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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-17-3アークアトリウム101 TEL. 03-3401-8125

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亀戸散歩の発見

亀戸天神から亀戸中央公園まで足を運びました。
 この日亀戸中央公園でフリーマーケットがあるというので、散歩好きな私としては、それをネタにしながら中央公園まで向かいました。とても陽射しが強く、明るい感じが、散歩を更に楽しませてくれます。

 元来散歩は目標の地点だけ考えて、歩く道は“ザ・テキトー”です。ときに地図すらないこともある、ぶらぶら歩きです。こういったぶらぶら散歩は、歩いている道すがら、いろいろ発見をします。そういった偶然性がとても面白いのですが、この日も素敵な光景を見ることができました。
 公園へ向かう道の途中、十字路を越えようとしたとき、公園への道とは違う方向に、何やらどうも面白そうな建物があります。そこの一角だけ古い感じの、映画のセットのような、下町風情を感じる空気が出ています・・・。立ち止まった十字路からは少し距離がありました。陽射しが強い中しょうしょう行くことにためらいも感じたのですが、こういうときは行くしかありません・・・。それが散歩です・・・。

kameidosuijin.jpg

 建物のそばまで来たところ、それは交番でした。そしてさらに廻ってみると、直ぐ隣には「亀戸水神」なるものがありました。この写真では少し分りにくいのですが、ちょうどこの交番と水神様が角にあり、ここを境に道が二手に分かれています。こういった二手に分かれる道は、何か人生の選択のようなものを感じさせるものですが、そこに情緒ある交番と、地元の人々を守り続けてきた水神様があるなんて、なんとも不思議な感じがします。この交番がどれくらい前の建物か分りませんが、交番の前に立っていると、映画『三丁目の夕日』の世界にタイムスリップしていく感じがします。

 水神様をお参りしましたら、ちょうどリトル・リーグの少年達が境内を通過していきました。
 ここにも生活があり、小さな風景があり、人の声が聴こえます。
 ぶらぶら散歩で、不思議な空間に迷い込みました。昼間なのに、狐に化かされたような感じがします・・・。

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藤まつり - 亀戸天神 -

 本日は亀戸にある、亀戸天神に行って参りました。亀戸天神は、『男はつらいよ』第10巻「寅次郎夢枕」で、寅次郎が告白を受けて腰から砕け落ちるシーンが撮られたところでもあり、まだまだ下町情緒が残った街でもあります。
 4月20日~5月6日の期間はここ亀戸天神で藤まつりをしていると言うことで、藤を見に足を運んでまいりました。正直なところ、藤まつりといってもそんなに大々的にやっているものとは思っていませんでした。風流に、ゆっくりと、そして『男はつらいよ』のワンシーンを思い出しながら藤を見やる、そんないなせな時間を期待していったのですが・・・・。
 JR亀戸駅を降りたら既にたくさんの人が。駅前に集う全ての人が亀戸天神を目指しているわけではないと思いますが、かなりの人が繰り出しておりました。駅から亀戸天神までは少し距離があるのですが、道中歩行者天国のお店に目をやりながら、ぶらぶらと歩を進めて行きました。そして交差点を曲がったところからすでに人の波を感じるようになりました。人通りの数に比べて狭い歩道を行きかいながら、亀戸天神までたどり着きました。
 しかし・・・境内へ向かう参道は長蛇の列・・・。参道入り口から見える太鼓橋の上の人は、ぴたりと止まったまま動きません・・・。そうなんです・・・もう、ほんとにすごい人でした。
 結局参道を通って境内に行くことは諦め、途中途中で藤を見ることにりました。

fujinohana1.jpg

 藤の下に立つと、藤の香りがしてきます。こんなにも甘い香りがするのかと思いました。確かにこれだけの数があると、見ごたえがあります。ついつい立ち止まりたくなりますので、流れが止まってしまうのも無理はありません。そして、亀戸天神の池には亀がたくさんいます。甲羅干しをしている亀や、プカプカ泳ぐ亀たちのユーモラスな姿を眺めているのも飽きません。周りはたくさんの人がいるのですが、藤を見やり、亀の姿を追っていると、周りを気にすることもなく、時間がゆっくり流れていきます。

