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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


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映画『ガンジー』

ゴールデン・ウィークお奨め映画(2)
『ガンジー』


ガンジー 25周年記念特別版 ガンジー 25周年記念特別版
ベン・キングズレー (2007/02/02)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
この映画の詳細を見る


 昨日は『寝ずの番』という日本映画を紹介しました。
 その中で、思い出として生き続けるとしたら・・・と書きましたが、今日紹介する映画『ガンジー』の主人公、マハトマ・ガンジーは、まさに“インド建国の父”として、インド人はもちろんのこと、世界の人々の心の中に刻まれ続けています。
 英国の植民地として貧困に苦しむインドを救ったガンジー。当時は英国の植民地支配により、インド人は人権を奪われていました。そしてそのような英国という外側の力だけでなく、多民族国家としての内政面でも混乱していました。内側を一つにまとめながら、外側の力に抗していく。そのためにガンジーが行ったのが「非暴力・非服従」の活動です。
 この活動の半ばに、ガンジーは凶弾に倒れます。しかし、ガンジーが蒔いた種は、インド独立という一つの形へつながっていきます。
 映画を観終わると、人の信念は、ここまでの偉業を成し遂げることができるんだなぁと、人のもっている信念の力と可能性を感じずにはいられません。
 この映画のもう一つの見所は、ガンジーの台詞ではないでしょうか。ガンジーの台詞の中には、たくさんの珠玉の言葉が込められてると思います。そういったスピリチュアルな言葉を、一つ一つ噛み締めながら観るのもいいかと思います。
 長い映画ですので、時間があるゴールデン・ウィークにはぴったりだと思います。昨日後紹介した『寝ずの番』とはまた違った意味での人間の偉業をお楽しみいただけたらと思います。

 しかし・・・小さなことでも信念を持つことが大切なのかもしれません・・・。環境問題、教育問題、テロの問題、様々な問題がありますが、地道な活動を支える信念をもつことが、解決の第一歩になるように思います・・・。

【映画情報】
監督: リチャード・アッテンボロー
製作: リチャード・アッテンボロー
出演: ベン・キングズレー、キャンディス・バーゲン
時間: 188 分


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映画『寝ずの番』

ゴールデン・ウィークお奨め映画(1)
『寝ずの番』


寝ずの番 寝ずの番
中井貴一 (2006/10/18)
ポニーキャニオン

この映画の詳細を見る

 お奨めといいながら、お奨めするのが微妙な映画です(笑)
 といいますのも、「寝ずの番」、つまりお通夜のお話しだからです。そして、上方の落語家の師匠とお弟子にまつわるエピソード集ですから、下ネタも多いです・・・。そのあたりをクリアできれば、かなり笑えて、そして生きることの楽しさを感じさせてくれるいい映画ではないかと思います。
 映画は、長門裕之演じる噺家・笑満亭橋鶴の臨終から始まります。そしてその通夜にお弟子さんが集合し、師匠の思い出話に花が咲く・・・。それぞれのお弟子さんが持っている自慢のネタを、一つ一つ披露していきますが、どれも笑えるようなエピソード、そして上方落語家らしいウィットの利いた台詞も楽しく心地よいテンポに拍車をかけます。そして、その笑の裏には、もう師匠と一緒にいられないという寂しさが対照的に描かれています。

 人は寿命という限られた時間の中で生きています。そして寿命を迎えたとき、我々は亡くなります。これは避けられない事実です・・・。鍼灸師という皆様の健康管理の仕事をしていても、これだけは止めることができません・・・。寿命を迎えられた方とは、もうお話しをすることもできませんので、我々はその現実を前にとても悲しい思いをします・・・。
 しかし、亡くなった後も人は生き続けます・・・。
 関わった人々の心の中に“思い出”として生き続けます。皆の思い出の中に、記憶の中に、人は生き続けることができます。そして、自分がしてきたことは、たとえそれが地球の人口の50億分の1の、たった一人のわずかな時間であっても、関わってきた人々の心の中に、生きてきた歴史としてしっかりと刻まれています。生きてきた事実がそこにあります。
 もし誰かの思い出の中にいる自分が、その人の人生を楽しませ、喜ばせたとしたら、どんなに面白いでしょうか?そして自分が亡くなった後も、その人の中で楽しい思い出として生き続け、その人の人生の中で笑いの種として生き続けたとしたら、それはもしかしたら死という停止状態ではなく、思い出という中で、新しい生命が誕生していることになるのではないでしょうか?

