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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


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人とともに楽しむ -『楽訓』 貝原益軒著より

人とともに楽しむ  『楽訓』 貝原益軒著より

 人の憂苦を思いやって、人の妨げとなることをしてはいけない。常に心にあわれみがあって、人を救い恵み、かりにも人を妨げ苦しめてはならぬ。われひとり楽しんで人を苦しめるのは天のにくむところで、自粛しなければならない。人ともに楽しむのは天のよろこぶ理であって、真の楽しみである。

 “楽しむ”ことは、自分の心にある五感を楽しむことであると益軒はこれまで述べてきました。しかし自分だけの楽しみであってはならず、ましてや楽しむ行為が人を妨げてはならないと、相手を思いやる心をここで強調しています。相手にも心があり、相手にも楽しむことが心豊かになることにつながる・・・そしてその豊かさはまた別の相手の楽しみを尊重し、その連鎖は巡り巡って再び自分のところへ帰ってくる・・・そのお互いを思いやりながらの心の楽しみの連環こそが、天の喜びにつながっていくと益軒は説いています。

 時代は押し迫ってきた感じがあります。閉塞しがちな心ですが、回りへの配慮を忘れずに、自分の心の楽しみ、相手の心の楽しみを享受し合いたいものだと思います。折りしもワールドカップで、日本代表は下馬評を覆す活躍をしてくれました。日本代表の戦いぶりは、とてもフェアで、そして相手と自分との距離を大切にしながら、チームとしての団結の力を見せてくれたように思います。


聖人の道
それだから天の道に従い、人の道を行って、自ら楽しみ、人を楽しませるために、つねに善をおこない悪を遠ざけるようにしなければならない。このようにするには、特別の努めはない、ただ聖人の道を学んでその理を知ればよい

 天の道、人の道にしたがうこと・・・それが楽しみの根本であると益軒は説きます。一つの理想像として、聖人を挙げています。果たして現代において、聖人と呼ばれる人はいるのでしょうか。おそらく、理想的とされる聖人は、わたしたちの魂(こころ)の純化した状態なのかもしれません。自分の行い、そして他人の行いを省みることで、感謝と反省ををしながら、元の魂の輝きを取り戻すことができるのかもしれません。今日の自分は、どれだけ純粋でいられたであろう・・・。

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『ぶどう畑のアオさん』 馬場のぼる著

ぶどう畑のアオさんぶどう畑のアオさん
(2001/05)
馬場 のぼる

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 昨日ご紹介した『新・がん50人の勇気』の中に登場してきた馬場のぼるさん。馬場さんががんと闘病する中で、渾身の力で最後に書き上げた作品がこの『ぶどう畑のアオさん』。今までにないほどきれいな空の色を出したという一節を読み、無性に“その色”を見たく思い、休み時間に急いでクレヨンハウスへ行きました。お話し自体に難解なところはありません。しかし、馬場さんの絶筆だと思うと、それだけで深い意義を感じる絵本です。

 馬場さんの絵本の最後の見開きには、作品の印象を表現した一枚の絵が必ず入るそうです。『ぶどう畑のアオさん』では、すでにその絵を完成する体力もなかったそうですが、気力で書き上げたそうです。この絵本の最後の絵にある雲は、馬場さんの代表作である『11ぴきのねこ』の第一巻のものと同じように描かれているそうです。一つの生命の循環を意味する、そんな雲の輝きがそこにはあります。

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『新・がん50人の勇気』 柳田邦男著


新・がん50人の勇気新・がん50人の勇気
(2009/12/09)
柳田 邦男

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 昨年5月2日、大ファンであった忌野清志郎がこの世から別の世界へ旅立っていきました。その旅立ちへの闘病と、その瞬間については、ふぁんくらぶの会報に掲載されていましたが、読んでいて涙があふれてくるものでした。昏睡状態にありながら、病室でかけていた『雨上がりの夜空に』のイントロである“OKチャボ!”に反応を見せたり、旅立ちへの瞬間、瞬間がかけがえのないものだったと思いました。

 本日ご紹介します『新・がん50人の勇気』は、60余人のがんとの闘病と、その旅立ちまでの軌跡を追ったものです。60余人の中には、同世代の本田美奈子さん、漫画家の手塚治虫氏、作曲家の武満徹氏、ザ・ドリフターズのリーダーであるいかりや長介氏など、多くの著名人が登場します。がんに向き合う当人だけではなく、それを支える周りの家族や協力者の話などもあり、がんという病気を通して、逆に“生きること”の意味、残された時間を意識する・・・。生きるということは、肉体的なことがまずはじめに想起されますが、実はもっと大切なのは、精神的な“生”であると、本書は伝えているように思います。タイトルには“50人の勇気”とありますが、これは、がんという病気と戦いながら、自分の生とも向き合ったがんキャリアの“勇気”でもあり、また読者にとっても、かけがえのない生命の時間を如何に生きるかという“勇気”にもつながると思います。

 本書を読みますと、がんになる前から丁寧に生きてきた方は、がんになっても自分の生命を丁寧に紡ぐことができると感じます。生きることは、常に自分らしく、常に丁寧であればと思うのでした。

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映画『20世紀少年』


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(2010/02/24)
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 少し時間がありましたので、一気に『20世紀少年』を観ました。豪華なキャストに、三部作という大作。そういったところだけが先行している映画でしたので、娯楽映画の一つと考えて見始めました。しかし、のっけから自分の中にある様々な心情が揺さぶられました。“ともだち”と呼ばれる謎の人物が誰なのか・・・その推理と、“ともだち”がどうして“ともだち”になったのかという同級生の深い深い心の闇。そしてさらに“ともだち”を求めてたくさんの人が“ともだち”の元へ集まっていく・・・。この姿は、何を意味するのでしょうか。

