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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


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パソコンを自作することに人生あり

 今回四国のパソコン指南役のKさんの助けの下、無事にパソコンを組み立てることができました。そこで振り返ると、パソコンの自作は人生に重なるなぁと思いました。

 筐体は自分の身体、CPUは自分の頭脳、電源は身体を動かす栄養源、配線は血管のようなもの。組み立てた後にインストールするOSは、自分の思考の基礎みたいなものでしょうか。そして象徴的なのは、CPUなどの基盤が、マザーボードと呼ばれ、まさにマザー(母)がそこに存在します。全ての人は、母から生まれてきました・・・。

 メーカー品ですと、故障したときや、パワー不足になったときは全部取り替える必要があります。しかし自作ですと、自分の状況に合わせたバージョンアップが可能です。これは、自分の成長過程に応じて考え方や身体が変化していくこと、また、変化に応じていく柔軟性にも似ているように思います。常識を作りながらも、時にはそれを超えて、そしてまた成長し・・・。ハードディスクも余裕があると、たくさんのソフトやデータを格納でき、動作も楽ですが、私ももう少し心と頭の両方に余裕がほしいなと思ったりしました。
 変化を恐れず、進むこと。よりよく成長のために柔軟に対応すること、そんなことをパソコンの自作から学びました。まだまだこの先、常に自分自身もバージョンアップを図りたいと思います。


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パソコン指南役Kさん

 私のパソコン指南役でもあるKさんは、四国の方です。髪の毛がボンバって、ともするとカリフラワーと見間違うときがあるKさん。

 本日はKさんが治療を受けにきてくれました。

 Kさんは開口一番、

「パソコンちゃんとうごっきよん?」とパソコンの調子を私に尋ねました。

「ええ、何とか動いてますよ~。すごい快調ですよ~。Kさんのおかげです!」

「それはよかったわ~。瀬戸さんのことだから、“うごかんどうしよう”って言われるとおもっとったんや~。無事動いてるなら、そりゃあええわ~~。」

「ええ、ほんとに。Kさんが基本スペックを決めてくれたおかげで、とっても快調ですよ。軽トラックからポルシェに乗り換えた感じですね~。ポルシェ乗ったことないですけど(笑)」

「ほんまやな~。クアッド9550やろ?ええわ~、わたしもほしいわ~。」

「しかしKさん、ぼくはKさんに謝らなくてはいけません・・・。」

「なに?どしたん?」

「ええ、あの、最初ですね、OSをインストールして、嬉しくなってウィンドウを開いたんですけど、動きがカクカクしちゃって遅いんですよ。これじゃぁこれまでのノートと変わらないと思って・・・。
正直このとき、ぼくはKさんを恨みましたよ。自作にするんじゃなかったと・・・。
しかしですね、その後グラフィックボードに付属していたCDを入れて、ドライバーをインストールしたら、ビュンビュン動くではありませんか!!
ぼくは慌てて、四国に向きなおって、Kさんを恨んだことを謝りましたよ、すみません、ほんとに・・。」

「(笑) ま、ええけどなぁ~。」

「ありがとうございます・・・。しかし、もう一つKさんに謝らなくてはいけません。それはですね、グラフィックボードのドライバーを入れた後にですね、ネットにつなげようと思ったらつながらないんですよ。何でだ?やっぱりKさん、おれ、自作にしなきゃよかったよ・・・なんて思いました・・・。
そこで今度はマザーボードに付属しているCDを発見したんですよ。それで、おもむろに入れてみると、マザーボードにもドライバーがあるんじゃないですか!!!ドライバーをインストールしたら、いとも簡単にネットにつながりましたよ・・・。すみません、Kさん・・・。」

「あかんは~、瀬戸さ~ん。とりあえず全部いれんといかんで~。初歩的ミスや~。」

と、こんな感じで会話が繰り返されました。まったくもって、私は素人だなと思いました。少しは詳しいと思っていたんですけど、私は全然ダメですね(苦笑)今回こうしてうまくできたのは、全てKさんのおかげです。ありがとうございます、Kさん。

 そんなKさんが帰り際におっしゃいました。
「まだこれくらいは序の口やで。これから動かなくなったり、調子が悪くなることなんていくらでもあるよ~。まぁ、それも楽しみの一つやけどな。」