 5月6日までやっておりますので、藤と亀の姿に癒されたい方は、ぜひとも足をお運び下さい。

【関連情報】
□ 亀戸天神公式ホームページ
□ 亀戸天神通り商店街

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多肉の花

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 先日ご紹介した100円ショップで購入してきた多肉植物が、赤い花をつけました。最近の気温の上昇で、機嫌を良くしてくれたのでしょうか。寄せ植えした他の多肉もぷりぷりと元気に成長しています。季節は夏へ向かっています。

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ドーゼについて、を書きながら・・・。

 ドーゼについてしばらく書いてまいりました。当初の予定では、ある程度書いたらドーゼの条件を箇条書きでまとめようと思ったのですが、まだまだ条件を変えると様々にドーゼの管理があるようで、今のところまとめるにはまだ時間が必要な感じがしました。後日また機会を見つけて書いていこうかと思っています。

 こうしてドーゼを考察してみますと、鍼灸治療というのはほんとに繊細なものなんだなと、改めて治療者としても実感しました。

 ドーゼの行き着くところは、患者様一人一人へのまなざしということになるのかなと思います。

 それもそのはずです・・。一人一人、人間の身体は違います。生活環境も異なります。身体が大きな人もいれば、小さな人もいます。仕事の内容、食事の内容など、どれをとっても同じと言うことはありません。
 西洋医学では、不思議と薬の量は一定なことが多いように思います。本来身体が大きければそれだけ薬の量も必要なような気がしますし、逆に身体が小さければ薬の量は少なくてもいいように思います。しかし、そのあたりはかなりアバウトな感じで処方されます。
 一方の東洋医学は、このドーゼという視点からもわかるように、患者様一人一人の状態を診ながら治療の量を変えていきます。経過を診ながら治療をしていきますので、一人一人に会わせた治療ということになります。
 ドーゼということから、東洋医学の治療の本質も見えてくるような気がします。

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ドーゼについて(5) 鍼の速さ

 昨日はツボの深さとドーゼの関係についてお話しをしました。鍼灸治療では、ツボの深さを確認しながら治療を進めていきますが、鍼をするときにおいてもドーゼが関係してきます。鍼をして、鍼を抜く、この動作の中にもドーゼがあります。速く鍼を刺すことを速刺(そくし)といい、速く抜くことを速抜(そくばつ)といいます。この鍼の速さにもドーゼがあります。一般的には、鍼を長く入れておくとドーゼは多く、すぐに抜くとドーゼが短いと考えられています。また、ツボというものは、刺激を加えると直ぐに反応を現します。この反応を確認しながらドーゼを調整していきます。

 明の時代に、高武(こうぶ)と言う医家が著した『鍼灸聚英(しんきゅうじゅうえい)』という古医書があります。これは『黄帝内経』や『難経』、そしてその後に現れた古医書『鍼灸甲乙経』などをも基にしながら、鍼灸治療を簡潔にまとめた書物です。この中にはツボも記されているのですが、ツボの位置、どれくらいツボに鍼をするのか、どれくらいの数のお灸をするのかが簡潔に記されています。
 一方、同じ明代ですが、高武よりも一世代後に活躍した医家に張介賓(ちょうかいひん)と言う人がいます。彼は『類経』『類経図翼』と言った古医書を記しておりますが、この中で、『鍼灸聚英』について“ツボの位置、お灸の数などを簡潔に示しているが、病を治すにはそんな簡単に決められたようにはいきません。身体と病の関係をしっかりと把握しましょう。」と言っています。これは、単なるツボ治療に陥らないための戒めだと思います。
 患者様の身体をしっかりと把握しながら、病を治す。病を治すためには、患者様の身体をしっかりと把握する。鍼灸治療、ドーゼ(刺激量)、ツボ、そして季節など、様々な要素が鍼灸治療には含まれています。
 