 この映画は、日本テレビ開局55周年という記念で作られています。テレビ局の記念映画ですので、娯楽映画だろうと高をくくって、といいますか、ある意味痛快でわかりやすいものを求めていたので、そんな内容かと思って観始めたわけですが、かなり暗いと言いますか、かなり怖いといいますか、なんとも後味が悪くなり、決してテレビ局の記念映画と思えない内容です。こういった映画を三部作で作り上げるテレビ局の英断も立派だなと思います。

 原作を読んでいないのでわかりませんが、細かいところでは伏線が見えにくかったり、映画の中には伏線が描かれていないだけかなと思ったり、少し詰めの甘さも感じましたが、それを取り除いても、やはりいろいろと考えさせられます。内容を追った感想をここに書きますと、映画のネタばらしになりますので書けませんが、ラストまで観ると、なんだか戻って消したい過去が自分にもあったり、こういう後悔はもうしたくないなと思ったり、なんだかやるせなくなります。

 最終的に思ったのは、心、気持ち、勇気、といったことでしょうか。自分の非を認め、自分の小ささを認め、自分から歩み寄る、そういった勇気は、何事にもかえられない大きな力となると感じました。


 自分にも勇気がほしい・・・。

 そのための実行を、今日ぼくはできただろうか。


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ある本にあった言葉

 ある本読んでいたところ、ある普通の母親の言葉が書いてありました。


癒しとは決して心地よいものではない。必死にもがきながら、それでも生きていく力を身につけることです。


 “癒しブーム”と呼ばれる昨今、どうも簡単な癒しに飛びつきがちです。しかし、本当の癒しとは、足を掻きながらああでもない、こうでもないと振り返り、逡巡しながらも前に進むことなのか・・・・と、この一言を読んで思いました。

 鍼灸も一つの身体と心の“癒し”であると思います。表層的ないやしではなく、もっともっと深いところでの癒しができないものかと、私自身も、足を掻きながら、汗をかきながら、もがいて模索する日々。それが自分の癒しでもあるのかと、ぐるぐると頭の中を巡っております。

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『愛こそはすべて』 ザ・ビートルズ

 本日は私の誕生日。Around 40から、Just40になりました。

 6月25日という誕生日。誰もがそうだと思いますが、自分の誕生日は特別だと思います。特別ゆえに、自分が生まれた日に何が起きたのかというのは、気になるものです。

 昨年のこの日は、キング・オブ・ポップの名称をほしいままにしたマイケル・ジャクソンが他界。そのマイケルが敬愛してやまなかった世界のアイドルが、ザ・ビートルズ。マイケルはビートルズの曲の版権を所有していることでも有名ですが、1967年6月25日に起きたビートルズの出来事と、マイケルが他界した日との符号の一致は見逃せません。

 1967年6月25日。
 世界で初めて宇宙通信衛星を使った、宇宙中継特別番組『アワ・ワールド』が放映されました。世界31ヵ国で同時放送されましたが、この番組のために作られたビートルズの曲が、『愛こそはすべて All You Need Is Love』。番組の放送スタジオでのライブ映像が、この日世界に中継されたのです。
 
 世界に平和がやってきて、宇宙中継を通じて一つにつながろうとする新しい時代の幕開け。そんな時代の空気を高らかにジョンが歌う、『愛こそはすべて』。“It's easy(簡単さ)”と歌い上げるジョンによる歌詞は、ある種楽観的で、その瞬間にも達成しそうなマントラのように響き、それは後年の名曲『イマジン』にも通じるものです。
 この『アワ・ワールド』の中継シーンを見ると、マイケル・ジャクソンが自ら作詞・作曲を手がけた『We Are The World』を彷彿とさせます。世界が愛の力で一つになると信じていたマイケルが、同じように愛の力を信じていたジョンの歌う『愛こそはすべて』が世界に鳴り響いた日に亡くなる。この奇妙な日にちの一致は偶然なのでしょうか。それとも愛による加護なのでしょうか。


 それではお送りいたします。今週の第1位、1967年6月25日発表、ザ・ビートルズ『愛こそはすべて』!
 
 


本日日本時間の朝6時前に、遠い南アフリカの地で行われているサッカーワールドカップで、日本がデンマークに勝利をして見事決勝リーグへの進出を決めました。リアルタイムで夜中の3時に起きて観戦していた方も多かったと思いますが、こうして衛星中継で観ることができるのも、今や当たり前のことです。
 この当たり前の端緒は、43年前に放送されたザ・ビートルズの『愛こそはすべて』です。世界中の人がサッカーという一つのスポーツの試合に熱狂し、リアルタイムで思いが一つになるように、『愛こそはすべて』と皆がリアルタイムで心を一つにしたら、“It's easy”に平和がやってくると思うのですが、それを皆は、“I'm a dreamer”と言うだろうか。衛星放送で世界がリアルタイムで一つのことを経験することができる、そんな当たり前の時代に、愛こそはすべてだと、愛と平和を高らかに歌うときが、今こそ必要な気がします。

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確認(BlogPet)

きょうはちいちの楽しみとか確認したかった。
それでべんは前触れするつもりだった?

*このエントリは、ブログペットの「はりたろう」が書きました。

方向(BlogPet)

はりたろうは、CoLoで方向が意味された!

*このエントリは、ブログペットの「はりたろう」が書きました。

特大3玉!

 四国出張の帰り、セルフのうどん屋さんへ行きました。

 香川県では、不思議なことに、普通盛りのうどんを「小」と言います。

 お店の人に、「小にしますか?大にしますか?」と聞かれ、

 「普通でお願いします。」と言おうものなら、

 「はい、“小”ですね。」と訂正されてしまいます。

 私はいつも“小”を頼み、お腹に余裕があるときには、もう一杯別のもので食べたります。しかし本日は帰りということもあり、移動ばかりで身体をあまり動かさないということもあり、“小”にしておきました。

 そしてうどん屋さんに連れて行っていただいた方は、なんと特大(3玉)!!

