忌野清志郎 完全復活祭(17)
2008 / 03 / 17 ( Mon )
 ロックの神様への祈りを奉げ、宴は続く。
 ロックンロールのギターは止まらず、フルスロットルへ。

 続いた曲は「雨上がりの夜空に」!!(忌野清志郎・完全復活祭・通算23曲目(アンコール3曲目))この歌の出だしは、私見では、どこかひょうきんで、どこかユーモアな感じがします。しかしロック・テイストな印象的なリフ。

テッテレ テッテレ テテッテーーー♪(←こんな感じですよね?)
テッテレ テッテレ テテッテーーー♪(←違います?)

このフレーズを聴いた途端、会場はまた一段と盛り上がります。

“この雨にやられて〜〜エンジンいかれちまった〜〜〜〜♪”
 
 RCサクセションの代名詞的な曲。ライブでは必ず歌われる定番ソング。
 こういった言葉遊びのダブル・ミーニングの曲も、清志郎が先駆者の一人ではないかと思います。こういったダブル・ミーニング、暗喩を使った歌は、あまり日本では根付いていないように思います。さらに『雨上りの夜空に」のような曲は、おそらく、基本的には「恥の文化」としての日本では、馴染まないのかもしれません。さらに日本語がロックに、そして、こういった暗喩に乗るかという問題もあるかもしれません。かつて日本語ロック論争というものが、内田裕也とはっぴいえんどの間で繰り広げられたそうですが、この論争は、“日本語で歌う”という音楽文化が日本にやってきたことをどう捉えるかという文化論でもありました。清志郎もまたデビューはフォーク調でしたが、フォークという日本語を主体にした音楽をベースに、エレクトリック・ギターに編成を変えてからは、この日本語ロック論争をいとも簡単に越え、ロックと日本語を融合させたように思います(私見では、それをさらに完成させたのがサザンオールスターズだと思いますが。)。
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 と、小難しい理屈はいりませんね・・・。
 ロックですから。

 先日ロックに詳しい同業の先生と話をしいたのですが、その先生が面白いことを言っておりました。
「RCは、アンダーグラウンドとメジャーのちょうど中間的なんだよね。」
 なるほど・・・。アンダーグラウンドほど見えない存在でもなく、かといって誰もが聴いたことがあるほどメジャーでもない・・・。そういった中間のところにRC・清志郎はいる。これはほんとに稀有な存在かもしれません。こういった位置にあるバンドは、特に日本では長く活動することは難しいのではないかと思いますが、しかし結果として、清志郎は18歳でデビューし、未だに現役で活躍し、病からも復活をしました。そしてこうしてその中間的存在で光を放ち、長い間影響を与え続けている。そういった意味では、ミスチルでもなく、サザンでもない、独特な雰囲気の世界に住む、清志郎という一人の才能が際立つのではないでしょうか。

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