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ドーゼについて(4) 鍼の深さ

 鍼灸治療には何よりも的確なドーゼ(刺激量)の管理が必要です。無造作にしているように見える治療には、患者様の状態を診ながら、様々な条件を考慮しながらドーゼの管理をしています。

 その中の一つが、鍼の深さでもあります。鍼の深さはツボにもよります。3ミリくらいしか入らないようなところもありますが、1cm、2cmと深く入るところもあります。この鍼の深さにもまた、ドーゼという刺激量に関わってきます。
 ツボとは不思議なもので、春夏は上の方にあり、秋冬になると下の方に入り込んでいきます。そしてさらに、患者さんの状態によっても深さは変ります。教科書のような初歩のものには、ツボの深さが書かれていることもありますが、臨床で鍼灸治療をしていますと、ツボは動いていることがよくわかり、毎回毎回の治療でツボの深さを見極めなければなりません。
 一般的に、深く刺すとドーゼ(刺激量)が多く、浅いとドーゼは少ないと考えられます。しかし、ここでも多い少ないが問題ではなく、あくまで“的確なドーゼ”が大切になります。治療経過、季節、患者様の状態などを把握しながら、施術者の五感を頼りにドーゼの調整をしていきます。
 

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ドーゼについて(3) 治療時間の長短

 ドーゼは治療者の手によって、患者様の身体の変化を確認しながら決めていきますが、判断の目安がいくつかあります。その目安の一つが、治療時間の長短です。
 一般的に、治療時間が長いとドーゼは多く、短いとドーゼは少ないといえます。先の「ドーゼについて」の中でも述べましたが、“治療時間が長ければ効くのか?”と言いますと、そうではなく、あくまで患者様の身体に合わせた“適切なドーゼ”が効く治療になります。

 それでは的確なドーゼになる治療時間はあるのでしょうか?
 これも東洋医学の原典から考察する必要があります。東洋医学では、各臓器には、一日のうちで一番元気になる時間帯があるとされています。一日の時間を、古医書の時代には、100刻と定めました。今の24時間制に直しますと、一刻は14分24秒(1440分÷100=14.4分)となります。
 このように紐解きますと、一つの気の巡りは14分24秒のサイクルで動いていることが分ります。このような理由から、治療時間は、原則この14分24秒を基準に行われます。基本の治療がこれ以上長くなりますと、ドーゼは多くなるということになります。「ドーゼについて(2)」のところでお話しをしましたように、ドーゼは少な目がいいということから考えますと、治療時間は基準の14分24秒よりも短くてもかまわないことになります。当院では患者様の体調を診ながら治療時間を調整していきますが、治療時間が短い場合は、その短い治療時間の方が的確なドーゼなので“効く”ということを意味します。当院の治療を受けていて、“前回は治療時間が長かったのに、今回は短かった。”(その逆なども)ということがありますが、これには“的確なドーゼ”という意味が込められております。 


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ドーゼについて(2)

 鍼灸学校では「ドーゼ(治療が与える患者様への刺激量)を多くしすぎないように。」と教わりますが、在学中にそれをはっきりと意識することはなかなか出来るものではありません。私自身も、鍼灸学校を卒業し、実践の臨床の中で初めて“ドーゼ”というものを意識するようになりました。ドーゼというものを意識して、まず自分の鍼灸師としての姿勢に気がついたのですが、それは、患者様一人一人の状態を見ていないことからくるのだということです。そして、それを判断する技術や学問がないことに気づき、今の本治法と出会いました。

 ドーゼの難しいことの一例です。
 例えばある患者さんが受け取ることができるドーゼを100%とした場合、その100%をフルに使用したらいいのか?と言いますと、これも難しいもので、100%よりも、少し余力を残した80%くらいがほどよい治療効果が出てくるようです。これは、20%の余力を持たせておくことで、患者様が残っている余力で回復起点を見出すということだと思います。
 このように、治療効果を発揮するために、ドーゼという視点で見ていきますと、鍼灸治療は、“物足りない”くらいの刺激量の方が良いことが多くあります。当院で行っている本治法は、ドーゼを調整しながら行いますが、そのために、治療時間が短くなることもありますし、また、使うツボが少なくなることもあります。