100623udon3tama.jpg

 この量、半端ありませんね。

 しかも麺つゆは二つついてきます。

 一緒に行った方は、特大3玉、つるっと完食。

 地元の人はさすがです

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四国到着のお出迎え

 今回の四国出張は、日曜日に用事があった関係で、月曜日からになりました。日曜日の夜に最寄の高速バスの停留所に着きました。先月とは明らかに空気が湿り、夏の到来を感じました。バス停の光に集まる虫も増えてきたように思います。

100620mushi.jpg

 ゾウムシのような、カナブンのような、小さな虫がベンチにいました。夏の初めに現れそうな、小型の甲虫類。なんという名前なのでしょうか。

 季節は真夏へ向かっているようです。


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和楽をむねとして -『楽訓』 貝原益軒著より

本日は貝原益軒の『楽訓』より。

和楽をむねとして

天地の恵みを受けて人となり、天地の心を受けて心とした人間であるから、天地の心にしたがって、わが仁心を保ち、つねに楽しみ、温和・慈愛を心がけ、情深く、人をあわれみ、人に恵み、善をおこなうのを楽しみにしなければならぬ。人の悪を諭そうと怒り罵るは、やむを得ない場合である。普段は和楽をむねとして、気を養うべきである。しかし和ばかりでは礼がないと一方にかたよって乱れて楽しみを失う。

天之気、地之気を受けて万物は育成されています。その中でも人間は万物の長として、知恵や勇気、慈悲といった深い心の作用をいただいております。我々が授かっている天之気、地之気はまじりっけのない純粋なもので、人間はその両者の気を受けているのですから、人間もまた純粋なはずです。しかし、純粋なはずの心も、やむを得ない状況が重なると、だんだんと疲弊し、ときに悪い方向に偏ってしまうこともあるようです。そんなときこそ、貝原益軒が伝えるように、楽しみの心、つまり温和で、慈愛に満ち、人情をもって人を恵み、すすんで善なる行動をしていくことが大切なのでしょう。私心のない、純粋な楽しみは、五臓の調和につながります。そして身体としても、気を養う、つまり気血、陰陽といった身体の調和を心がけることが大切になってきます。調和の取れた心身を求めてていきますと、和楽を基にした東洋思想・東洋医学の知恵が日常生活においても、活かすことができそうです。

 いつも健やかで、笑顔でいられるよう、今日は一つまた、善の行動をしていきたいと思う・・・いや、思うだけではなく、ちゃんと実践しよう。


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才(うまれつき)のままで欠けるところがない

 本日は『荘子』徳充符篇より

哀公はたずねた。
「才(うまれつき)のままで欠けるところがないとは、どういうことだろう。」

孔氏は答えた。
「死と生、存と亡、困窮と栄達、貧乏と金持ち、賢と愚、謗り(そしり)と誉れ、飢えと渇き、寒さと暑さなどは、これは事象の変化であって、運命の流転であります。昼となく夜となく目の前にかわるがわる現れて、しかもそれらがどうして起こるのか、人間の知恵ではうかがうことができないものです。したがって、そうした変化は人間の調和を乱すに価しないし、それを心の中に侵入させてはいけないものです。それらの変化を調和した楽しいものとみて、どんな場合にも満足の悦びを持ち続け、昼も夜も少しの間段なくして、万物とともに春の和やかさで生きていく、それこそ、ひきつづいて四季をわが心のうちに生み出すものです。才(うまれつき)のままで欠けることがないというのは、こういうことです。」


 何とも難しいことですが、自然に、あるがままに。


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仔猫のその後

 6月に入って当院の裏に住み着いた仔猫たち。だいぶ慣れたと思っていたのですが、4日ほど前から姿を見かけなくなりました。朝や夕方などは鳴き声が聞こえていたのですが、その鳴き声もなくなりました。姿を見かけなくなった日に、親猫が魚を口にくわえて歩いているのを見かけたのですが、もしかしたら仔猫たちの居場所を換えたのかもしれません。物置の下のスペースも手狭になってきたということでしょうか。おとといあたりは、仕事を終えて夜外に出てみますと、ピロティの車のある辺りで仔猫と親猫がじゃれあっていましたので、まだこの近くにいるようで、どうやらご飯も確保できているような感じもしました。これからどうしたものかと、少し困惑しながらも、おおむね楽しみにしていた矢先ですので、宿を変えてしまったのは残念ではありますが、猫が自分たちで選択したのですから、いたしかたありません。

 猫は半年で大人になるそうです。

 半年経って大人になったら、治療院のあるマンションの周りをうろつくでしょうか。そんな姿も見せてほしいものです。

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Q.気功(外気功)は東洋医学ですか?

A.(個人的な見解としては)東洋医学には入らないと思います。

 ここで言っております「気功」とは、気功の施術者が手のひらを使って患者様に気を送る、外気功(がいきこう)のことを指しておりますが、「外気功」は、“個人的な見解として”という条件をつけさせていただきますと、東洋医学には入らないと思います。

 私が考えております東洋医学には、いくつかの条件があります。その一つは、東洋医学の原典である『黄帝内経・素問』『黄帝内経・霊枢』に則っているか、そしてそこに少しでもその方法が載っているかどうかです。この点から言いますと、外気功のような、施術者が気を外から送るような方法は、原典には載っていませんので、本来の東洋医学にはないものと思われます。おそらく『黄帝内経』が成立した2000年前にも、外気功のようなものはあったと考えられますが、それが掲載されていないということは、当時の基準からしても、医学としては認められていなかったのではないでしょうか。