 もしそっと誰かの思い出の中に自分がいるとしたら・・・。
 死んでまでもその人を苦しめたり、不快な思いをさせたくないように思います。
 そう・・・、この物語に出てくる人々のように、皆の中に笑いと懐かしみで思い出してもらえるような・・・、いや、そこまでもたいそうなことは望みません。ただ少しだけ欲を言わせていただければ、気持ちのいい鍼の感触をずっと覚えていて欲しい・・・なんて思ったりもしました・・。そのために、今日は何をできるでしょうか・・・。そのために、今日はどんな表情で患者様と接することができたでしょうか・・・。

 演技派の俳優揃いですので、それを楽しむのもなかなかいい映画だと思います。


【映画情報】
出演: 長門裕之、富司純子、中井貴一、木村佳乃、笹野高史、岸辺一徳、木下ほうか、田中章、土屋久美子、蛭子能収、堺 正章、桂 三枝、 笑福亭鶴瓶、浅丘ルリ子、米倉涼子、中村勘三郎、高岡早紀
監督: マキノ雅彦(津川雅彦)
原作: 中島らも
時間: 110 分


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季節の巡りと身体(6)

 この一週間は“季節の巡りと身体”についてお話しをしてきました。

 当院には、いくつか植物を置いておりますが、その中の二つに見られた“季節の巡り”を紹介します。

 まず、下の写真を御覧になってください。
 左の写真がブナで、右の写真がヤツデです。

shinme1.jpg   shinme2.jpg
 
 この二つの写真は、今年の3月31日に撮ったものです。
 春分の日を過ぎて、季節は春真っ只中といった時期です。この写真を見ますと、これまでお話ししてきた“春は新芽”、“春の発生”というのが良く分かると思います。まだ新芽はとても柔らかく、か弱い感じがします。しかし、この新芽には、発生の気が込められており、まさに“春の気”を感じさせてくれます。

 そしてこちらは昨日4月27日の写真です。

hanmo.jpg

 ブナの新芽も、ヤツデの新芽もこのように大きく開き、夏の繁茂へ向かっています。
 特に右のヤツデは、今年出てきた葉っぱは、まだ新芽のつやつやした光沢を保持しています。
 このように、季節の巡りは、植物を見ていると確実にやってきていることがわかります。
 そして、この巡りの変化が、我々の身体にも現れるのです。
 この季節の巡りとともに、身体もまた同調させていくことが、東洋医学の治療でもあり、身体の養生となります。
 5月になりますと、新緑がとてもきれいになり、葉っぱが大きく増えていきます。
 このゴールデンウィーク、外を歩き、新緑・植物を見ながら、季節の巡りを感じてください。そして、自分の身体にも、その季節の巡りと変化があることを感じていただきたいと思います。


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季節の巡りと身体(5)

 昨日は四季の変化を、一日の変化に置き換えてみました。
 
shiki.jpg

 
 今度は、この四季の変化を人の一生に置き換えてみます。
 すると、こんな風になります・・・。

issyou.jpg


 人の一生は、この図のようにサイクルがあります。そしてそのサイクル毎に、過ごし方があるように思います。若いときは若いときで、がむしゃらに突き進む勢いがありますし、仕事を引退する時期もやがては来たりします。
 精神的な面で見ますと、老いてもますます盛んな生き方もあります。例えばピカソなどは、死ぬまで上り坂だったと表現されたりします。ですので、精神的な面で見ると、必ずしもこの図のようにいくわけではありません。
 しかし肉体的な面で見ますと、このようなサイクルはやがてやってくるものです。そのときに、この季節の巡りと身体の相関性を思うと、それぞれのサイクルでの過ごし方も見えてくるのではないかと思います。

