先週12月8日はジョン・レノンの命日でした。ツイッターでもジョンのことを回顧するつぶやきをたくさん目にしました。ちょうどクリスマスも近いと言うことで、名曲『Happy Christmas War is Over』も各所で耳にしました。もちろん当院でもかけております。
ジョンへのつぶやきが多い中で、私は少し別のことを考えていました。
もしジョンが生きていたら、ジョンはポールと素直に仲直りしたのだろうか・・・と。
ビートルズのリーダーを自認していたジョンは、ポールが勝手にビートルズ解散宣言をしたと怒りと悲しみに落ち込む。一方のポールはビートルズを離れて田舎暮らしを始めます。そして『RAM』という名盤を作るのですが、その中の「3本足」などで、他のメンバーを暗に批判をします。その曲を聴いたジョンは怒り狂い、その怒りの応酬として『IMAGINE』の中に収録されている「How Do You Sleep?」を作り、ポールへの批判を凝縮します。「How do you sleep?」のレコーディング映像を見ると、ジョンは「もっと悪意をもって演奏しろ。」とメンバーに伝えていたり、ちょっと怨念のような怖さを感じずにはいられません。世界平和を訴える『IMAGINE』を歌う一方で、ジョンはビートルズで一緒に時代を作った朋友をこき下ろすという、どっちが本当なの?と思わせるようなところがあります。世界平和は自分の創造を超えるところにあり、ドリーマー(夢想家)としてを歌うことはできても、近くの隣人を愛することはリアル(現実家)であるがゆえに、手放しでは許せない難しさもあったりするのかもしれません。そのあたりの心情が正直にアルバムに表現されていると言う評価もありますが、私は「How Do You Sleep?」は『イマジン』という名盤の汚点にしかならないと思えてなりません。
I look high, I look low, I'm lookin' ev'rywhere I go, lookin' for a home in the heart of the country. I'm gonna move, I'm gonna go, I'm gonna tell ev'ryone I know lookin' for a home in the heart of the country.
Heart of the country where the holy people grow. Heart of the country, smell the grass in the meadow, wo, wo, wo!
Want a horse, I want a sheep, I wanna get me a good night sleep, living in a home in the heart of the country. I'm gonna move, I'm gonna go, I'm gonna tell ev'ryone I know living in a home in the heart of the country.