありました。そしてその情熱に呼応し、一つの作品を作り上げようとする演技者のこころの輪。

 発表会に出る方は、プロのゲストダンサー以外はすべて素人。小さいときにやっていたという経験者の方が少なく、大人になってはじめた人がほとんど。そういった集まりなのではありますが、しかしそのレベルは高いものがあります。これもひとえに並木先生の指導力の賜物なのだろうなぁと思います。

 とくにジゼルはよかったなぁ。とてもそろってきれいでした。

 また次回も行きたいです。

【関連情報】
□ ミストラルバレエスタジオ
□ ミストラルバレエスタジオfacebookページ

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無為の季節に見えるが  『楽訓』 貝原益軒著より

無為の季節に見えるが      『楽訓』 貝原益軒著より

【本文】
 一年を全体として考えると、春は陽気がはじめて上り萬物が生じる。空の景色ものどかで、人の心もうららかでにぎわう。夏は陽気がことごとく登り、宇宙にあまねく満ち、天地が交わって草木がしげり万物が成長する。秋は陽気がはじめて下り、陰気が上り、万物は治まり、景色がきれいで人の心にしみて感じることが深い。春に対して表裏を為すものである。冬は陽気がことごとく下り、陰気がもっぱらで万物はかくれる。夏に対して表裏となっている。およそ一年が巡って、冬にいたって天地が交わらず、閉じふさがって、物はかくれてしまう。春は生じ、夏は長じ、秋は収めるというような作業が冬にはなく、月日は移ろっていく。冬は美景もなく、四季のうちで無為の季節に見えるが、じつは春・夏・秋の美景を生んだ作業が、この時に停止して、一年の大功を終えて、残った元気を深く貯蔵して来るべき春のもととしているのだ。その理を含んでいるのがこの季節である。だから冬、気が一筋に閉じかくれて無為に見えるのは、一年の成功の終りであるだけではなく、また来る年の発生の恵みを含んでいるのだから、始になっているともいえよう。人が毎晩眠って、気が静まるのは一日の疲れをいたわりやすめ、明日の労働の力のもとになっている。もし夜に良く眠らないと、今日の疲れを休められず、明日の働きに力が出ないようなものである。冬にあっては人も天のときにしたがって、静かに精神を養うのがよい。



 東洋医学には陰陽論と言うのがあります。これで大まかに分けますと、春夏は陽、秋冬は陰ということになります。陰は暗めで、陽は明るめですので、一般的には陽が良いように思われます。そこで寒い冬は陰の極まりとして敬遠されがちです。しかし陰と陽にとって大切なのはバランスです。どちらがいいとか、どちらが悪いとかという価値観ではなく、陰と陽のどちらにも役割があり、どちらにも傾かずに全体としてバランスを取ることが重要です。冬と言うと、寒さが身にしみるためか、木々が葉っぱを落とすためか、暗いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?そして万物の終りを感じる方もいるのではないでしょうか?しかし地面を掘り返してみると、しっかりと生命の息吹が眠っています。木々の枝を良く見ると、春の到来のためにつぼみが準備をしています。

 実は冬は万物のサイクルの終点ではありますが、それと同時にはじまりでもあるのです。この冬の季節をしっかり過ごすことは、来るべき活動の季節である春に活発になる動くためでもあるのです。

 四季は一年というサイクルだけではなく、一日というサイクルの中にも存在します。
 朝目が覚めたときが春で、活動を始めるお昼の時間が夏、そして3時あたりに秋を迎え、夕方以降は冬になります。上述したように、冬は万物が養われる季節です。つまり夜は休むことによって明日への精気を蓄える時間帯になります。現代は残業も多く、夜遅くまで仕事に終われることも多いです。またそれを補わんと夜に運動をされる方も多いかと思います。しかし夜という時間は休息が基本になりますので、運動は避け気味にし、仕事を引きずらず、またインターネットもほどほどにするのがよいかと思います。


 そうは言っている自分も、そう簡単にそれができないので困ってはおりますが・・・。

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冬の末にもなると 『楽訓』 貝原益軒著より

冬の末にもなると     『楽訓』 貝原益軒著より

【本文】
 冬の末にもなると、今年の日数も残り少なく、暦の軸も見えてきて、春はすぐ隣まで来ている。年の終わるのは惜しむべく、歳の重なるのはなげかわしいが、新しい年を迎えるのは、めでたいことであるから、よろこぶべきだろう。この頃、世の中の人は何くれと忙しそうに落ち着かず、大声を上げて走り回っているのが多いのを、一人静かに見る人は楽しかろう。一年がはかない夢の心地で過ぎたのだから、後をかえりみて、切に名残を惜しむがよい。老いの身は、月日もますます経ちやすい。何と言うこともせずまた一つ歳をとったのがうらめしい。しかし人のこの世に生きるのは、思いがけない異変の多いことなのに、一年のうちに不幸なく過ごせた人は、また楽しいではないか。春秋の暮れていくのさえ名残惜しいのに、まして一年の終りの今日の夕焼けになったのは、実に名残惜しい。中国の人は、「歳を守る」といってこの夜は一晩中寝なかったと言う。これは古いものを送って新しいものを迎える心であろう。送り迎えについて、喜びと悲しみとがひとかたでなく、四季のうつりかわりに、感をおこす人はこれによって悲しみ、道理に通じた人はこれによって楽しむのである。景色は同じだが、ただ見る人により艶にも凄くも思われるのだろう。



 貝原益軒の『楽訓』が書かれたのは旧暦の時代ですので、しょうしょう時期の違いはありますが、この文章を読みますと、なんともいえないこの師走の慌しさや、今年もあっという間だったなぁという感慨は今も昔も一緒なんだなぁと感じさせます。一年の始まりのために新調したカレンダーも、最初はこれからめくる枚数の方が多かったのに、今では残り一枚。そして次のカレンダーが封を切られるのを待っています。

 “一年がはかない夢の心地で過ぎ去った”と益軒は言う。時代の流れが今ほど早くはなかったであろう江戸時代にあっても、一年一年すぐに巡っては消え去り、まったくもって夢心地であったと言うのは、時という一直線に進んでいく無常さとうらめしさに変わりはないのだろうか。

 益軒が述べているように、中国では歳の切り替わりには一晩置き続けていたといいます。私も大晦日の夜は、「明日の朝は初日の出を見るんだ!」と言いながらゆっくりと時間が過ぎていくのが大好きでしたが、いつの間にか眠気に負けてしまい、すっかり空に上がってしまった太陽の朝を迎えると言うことがしばしばありました。歳の変わり目、季節の変わり目に、一年のよしなしごとを思い出しては悲喜こもごも。結局そこに自分の人生があり、楽しみを見出すことが何よりだと、つとに最近思うことが多くなりました。






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表参道のイルミネーションがはじまる。

 本日12月2日より、表参道の欅並木のイルミネーションが始まります。

 先日のブログの記事にもご紹介しましたが、『表参道が燃えた日』という本を読み、この街の平和と発展がいつまでも続いてくれればと願うばかりです。

 イルミネーションを観に集まる人が増えるこの季節。

 表参道に来ていただく人々の心に、表参道という街のおもてなしの灯が点ることを願います。


 表参道のガイドとしてこちらをご紹介します。よろしければご覧になってください。

□ 日々是表参道

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