 東洋医学では、季節の巡りを大切にしています。そしてその時間の推移とそれにともなう身体の変化という視点は、昨日のブログに紹介したように、一日の中にも、そして今日紹介したように、人間の一生の中にも、相関的、重層的に見られることができます。
 俗に“東洋医学は自然を大切にした医療”とか、“身体に優しい医療”といわれたりしますが、それは、このように自然の巡りと身体の関係を大切にした、天人相関の視点によるからです。そして、その自然の巡りに対応するように身体を調整するのが、我々鍼灸師の役目です。都会では自然を見失いがちですが、そんな都会の中にあっても、自然に則した治療をしていこうと思います。

 

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季節の巡りと身体(4)

 今週は季節の巡りと身体の変化をテーマにして書いております。
 昨日冒頭に載せました季節と植物のサイクルを簡略化すると、こんな感じになります。
shiki.jpg

 この図をさらに一日に置き換えてみますと、こんな感じになります。
itiniti.jpg

 東洋医学では、このように一日の中にも、“四季”に相当する変化・サイクルがあると考えています。季節のサイクルに合わせることが養生には必要と述べてきましたが、同様に、一日のサイクルに合わせて生活をすることもまた、理想的な過ごし方と考えています。
 この図と、四季の図を基にまとめて見ますと、以下のようになります。

朝: 目覚めとともに活動を開始する時間帯。

昼: 仕事など活動を活発的にする時間帯。

夕: 休息を取りながら、だんだんと活動を収束させていく時間帯。

夜: 一日の活動で疲れた身体・精神を休める時間帯。

 現代社会は、とかく夜も眠らない生活になってしまっています。
 電気がない頃であれば、夜は日が沈むとともに心身を休める時間がやってきましたが、今の時代はそうはいきません。夜は夜で、残業もありますし、接待として飲みに行くこともあるでしょうし、観たいテレビ番組もあります。なかなか昔のように一日のサイクルにあわせて過ごすことはできません。あくまでこれは“理想”でしかないのが現実だと思います。かくいう私も、この図のように、夜が来たら直ぐに寝る、ということはできません。
 しかし、かといって毎晩毎晩飲み歩いたり、夜更かしを続けることを推奨することはできません・・・。
 まずは、一日には四季と同じようなサイクルがあるということを知っていただき、このような生活が理想である、ということを感じながら、適宜休息を取る。そして、昔よりも活動量が増え、ストレスも増している時代ですから、栄養をしっかりとってそれに対応しておくことが大切になっていきます。
 

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季節の巡りと身体(3)

 “季節の変わり目に体調を崩す”
 “季節の変わり目には気持ちがふさぐ”
 “寒暖の差に弱い”
 と、いったことはないでしょうか?
 毎日の鍼灸施術をしていて、このような季節の変わり目の変化とともに、体調を崩す患者さんも多くいられます。ここで、一昨日のブログに載せた図をもう一度引用させていただきます。

seityoukasyuzou.jpg


 繰り返しになりますが、この図は、季節の変化を植物の一年間の変化と重ねたもので、春は新芽、夏は繁茂、秋は落葉と果実、冬は種がそれぞれの季節を象徴しています(詳しくは一昨日のブログ「季節の巡りと身体(1)」をご覧下さい。)。

 季節の巡りは輪のように切れ目がないものですが、この図では、春分から秋分までを緑の矢印で、秋分から春分までを茶色で示し、切れ目がない四季を上と下で分けて見ました。それは、春分から秋分(以下緑の矢印)、秋分から春分(以下茶色の矢印)では、我々の身体を含めた自然界の変化が大きくこの二つで分けられるからです。
 緑の矢印は、植物においては、地面から上の部分が話しの中心になります。一方茶色の矢印は、落葉をして果実をつけて、種を作っていく時期ですので、地面の下(地中)のお話になります。植物は、秋から葉っぱを落とし、冬には葉っぱが一枚もなくなりとても寒そうな様相となります。しかし、その寒そうな表向きの姿とは異なり、地中の中では根っこがしっかりと養分を蓄えて次の春を待っています。
 実は植物だけではなく、我々の身体もまた同じように、緑の矢印と茶色の矢印では、異なった様相を呈します。暖房や冷房が普及した現在においても、この季節による変化は変わりません。
 緑の矢印がある上の部分と、茶色の矢印がある下の部分では、季節は全く逆になります。同じような過ごし方をしていては、身体は季節に沿って身体自身を養うことができません。そして、逆に言いますと、身体は季節の到来とともに、その季節に則した身体になっていくことが無病(未病でも病気でもない状態)ということにもなります。

