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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


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酒場は今も昔も

 金元四大医家の一人、劉完素が著した『玄機原病式(げんきげんびょうしき)』という本があります。
 この書物の「熱類」のところで、こんな記述がありました。

「お酒の味は苦(にがみ)に属し、性質は熱である。心火をよく養い、これを飲むと人は赤くなり、呼吸が荒くなり、脈は洪大にして数(さく)になる。
言語は滞り譫妄(せんもう)となり、歌を唄いしんだりったり、んだり、ったり、うがごとくで、健忘し、喉が渇いたり、吐いたり、これらはみな熱証である。」
 
 さらに意訳しますと、“お酒を飲むと、ろれつが回らなくなったり、意識が朦朧として記憶が飛んだり、歌を唄いだしたり、泣き上戸、笑い上戸、愚痴ったりと、まるで狂ったようになってしまう。”ということです。 

 “酒は飲んでも飲まれるな”という言葉が当時あったかどうかは分かりませんが、この様子、現在の酒場の様子とあまり変わっていませんね。こういったことを想像するのも古医書の楽しみの一つです。

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『白隠禅師の不思議な世界』

白隠禅師の不思議な世界 (ウェッジ選書 33 地球学シリーズ)白隠禅師の不思議な世界 (ウェッジ選書 33 地球学シリーズ)
(2008/07)
芳澤 勝弘

この本の詳細を見る


 江戸時代の中期に活躍した禅僧で、白隠(はくいん)という方がいます。禅宗の間では、“500年に一人出るか出ないか”と呼ばれるほどの偉人です。達磨などの絵が有名で、禅僧としても超有名なので、すでにご存知の方も多いかと思います。

 白隠は静岡県沼津出身で、15歳のときに、生家に近い松蔭寺で出家いしています。そして19歳のときから諸国へ旅をし、様々な修行や体験を経て、再び33歳で松蔭寺に戻り、そこのご住職になられました。その名声は日増しに高まり、東海道の宿場町にあることから、諸国から多くの人が話を聞きにやってきたといわれており、

駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠

とうたわれたそうです。

 白隠は賛を入れた禅画を描くことでも有名で、特に迫力がありながらも、どこかユーモラスのある達磨の絵を思い出される方も多いかと思います。その絵の魅力は、一度見ると忘れらない余韻が残るのですが、どのような意味を込めていたのでしょうか。
 白隠は42歳で大悟したそうですが、そのときに「四弘請願門(しぐせいがんもん)」と呼ばれる4つの誓いを実践することこそが菩提心だと悟り、それ以降はその実践に励んだそうです。その実践の一つの形が禅画であったようです。

 この本からの抜粋ですが、白隠が実践した「四弘請願門」の内容は、
「無限にいる生きとし生けるものすべてを救います。
 無限にある煩悩をすべて断ちます。
 無限にある教えをすべて学びます。
 そしてこの上ない教えである仏法を実現します。」
ということです。

 四つあるうちのどの一つにおいても、実現不可能と思ってしまう私は、すでにその資格はありませんが、その四つとも全てを実現しようとし、そしてそれを実践した白隠は、まさにスーパースターです。

 どんな人柄だったのか、どんな声で、どんな話をしたのか、想像するとドキドキしてきます。東海道を行き交う人にとって、この沼津の原宿と呼ばれた宿場町を訪れることは、旅の途中の一服の清涼剤であったのでしょう。

 本の内容は、白隠禅師の生まれや育ち、そして禅画の解説はもちろんのこと、後半には現代の脳科学や、科学的な視点から見た共通点を語る座談会があります。現在解明されている脳科学の考え方と、白隠の世界観の接点がとても興味深く読むことが出来ます。

【関連情報】
□ 白隠が住職を務めた松蔭寺への案内 → こちら

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額に汗して働く

 この1ヶ月、リーマン・ブラザースの破綻から一気に株価が下がり、金融危機が全世界で広がっています。
 急激な円高が進み、ここぞとばかりに円をドルに換える人が両替所に並んでいるとか・・・。

こういった光景をニュースで観た年配の患者様が、

「日本人はいつから額に汗して働くことを忘れちゃったのかな~。」と嘆いておりました。

 私が小学生の頃は、学校も会社も休みは日曜日と祝日だけでした。しかし労働時間が長いということで会社の休みが増え、そして移行期間を経て学校も週休二日制になりました。そしてそれが当たり前のようになりました。

 最近では日本の学力が落ちていると指摘があります。
 しかし、学校での勉強時間が少ないのですから、単純にそれだけでも学力が落ちるのは当たり前です。小学生のときなどは、勉強するよりも遊ぶことが楽しいですから、学校でしか勉強しない子がほとんどです。学校での勉強時間が減れば、それだけ勉強の量が減るのですから、学力が落ちるのは当然です。
 これは仕事にしてもそうではなでしょうか。
 日本は資源がない国ですから、これまで額に汗をして働くことで、経済や社会システムを支えてきました。しかし現在はそういったことがあまり誇らしくない、かっこ悪いという雰囲気も一部にありますし、昨日のブログにも書きましたが、“がんばること”に茶々を入れる風潮もあります。

 果たしてこの国はどこへ向かっているのでしょうか。

「生活するってことは、大変だよ。みんなでまたがんばろうって思わないとなぁ。」と帰り際におっしゃってました。
 
 “勉強することは、自由になること”

 そんなことをどこかで読んだのを思い出しました・・・。


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がんばってはいけないのか?