 調子が悪くなることがあるんですね、やはり(汗)
 しかし、Kさんという強い味方がいらっしゃいますので、何とか大丈夫だと思います。もう二度と恨んだりはしませんので(笑)


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9月の四国出張のお知らせ

◇◇◇◇ 2008年9月 四国出張のお知らせ ◇◇◇◇

9月21日(日)~23日(火)の間、四国出張をしてまいります。

21日~23日の期間は、治療院をお休みいたしますので、どうかご了承の程よろしくお願いいたします。
※ 24日(水)から平常通り治療いたします。

【出張中のご予約について】
※ 出張中は電話を携帯に転送しておりますので、お電話でもご予約を承ることができます。
※ メールでのご予約は予約フォームからお願いいたします。ご予約確認のお返事メールは、転送先の携帯電話からになりますのでご了承下さい。

患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。

源保堂鍼灸院 院長 瀬戸郁保 

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パソコンの買い替え

 ノートパソコンがいよいよ不調に陥り、通常業務にも支障が出てくるようになりました。雑誌に掲載されているXPの高速化を試してみたのですが、ずば抜けた効果が現れず、突然のシャットダウンの回数も増えてきました。非力なノートパソコンで、サイトの作成やパンフレットなどや診察券の印刷など、一台でフル回転してきましたので、かなりの負荷をかけてきたことと思います。以前使っていたノートパソコンも、やはり使いすぎていたのか、暑い夏が過ぎたころにハードディスクがクラッシュして使えなくなりました。ハードディスクがクラッシュする直前は、ハードディスクの作動音が激しくなったりしましたが、今回もその例に漏れないので、そのときの教訓から、早めに対処しておかないと大変なると感じていました。これはもう限界です・・・。

 そこで思い切ってパソコンを購入しました。
 そして本日パソコンが届きました。今回はパソコンを自作するために、パソコンが届いたというよりは、CPUやハードディスク、マザーボードなど、パソコンのパーツ一式が届いたというのが正確な表現です。場所をとらないノートパソコンにしたいところなのですが、これまで使ってきた2台のパソコンは、どちらも約3年で故障しました。狭い筐体の中にたくさんの部品が集積されているので、熱もこもりやすく、ハードの強度も下がります。そういったことを考えますと、やはりデスクトップです。そしてさらに四国の患者さんであり、私のパソコンの指南役Kさんの強い勧めで、予算内で最大のスペックを狙う自作パソコンに挑戦することになりました。

 初めての自作パソコンなので、少々緊張気味です。しかし、プラモデルを作り上げていくようなわくわくする楽しみもあります。安く自分好みに作れますし、将来的にどこかおかしくなったり、非力になった場合には、そのパーツだけを取り替えればいいので、無駄がありません。このようなメリットづくめの自作パソコン、おすすめです。

 しかし、初心者にとっては、自作したパソコンが起動しなかったときのことを考えると、心配ではあります。そこで、周りにパソコンに詳しい人がいると、助言もいただけて助かります。私の場合、それは主に四国のKさんです。今回パソコンのスペックを決める際にも、CPUやハードディスクのギガ数など、迷いそうなところをすぱっと教えてくれました。これで最低5年、最長10年はいけると思います。ありがとうございます、Kさん^^


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治療家の手(5)

 治療家としての手を意識し始めて3、4年経った頃だったでしょうか。あるときの宴会の帰りに、師匠と握手をしました。すると師匠は、

「おおっ、いい手になってきたなぁ。これなら鍼医師としてものになるぞ!」と言われました。

 私自身予期せぬ一言でした。師匠はとても厳しく、師匠の辞書には“誉めて育てる”という言葉はありません。ですので、このときも以前と同じように、治療家の手としてはまだ遠いと言われるのではないかと思いました。しかしその答えは、上述したように意外なものでした。
 このときばかりは私自身嬉しく思いました。

 “ああ、これでようやく鍼灸師として食べていけそうだ・・・・。”と胸を撫で下ろしました。

 気を抜くと、いつ何時また過去の手に戻ってしまうかもしれません。そういったことがないように、普段の“手作り”には気を配っておくように、更なるいい手を作るための精進は続くのだなぁと、この日の帰り道に強く思いました。