 この緑の矢印と茶色の矢印は、野菜などの旬とも関わってきます。冬野菜は根っこのものがおいしくなり、夏野菜は葉物がおいしい季節となります。このように、よくよく見てみますと、自然が我々に季節の過ごし方を教えてくれているように思います。

 もし季節の変わり目に体調を崩すことが多いようなときは、緑の矢印と茶色の矢印が逆転している生活をしていることもありますので、夏へ向かっていくこの春の土用の時期に、もう一度自分の生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。


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季節の巡りと身体(2)

 昨日のブログに書いたように、この一年間の四季というサイクルにおいては、春・夏・秋・冬はそれぞれの季節の特徴を持っています。そして各々の季節が持っている特徴にあわせて、身体も変化するわけですが、その季節だけを過ごせば良いわけではなく、“今の季節から次の季節へとつなげていく”こともしていかなくてはいけません。これは、「環の端の無きが如し(輪っかのようにどこをとっても端はなく、終わりも始まりもなくつながっている)」というように、各季節は一つの輪のようにつながっているものだからです。つまり、今という季節とは、常に次の季節につながっているということになります。
 この季節のつながりを身体と結び付けますと、春の過ごし方は夏の体調に影響をし、夏の過ごし方は秋の体調に影響をする・・・ということになります。
 例えば、これから夏に入りますが、夏バテをするということは、一つの原因として、春の過ごし方が悪かったということが考えられます。そして、夏バテをして食欲が落ちますと、次の季節である秋にも体調が調いにくく、そしてそれが続きますと、冬に風邪をひきやすい、冷え性が増していった、そして再びやってきた春には花粉症がひどくなる・・・。このように、一つの季節のサイクルの過ごし方を間違えますと、その影響はその季節だけに止まらず、一年全体の体調を狂わせることになってしまいかねません。
 もう一度前日のブログの図を見てください。
 各季節には、各々に、春は発生、夏は繁茂、秋は収穫、冬は蔵、という特徴があります。この特徴に身体や生活起居を合わせることが、養生になります。季節の巡りと身体の関係を、この図を参考にしながらイメージしてみてはいかがでしょうか。



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季節の巡りと身体(1)

 昨日のブログでは、「土用」のお話しをしました。
 春夏秋冬それぞれの季節には、それぞれの働きがあり、それにあわせて我々の体も変化していきます。この季節の働きは、植物の一年を見るとよくわかります。それを分かりやすく説明するために、今日はこんな図を作ってみました。

seityoukasyuzou.jpg


 植物の一年間の変化を見てみますと、

春:新芽を出す(生)

夏:葉っぱをたくさん出す(長)

秋:落葉し果実をつける(収)

冬:種になる(蔵)

という変化をたどります。そして冬をじっと我慢してきた種は、春に再び新芽となって外に出ていきます。春夏秋冬は、どこにも切れ目がなく一つの輪っかのように、ぐるぐると循環をしています。

 この循環は、植物に限られたものではありません。天と地に育まれた萬物全てがこのようなサイクルの中にある、というのが東洋思想・東洋医学の考え方です。
 そして改めて言うまでもなく、我々人間の身体もまた、この季節のサイクルに合わせて変化をしていきます。
 季節の巡りと身体の変化は、東洋医学の中でもとても重要な概念になってきます。当院ブログにある「未病とは」でも引用しましたが、東洋医学の原典『黄帝内経・素問』にある四気調神大論篇とは、まさにこのお話しをしています。未病とも深い関わりがあることですので、そのあたりことを、また明日書いてみようと思います。


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土用について

 当院のブログ『続・鍼たま』の前身であります『鍼たま』がスタートしたのが、2年前の10月です。それ以来一年以上の月日が経ちまして、それとともに季節も巡り、何度か冬至など24節気のお話しをしてまいりました。そして、季節の巡りと身体は密接関係を持っており、鍼灸治療もまたその季節に合わせて行われていくことを何度かお話しをしました。その中で、「土用」ということもお話しも出てきたと思います。