 ドーゼは数値で表れるものではないので、治療経過を見ながら、施術者の手を通して管理していきます。鍼灸治療は、とても微妙なものであることをご理解くださいませ。
 

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ドーゼについて(1)

 鍼灸の用語で、「ドーゼ」というものがあります。これは、“治療全体の刺激量”のことを指します。この刺激量は、明確な数値で表されるものではなく、治療全体の刺激量と、患者様が治療の刺激をどのように受け取ったかという、相互の関係から治療者の手によって判断されます。後日その具体的な基準を書きますが、刺激量の判断には、使ったツボの数(鍼の数)や、治療時間などが含まれ、一般的には例えば治療時間が長いと、“ドーゼ(刺激量)が多い”と言います。

 しかし、このドーゼですが、多ければ多いほど良いかと言いますと、そうではないのが鍼灸治療の難しいところです。鍼灸治療だけではなく、例えば指圧やマッサージなどにもこのドーゼというものがあるのですが、“揉み返し”という現象は、明らかな多すぎるドーゼであり、これは患者様への負担が多すぎることを意味しています。鍼にもめんげん現象と呼ばれる好転反応がありますが、これも出すぎてはドーゼが多すぎることになります。
 
 鍼灸学校に入りたての頃や、仕事を始めた初学者の頃、私も単純に、一回の治療でたくさんのツボを使えば使うほど治療の効果が出ると思っていましたし、指圧などをするときでも、ツボを押す力を強くすれば強くするほど患者様のためと思っていたことがあります。患者様には早く良くなっていただきたいので、ついついて力を入れすぎたりしてしまう傾向がありました。しかし、たくさんのツボを使っても、強くツボを押しても、効果はあまり変らず、むしろたくさんのツボを使えば使うほど、患者様の身体にめんげん現象が出すぎてしまったり、指圧などでも、強揉みで患者様の筋肉を傷めてしまうことを多く見てきました。自分の治療体験だけではなく、諸先輩の治療を見学させていただいたときも、そのような例をたくさん見てきました。

 以上のように、患者様の身体を回復するためには、鍼灸治療には、特にこの“適確なドーゼ”の管理が大切になります。

 それでは、その“適確なドーゼ”とは、どのようなものなか?明日以降少し考察を続けてみたいと思います。
 

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4月の四国出張のお知らせ

◇◇◇◇ 2008年4月 四国出張のお知らせ ◇◇◇◇

早いもので、四月も後半に入りました。
今月は4月20日(日)~22日(火)の間、四国出張をしてまいります。
この期間、治療院はお休みいたしますので、どうかご了承の程よろしくお願いいたします。。
※ 23日(水)から平常通り治療いたします。

患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。

源保堂鍼灸院 院長 瀬戸郁保 

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Q.鍼の太さはどれくらいですか?

A. 当院で使う鍼は、0.14ミリです。

 “はり”と言いますと、注射の針をイメージされる方が大半だと思います。注射の針は、皮内注射と呼ばれる細いもので、0.4ミリ。静脈注射や筋肉注射などで使われるものが、0.65~0.8ミリです。
 それに比較しまして、当院で使っている鍼は0.14ミリです。これは髪の毛くらいです。さらに当院では銀の鍼を使用していますので、皮膚への当たりも痛みはほとんどありません。

※ 初診の方、鍼灸が始めての方には、どんな鍼を使っているのか実際に見ていただき、鍼の説明をさせていただいてから治療に入ります。
※ 当院で使用する鍼は、常に新しいものを卸し使い捨てております。

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土用の前に 植物の植え替え

 春になり、植物の話題が増えております。新芽も伸び、葉っぱが広がっていくこの時期、植物を見ていると生命力を感じ、嬉しくなります。
 そしてもう一つ、植物の話題が多くなるのは、植え替えをしているからでもあります。うまく植え替えができますと、ブログで報告したくなるのが人情でございます。