 また、東洋医学であるための条件のもう一つに、医学として価値があるかという点を挙げます。現在東洋医学の経絡、経穴(つぼ)といったものは、現代科学では証明されていません。そのため、これまでの臨床経験を積み上げて、その効果を示すしかありませんが、これは鍼灸の歴史が2000年以上あり、現在も尚、治療として使われているという実績が、医学としての効用を示していると思います。しかし外気功は、各先生の個人的なパワーのようなものによってばらつきがあり、暗示による効果を否定できません。実際に気功によってどのような症状、病気に効果があるのか、まとまった症例は必要かと思います。医学ではなく、単なるヒーリングのようなものとしてなら、効果を否定はできないのですが、いやしくも東洋医学という医学を名乗る以上は、その効果の実績は積み上げてしかるべきだと思います。

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衛生

 先日、ある古医書の自序を読んでいましたら、以下のような一文が目に留まりました。


夫人者生也。医者衛生也。
【読み】 それ人は生なり。医は生を衛るものなり。
【意味】 人は生である。医師(医業)とは、生を衛ることである。

 この一文は、端的にして、とても深い意味が込められていると思います。

 人は、“生きている”ということが、ここで改めて認識されています。普段この命を当たり前のことのように過ごしていますが、人が生きているということは、身体があり、心があり、生活があり、家族があり、社会があり・・・それは複雑な不確定な要素の中で生かされていることであり、生きているからこその人間なんだと、この文の前半はシンプルに、そして意味深く伝えてくれています。

 そしてその生きることを衛るのが、医師(医業)であると続きます。“生きる”ことは、上述したように、身体、心、生活、家族、社会など様々な要素を含みますが、全てをひっくるめてた“生”を衛るのが医業。また、生きることの基本である心と身体の健康という限定的な意味で“生”という一字を使ってみても、生を衛ることの深い意味が伝わってくるように思います。

 そこでWikipediaで「衛生」を調べてみますと、以下のように載っております。

19世紀のヨーロッパで、産業革命後の都市化による住環境の悪化などによる伝染病(感染症)の蔓延などに対応するなかで生まれてきた概念。
日本においては明治に長与専斎(長與專齋)がヨーロッパを視察し、生命や生活を守る概念として考え方ドイツ語「ヒュギエーネ(Hygiene)」が社会基盤整備を含み、国家、都市を対象としていることから、その和訳について、敢えて「養生」(「健康」、「保健」)を転用せず荘子の庚桑楚篇にある「衛生」の語をあてたことに始まる。なお正しい表記は「衞生」、漢字制限(当用漢字、常用漢字、教育漢字)以後は現表記でかく。



 調べてみると面白いもので、現在我々が普通に使っている「衛生」という言葉にも、これだけの歴史があることに気がつきます。しかも「衛生」の語源が、『荘子』から来ていることにも驚かされました。明治時代は、開国と同時にさまざまな概念や文物が西欧諸国から持ち込まれ、それに見合う訳語がたくさんつくられた時代でもあります。もともとのドイツ語が含む多面的な概念を、「衛生」という言葉に集約したのは、当時の先生の鋭さを感じます。



 普段何気に使って言う「衛生」という言葉は、生きることを衛ること。生きることを衛ることが医業の務め。

 心身ともに健康で、健康を維持し、生命を衛る・・・そんなスケールの大きな鍼灸を目指したいと思います。


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プロフェッショナルとして

 
『オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える』に、こんな言葉ありました。

この仕事にプロフェッショナルとして真摯に取り組むのならば、24時間自分のすべてを捧げる覚悟が必要である。

 プロフェッショナルであるということは、真摯な態度、そして、24時間をそこにどっぷりつかることが大切であるとオシムさんは言います。とても厳しいと思います。しかし、普通の専門家以上であるプロフェッショナルになるためには、それぐらいの覚悟は当然なのかもしれません。

 これは以前このブログに紹介しました<、野村監督の『弱者の兵法 野村流 必勝の人材育成論・組織論』の中にあったエピソードにも通じるように思います。
 野村監督が南海の監督をしているときに、柏原純一という選手がいました。柏原選手が少し頭角を出してきたときに、気が緩んでお酒を飲み歩く日々があったそうです。そこで野村監督は柏原選手の家まで行って、今が大切だと説こうと思ったところ、そこに柏原選手はいなかったそうです。しばらくして柏原氏本人から電話がかかってきて、野村監督が家の者に換わって電話に出て、「何をやってる!今よりも一流になりたかったら野球漬けにせい!」と怒鳴ったそうです。


 二人とも、言葉を発する監督です。
 方や謎かけ。方やぼやき。

 どちらも言葉が魅力で、そして競技に対する情熱は熱く、そして真摯です。

 タイプは違いますが、でも、やはりプロフェッショナルは通じるものがあります。

 プロフェッショナルであるために、まだまだやるべきことはたくさんあると、痛感しております。


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肩こりを治すことは(2)

 肩こりになったとき、皆様はどこへ治しに行きますか?

 病院では手段がありません。肩こりという病名はありませんので、薬もありませんし、せいぜい湿布を貼るくらいでしょうか。場合によっては筋弛緩剤を使うこともあると聴いたこともありますが、これも対処療法に過ぎず、肩こりを治しているとはいいがたいように思います。

 マッサージ店は、その場は楽になっても、すぐにまた元に戻ったり、場合によっては揉み返しが強くて、肩こりが悪化してしまった・・・というお話も聞き、場合によっては逆効果になってしまうこともあります。


 それでは鍼灸院は肩こりを治せるか?
   ・
   ・
   ・
 治ります。(各鍼灸院によって方法論が異なったり、慢性度によって回復する回数などはまちまちですが)



 以上のように見ていきますと、実は肩こりを治せる医療は、ごく少ないのが分かると思います。

 つまり、「肩こりを治す」ということは、鍼灸師にしかできないことです。

 肩こりは、集中力を欠いたり、頭痛の原因になったり、様々な症状を誘発させ、仕事の能率や生活の質を落とす、とても不快なものです。

 鍼灸はこの不快な肩こりを治すことができる、とても貴重な医療です。

 
 「たかが肩こり、されど肩こり。」

 治療者にとってはとても簡単のように見えて、とても奥が深いのが肩こり症状です。難しい病気を治すことだけが“治す”ことではなく、肩こりのような日常よくある症状を治していくこともまた、日常生活を円滑に過ごしていけるように、患者さん、そして社会に貢献することであり、“治す”ことです。 