 今日は改めまして、この「土用」をお話いたします。
 本日4月22日は、「春の土用」の中にあります。土用と言いますと、うなぎを食べる「夏の土用」が有名ですが、夏だけではなく、春・夏・秋・冬、各季節毎、各季節が終わるときに、「土用」が存在します。今年の春の土用を例に上げますと、下の図のように、4月17日に春の土用に入り、そして立夏の前日までが土用の範囲となります。

doyou.jpg


 うなぎを食べるのは「土用の丑」ですので、土用というものはその日一日だけしかないと思われている方もいらっしゃいますが、この図のように、18日間という3週間弱の間が土用の期間になります。
 この図を見てもお分かりいただけると思いますが、土用という期間は、春・夏・秋・冬、それぞれの季節の変わり目のことを指します。春の土用で言いますと、“春という季節を完成しつつ、次の夏という季節へ向かう準備をする”、つまり、次の季節への橋渡しの働きがこの土用の季節の作用となります。日々変わる天候の中で、各季節には節目がない様に思われますが、東洋思想・東洋医学の暦では、このように厳密に期間が定められており、節目がしっかりとあります。
 この季節の変わり目というのは、環境がガラッと変わるという意味でもありますから、身体にも何かと変調をきたしやすくなります。臨床の場においても、この土用の時期に入ると、症状がぶり返したり、調子を落としたりする方がおられ、季節の変わり目の過ごし方の難しさを実感したりします。このように、季節の変わり目に体調を崩される方は、季節の変化に身体がついていっていないということが多々あります。こういった場合は、病気ではありませんので、病院では治らないことが多いと思います。鍼灸治療は季節とともに身体を調整するものでもありますので、特に季節の変わり目に体調を崩される方は、季節の変化に身体がついていけないということも原因の一つかもしれませんので、お近くの鍼灸院で診てもらい、健康管理をしてもらうのがお勧めです。

 これからは季節は夏に向かっています。夏に向けての身体の準備が必要となります。まずは旬の野菜を食べるなど、季節の旬を味わうことから身体を馴らしてみてはいかがでしょうか。


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未病と政治

 明日は統一地方選挙の投票日です。と言いましても、ここで細かい政治の話しをするわけではありません・・・。

 先々週、当院のブログでは「未病」「未病治療」を取り上げてきました。健康と病気の間にある未病。その未病の段階で身体を治しておくことの大切さを様々な角度から伝えてきました。
 そのときに引用しました、未病という言葉の由来になった原典『黄帝内経・素問』「四気調神大論篇」の本文には、以下のように書いてあります。先々週の繰り返しになりますが、引用してみますと、

「是故聖人不治已病.治未病.」
(聖人はすでに出来てしまった病気を治すのではなく、未だにおきていない未病を治す。)

とあります。
 さらに本文ではこの先があるのですが、そこには、このようにあります。

「不治已亂.治未亂.此之謂也.夫病已成而後藥之.亂已成而後治之.譬猶渇而穿井.鬪而鑄錐.不亦晩乎.」
(すでに混乱しているものを治めるのではなく、未だに乱れていないものを治めるのである。すでに病気が出来てしまった後に薬を施す、また、すでに乱れてしまった後にこれを治めるというのは、譬えていえば、喉が渇いてから井戸を掘ったり、戦争が起きてから武器を作るようなものである。それでは遅すぎやしないか?)

 最後の“戦争が起きてから武器を作る”というのは何やら物騒なお話しですが、この本文の元が書かれた時代は群雄割拠の時代ですから、このようなことが書かれていたのかもしれません。
 現在の日本は平和を享受しておりますので、このような戦争のことは全く想定できませんが、戦争に換わって、多くの問題が潜在的に存在しているように思います。政治を志す方々には、この未病治療の知恵を読んでいただき、政治や社会がすでに乱れきってしまう前に、そういった未だに表に出ていないものに、一つ一つ手を打っていただきたいと思います。