 どうして植え替えを急いでいるかと申しますと、来週の木曜日17日は、春の土用に入るからです。
 この土用の時期は、土いじりをあまりしてはいけないと言われています。実際に自分の経験からも、土用の時期に植え替えた植物は、いい感じで育たないことがあるのを見てきました。
 一つのお話しとしましては、この土用の期間、その土地その土地に、荒神様という神様が訪れるそうなのです。この神様は、いわばその土地の守り神みたいなもので、守り神がいらっしゃるときは、じっとしているのが宜しいようです。暦にはそんなことは書いてありませんが、不思議と土用の期間は、どうも土をいじってはいけないような、そんな感じがあるのです・・・。
 大切な木々を植え替えるのであれば、この土用の期間(18日間)を避けてみてください。

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100円ショップの植物

 100円ショップの園芸コーナーを訪れたことがあるでしょうか?
 100円ショップはよく利用しますが、中でも私は、所狭しと多肉植物や、観葉植物の小さなものが並べられている園芸コーナーが特に好きです。最近も文具を購入するために原宿・竹下通りのダイソーへ行き、そのついでに園芸コーナーへ。
 前回行ったときにはあまり数がなかったのですが、今回は多肉、観葉植物ともに充実しておりました。そんな中から今回は、フィロデンドロン、セロームを購入。実はフィロデンドロンは、一つ治療院においてあるのですが、今年の冬をうまく過ごすことができず、葉っぱがすべて落ちてしまい、元気がない状態です。今まで放っておいても大きくなってくれたフィンデンドロンが、急に元気を失ってしまったので、かなりうろたえたのですが、なすすべもなく栄養を与えたりして様子を見ている状態です。そんな自分の不覚を反省したこともあり、フィロデンドロンが欲しかったのです。

100shopplants.jpg

 フィロデンドロンはまだ植え替えていないので、この写真に載っておりませんが、この写真は、100円ショップで購入してきた植物を集めたものです。一部の鉢と土も100円ショップです。100円ショップの園芸コーナーは決して侮ることはできません。100円ショップでは大きなものは売っていないので、小さなものを育ててみたい方にはお奨めです。


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映画 『県庁の星』

県庁の星 スタンダード・エディション県庁の星 スタンダード・エディション
(2006/10/27)
織田裕二、柴咲コウ 他

商品詳細を見る

 1年半くらい前の作品ですが、映画館で予告を観てから気になっており、ようやく観ることができました。
 映画の予告では、“民と官のぶつかり合い”なのかと思っていたのですが、映画が進むにつれて、この映画のテーマは、“気づきと改革。そして実行”だと感じてきました。
 このままではいけないなぁと、まず現状の至らなさに気づく。そしてその気づきから改革が必要だと感じる。その改革が意識されると、次にそれを実行することによって、物事は動いていく・・・。これは肌身に沁みるくらいわかっていることなのですが、なかなか手をつけることが遅れてしまうことがあります。気づくだけでもダメで、改革案だけがあっても進まない・・・。実行力だけでも、ただ闇雲に動くだけになってしまう・・・。
 気づき、改革、そして実行が、三つともうまく噛み合ってこそ、何かを成し遂げることが出来るのか・・・と、映画を観ながら、だんだんと自分への改革の問いかがやってきます。

 改革と言いますと、何か大げさな感じもしますし、政府や国といった大きな視点となり、自分には関係ないことのように思います。しかし、これを普段の生活という日常レベルで考えてみると、テーマは身近なものとして迫ってきます。自分サイズで考えれば、改革とは、単純に生活の仕方の改善だと思います。本来改善とは、生活を良くしていくことですから、改善がされた先には、快適さが待っています。その快適さをイメージすれば今すぐにでも手をつけたほうのがいいのですが、しかし改善しようと思っても、なかなか改善は実行されずに、時だけが過ぎていきます。そしてまた一年が過ぎ・・・と繰り返されたり・・・(これは自分の場合ですが(^_^;))また、“今まで同じようにやってきたんだから、いいんじゃないの?”とか、“しかたがないさ・・・”といった自分の心の中の抵抗勢力もあり、気づきが遅れてしまうこともあります。気づかない振りをする背景には、改革案を作るための具体的方法論を持っていないということもあります。こうなりますと、どうしていいのか分らずに、気持ちだけが焦ることになります。

