早めの治療のおススメ
2008 / 02 / 02 ( Sat )
 鍼灸治療をしておりますと、「どうしてもっと早く治療を受けてもらえなかったかな・・・」と思うことがよくあります。“失って初めて分るものは健康のありがたさ”とよく言いますが、どうしても私達は、症状が我慢できなくなるぎりぎりまで治療を先延ばししてしまうことがあります。
 身体の不調が始まって初期の頃ですと、まだ体力が残っておりますし、身体も壊れきっていないので、身体のバランスの崩れを取り戻すのは比較的簡単なことが多いです。しかし、その不調が長期間続き、慢性化しておりますと、バランスを元に戻すことは簡単ではありません。病が治りやすいかどうかは、患者さん自身がそのとき持っている体力や抵抗力、食事の内容、病の度合いなどにより変わりますので、一概にどれくらいで治る(何日で治る、何回で治るなど)ということは断言できません。そこで経過を見ながら治療を続けていただくことになります。
 こういった臨床で患者様の治る経過を診ておりますと、やはり早め、早めに治療をしておくことは、治すためには大切なことだと思います。また、東洋医学は「未病」という予防の観点もありますので、ストレスが溜まっているとき、体力を消耗したとき、飲みすぎたときなどなど、病気ではない段階での施術もできます。こういった未病の領域は、病院では処置ができないものも多いので、鍼灸・東洋医学の得意な分野となります。
 病になってからでは失うものが余りにも多いと思います。また、未病の段階でも、疲れやすかったりしますと、思うように日々の生活を楽しめないこともあります。充実した日々の生活のためにも、早め早めの治療をお奨めいたします。

【関連情報】
□ コラム『東洋医学って何?』 「未病治療」

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