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『崖の上のポニョ』

ponyo.jpg

 『崖の上のポニョ』を観てきました。今回は絵柄が子供っぽく、宮崎駿監督自身も、かなり低学年層向けに作ったと語っておりますので、私の周りの大人の視点での御意見を聞いてみますと、観に行く前から、「今回は観に行かなくてもいいや」というものや、観に行った後でも、その内容に賛否両論が分かれているような感じです。

 私の個人的な意見ですが、宮崎アニメの展開は、手塚治虫の作品に似ていると思うことがあります。手塚治虫の作品は、最終回に向かって物語が急展開することが多く、そこに必然性がなかったりすることも多々あり、物語に不連続なところがあります。手塚治虫が漫画を描くとき、まず最終回の場面をイメージしてから、そこから逆にはじめに向かって物語を組み立てることが多かったそうです。おそらく、物語を進めていくうちに様々な要素を取り入れながら展開していくうちに、最初に想定していた最終回とは遠くなってしまうこともあったでしょうし、その整合性を持たせるために無理矢理着地点を作っていく強引さがあったのだと思います。言ってみれば、トンネルを両側から掘りはじめて、かなりのずれが生じてしまい、いざトンネルがつながるところに来て、大きな差が生じているのにもかかわらず、大きな上下の段差をかまわず貫通させてしまった・・・といった感じがあります。連載の期限などの制約もあったと思いますが、その急展開振りがときに強引な印象を受けます。

 少々手塚作品についての前置きが長くなりましたが、私は同じようなテイストを宮崎アニメからも感じることがあります。今回観ましたポニョも、正直そんなところがあります。そういったものを感じるとき、どうもそのアニメ自身になじめずに終わってしまうことがあります。

 しかし今回は違いました。今回のポニョも、これまでのいくつかの宮崎アニメの作品と同じように、それはないでしょと突っ込みを入れたくなる急展開もあるですが、それはそれで、なんとなく流せて任せて許せることができ、そういった枝葉ではなく、物語全体に含まれた大きなテーマを感じることができました。

 それは、最後にポニョが魔法を捨てることです。

 これが全てのテーマです。全ての・・・。
 それもかなりあっさりと捨てます。それが大切なことなんだと思います。

 魔法なんていらないんです・・・。
 魔法は所詮、“魔の法”にすぎません。
 本当に必要なものは、そういった派手なアトラクションではなく、日々の淡々とした喜びなのだと思います。

 最近はスピリチュアルブームで、魔法のような能力を使う人が出ております。しかしそれが普段の日常生活にどのように活かされているのか、はなはだ疑問を感じることがあります。
 普段“アタリマエ”にしていること、それは奇跡です。奇跡ですが、それは魔法ではないです。生きていることは、感謝の連続で、魔法のような奇異な力を求めることでは決してないと思います。怖いのは、一度魔法の力を借りてしまうと、その魔法に依存してしまうところです。だからこそ“魔の法”なのでしょう・・・。

 真実はどこにありますか・・・?
 それは、心の中にあるのでしょう・・・。日々の生活の中にあるのでしょう・・・。
 そこに手を触れると、きっときっと心はもっと光り輝くのかなと思いました。
 そして光の下で日々を生活すると、毎日のアタリマエに気がつき、感謝の気持ちが芽生え、たのしく、うれしくなるのではないでしょうか。
 (私自身はまだそのような境地には全然達しておらず、なんとなくそんな世界があるのかなと思ったりするくらいですが・・・。)

 『崖の下のポニョ』を観終わったとき、
 
 “魔法を捨てよう 日々に生きよう”

 そんなことがイメージされ、すがすがしい気持ちになれました。

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鍼灸治療家の手(4)

 “治療家の手”を作るためにまず私がしたことは、手技療法をしないことでした。手技療法とは、あんまや指圧、マッサージといったものですが、これらをしていますと、指、特に指先が硬くなっていきます。指先が硬くなりますと、つぼを探すときの手に力が入りすぎますし、脈診などもうまくできません。私は鍼灸学校では、按摩・指圧・マッサージ師の免許も取得できるコースにいましたし、最初は鍼も手技療法も同じ範疇で、患者様のご希望に合わせて療法できるのがいいだろうと思っていました。しかし、鍼灸は鍼灸、手技療法は手技療法の特徴があり、また、上述しました治療家の手という面から見ましても、一人の治療家が両方を併用するのは難しいものがあります。このような理由から、鍼灸一本で行くことを決意しましたが、これが手を作る最初の一歩でした。