 この映画では、県庁のエリートサラリーマンである野村(織田裕二)と、在庫整理も儘ならないスーパーのパートである二宮(柴咲コウ)が、気づき、改革、実行の役割を分りやすくティピカルに描かれています。単純なストーリーではありますが、自分をそこに置き換えてみますと、今自分がやらなければならいことが、少し見えてくるように思います。
 変化することを恐れず、一つ一つの改革を実行する。映画のストーリーのように単純ですが、単純だからこそ奥が深く、追求するべきものがあるように感じます。

 治療院をより快適なものにする、治療技術と学問をさらに向上する。それには何が必要か。どこに気づき、具体的にどうするか、そして実行を・・・。

 ちなみに、この映画は、毎月出張している四国の香川で撮影されたそうです。

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『ルオーとマティス』(3)

 『ルオーとマティス』展を観に行ったのが、4月6日でしたが、奇しくもこの日は、二人の師匠であるギュスターブ・モローの誕生日です。もちろんその日がモローの誕生日だなんて、全く知りませんでした。今日改めてギュスターブ・モローのことを調べてみたら、たまたま(必然?)、観に行った日が誕生日でした・・・。
 正直モローがどんな人か、どんな作品を遺しているのか、ぱっと思い浮かぶことができませんでした。しかし、ルオーとマティスの師匠であるという思いで観てみますと、その印象もガラッと変ってくるように感じます。今回のこの『ルオーとマティス』にも、モローの作品がいくつか展示されており、なるほど・・・と、思ったものがありました。黒い線で書いた輪郭は、今の漫画のような感じで、動きを感じさせたり靄の中に浮かぶ使徒の姿など、改めて観ますと、モローの作品もググッと迫ってくるものがあります。
 こうしてモローは画家としても一流であったわけですが、画家としてだけではなく、美術学校の先生としても一流であったようです。枠にはめられたものを教えるのではなく、枠にはめようとするのでもなく、一人一人が持っている才能と長所を的確に見出し、伸ばしてあげる、ということができた方だったようです。ルオーにしても、マティスにしても、このモローという偉大な師匠がいたからこそ、自分の作風を追及することに没頭できてのではないでしょうか。

 先日ある雑誌で、「自分を超える弟子がいない者は、師ではない。」という言葉を読みました。チベット僧の間に伝わる諺だそうですが、この言葉の通り、モローは、ルオーとマティスという二人の偉大な画家を弟子に持つことで、まさに“師”足りえるのだと思います。

 鍼灸師として、私にも“師匠”と呼べる先生がいます。師匠はまだまだ遠い存在ですが、いつの日か、師匠を越えたいと思っています。それは、師匠を師匠と呼ぶために、弟子として課せられた大きな大きな山なのです・・・。

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『ルオーとマティス』(2)

 一方のマティスは、形も色もシンプルに、シンプルに纏め上げようとしています。ルオーのように、情念を閉じ込めるというよりは、形や色がもっている軽やかなリズムを取り出しているように感じます。一方が封じ込めであり、一方が抽出。そのベクトルの方向性の違いは、二人の作風の違いなのかもしれないと感じました。
 マティスの絵のシンプルさは、計算されたものではあるのですが、数式や公式といった既に知られているものとは異なり、彼自身が持っている独特な感覚によるもので、いわゆる天才的な勘のようなものではないでしょうか。今回この展覧会に出ていた「ラ・フランス」なども、完成に至るまで、何度も何度も習作を積み重ねていたそうですが、そこまでの発想と積み重ねの感覚こそが、天才的ものなのではないでしょうか。今回、『ジャズ』というシリーズの版画が展示されていましたが、このデザイン性は、今にも通じるポップで新鮮な印象を見るものに与えてくれます。

 マティスとルオー。
 ルオーばかり見ていると、情念に焦げ付きそうになります。そして、ふとマティスの絵に目をやると、ホッと一息つくことができます。同じ空間に、二つの作品群。お互いを見比べながら、ゆっくりと歩を進めてみてはいかがでしょうか。 