 肩こりを治すことは、鍼灸師の専売特許です。そして鍼灸師にとって、肩こりを侮らずに治せるということは、日々の技術の研鑽を一つ一つ積み重ねている証拠でもあります。

 肩こりが強い方は、「肩こりを治すことができる鍼灸」を選択し、お近くの鍼灸院を尋ねてみてはいかがでしょうか。


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肩こりを治すことは(1)

 私も今年で鍼灸師になって10年、表参道に開院して6年。勉強会では先輩が多数いらっしゃるので、今でも万年“若手”であります。そんなまだまだこの世界では“若手”に入ってしまう私でも、当院のブログやホームページを見て興味を持ったという鍼灸学校の生徒さんが時々いらっしゃり、自分にも少しキャリアというものが付いてきたのかなと実感したりもします。

 鍼灸学校の生徒さんや、卒業間もない方にお話を聞きますと、みなさんとてもまじめで、真剣です。

 そんな鍼灸学校の生徒さんが当院へ来て、いろいろ質問をしていくのですが、よくあるのは、

「どうしたら治せる鍼灸を目指せますか?」ということです。

 この質問の後、私は、

「どんな病気を鍼で治したいと思っているの?」と聞き返します。

 そうすると皆さん、西洋医学でもなかなか治らない病名を挙げたりします。
 皆さん真面目で、熱心ですので、難しい病気を治したいという意欲でいっぱいです。

 しかし私は、

「まずは、肩こりをしっかり治しましょう。」と答えます。

 するとたいていの人は拍子抜けしたような顔をします。おそらくそんな人の胸中では、「肩こりなんて誰でも治せるよ。」って思っているのかもしれません。

 しかし、そうではないのです・・・。肩こりほど簡単で、そして難しいものはないのでは・・・と思うのです。


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2010年6月の四国出張

◇◇◇◇ 2010年6月 四国出張のお知らせ ◇◇◇◇

2010年6月21日(月)~23日(水)の間、四国出張をしてまいります。

治療院に通われている患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、21日(月)~23日(水)の期間は、治療院をお休みいたしますので、どうかご了承の程よろしくお願いいたします。
※ 24日(木)から平常通り治療院にて治療をいたします。

【出張中のご予約について】
※ 出張中は電話を携帯に転送しておりますので、お電話でもご予約を承ることができますが、移動中・時間外のときは電話に出られないこともありますので、ご了承ください。
※ メールでのご予約はご予約フォームからお願いいたします。ご予約確認のお返事メールは、転送先の携帯電話からになりますのでご了承下さい。

どうかよろしくお願いいたします。


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『オシムの言葉』 木村元彦著


オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見えるオシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える
(2005/12/05)
木村 元彦

この本の詳細を見る


 ワールドカップの開催に合わせ、『オシムの言葉』を読み始めました。以前一度読もうかと思ったままやりすごしていたのですが、今回読まずばもうチャンスはないだろうと、手にしました。

 まだ読んでいる最中なのですが、ひとこと、「すごい!!

 サッカーにかける情熱、指導者としての力量、そして祖国が戦火に分断されながらも生き抜くその精神力。どれをとっても、一流で、そして理性的。

 以前、このブログでは野村監督の著書を紹介したことがありますが、そこにもドラマがあり、学ぶところがあると感じました。野球はボールをピッチャーに戻しますので、ボールの動きを一度止めることになります。ボールを止めるということは、常にそこには間があります。その間があることで、ピッチャーとバッターの駆け引きがあります。野村野球は、その間(ま)に意味を持たせ、不確定要素をできるだけ排除して、最善手を引き出すようにゲームをコントロールすることを説いたのだと思います。

 一方サッカーは走りっぱなしです。コーナーキックなどの間はありますが、野球のように常にあるわけではありません。サッカーのルールの中で、ボールの勢いを止めることはほぼなく、野球に比べても不確定要素も多いように思います。しかし、サッカーにもシステムがあり、戦術があります。対戦相手に対応するために、各選手の特性を活かし、適材適所で選手を配置し、全体を有機的なシステムとして動かすようにします。各選手のコンディション、天候、様々な要素を加味しながら、常に戦略は変わっていきます。しかも野球のように勢いを止めるわけでもなく、常に走りながら考えて実行に移すのですから、並大抵ではありません。

 私はその細かいことは全く分かりませんが、そういうのがあるというのを知っているだけでも、サッカーは面白くなるのではと思います。
 
 オシム氏が日本に指導者として来日してくれたこと。それがいかにすごいことなのか、この本を読むとよく分かります。そして、日本代表監督に就任後、病に倒れたこともまた、日本代表にとっては痛手であり、惜しいことだったと感じます。もしオシム氏が病に倒れなかったらと、無性にその想像がはち切れそうになります。
 
 しかし、このような偉大な監督から前触れなしにバトンを渡された岡田監督も、やりにくかっただろうと想像します。そういう中で監督を続けてきた岡田監督にもまた、たくさんのドラマがあるんだと思います。遠いアフリカの地で行われているワールドカップですが、開催中は日本代表にエールを送り続けていきたいと思います。