 東洋医学を築いた著名な歴代医家の中には、科挙と呼ばれる官吏登用試験を目指しながらも、落第してしまい、医の道に進んだ方が多くあります。これは、“医を以って国を治める”という考えに基づく選択だったのだと思います。国の基はそこに生活する人々です。その基となる人々の健康を守る医療は、国を守ることにそのまま通じる、という考え方です。“政治”も“治療”も、どちらにも“治(治める)”という漢字が使われているのも、偶然ではないように思います。
 “未病と政治”、なんと大げさなことと思われるかもしれませんが、当院もまた、そんな一翼を担っていたいと思います・・・。

【関連情報】
□ コラム・東洋医学って何? 「未病治療」

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映画『地下鉄(メトロ)に乗って』

地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション 地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション
堤真一 (2007/03/21)
ジェネオン エンタテインメント

この映画の詳細を見る


 先日当院のブログのカテゴリーQ&Aで、「Q.ツボってなんですか?」というご質問にお答えしました。そのとき、分かりやすい喩えとして、経絡を電車の線路に置き換えてみました。東京のJRと地下鉄の路線図を見てみますと、まさに人体に張り巡らされた経絡のように見えます。
 
 本日ご紹介する『地下鉄(メトロ)に乗って』は、東京の地下鉄が舞台になっています。原作は直木賞作家の浅田次郎氏によるもの。
 普段乗りなれている地下鉄がタイムマシンと化し、自分の父親の過去を辿っていき、そこで自分と父親の関係を見直していくという物語です。どうして地下鉄がタイムマシンになるのか?という設定への素朴な疑問もあるのですが(笑)、そのあたりは物語を見るうちに解消していくとしまして・・・地下鉄をとりまく物語・・・。

 普段乗りなれている地下鉄。そこには多くの物語が交錯しているのかもしれません。
 私が東京に出てきたのは大学浪人をしているときでしたが、それ以来地下鉄には何度となく乗っております。自分が住む場所によって、また、良く行く場所によって、よく使う地下鉄、ほとんど使わない地下鉄、いろいろあります。各路線、各駅に自分の思い出の場所があったりします。よく使っていた駅の周辺は、今も変わらずそのままでしょうか、それともガラッと変わってしまったのでしょうか・・・。
 小学校に入るか入らないかの頃だったでしょうか、母親に連れられて東京に来たことを思い出します。そのとき、御茶ノ水駅から見られる丸の内線を見ました。赤い車体に、ラーメンのどんぶり模様のように当時は見えた車体の線。あの電車に乗ったらどこへ行くのだろう・・・、とその車体からいろいろなことを想像したのを覚えています。そして大人になって丸の内線に乗ったとき、地下から地上に出たり、後楽園を通ったり、なんだかジェットコースターのような、遊園地の中にある移動用のモノレールのような、そんな楽しい雰囲気を味わいました。

 たまの休日、それぞれにある思い出の地下鉄に乗って、東京をぐるっと楽しむのもいいかもしれません・・・。
 何年か前に大江戸線が開通しました。今年も、当院に近い明治神宮前駅を通る地下鉄が開通するそうです。ますます地下鉄の物語が増えていくような気がします・・・。


【映画情報】
□ 監督:篠原哲雄監督
□ 原作:浅田次郎
□ 音楽:小林武史
□ キャスト:堤 真一 岡本 綾 大沢たかお 田中 泯 笹野高史 吉行和子 常盤貴子
□ 時間:122分


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Q.肩こりは治りますか?

A. 良くなります。

 肩こりがない人はいないくらい、肩こりは一般的に多くみられる症状の一つです。ストレス社会、パソコンの使用などにより、肩こりはますます増えて、そして重くなっていく症状です。最近では、この肩こり、子供の世界にも広がっています。
 
 “こり”というものは、漢字で“凝り”と書きますが、これはもともと“氷”に通じるもので、氷が張る様子、動きが止まる状態を指します。この漢字の成り立ちからも分かるように、“こり”というものは、流れが悪くなった滞りが、そまま氷を張ったように固まった状態です。
 それでは、滞ったものは何か?
 それは、気・血・津液(しんえき)です。とくに、最後の津液がこりの原因を作ります。津液は体内にある水の総称です。
 鍼灸治療は、気血の流れを良くする治療です。気血の流れが良くなりますと、それに伴って津液(水)の流れも良くなります。
 当院の鍼灸治療は、こりがある肩には直接鍼をしませんが、本治法と呼ばれる鍼灸術で、経絡を動かして、肩こりを解消していきます。