【関連記事】
□ 松下電工汐留ミュージアム ルオー・ギャラリー

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『ルオーとマティス』(1)

 本日、一日休みが取れましたので、汐留にあります松下電工汐留ミュージアム・ルオーギャラリーに行ってまいりました。会場でいただいてきたミュージアムの案内を参考にしてみますと、このミュージアムは、松下電工が、社会貢献の一環として収集してきたフランスのジョルジュ・ルオーの作品を鑑賞するためにできたものだそうです。現在ミュージアムが所有しているルオーの作品は、油彩画や版画作品集を含めて約190点あるそうで、その中から常設展を行い、ルオーに関する企画展も開催しているということです。
 今回観てきたのは、開館5周年記念、ルオー没後50年の特別展で、『ルオーとマティス』と題されたものです。マティスと言いますと、色も形もとてもシンプルで、時代を先取りしたようなデザイン的なものが思い浮かびます。そして、ルオーはと言いますと、ごつごつとしたもの、そしてキリスト教的なものをイメージします。作品だけ観てみますと、作風は両極端で、あまり接点を見出すことは出来ないように思います。
 しかし、その作風の違いとは異なり、二人の間にはとても親密な交流があったということです。それもそのはず、二人は、パリの国立美術学校-ギュスターブ・モロー教室で席を同じくしていたのです。ギュスターブ・モローは、二人が在学当初から、二人の才能を喝破し、二人の才能が20世紀の画壇に多くの足跡を遺すことを、すでに預言していたそうです。
ギュスターブ・モロー教室を出た後も、二人の交流は続きました。今回はその交流の証である二人の往復書簡なども展示されています。作風を異にしながらも、お互いを讃え合い、芸術という同じ土俵で友情が続いていきます。

rouaultmatisse.jpg


 ルオーの、特に水彩画を見ていますと、その筆遣いのすさまじさが伝わってきます。一気に描き上げていったであろうすさまじい勢いの中に、画家として、一生完成することなく、とことん登りつめていこうとする気迫を感じます。私はその筆の勢いを見ながら、“この人は生まれ変わっても絵を描き続けるんだろうなぁ・・・”とつくづく感じました。また、こってりと厚く塗り固められた油絵も、その盛り上がりの中に、画家の気迫と、画題への思いを封じ込めているように感じられました。

【関連記事】
□ 松下電工汐留ミュージアム ルオー・ギャラリー


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ブナの芽いよいよ

 毎年この春の時期、このブログでも毎回ご報告しているのが、玄関先のブナの木です。長野の戸隠から連れてきたブナの苗も、東京で3回目の春を迎えます。

 お昼ごろ、空き時間に水を上げに行きますと、今年の新芽が突き出ており、後は開くだけという状態になってきていました。

buna201.jpg

 今年は嬉しいことに、今までの一番上のところだけではなく、その芽のそばと、幹の途中からも芽が出ています。

buna202.jpg

 ブナの成長が、また楽しみな日々となります。

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山岡鉄舟の言葉

 昨日原宿キャットストリートの隠田神社をご紹介しましたが、お参りをしましたら、そこに東京都神社庁が毎月出している“生命の言葉”というものがありました。
 それは、以下のようなものです。

晴れてよし 曇りてもよし 富士の山
もとの姿は変わらざりけり
山岡鉄舟


 この言葉の説明を読みますと、この言葉は、山岡鉄舟が剣の悟りを得たときに詠んだものだそうです。山岡鉄舟と言いますと、幕末に活躍した武士であり、幕臣であり、政治家。そして剣や禅、書にも通じた方です。多才で、時代を見据える山岡鉄舟は、どんな気持ちでこの言葉を詠んだのでしょうか。
 どんな状況にあっても、平常心を保っていくこと。それが一番難しいのですが、遠くに富士山という目標があることで、また今日を生きていけるような、そんな気持ちにさせてくれる、4月の始まりにふさわしい言葉でした。

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