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友達の面影

 今週の頭、当院ブログお馴染みの“堂主の友達”と飲みにいきました。

 今回私は、彼の顔をまじまじと見ようと思いました。彼と会うなり、「今日はちょっとじっくり見ようと思って。」と話をし、じろじろ顔を見回しました。

 今から2年前くらいのお正月、彼が私の治療院に遊びに来て、30年の月日が一気に縮まったわけですが、彼の姿に、あまり当時の面影を見出せないような・・・そんな感じがしたのです。もちろん彼から見ても、私に保育園時代の面影が残っているかどうか、それはおあい子なのですが、彼は当時マッシュルームカットで、丸顔。今は少し面長で、髪の毛は短いオールバック。30年間同じ髪型でいたらそれこそ怖い話ですが、しかしどこかに、そんな彼の30年前の面影がないかと探したわけです。話し方、たたずまい、手の筋肉のつき具合・・・どこかにその手がかりはないものだろうか・・・。

 原宿の和民に行き、いろんな方向へ話が飛びます。30年間の軌跡にも話を飛ばしたいところですが、話題は保育園の頃や、そしてこの何年かのこと、最近思っていることなどが中心になりました。30年ぶりにあった割りに、意外にも二人にとって話題の中心は、“今”の時代であったことが、懐かしさだけで終わらない、“これから”の再開を感じさせます。

 そんな話をしているうちに、彼のちょっとした表情に、「おや??」と思った瞬間がありました。彼が少し頭を傾けたとき、向かって右45度辺りから見るその表情に、あの頃の面影が蘇ったのです。私は心の中で、それがうれしくて、今日は話ができてよかったと思いました。


 いろいろな話をした後、11時を過ぎて別れました。

 地下鉄の改札で別れるとき、彼が私の頭を“まじまじ”見て言いました。

「いくやすくんも意外に白髪があるんだねーー。俺も白髪が多くてさ、これ染めてんだよ。しかも自分で(笑)」

「え!?染めてんの??そうだったんだ~。おたがい白髪混じりって言うのも、なんだか良かったよ(笑)」

 今回は“まじまじ”と彼の顔を見るつもりでしたが、最後に彼も私の髪の毛を“まじまじ”と観察。

 なんだかお互い年を重ねたなぁ。でも、いい年の取り方をしていてよかったなぁと、ぼくはなんだかうれしく思ったのでした。


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子猫が二匹。

 今日は洗濯日和でした。

 朝の洗濯を終えてタオルを干そうと窓を開けるとふたりの姿が。

100610koneko.jpg

 この2,3日見かけなかった子猫が戻ってきておりました。

 どこへ行っていたのだろう。そしてどうしてまたここへ戻ってきたのだろう。

 とりあえず見守っていきます。

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映画『プール』(BlogPet)

堂主の「映画『プール』」のまねしてかいてみるね

プール』などはタイへ表参道・そんな衝動にするものです。
この映画『プール』などはプールがやけにまぶしく感じがやけにまぶしく感じでした空気のさよが卒業旅行でゲストハウスをやりすごして盛り上がること。
2,3日しましたまま過ごすときもが引っかかったまま過ごすとき、また、つかの間の歩き方が引っかかった人々ののんびりしたきっかけのもあるとの休日の好きな世界が多く、歌を考えたり!!
また思いに参加したら、今は再会しましたことに参加したら、旅先で過ごしたものです。
とりあえず『プール[DVD](2010/04/04/09)小林聡美加瀬亮商品詳細を味わいたいことをするものです!
私はタイへ一箇所にできるときもなく、2,3日したら、豚が癒されることでした?

*このエントリは、ブログペットの「はりたろう」が書きました。

映画『プール』


プール [DVD]プール [DVD]
(2010/04/09)
小林聡美加瀬亮

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 舞台はタイの田舎町。
 タイの田舎町でゲストハウスを経営する京子のところへ、娘のさよが卒業旅行で母のところを尋ねる。母・京子は自分のやりたいことをやるためにタイへ一人で赴きゲストハウスをオープン。そして娘は日本でおばあちゃんとの二人暮らし。久しぶりに二人は再会し、タイののんびりした空気の中で、ふたりのギクシャクした空気が流れ込む。そこにはプールがあり、犬がいて、猫がいて、豚がいて・・・。

 日本にいると、携帯電話、仕事、様々なことに追われるように日々をやりすごしていきます。素直にできるときもあれば、心にとげが引っかかったまま過ごすときもあり、つかの間の休日の太陽の光がやけにまぶしく感じたりするものです。地球のどこかに、ストレスと無縁な世界があれば、そこに今すぐ飛んでいきたい・・・そんな衝動に揺さぶられることもあるかと思います。

 私は学生時代、よくアジアの国へ旅にいきました。とりあえず『地球の歩き方』を一冊手に持って、あてもなく。アジアの国を旅をしている人は、バックパッカーが多く、私と同様に宛てもなくふらふらしている方が多いように思いますが、そういった方は、自分が気に入る場所があると、そこに長く滞在するという感じが多いように思います。しかし私はバスに乗ったり、列車に乗ったり、動く景色を見たいということもあり、一箇所にずっといるというタイプではなく、2,3日で他へ移動する感じでした。2,3日してゲストハウスを後にするとき、「どうしてお前はそんなに先を急ぐんだ?ここはいいところだぞ、もっとゆっくりしていけ!」とよく言われたものです。私は当時はギターを弾いていたので(今は脈診やツボの探索のために弦楽器は弾きません)、ゲストハウスにギターがあると、ぽろんとやりながら、歌を歌いました。『上を向いて歩こう』『あの素晴らしい愛をもう一度』『ぼくの好きな先生』などは必ずやりました。また、ブルースハープというハーモニカも持っていっていたので、誰かがギターを弾いている横で吹かせて盛り上がることもありました。そんなこともあり、短い滞在ではあるものの、いつももう少し残っていけと言われました。
 
 しかし、今の自分だったら・・・。

 きっと一箇所にとどまって、少しのんびりとゆっくりと流れる時間の経過を味わいたいと思うところもあります。

 旅が好きだった私の夢は、ゲストハウスを持つことでした。そこで生活するのもいいかなあと思ったり。鍼灸師の免許を取ったきっかけの一つは、旅先で出会った人に、お礼として何かできないかということ。そして、もし自分がゲストハウスをオープンしたら、一室は治療室にしてそこで治療をすること。そんなことを考えたりもしました。