 しかし、需要という面から見ますと、実は手技療法のほうがあります。つまり、生活をしていく上で、手技療法の需要に応えることは、いたし方のない場合もあります。私自身、免許取得後しばらくは患者様の声に合わせて、按摩や指圧をすることもしばしばでした。もともと最初に本格的に修行したところが按摩だったということもあり、当時は鍼灸よりも、按摩のほうが自信もありましたので、鍼灸と按摩の二本立てで仕事をしていました。そのために、鍼灸の師匠から手を作ることを言われながらも、なかなか手技療法を手放すことができませんでした。しかし師匠の指導を受けているときに、触り方が悪いと強く叱られることも多く、これでは一人前の鍼灸師にはなれないだろうと思うようになっていきました。そして、新規の患者様からは按摩の依頼を受けないようにする決意をし、徐々にこれまで診てきた患者様からの按摩の依頼を断るようになりました。正直手技療法だけを受ける患者様も多くいましたので、生活が苦しくなりましたが、手を作るためには辞める以外に選択はないので、苦しさを受け入れるしかありません。手技療法に戻ろうと思えばいつでも戻れますが、手技療法に行ってしまうと、鍼灸の道は遠くなりますので、仮に鍼灸で食べていくことができなくなっても、それはそれで諦めて手技療法に行ってもいいだろうと腹をくくりました。そしてようやく手に柔らか味が戻ることになりました。

※ この文章は手技療法を否定するものではありません。また、手技療法と鍼灸を併用している先生を批判をしているものではありません。鍼灸治療家として、自分がこれまでしてきた“治療家の手”を作るために、辿ってきた道のりを書いた次第です。


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鍼灸治療家の手(3)

 昨日のブログでお話しましたように、鍼灸治療では、治療者と患者様を結ぶ接点は“手”にあります。そこで、治療家にとって“手”は命ともいえます。そこで普段から手の扱いには気をつけておく必要があります。鍼灸治療家の手を作るには、まず“してはいけないこと、なるべくしないようにすること”を守ることが大切になります。それにはいくつかありますが、普段私が気をつけていることを挙げて見ます。

・ あまり重いものを持たないようにする。
・ ラケットやバット、クラブなどを使うスポーツはしない。
・ ギターなどの弦楽器は弾かないようにする。
・ 手技療法(特に指圧など)はなるべくしないようにする。
・ 寒い日や冷たい作業をしたときは、手が温かいようにしておく。
・ 規則的な食事をする。

などの心がけが挙げられます。
 これは鍼灸治療家を目指す方にとっては一つの指針になると思います。また治療を受ける患者様の側から見ると、治療家を選ぶ基準の一つになると思います。私が治療を受ける側になったと考えると、その治療家の手がどのようなものかを知っておきたいと思います。

 私は鍼灸学校2年目のとき、身体を壊しました。西洋医学ではとりあえず症状を抑える薬はあるが、根本的には治らないと言われました。そのとき、自分が鍼灸の学校にせっかく通っているのだから、鍼灸がどれだけ効果があるのか、自分の身体をモデルにして試してみようと考えました。そこで、鍼灸の関連雑誌をめくり、有名とされる先生の治療の予約を取っては受けに行くということが続きました。この経験は当時の私にはとても大きなもので、行った先々で受けた治療によって、それぞれの治療家の触り方を身体で感じ、それを覚えることができました。治療家の手には、様々な手があります。冷たい手、温かい手、細い手、ごつごつした手、そして、触り方もソフトなもの、指先だけのもの、様々です。こういった様々な治療家の手を実感することで、心地よい手と心地よい触れ方をじかに学び、「いい治療家にはいい手があるんだなぁ」と思いました。
 自分が身体を壊し、治療を受けにいく中で、だんだんと治療家としての手というものを意識するようになっていました。しかし、昨日のブログでもお話したように、鍼灸学校在学中は、その手の作り方も分らず、その意識をどうしたらいいかという具体的な指導もなく、そのまま卒業しました。そして、師匠との握手によって、自分の手がいかにまだまだ治療家年は程遠いのかということを知り、まずは手を大切にしていくことから、“手作り”が始まるのでした。


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鍼灸治療家の手(2)