 先日MSNのホームページで、村上龍のRVRという動画を見ました。見たのは、村上龍と坂本龍一の特別対談というものです。

 この対談の冒頭で、坂本龍一は“がんばれ”という言葉を批判していました。この動画の中で、坂本龍一は、がんばれという言葉が一番嫌いだと言っており、村上龍もそれに同調しながら話を進めていました。
 私はそれを聴いて、「ああ、才能のある人はいいなぁ」と思いました。
 おそらく才能のある人は、“がんばって”向上するという感覚よりも、自然と出来てしまって、やっているうちにどんどん向上していくという感覚なのかなと思います。
 たとえばスポーツの世界では、「名選手、名監督にあらず」という言葉がありますが、これは、名選手は教えてもらわなくても勝手に身体が動きますので、皆も同じようにできるのではと錯覚していますので、指導も感覚だけで終わりやすく、采配も勘に頼りがちになる、そのために、名選手は監督業には向きにくいということだと思います。
 同じように、坂本龍一や村上龍のような、ある分野の才能に恵まれた人は、逆に、私のような凡庸な人間のことは分からないんだろうなと思います。普通の人の“がんばる”という感覚が分からないために、その言葉を過剰に嫌ってしまうのではないかと思います。

 私は凡庸な人間なので、とりあえず“がんばって”みないと先が見えません。これまでの人生、ある程度がんばってみないと分からないことも多く、そうしているうちにようやく回りが見渡せるようになり、さらに先に進めるようになってきたこともありました。鍼灸治療、治療院の装飾など、どれをとっても楽に出来たことはなく、どこでもがんばっています。
 もちろん人生に挫折はつきものです。がんばっても結果が伴わないこともたくさんありますが、最大限がんばったことで得られた学問や技術は、決して消えることはありません。私が今日鍼灸の原典を読めるのは、受験時代にしっかりと漢文を勉強しておいたおかげです。もしそのときがんばっていなければ、今のように原典を読むという習慣は出来なかったのではないかと思います。

 もちろん、“がんばり方”はあると思います。常に張りつめた緊張の中でのがんばりは過剰なストレスになります。程よい緊張と、緩めることをうまくやっていくことが大切になります。その意味では、“がんばる”ことは時に害になることもあるでしょう。しかし、これはがんばり方の問題であり、がんばることそのものを否定する理由にはならないと思います。

“がんばること”はそんなに悪いことなのでしょうか?
“がんばってはいけない”のでしょうか?

 何年か前に、栄養ドリンクの宣伝で坂本龍一の曲が使用され、その曲は癒し系の音楽ということで人気を博しました。しかし、栄養ドリンクは過剰にがんばるためのものであり、癒されたいということは、過剰にがんばってきたことへの裏返しであります。坂本龍一ががんばるという言葉を否定しながら、CMを見る人を過剰にがんばらせ、それでお金を稼ぐ・・・なんという自己矛盾ではないかと私は思いました。

 俳優の高島忠夫さんは、“がんばって”という言葉に励まされて、うつ病からの回復の起点を見出したということです。がんばることを否定しがちな世の中ですが、がんばることで“生きる”人もいることを、もう一度知っておくことも大切かと思います。

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自ずから・自ら

 先日「自然(しぜん)」と「自然(じねん)」のお話を書きました。
 この記事を読まれた患者様からこんなご指摘を受けました。

「“自”というのは、“おのずから”とも読みますし、“みずから”とも読みますよね。この読み方には相当に違いがありますよね。」

 この患者様は、大学院で和歌を研究されている方で、言葉にはとても敏感です。
 確かにご指摘の通り、“自ずから”と“自ら”ではかなりニュアンスに開きがあると思います。
 “自ずから”ですと、そのものが持っている性格なり、性質なりがそのまま地面を突き上げるように出てくるようなところがあります。
 一方の“自ら”ですと、そこにはそのものが持っている意思のようなものを感じます。より意識的に、そこへ向かおうとする気持ちを感じます。
 そう考えますと、“自ずから”、“自ら”は、同じ内在する何者かを指しながら、そこに作用する力と方向性には大きな隔たりがあるように思います。

 そして患者様と話していて気づいたのですが、“わたし”を表す“じぶん”という言葉にもまた“自”があります。

 “自ずから分ける”

 “自ら分ける”

 さて、“自分(じぶん)”とは果たしてどちらに入るのでしょうか?
 
 おのずから、自然と湧き出る心。
 それとも、
 みずから向かっていく心。

 内在する心には、様々な動きがあるんだなぁと思いました。

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旺盛なセイタカアワダチソウの影

 今回四国に行きまして、まずこの黄色い花が目に留まりました。

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 何度もこの時期に四国を訪れているのですが、今日ほどこの黄色い花が目に入ったことはありませんでした。

 こんな黄色い花が咲く景色をこれまで見たことあったかなぁと思いながら、バス停まで迎えに来ていただいた方に、「この花は何ですか?」と尋ねました。
 すると、「あれはブタクサって言うんですよ。この時期のアレルギーの元ですねー。」という答えが返ってきました。その答えを聞いて、「遠目で見るととてもきれいな花なのに、あれがアレルギーを起こすというブタクサなのか・・・。」と思いました。アレルギーの元凶であっても、とりあえずブログのネタにでもなるだろうと、仕事の合間に一枚写真を撮ったわけです。

 そして、本日ブタクサについて書こうとして、ネットで検索してみたところ、なんと、現地の方が“ブタクサ”と呼称していたものは、実は「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」でした。しかも、この花は虫が花粉を媒介する(虫媒花)そうなので、花粉を撒き散らすこともなく、アレルギーの元ではないそうです。第二次世界大戦前に日本への移入が始まったようで、観賞用に入ってきたとも、養蜂家が蜂蜜を取るための花として入れたとも言われているようです。
 セイタカアワダチソウが、この時期のアレルギーの元凶であるブタクサに間違えられていると聴いたら、セイタカアワダチソウに同情したくなります。しかし、検索先の文章を読んでいますと、セイタカアワダチソウに同情するなんてとんでもないことで、憂慮するべきことなんだと分かりました・・・。