 この映画『プール』をみて、旅先で過ごしたこと、旅先で出会った人々のこと、いろんなことを思い出しました。そして、すっかり忘れてしまった“ゲストハウス”を持つという夢も思い出しました。映画の中に出てくるような、誰もが癒される空間で、心と身体の疲れを癒す、そんなゲストハウスをいつか作りたいと、また思いに入れることにしました。


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楽の字 -『楽訓』 貝原益軒著より

楽の字

聖人はなにかにつけて楽の字を説きたもうた。なぜそうされたのかを思い、楽しみの切実なことを知らねばならぬ。礼経(『礼記』)にも、「心中しばしも和らがずたのしまざれば、いやしき心生ず」といっている。

 中国思想では、様々な点で優れた心持をもっている人を聖人と言います。聖人になりますと、俗なことを超え、あらゆることに通じることができるようになり、時に有限の寿命も延ばすことができます。聖人は憧れの境地であり、生きる人の理想の姿とされていますが、その聖人もまた、「楽しむこと」を説いているということです。


この楽しみを失わなければ、きたない心はおこらない。だから賢愚を問わずこの楽しみを求めよう。ただ賢者にだけ楽しみがあってよいのではない。誰でも楽しみが内にあると、徳が身をうるおし、心はひろく身体はゆたかになる。ちょうど冨が家をうるおすようなものである。

楽しみは聖人のものだけではなく、我々凡夫のものにとっても大切なものです。いえ、凡夫だからこそ、本当の意味で楽しむ心をもっていないと、きたない心に侵食されてしまいます。心が、心から楽しむとき・・・例えばきれいな夕焼けを見たとき、心がスーッとゆるみ、なごみ、そして希望が沸いてきます。逆に誰かが喧嘩をしている姿を見ると、ああ、怖いなぁとか、嫌だなぁと、心がすさんで暗くなります。誰もが楽しむ心を持てば、心はひろくなります。そして、心が広くなると、身体もゆったりとしてきます。
 賢者は楽しむことの真髄を知っています。いえ、賢者だけではなく、我々もみな楽しむ心を持っています。内なる楽しみをよみがえらせて生きましょう。



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『心配性』 マイナスターズ

 昨日は「グーグル症」というニュースのお話をしました。

 あまり心配しすぎも体に悪いということで・・・。

 本日の名曲アワーは、名曲というよりは、かなりの迷曲である、マイナスターズの『心配性』をお送りいたします。

 それでは、今週の第1位、マイナスターズ、『心配性』。



 ライブバージョンは → こちら(三村マサカズの突っ込みを味わいたい方はこちら。動画をはめ込むことができなかったので、リンクにしました。)

 そうなのです、マイナスターズとは、お笑いのさま~ずがやっていたバンドです。


 これを聴きますと、自分の心配事など大したことないと思えてくるから不思議です。

 それにしても、三村の突っ込みは素敵だなぁ。
 日本一ですね、ここまでくると。



 ああ、おおおーーれはーー グーグル症!


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グーグル症

 先日ネット上のニュースを見ていましたら、「グーグル症」というものが載っていました。これはどんな症状だろうとクリックしてみました。以下そこからの引用です。

J-CASTニュースより
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体調が悪いと感じた人が、思いついたキーワードを使ってインターネットで症状を検索した結果、誤った自己診断をしてしまう――。検索エンジン「グーグル」の名を冠した、このような「グーグル症」にかかる人が増えているという。
勝手に「自分は重病だ」と思い込む。医師の診察を受けても「ネットで調べた治療方法と違う」と信用しない。こうした「素人判断」はかえって症状を悪化させる方向に導きかねない。医師にとっては、自分の診断や治療法の有効性を患者に納得させる必要もあるという。

検索結果だけで病状を判断するのは危険
米サウスタウンスター紙(電子版)は2010年5月16日、「増加するグーグル症」という記事を掲載した。グーグル症(英文「Google-itis」)とは記事中に登場する医師による造語。自分の病状を知ろうとネットで検索した結果、サイトに書かれている治療法を鵜呑みにしたり、深刻な病名が出てくると「これだ」と思い込んでしたりする「症状」だ。
記事中の医師は、例えば患者の首のリンパ腺部分が腫れていると、まずウイルスや感染症を疑うという。だがキーワードで検索すると、リンパ腫や白血病と言った重病も出てくる。これらはいわば「最悪のシナリオ」なのだが、それでも「自分がこの病気だったら」と不安に駆られて、医師が正しい診断を下しても納得せず別の検査を求める患者もいるようだ。
日本語で「首、リンパ腺、腫れ」と入力して検索してみると、当てはまる症状を解説するサイトがいくつも出てきた。中には「悪性リンパ腫」「リンパ節結核」という病名もあり、「自分はこの病気では」と自己判断してしまう人がいるかもしれない。
ライブドアブログでは「グーグル症」について、議論があった。「症状を調べて最悪を想定して医者に行くのはなにも悪いことじゃない」との意見がある一方で、「中途半端に知識あると自己診断しちゃうんだよね」「医者も大変だな。ネットで得たにわか知識で自分の命を診断しようとするやつがいる時代じゃ」など、ネット検索だけに頼るのは危ないという見方もある。
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 これは、何でもかんでもネットで検索できる時代ということもあるかと思いますが、医師と患者さんとの関係が、昔と変わってきたということも関係していると思います。
 まず一つは、医師と患者さんとでは医療に関しての知識の量が違いますので、専門性におけるプロフェッショナルである医師と、医療に関しては素人である患者さんとの間には、大きな落差があり、医師の専門性を仰ぎ見るしかない状況がありました。しかし今ではこうしてインターネットで医療情報も検索できる時代ですので、この落差は縮まっています。
 もう一つは、インフォームド・コンセントの普及にあると思います。かつては医師は権威のあるもので、その治療方針に口を挟むことはできず、医師に従うことが当たり前でした。しかし現在は、治療を進めていくにあたり、医師はその方法やリスクをしっかりと説明するようになり、患者さんはその情報を元に、時にはセカンドオピニオンも得ながら、自ら医療を選択する権利を獲得してきました。