 先日患者様にご指摘を受けた“温かい手”。
 思えば、私の手が、治療者の手として合格点になるまでには、長い道のりがあったように思います。鍼灸師の免許を取ったからといって、すぐに治療家らしい手ができたわけではありません。そこで先ずはじめに、私の手が、治療家として程遠いということを痛感したときのことをお話しをします。

 私が鍼灸師の免許を取って間もなくのこと、私は鍼灸の勉強会に入ったのですが、そこで出会った師匠と握手をしたときに、私は師匠に、
「あんたの手は冷たくて湿っぽいね~。」とダメ出しをもらいました。
そしてさらに、
「こんな冷たくて湿っぽい手で触られた患者さんは気の毒だよ。それにこんな手じゃ正しい診断ができないから。これから温かい手になるようにしなきゃなぁ。まぁ、がんばりなさい。」と言われました。

 師匠にご指摘を受けるまで、私は手というものを意識したことがほとんどありませんでした。しかしこの師匠との会話以来、“治療家にとっての手”というものを意識するようにして、日常生活でも気をつけるようになりました。

 鍼灸治療は全て手を通して行われ、手で患者様に触れ、手で鍼をしていきます。
 例えば東洋医学には四診法(ししんほう)と呼ばれる4系統の診察方法の体系がありますが、その中の切診(せっしん)と呼ばれる診察方法は、お腹を診る腹診、脈を診る脈診など、手によって身体の情報を集める方法論をまとめたものです。この切診から得られる情報には様々あり、とても重要なものです。
 診察をした後は鍼をするわけですが、今度は手でツボを探していかなくてはいけません。微妙な皮膚の変化を捉えなくてはいけませんので、指先の状態を大切にしておく必要があります。
 このように、診察と治療の両面に渡って、鍼灸治療にとって“手”はとても重要な位置を占めており、言ってみれば、鍼灸治療は、“手”の医療といえるところがあります。


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鍼灸治療家の手(1)

 立秋を過ぎますと、だんだんと涼が入ってきます。涼は寒の前の状態ですが、それまではいくらお腹を出して寝ても、ほとんど寝冷えをしたり、風邪をひくということはないのですが、これからは少しずつ涼がやってきますので、寝冷えになりやすくなりますので、注意が必要です。

・・・と、立秋を過ぎてから患者様にはこのようにアドバイスをしているのですが、先日わたくしめ自身が、お腹を出して寝てしまい、一発で鼻声となってしまいました。治療者として恥ずかしいことです・・・。

 昨日いらした患者様に、待合室に入って挨拶をするなり、この鼻声を指摘されました。
「あら、瀬戸先生お風邪ですか?」

私は
「いえ、そうではなく・・・。実は先日お腹を出して寝てしまって、寝冷えをしてしまったんですよ・・・。いかんですね~。」と答えました。

 そんな会話をして治療を始めますと、再び患者様が、
「あら、先生、やっぱり風邪じゃないんですか?熱でもあるんじゃないですか?」とおっしゃるのです。

 私は、患者様が私の手が温かいのを指摘しておられるんだなと思い、次のように答えました。
「ああ、手が温かいのではですね、これは治療者の証(あかし)なんですよ。手のひらに意識を集中して治療しますからね。手が温かいのは治療者の一つの条件かもしれませんね。」

「へぇ、そうなんですか~。」と患者さん。

 患者様はときどきこのようにいろいろなことを指摘してくれます。そのご指摘が臨床をする我々にとっては、さらなる向上への刺激になり、励ましとなったり、意外な視点を与えてくれたりします。
 今回患者様がご指摘した“温かい手”というのは、これは治療家にとってはとても大切なものとなります。治療者を選ぶときの一つの基準にもなりますので、少し回を追ってお話ししたいと思います。


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パソコンの調子が・・・

 パソコンの調子が悪くなってきました・・・。
 8月の暑さがたたったのか、ノートパソコンの内部がかなり熱くなります。文字通り“ラップトップ”なんぞをしましたら、完全に膝をやけどします、この熱さは。8月中にはパンフレットを印刷中に2度ほどシャットダウンしてしまいました。この前に使っていたパソコンも同じような状況の後にハードディスクがクラッシュしましたので、早急な対応が必要です・・・。パンフレットの印刷、ホームページの更新、全てをこれ一台でこないしているので、普通の非力なパソコンではいっぱいいっぱいです。
 ということで、ブログの更新、ホームページの更新が滞っておりますので、ご容赦下さい。少しずつですが、伊勢紀行も、前後しますがアップしていこうと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。