 私は黄色という色が好きだということもあり、今回このセイタカアワダチソウを観て、「きれいだなぁ」と不覚にも思ってしまったわけですが、ネットで調べていきますと、セイタカアワダチソウはアレルギーの原因ではないのですが、どうやらく、それ以上に深刻に日本の植物の生態系に甚大なる悪影響を与えているようなのです。その旺盛な繁殖力と、土壌を傷めることによって、日本の植物や生態系にも大きな影響を与えているようで、この事実を知りますと、決して“きれい”と見とれている場合ではないと危機感を感じます。
 私が他の記事を参考にしてここにまとめるよりも、専門家のお話を直接読んでいただいた方のがより実感が沸くと思いますので、以下にリンクをしておきましたので、お時間がありましたら是非とも読んでください。

□ セイタカアワダチソウの盛衰
□ セイタカアワダチソウのアレロパシー(他汗作用)

 生態系は微妙なバランスによって営まれています。地球環境の悪化が叫ばれる中、こうした身近なところからも考えていく必要があるのだと痛感しました。


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谷中のアート化

 先日、天遊組の主催する「自然展~JINEN~」を観て来ましたが、患者様にいただいたDMには、

谷中アート化しています」と書かれていました。

 私は大学時代に写真部にも所属していたのですが、そのときに、下町の風景を撮りに谷中や根津、千駄木、いわゆる谷根千に足を運んだ時期がありました。そんなことを思い出しながら、会場へ向かう道すがら、きょろきょろと周りを見ながら歩いておりました。

 なるほど、谷中のアート化かってこんな感じなんだなぁ、と感心しました。下町の空気と、アートな空気がうまく融合しあって、ノスタルジアな光景を醸し出しています。とても温かく、とてもやさしく、懐かしい人々の声が聞こえてきそうな感じがしました。 

 今回は愛玉子を食べそびれてしまったので、また足を運びたいと思っています。そのときは、また回りを歩いて見たいと思います。

 谷根千(谷中・根津・千駄木)をテーマにした素敵なブログを発見しましたので、ご紹介しておきます。

□ 谷根千ウロウロ

 アートだけではなく、喫茶店や雑貨屋さんなどもありますので、どうか皆様も、この谷根千ウロウロを参考にしながら足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


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Kさんからの指導~♪

 表参道・青山・源保堂鍼灸院のブログ『鍼たま』は、開設以来、シンプルであることを心がけてきました。文字も普通で、写真も普通で・・・。

 しかし最近文字を大きくしたりしています。たとえばこんな風に

 実はこれは、四国の患者さんで、私のパソコン指南役のKさんに指導してもらったものです。

先月四国へ出張したときに、「瀬戸さんのブログは、見た目が単調で長いときは読む気せんわ~。」と言われました(笑)
 そこで先月から少しずつ文字を大きくしたり、太くしたりと工夫してきました。

 本日Kさんに、
「いやー、文字が大きくなったりしてきたけど、あれでは目立たんでー。太くするとか、色変えるとか、もっと芸がないといかんわ~~。ほんとしょうもないで~。」とまた指導をいただきましたm(__)m

 ということで、文字を大きくしたり、色を変えてみたり、少しずつ変化を付けてみたいと思いますが、さてどうしましょうか・・・。

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映画 『奈緒子』

奈緒子奈緒子
(2008/07/11)
上野樹里三浦春馬

この映画の詳細を見る


 舞台は長崎県の波切島。
 主人公の一人、映画のタイトルでもある奈緒子は、喘息の療養のために波切島を訪れる。しかしその滞在中に、船釣りから落ちてしまう。海に落ちてパニックになる奈緒子を助けに、釣り船の船長が海に飛び込んでいきました。無事に奈緒子を船の上に助け出したのですが、少し先に浮いている奈緒子の麦藁帽子を取りに行ったところ、その男性は大きな波に襲われ命落としてしまう・・・。その男性の一人息子が、もう一人の主人公である雄介。雄介は父の影響で、走ることを幼い頃から始め、そして高校の陸上部では、注目の存在にまで成長する。成長した奈緒子もいつしか陸上部に所属し、あるときの大会で二人は再会することになる・・・。

 原作は漫画のようです。原作に思い入れのある方から見ると、あまりよい出来の映画ではなかったようです。原作はかなり長い漫画のようですので、その長編を2時間に集約することを考えると、はしょるところもありますし、原作のイメージからもずれることも多いかと思います。

 しかし、私は素直良いと思いました。

 まず、陸上部の皆さんの演技がすごくよかったです。陸上部でもない人達が、本気で走る陸上部を演じること自体とても難しいと思うのです。撮るほうとしても、いかに本物らしく撮るのは大変なのではないでしょうか。それを演じるのが俳優であり、それを撮るのが監督といってしまえばそれまでなのですが、まずその真剣度が素直に伝わるという意味で、とても見入った映画でもありました。

 何かを信じて走る。
 何かを求めて走る。

 道のりは長く、険しい。
 しかし、何かがあるから、また走る。

 つらくなることもあり、
 めげそうにもなり、
 しかし、何かがあるから、また走る。


 一つのたすきを皆で繋いでいく駅伝。私が生まれた箱根では、毎年お正月に箱根駅伝があります。途中棄権してしまった無念の選手、追い上げて区間新を作る選手、山のスペシャリストと異名を誇る選手などなど、毎回見所がたくさんあり、ドラマが生まれる駅伝。
 先日母校が箱根駅伝の予選を通過したというニュースを読みました。あまり興味のない競技でしたが、映画『奈緒子』に触発され、母校の箱根駅伝出場もあり、来年のお正月はじっくり選手の姿を追ってみようかとも思います。


