こころを捉える(7) 情志の活動
2008 / 05 / 27 ( Tue )
 こころの思考作用について書いてまいりましたが、こころにとってもう一つ大切な働きは、感情である情志活動です。

 情志活動とは、外界の刺激に対して、精神活動が如何に反応したかで、感情的な影響だけではなく、それによって身体がどのように変化したかという、身体的な影響も含みます。
 外界の刺激に対して、適度で心地よい情緒反応であれば、それは、臓腑の働きを助けるような良い作用となります。例えば笑いであれば、自分が好きなお笑いを見て、心から楽しむ笑いは、身体にもいい影響を与えます。
 一方で、外界の刺激に対して、感情が乱れるまで激しく反応したものは、病の原因となります。これは現代医学の用語で言えば、ストレスということになります。例えば同じ笑いでも、愛想笑いのような不自然な笑いを続けていると、それは心地よいどころか過剰となり、ストレスになります。
 東洋医学では、こういった過剰な情志の変化を、怒・喜・思・憂・悲・恐・驚という7種類に分類し、これを七情(しちじょう)と呼んでいます。
 これにも五臓との関係が配置されていますので、以下示しておきます。

怒  − 肝
喜  − 心
思憂 − 脾
悲  − 肺
恐驚 − 腎

 それぞれの感情が過激になりますと、各々配当されている臓器が痛むことになります。この配置を参考にして、なるべくストレスを溜め込まないように気をつけてください。


※ 以前表参道・源保堂鍼灸のサイト内にあるコラム『東洋医学って何?』においても、「心の動き」と題して書いたことがありますが、そちらと重なる部分もありますので、もしご興味がありましたらそちらもご参照下さい。


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