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『ダンス・トゥ・ザ・ミュージック』 スライ&ザ・ファミリー・ストーン

暴動暴動
(2008/09/24)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン

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FreshFresh
(2007/04/17)
Sly & the Family Stone

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 スライ&ザ・ファミリー・ストーンといえば、この『暴動』、『Fresy』あたりがベストとよく言われています。この2作品は、スライの活動期のピークに位置するもので、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのファンならずとも、ロック、R&B、ファンクといった音楽の歴史を概観するためにも、必聴の2枚といえます。


ダンス・トゥ・ザ・ミュージックダンス・トゥ・ザ・ミュージック
(2008/09/24)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン

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 しかしここであえて私が推したいのは、セカンドアルバムであるこの『ダンス・トゥ・ザ・ミュージック』です。このアルバムには、幅広い音楽性を帯び、リズムの革命を起こす前夜の、激しいスライの衝動がこの一枚に篭められています。激しいリズム、激しい叫びとテンションは、一枚通して休むことなく続きます。
 スライ&ザ・ファミリー・ストーンのリズムは、ソウル、ジャズ、ロックというあらゆるミュージックシーンに影響を与えました。そして、スライ自身も音楽の変遷の旅を、70年代に疾走していきます。その疾走前夜の高揚感は、今聴く者にも強烈な刺激を与えてくれます。

そしてスライを語るときに重要なのは、アメリカ合衆国における黒人の解放運動との重なりです。スライの圧倒的なリズムパフォーマンスの背景には、差別を受けてきた歴史からの解放があります。この解放を、スライはまず『ダンス・トゥ・ザ・ミュージック』という音楽から始めました。そしてこれ以降音楽とともに歌詞にもその解放への衝動を叩きつけていきます。日本ではこのような感覚はわからないものですが、スライの音楽に耳を傾けながら、当時のアメリカの歴史を感じてみるのもいいかもしれません。

色褪せないスライの衝動を、この一枚から聴いてみてください。


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ブルーノートへ行ってきました。

 ブルーノートへ行ってきました。
 いや、正確にはブルーノートの“前に”行ってきました(笑)
 敷居が高そうですし、私には正直心の準備が必要です。少々おしゃれもしていきたいところだと思いますが、全身ユニクロですから・・・。
 と、軽く拗ねてみましたが(笑)

 ブルノートの前まで、何をしに行ったかと言いますと、月間スケジュールをもらいにです。

bluenote1.jpg

 この案内には、3ヶ月先くらいのスケジュールが書かれているのですが、以前も、忌野清志郎が復活祭後にここでライブをするということで、そこには立ち会えなかったのですが、せめてその空気だけでもと思い、そのときもこの案内を頂に行きました(笑)

 今回もその例に漏れず、見たいアーティストがここでやるそうなので、どんな紹介がなされているのか、その案内を頂に行きました。

 今回のお目当ては、そう、スライ&ザ・ファミリー・ストーンです!

bluenote2.jpg

 ファンクを大成し、リズムの革命を行い、広くジャズなどにも影響を与えた伝説の男、スライ。これまで数々の大物アーティストが、こぞって日本にやってきておりますが、意外にもスライは今回が初来日ということです。
 『ライフ』、『暴動』、『フレッシュ』などの刺激的なアルバムを矢継ぎ早に出し、世界を席巻したスライ。しかし、よくスライを称する言葉に、「あのスライでさえも失速して・・・」というものがあります。ある意味音楽の時代を次々に塗り替えていったスライでさえも、80年代に入る頃にはそのパワーが落ちたようで、リアルタイムでその音楽シーンを見てきた人にとっては、それは寂しいものだったようです。そういったミュージシャンとしての個の歴史も印象的な人です。

 そんなスライが日本に初来日。どんなライブになったんでしょうか・・・。
 ああ、全身ユニクロでもいいならば、生でスライを聴きたかったです。

bluenote3.jpg

 ぱらぱらと案内をめくりました。
 往年のスタックスレコードの最盛期を飾った、あのサム&デイブのサム・ムーアもやるようですね。サム&デイブも名曲が多くて、好きなアーティストです。

 こんなオサレなところにも、行きたいですね、たまには・・・。

【関連情報】
□ ブルーノート東京

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