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10月の四国出張のお知らせ

◇◇◇◇ 2008年10月 四国出張のお知らせ ◇◇◇◇

10月19日(日)~21日(火)の間、四国出張をしてまいります。

19日~21日の期間は、治療院をお休みいたしますので、どうかご了承の程よろしくお願いいたします。
※ 22日(水)から平常通り治療いたします。

【出張中のご予約について】
※ 出張中は電話を携帯に転送しておりますので、お電話でもご予約を承ることができます。
※ メールでのご予約は予約フォームからお願いいたします。ご予約確認のお返事メールは、転送先の携帯電話からになりますのでご了承下さい。

患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。

源保堂鍼灸院 院長 瀬戸郁保 

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自然(しぜん)と自然(じねん)

 先日観に行ってきました『古代文字アーティスト集団 天遊組 自然展』。いただいたDMには、「JINEN」とありましたので、この展覧会の「自然展」は、“しぜん展”ではなく、“じねん展”と読んでほしいという天遊組の意図が伝わってきました。

 現在我々は、「自然」といいますと、“しぜん”と読み、山や川、草花といった自然をイメージします。しかし、「自然」が“しぜん”と読まれるのようになったのはごく最近で、明治以後に、「nature」とうい英単語の意味を創作したことから始まります。

 「自然」とは、そもそも“じねん”だったのです。

 それでは、「自然」とはどういうい意味なのか?

 これは漢文読みをすれば分かりますが、「自ずから然り」と読むことから、“ありのまま”“そのままある姿”ということになるかと思います。さらに意訳すれば、“その人・その物が持っている自ずから現れ出る姿”ということになるでしょうか。

 この意味からしますと、「自然展」とは、字を書く人それぞれの姿の自然(じねん)の姿を表現したものなのかと思いました。また、漢字が持っているそもそもの自然(じねん)の意味を掘り起こすことで、人間の根源に眠っているものを呼び起こそうというものなのかと感じました。

 しかしここで難しい問題があります。
 一見すると自然であることはいいことのように思いますが、もし自然の姿が悪いものだったらどうでしょうか?各自が好き勝手に、自分の思い通りに自然のまま振舞ったら、そこには秩序はありませんので、荒れ果ててしまいます。
 しかし逆に、自然の姿が良いものであったら、法律などがなくてもお互いが楽しく時を享受することが出来ます。ぶつかり合うことがありませんので、法律などで縛られる必要もないので、理想的な社会といえるかもしれません。
 このような自然のあり方が、本来悪なのか、それとも善なのか・・・という問いかけから、性善説と性悪説というものが中国哲学に生まれました。

 人間の自然は、どちらなのでしょうか?

 ちなみに悲観的楽観主義の私は、性善説ではありますが・・・。


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古医書を読むのは原文で。

 先日天遊組のグループ展を観に行った際に、患者様とお話をしたのですが、そのときに

「私もいつも漢文を読んでいるので、漢字には思い入れがあるんですよ。」とお話をしたところ、

「え?漢文で読んでるんですか?」と意外な顔をされました。

 そうなんです、漢文を読んでいるんです。原文です。特に私のような古医書に基づいた治療をするためには、原文を読むことは避けられません。日本語に翻訳されたものや、日本語で解説されたダイジェスト本なども多数出ているのですが、やはりしっかりと原文であたりたいものです。また、『黄帝内経』や『難経』といった古医書でも原典的なメジャーなものは日本版も多くありますが、それ以外はあまり出ていませんので、原文を探しておく必要があります。

 原文を著した本には、現在の活字で組み直した本もあります。台湾の出版社の本は、活字で組み直されていても、繁体字で縦書きのものがあるので読みやすいのですが、中国本土のものですと、簡体字横組みといったものが多く、こちらは慣れるまで時間がかかりました。

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繁体字・縦組み 『張氏医通』の頭痛を解説した箇所

koisyo4.jpg
簡体字・横組み 『鍼灸資生経』の頭痛を解説した箇所

 活字に組み直された本のメリットは、校正がされているところです。文章の区切りをしっかりと示してあり(点校)、また、原本ではかすれていたところも補われているので安心です。

 こういった活字に組み直された本のほかに、影陰本(えいんぼん)というものがあります。これは当時発行された本をそのまま印刷した、いわば当時の本のコピー本です。これですと、組み直された本とは逆に、校正されていませんので、その分はデメリットになります。
 しかし大きなメリットとしては、当時の雰囲気を伝えているところでしょうか。当時の医家になったつもりで読み進められる感覚があり、どことなく東洋医学の空気が伝わってきます。また、原文に当たるという本来の目的を達成している充足感も大きな魅力かと思います。

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『黄帝内経』の解説本。馬元台と張志聡の解説が併記されているもの。

 このように、毎日臨床の合間に漢字と格闘しています。我々が枕草子や源氏物語をすらすら読めないように、現在の中国人もこれらの原文を読むことはできません。

 漢字という文字の持つ魅力を、『天遊組・自然展』で再認識しました。また一つ一つ大切に原文に当たりたいと思います。

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『天遊組 自然展』を観て来ました。(2)

 天遊組で書かれる文字の元は、甲骨文字と呼ばれる漢字の祖形です。古代中国では、天の意志を尋ねるために、獣骨や甲羅に尋ねる内容を記して、火にくべてその割れ具合などで吉凶を占ったとされています。そのときに使われたのが甲骨文字です。案内していただいた患者様のお話では、甲骨文字は神に捧げる文字ですので、その存在は神聖で、そして文字を作る作業もまた神聖なものだったそうです。変な文字を作ったりすると、処罰されるほどに厳しかったそうです。現在残された甲骨文字は全部で3000文字あるそうで、その3000文字は、どれもそういった中で作られた貴重なものであり、今日までそれが残っていることは、奇跡に近いものだそうです。

 甲骨文字を元にしながら、各自がインスピレーションを得ながら文字を書いていくそうです。文字の成り立ちを書いた辞書などの記述から、何度も何度も書いていくそうで、筆順などもありませんので、どこから運んでどこで止めるかなど、甲骨文字を元にしながらも、そこには創作があります。そして文字を築き上げた先人へのオマージュ、レクイエム、リスペクトなど、全ての思いが注がれていきます。

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 それぞれ、どんな文字を表現しているか分かりますか?
 何か迫ってくるものはあるでしょうか?