 以上のように、医療の選択は患者さんの自由であるという考えが普及してきました。これは逆に言えば、万が一病気にかかったときには、患者さん自身が自分で意思決定をしなくてはいけないという責任を負わされたことでもあります。医療の選択をするときは、自分で調べ、自分で納得し、自分で選択していかなくてはいけないという状況は、自由ではありますが、自己責任の比重が高まってきたことでもありますので、正しい情報を得る方法論を患者さん自身が持っておく必要があります。

 医師と患者さんと距離が縮まったことは、自分の人生を決定するという意思が保証されたことでもありますので、これは喜ばしいことだと思います。しかし、この「グーグル症」のように、溢れる情報のなかで、要らぬ心配をしたり、自ら間違った選択をしてしまうこともあるかもしれません。また、ネットの情報の中には、自分の利益に誘導させるようなものも含まれておりますので、情報の精査も必要です。


 ネット上で確かな医療・健康情報を集めるために、当院のHPにリンク集を作りました。まだ未完成なところもありますが、今後充実させていきますので、よろしかったらご利用なさってください。

□ 医療・健康関連リンク集

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ホタルを見る夕べ

 昨日患者様から聞いたのですが、港区立青山小学校では、毎年この季節に「ホタルを見る夕べ」なるものを開催しているそうです。

 と、聞いて調べてみましたら、なんと今日まで!!(6月1日~4日まで)

 一年間小学生が育てたホタルを、一般公開しているということです。都会でホタルを見ることができるなんて、素敵ですね。19:30~20:30の間に開催されるということですので、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

 港区立青山小学校の地図はこちら。


大きな地図で見る

 港区立青山小学校のHPは、こちらから。


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詩と天人合一説

 東洋思想の一つに、天人合一説というものがあります。これは天の動きと、人の社会の動きが相関関係にあると言うものです。いくつか解釈があるようですが、もっとも一般的なものは、社会や人の影響が主となって、天の動きに働きかけるという考え方です。つまり、天変地異や、天候が不順であったり、その影響で作物が取れなくなる事態などは、人間の社会の乱れによるということになります。中でも、特に政治を司る人、つまり権力者が天に与える力が大きくなるようです。現在の日本でいえば、政治を統括する立場にある内閣総理大臣がその天人合一説の大きな役目になります。

 この天人合一説が科学的なものであるかは不明であり、証明できるものではありませんが、一般の感覚として、「今の世の中が悪いのは、お上のせいだよ。」というものは理解できるかと思います。そのような感覚からいきますと、この8ヶ月の鳩山政権は、どっちに行くのか分からないふらふらした感じがあり、また、初めての選挙による政権交代ということで、我々も不安や希望、落胆や期待といったものが交錯し、この日本中で沸き起こった右往左往振りは、冬あたりか続いていた不順な天気とも重なるように思います。今年は4月に雪が降りましたが、春の暖かさに水を差され、一気に気分は冬へと逆戻りをしましたが、沖縄の問題や、子供手当ての問題のようにも感じてしまいます。

 と、このような天人合一説ですが、和歌を研究している患者様にお話を伺ったところ、和歌の世界にも天人合一説はある、というよりは、かなり天人合一説を意識したものがあるそうです。特に勅撰和歌集と呼ばれるもは、権力の正当性を示すものだったそうです。話が長くなりますので省きますが、『古今和歌集』の成立は、かなり、時の権力の正当性を誇示する目的もあったということで、興味をそそられました。いい和歌を作ること、いい和歌を選ぶことは、時代を正しい方向へ戻すための力になったというのですから、すごいことです。

 患者様は、「今の時代はあまりいい歌がないですからね。」と一言添えておりました。

 高度経済成長をしていた1960年代後半から1970年代前半まで、そこには“昭和歌謡”と呼ばれる歌謡曲の黄金時代がありました。NHKの紅白歌合戦、レコード大賞など、それはそれはその年を締めくくるにふさわしい代表曲がひしめき合い、誰もが口ずさみ、そして今でも歌い継がれています。経済成長が著しい中、自民党内での権力闘争があったにせよ、表面的には揺るぎない一党による安定政治がありました。その安定の上に、社会全体が成長できたのは、天人合一説に重ねると、そこに政治の安定があったからなのでしょうか。

 ロックの世界で見てみよう。
 1967年、ロックはサイケデリックムーブメントに彩を増していました。それまであったビートルズ、ストーンズといったスタンダードロックの勢いが加速し、その流れはフラワームーブメントへ飛び火し、ジミー・ヘンドリックス、クリームなど新しいロックが生まれようとしていました。しかしその流れも、1970年、ジミー・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソンという3Jが相次いで他界することで、ロックは一度終焉を迎えます。この流れは正に、アメリカの盛衰とも重なるように思います。


詩と天人合一説。
いい詩をつくろう。
いい詩をつくって、世の中を変えよう。
世界は詩で変わっていく。

NO MUSIC , NO WORLD 

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おどかさないように

 受付の後ろの窓の外に、少しスペースがあります。
 晴れた日はここで洗濯物や治療ベッドの布団を干したりします。本日も洗濯日和になりましたので、洗濯物を干そうと窓を開けました。

するとそこに置いてある物置の下に子猫がいました。

100601neko.jpg

 おどかさないように、そっと近づいて写真を一枚。

 もう一匹いたような感じですが、その子は出てきませんでした。

 この子は好奇心旺盛のようですね。

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