 普段何気に使っている漢字には、歴史があります。そして、そこにはたくさんの思いが込められています。その思いを呼び覚まし、その思いに触発されることで、新たな生命が宿ってくるような感じがします。

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『天遊組 自然展』を観て来ました。(1)

 ブログで告知していました『古代文字アーティスト集団 天遊組 自然展』を観に行ってきました。ちょうど東京国立博物館の前の道を、谷中方面にまっすぐ歩いた道沿いにギャラリーはありました。

 このグループ展に参加しいている患者様にお話を伺いながら、一つ一つ見せていただきました。
 まず最初にギャラリー入って左手に飾ってあったのが、この一本の線。

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 一本の線を、筆で上から下に書いただけのものですが、作品を書く前に、ウォーミングアップとして何度も何度も書いたりすることもあるそうです。ひたすらに書いているうちに身体も温まり、そのうちに、徐々に自分の中に眠っている感性に火が灯されるのでしょう。
 それにしても、見事に四者ともにその現れる線の形は異なります。異なる人が書いたのですから、それは当然かもしれませんが、単純な一本の線の中にも、その人となりが表れるようです。そして同じ人であっても、常に同じ線を書けるものではないといいます。体調や気分、集中度などによって全然違うそうです。微妙な差が、筆先に、筆の運びに現れるそうなのですが、一回一回が自分との対峙になるのでしょう。


ただひたすらに線を書くとき、自分は消えてしまうのでしょうか。
それとも、はっきりと自分が現れてくるのでしょうか。
線の中には、まぎれもない“自分”がいるようです。

 個人的なお話ですが、ときどき筆ペンで文字を書きたくなります。アートということではないのですが、どことなくあの筆の感触が好きです。 本日も四国の患者様へ、今月の出張のお知らせをお葉書で送る際に、お名前とご住所を筆ペンで書きました。天遊組の影響で、ちょっとばかり跳ねが飛びすぎましたが。


 これだけ大きな文字を書けたら楽しいだろうなぁ。気分も晴れるだろうなぁ。
 空に舞い上がるように、書いてみたいと思いました。

【関連情報】
□ 天遊組公式ブログ

 

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ジャイアンツの優勝

 昨日ジャイアンツが優勝しました。最大13ゲーム差を乗り越えての逆転優勝。
 この快挙は、同じジャイアンツがかつて日本シリーズで起こした逆転日本一を思い起こさせました。仰木彬監督率いる近鉄バファローズ対、藤田元司監督率いる読売ジャイアンツ。ジャイアンツ4連敗の後、5連勝しての日本一。

 このとき私は浪人をしていたのですが、通っていた駿台予備校の名物教師であった筒井正明先生が、次のようにおっしゃってました。

「この日本シリーズをどう人生の教訓にするかだな。
 ジャイアンツの立場から見たら、最後まで諦めない、ということになるし、
 バファローズの立場から見たら、勝負は油断してはいけない、といことになる。」

 物事は陰にも陽にも捉えることが出来ます。また、長いスパンで見たら、失敗も成功も表裏一体で、どちらもあってこその世の中かもしれません。この大逆転を糧に来年の阪神はより緻密な野球をしてくるかもしれませんし、ジャイアンツも下からの突き上げにうかうかしてられないことでしょう。

 人生は勝ち負けではありません。
 しかしこの逆転劇は、夢を追いかける人には勇気を与え、長いトンネルの中にいる人にとっては、“まだまだこれから!”、という気持ちを強くしてくれたのではないでしょうか。

 

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古代文字アーティスト集団 天遊組 自然展

jinen.jpg

 患者様から一通のDMをいただきました。

2008年10月10日(金)~14日(火)
 『古代文字アーティスト集団 天遊組 自然展』

 主催者のブログを拝見したところ、プロフィールとのところに(以下抜粋)、こんな文章が。

『「自分発見」を求めるアーティストたちが「天遊組」に集まった。 「個性」と思い込んでいたものを取り除くと、人はどんどん自由になり、やっと個性が、本質が見えてくる。

 “個性的”であることはその人らしさが出ている状態を指していますが、では、本当の意味で、純粋に“個性的”でありえるのか?個性的な服装をしていても、意外とどこかのファッション雑誌の切抜きと変わらないものであったり、個性的な性格といわれても、それはただの変わり者でしかなかったり、本当の個性に辿り着ける人は少ないかもしれません。また個性というものは、表面的な個性を追い求めれば求めるほど、実は内面の個性からは遠ざかっているのかもしれません。

 “個性”とは、その人の心の中にある“核”、“芯”のようなものではないでしょうか。核や芯といったものは表面にはなく、内側にある中心軸です。いくら外側を着飾っても、内側の核がしっかりしていないとその外側もうまく着こせないように思います。逆に言えば、核なる個性を求めていって、はじめて外側の個性も光り輝き出すのではないでしょうか。

 同じようなことは鍼灸治療、東洋医学にも言えます。
 とかく鍼灸師は、自分の治療の“個性”を主張したがります。“この治療は私が発明したものです。”、“このツボは私が発見したものです。”、“独自の治療方法をあみ出した。”など、少しネットで検索しただけでも枚挙に暇がありません。
 しかし、私はそういった風潮に、「ちょっと待て」、と言いたいのです。
 鍼灸治療の原典(原点でもあります)は、2000年前に書かれた『黄帝内経』にあり、ここから外れることはありません。この『黄帝内経』は、東洋医学の核であり、芯であり、本当の“個性”であります。この原典を無視して、“私が発明した。”というのは、あまりにもおこがましいように思うのです。東洋医学の個性をしっかりと修得し、基礎をしっかりと作り上げた上での発言ならまだいいのですが、“個性”を主張する鍼灸師の方ほど、『黄帝内経』を読むことなく、表面的なことだけで済ませているようなことが多いように思うのです・・・。

 「個性」とはどこにあるのでしょうか?いつか辿り着けるのでしょうか?
 「個性」は外にあるのではなく、自分の心の内に内在しているのですから、必ず辿り着けるのでは?と思います。そのためにも、私は『黄帝内経』などの古医書を読み歩くしかないと思っています。

 時間があれば伺いたいと思います。
 芸術の秋、皆様に於かれましても、アートに触れる素敵な季節になるかと思います。上野と谷中でアートリンクというイベントが行われているということですので、晴れた日などは素敵な散歩になると思います。DMと上野-谷中周辺の地図は当院に置いてありますので、ご自由にお持ちください。

【関連情報】
□ 天遊組公式ブログ
□ art-Link上野-谷中公式ページ

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『十牛図入門 -「新しい自分」への道』 横山紘一著

十牛図入門―「新しい自分」への道 (幻冬舎新書 (よ-2-1))十牛図入門―「新しい自分」への道 (幻冬舎新書 (よ-2-1))
(2008/03)
横山 紘一

この本の詳細を見る


 禅の教えを伝えるものとして、「十牛図(じゅうぎゅうず)」というものがあります。
 とても印象的な連続した絵なので、どこかでお目にかかった方も多いかと思いますが、牧人が牛を探している「尋牛(じんぎゅう)」という場面から始まり、牛の足跡を見つける「見跡(けんせき)」。そしてその足跡を辿っていって、尻尾を垂らした牛の後姿を発見し(見牛(けんぎゅう))、そしてその牛を何とか無理矢理にでも手中に納め(得牛(とくぎゅう))、次に牛を手なづけて自由自在に操ります(牧牛(ぼくぎゅう)。牛と一体化するほどになった後は、牛の背中に乗っかって家に帰ります(騎牛帰家(とくぎゅうか))。牛と牧人が一体化すると、もうそこには何もわだかまりがなくなったかのような、真っ白い図が、人牛倶忘(にんぎゅうくぼう)。真っ白になった後に、周りの自然の姿に改めて気づき、その自然をいとおしむかのような、自然の姿を現した返本還源(へんぽんげんげん)。そして最後はまちへ出て行く入鄽垂手(にってんすいしゅ)。
 今言葉で長々と説明しましたが、これは絵を見て瞑想するものなので、言葉であれこれ説明してもなかなか伝わるものではありません。禅の境地を絵で表したものですから、それは当然なことです。私はこの十牛図を長年不思議に感じ、いつか解説書を読んでおきたいと思っていました。先日ふらっと本屋さんに行きましたら、この本が平積みされておりました。まるで牧人が牛の尻尾を見つけたときのように、「お!」と何かが閃きました。すぐに手に取りぱらぱらとめくり、これはいいなぁと即購入しました。難しく敷居の高い禅の用語をわかりやすく解説しており、そして本書のテーマである十牛図も、十分な解説があります。
 筆者の横山紘一氏は、それぞれ丸い十牛図を、さらに円のように並べて、「観想十牛図」というものを発案したそうで、その写真も出ています。なるほどこれなら見ているだけで何か心持が整理されそうだなと感じます。

 私が感じますに、禅というものは、どこか山深いところで瞑想をするものではなく、常に自分がいるところで行われるものだと思います。それは自分の仕事を通してであったり、自分の家庭を通してであったり、自分が接する社会や人々のつながりの中で、普通に淡々と行われるもので、特別なことではないと思います。
 私はかつて(ついこの間まで・・・)、修験道というものをやっておりました。滝に入ったり、山行をしたり、各地の山へ出向いては門を叩いて参加したことがあります。マイ法螺貝も持っていたりします。しかし、今年に入り様々な心の変化がおきまして、修験道を辞めることにしました。20歳との時から滝に入り、今年の6月まで約18年間やっていまし、一時はこの道だけにしようかと思ったくらいです。辞めることに怖さもありますし、敗北感も感じたりもしました。
 しかし、日常生活にあることアタリマエのことに気づくこと、そしてそこに感謝することをしなくては、山で修行しても仕方がありません。日常生活をきっちりこなせない人間が、山でいくら修行しても、里へ戻ってくれば何の役にも立たないと思うに至りました。メーテルリンクの『青い鳥』のように、戻ってきたのは再び“自分”でした。遠回りをしましたが、自分探しの大きな旅であり、それはそれで大きな収穫であったと思います。

 十牛図は“観ること”が大切だと思います。“観る”とは、“生活の中で観ること”に通じると思います。目に見えないものに触れようと、目をつぶって瞑想するのではなく、見える範囲から感謝していくことが、本当の瞑想であり、修行だと思うようになりました。こう感じましたら、鍼をすることがまた楽しくなり、患者様と接することが楽しく、そして、その結果、いい鍼が出来て、ようやく病態を回復するお手伝いを出来るようになってきたかな、と思う今日この頃です。

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フィロデンドロンの成長

 今年5月のブログに載せた当院のフィロデンドロン。

 当時はこんな感じで、ようやく5月の陽気に誘われて、復活の芽を出してくれました。
finden.jpg

 あれから月日が経ち、暑い夏を経験し、あのフィロデンドロンがここまでに育ちました。

finden2.jpg

 枝の途中から葉っぱを出すことはなく、上のほうからどんどん新しい葉っぱを出していったので、上のほうが重くなって垂れています。このままでは細い茎が耐え切れないので、支柱を入れて支えるようにしました。

“実るほど 頭を垂れる フィロデンドロンかな”
 
 植物は、無言のままにも様々なことを語りかけ、教えてくれます。

 このフィロデンドロンは、開業当時に、往診時代の患者様がプレゼントしてくれたものです。初心忘るべからずと、思います。

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玄関のディスプレイ

 昨日購入した額縁ですが、早速玄関先のディスプレイに利用しました。

gakubuti.jpg

 こんな感じで、今回は「太陽の塔」がテーマです。

 好きな岡本太郎 ・・・ 瞬間瞬間に生き抜いた姿。

 好きな太陽の塔 ・・・ 1970年、大阪万博の年に私も生まれたので。

 治療院を開院するとき、ささやかですが、いくつか夢がありました。それはBGMにビートルズなど好きな曲を流すこと、そして、大好きな岡本太郎の本をマガジンラックに入れることなどなど・・・。
 もちろん治療院は自分だけの空間ではなく、患者さんを迎える、むしろ患者さんのための空間です。そこには、自分らしさを出しつつも、患者さんへの心地よい空間というものを意識して、その両者が共存し、両立できるものとして、という制約の中で、“自分も楽しむことができたらなぁ”という方向性があります。

 まず岡本太郎の本を設置することは、『歓喜』という本を置くことで達成しました。
 そして、できれば太陽の塔のポストカードなどを飾りたいということもありましたが、しかしまだこのポストカードを飾るという夢は、実現していませんでした。そこで先月東急ハンズで買い物をしているときに、偶然目にした額縁を見て、“おお、これだ!”と思いました。
 昨日昼休みに購入し、そして本日その夢の一つが実現。
 今回はさらに太陽の塔のポストカードを際立たせるために、額縁の下に設置してある花台の上にも仕掛けをしておきました。我ながらこのディスプレイはうまくできたなぁと思います(笑)あえて今回は写真を載せませんので、御来院の際に見ていただき、ぜひ感想をお聞かせくださいm(__)m

 以前テレビで、アーティストの日比野克彦氏が、太陽の塔を、“万人が持っているあの時代(1970年前後)の空気を呼び起こすタイムカプセル”と称していました。高度経済成長の時期は、オリンピック、万博など、その時代を象徴する大きな出来事がいくつかあり、リアルタイムで生きてきた方々にとっては、“万博の年は高校生で、遠足で行ったなぁ・・・そしてあの頃俺は・・・”など、マイルストーンとして、まさに太陽の塔は、“タイムカプセル”として記憶を呼びさます働きをしているようです。
 1970年に生を受けた私にとっては、同じ時の流れを生きている仲間のような印象があります。そして、“お前が生きるなら、俺も生きてやる!”と、にらめっこをしたくなるのです。そう、太陽の塔の向こうには、あの目をカッと見開いた岡本太郎がいるのです・・・。


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北海道フェス in 代々木 2008

 お昼休みに渋谷の東急ハンズまで走って買い物に行きました。治療院玄関のディスプレイ用の飾りとして、額縁を買いに行きました。今日はとてもいい天気で、爽やかで気持ちよく、代々木公園のわき道を歩くにはとてもいい天気です。
 
 代々木公園に行きますと、「北海道フェス in 代々木2008」が開催されていました。ちょうど一年前もたまたま通りかかったときにこのフェスに出会いました。そのときも東急ハンズへ買い物に行くところでしたが、今年もたまたま同じように北海道フェスに当たりました。

 東急ハンズで買い物を済ませ、来た道を歩いて帰ることにしました。まだお昼休みの時間はあるので、せっかくですので北海道フェスで食事をすることにしました。

zhingisukandon.jpg

 食べたのは、このジンギスカン丼。とってもおいしかったです。
 秋の高い空と、心地よい太陽の陽射しが気持ちよく降り注ぐなかでご飯を食べられる、なんて幸せな時間でしょう。

 ジンギスカンの他にも、海の幸や大地の幸、ソフトクリームなど様々な北海道の物産を味わえます。北海道フェスは以下の日程で行われているので、ぜひお時間がありましたら立ち寄ってみてください。気持ちのいい天気の下で、味覚の秋を楽しめるかと思います。

『北海道フェアin代々木2008~北のふるさと大地~観光と物産産直フェア』
開催日: 平成20年10月3日(金)~5日(日)
場所:   代々木公園B地区広場(NHK放送センター横)
交通:  JR 山手線 原宿駅から徒歩7分 渋谷駅から13分

追伸 玄関先のディスプレイも、きれいに、そして楽しく飾ることができました。お楽しみにしてください^^

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「BIND FOR WEBLIFE2」の使用感

 先月パソコンを新しくし、快適に様々な作業を行うことが出来るようになりました。本当にこれはありがたいことです。
 パソコンを新しくしたら、HPをまたリニューアルしようかと思っておりました。今まではアドビの「GO LIVE」というソフトを使って作成と更新をしてきたのですが、アドビがこれからのWEB製作標準ソフトを「Dreamweaver」にすると発表をしましたので、これまで使ってきた「GO LIVE」が過去の存在になってしまいました。そこで新しく「Dreamweaver」を購入して、HPを作り直そうかとも考えました。しかし、高価なソフトですので、そう簡単には導入できませんし、また、「Dreamweaver」を使いこなすには時間もかかるだろうと、躊躇しています。

 そこで「GO LIVE」に換わるソフトとして何かないかと探しあてたのが、デジタル・ステージから出ている「Bind for WebLiFE2」です。


BiND for WebLiFE 2 Windows版BiND for WebLiFE 2 Windows版
(2008/09/19)
Windows

商品詳細を見る


 テンプレートやブロック単位で組んでいく当たらしい操作感覚のHP作成ソフトです。雑誌のレビューや、このソフトで作られたHPを見て、なかなかスタイリッシュでプロが作ったようなものが出来ると感じ、導入してみました。

 そこで本日は製品レビュー。

 まず、このソフトの対象者は、デザインをすることが苦手な方へちょうど良いのではないかと思います。また、デザイン心はあるが、なかなかまとまりのいいのが作りずらいという中級者までもカバーすると思います。あまりに自由度が高すぎますと、デザインをどこから手をつけていいのかわからず、結局はごちゃごちゃしたまとまりのないページなることが多くあります。こういったことを回避するために、BiNDに入っているテンプレートはとても役に立ちます。ある程度文章などもはめ込まれているので、該当するところに自分の記事や写真を当てはめていくだけですので、わかりやすく作業を進めることも可能です。デジタルステージのホームページには、BiNDを使ってユーザーが作ったHPが多数載っていますが、どれも魅力的(そこに掲載されるだけあってか?)ですので、操作に慣れていけばテンプレートに自分なりの特徴を組み入れていくことも可能なようですし、単にテンプレートを使用しただけではない自分独自のものも作れそうな感じがします。

 しかし逆に言えば、自由度の高さを求めている方にとっては物足りなさが残ることと、操作性が今ひとつ掴みきれないところがあります。今まで「Go LIVE」という自由度の高いソフトを使用してきた私にとっては、操作性の不自由さを感じてしまいます。今まではフリーハンドで描いていたものが、決められた型を組み立てていくような作業になります。パズルを組み立てるような感覚なのですが、それが正直窮屈に感じることもあります。BiNDの良さに、もう少し自由度の高い部分を付け加えることが出来たらいいのになと思います。まだ使用して間もないので、BiNDが持っている潜在能力を全て把握しているわけではないことと、ほかのユーザーの力作を見てみますと、私が使っている範囲はまだ狭いので、もう少し長く使用して評価する必要があるかもしれません。
 それともう一つ気になるのは、他のページでも指摘されていることですが、ソフトの反応が遅いことです。新しいパソコンはクアッド9550が入っていますが、それでも動作は遅さを感じますので、一般的な環境ではストレスを感じるのではないでしょうか。私がパソコンを買い換えた理由の一つは、ウィンドウズが重くなり、ソフトがうまく作動しなくなったことがありますが、この環境でストレスがたまるような感じでは、少々その目的が達成できず、残念ではあります・・。また、アンドゥ機能が弱いので、やり直しや確認がとてもやりずらいところがあります。

 以上まだ使用時間の少ない私の意見を述べさせていただきました。マイナス要素はどのソフトにもあるものです。そのマイナス要素を除いて見た場合に、それでも自分にとって魅力があれば、そのソフトは“買い”だと思いますが、このソフトはマイナスとプラスの面への評価が真っ二つに割れるものだと思います。この記事だけではなく、他のレビューも参考にしてみてください。

 ちなみに私が現在作ったサイトは、こんな感じになっています。まだ完成してませんが、これくらいはすぐに出来るという例です。ご参考までに・・・。

□ 東洋医学・鍼灸を学ぼう!

追伸(10月11日)
その後アップデータを入れたら動作は速くなりました。このレスポンスの速さは重要です。

【関連情報】
□ デジタルステージ

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旋風

 本日オリックス・ブレーブスの清原和弘選手が現役を引退しました。思い起こせば清原&桑田のデビューは鮮烈でした。当時優勝間違いなしといわれた、水野を擁する徳島・池田高校を、PL学園が、清原&桑田の活躍によって下しました。このときはKKコンビは一躍注目の的となり、まさに“旋風”という言葉に相応しいものでした。清原&桑田のKKコンビだけでなく、これまで時代を盛り上げた旋風がたくさんあり、人々の記憶にも新しいことと思います。

 さてこの「旋風」という言葉、改めて漢和辞書を引いてみますと、以下のようにあります。

「旋風(センプウ)」
(1) つむじ風
(2) すばやい動作のたとえ
(『漢辞海』三省堂より)

 この二つの意味では、日本で使われる“旋風”の意味が、今ひとつピンと来ないように思います。あえて言えば、(1)の“つむじ風”という意味が、巷の話題を一瞬のうちにかっさらっていくブームのようなものとして、ちょうど重なるようにも思います。

 この「旋風」という言葉、先日金の時代の劉完素が著した『素問玄機原病式』を読んでいたら、医学用語として出てきました。それは眩暈(めまい)を解説した箇所においてです。
 眩暈の原因は、東洋医学的に見ても、いくつかの種類に分類できるのですが、その一つに風邪(ふうじゃ)によって引き起こされるものがあります。この場合、風邪が強くなることで、それと相性のいい木(肝)が強くなっていき、さらに木は次の五行の火を強めてしまいます。(図1参照)

【図1】
邪が強くなる → が強くなる
木火土金水という五行の巡りをみると、
が強くなることで → が強くなる

こうなりますと、風と火が重なります。風も火も両方とも陽に所属しますが、風と火が重なることは、陽が二倍になって強くなりすぎることを意味します。(図2参照)

【図2】
(陽) + (陽) → 陽×2

こうなりますと、風と火の両者によってますます風邪は強まることになりますが、この状態がまさに「旋風」です。

 東洋医学の「旋風」の概念のほうが、何となく勢いに乗っているブームのような意味での“旋風”にあっているように思います。しかし、この東洋医学の意味からもわかるように、旋風は過剰な状態ですので、旋風が強すぎても心地はよくないかもしれません。必ずまた旋風は落ちるときがやってきますし、逆に落ち着きを取り戻すことのほうが正常であり、大切なことかもしれません。しかし時代時代に現れる旋風は、見るものをとてもエキサイトさせてくれます。

 次はいったいどんな旋風がやってくるのでしょうか。どんなヒーロー、ヒロインが現れ旋風を巻き起こし、重い時代の空気を振り払ってくれることでしょうか。

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