 肩こりは未病の段階であることも多く、次の本格的な病気への兆候であることも少なくありません。肩こりを単なるこりとあなどることなく、また、不快な症状から開放されて、快適な生活を取り戻すためにも、未病の段階で、この肩こりを治しておくことをお薦めいたします。

 

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仁と不仁

 先日金谷治著『中国思想を考える』(中公新書)を読了しました。東洋医学と密接な関係がある東洋思想を概観できる本として、とてもいい本だと思います。
 その中で見つけたお話しを中心に、「仁と不仁」をご紹介いたします。(この話題はこの本のP35から書かれています。)

 「仁」という言葉は、孔子が『論語』の中で細心の心を込めて繰り返し述べ、そして、最大に奨励した人間の持っている徳の一つです。孔子がこの「仁」という言葉に込めた思いは、『論語』の端々に現れています。私はそれほど『論語』を直接読んではおりませんが、この金谷氏の著書など、東洋思想の入門書などによると、「仁」というのは、“温かい思いやりの心”と簡潔に説明されています。

 一方「不仁」という言葉が東洋医学にはあります。この「不仁」という意味は、しびれて感覚がなくなった状態を現し、東洋医学の古医書にもよく見られる言葉です。

 北宋時代の儒学者で、程(ていこう)という人がいるそうです。
 この程は、自身の著書の中で、「医学書のは“不仁”という病名があるが、これこそは「仁」の意味をよく言い当てている」と述べているそうです。つまり、「不仁」とは先ほど述べましたように、“感覚がない状態”ですから、「仁」はその逆で、“感覚があること”、さらに言えば、“道徳的な感覚や他人への思いやりに敏感であること”を指していると、程は記しているそうです。

 『論語』と言いますと、高校時代に学んだ漢文で、どこがどうかかってどう読んでいくのかと、一二点やレ点などを追いかけることに苦労した方も多いかと思います。その勉強面に追われて『論語』を味わっている余裕もなかったかと思いますが(私も当時はその一人でしたが)、「仁」という言葉だけはしっかりと記憶されているかと思います。
 まさかまたここでその「仁」に出会えるとは思っていなかったかもしれませんが、「仁」を知り「不仁」を知る、「不仁」を知り「仁」を知るという両側から見てみると、「仁」への理解が少し進むように思います。
 この金谷氏の本を読みますと、儒教とは現実社会を生きるための実践書だということが分かります。個人的には、まだまだ「仁」に根ざした生き方ができていないと思いましたが、焦らずこちらも一歩一歩進んでいこうかと思いました・・・。

【参考図書】
□ 中国思想を考える―未来を開く伝統 / 金谷 治
 

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Q.ツボってなんですか?

A. 経絡線上にある点で、治療に使われたり、身体の症状が出やすい点のことです。

 昨日のブログで経絡についてお話しをしましたが、経絡は身体中に張り巡らされた気の流れる道です。そして、その経絡線上にあり、そこに鍼をすると、身体に何らかの効果を出したり、身体の中の反応が出る部位(点)のことをツボといいます。

 言ってみれば、これは線路と駅に譬えていいかもしれません。経絡という線路の上に、様々な駅があると考えてみてください。電車の駅でも、渋谷駅には109があり、原宿駅にはラフォーレがあり、新宿では何本もの線が乗り入れて乗換えができるように、それぞれの駅には特徴があり、駅には機能や用途があります。この実際の駅と比較しても分かるように、肝臓と関係が深い経絡の線上にあるツボは、肝臓の調子が現れやすかったり、また、かの松尾芭蕉も、『奥の細道』の長旅の前にお灸をすえた有名な足三里というツボは、胃経という経絡の上にあり、胃と関係が深いために、昔から胃の働きを活発にするツボとして頻繁に利用されてきました。
 ツボはとても効果が出る点ではありますが、巷間言われているように、“ここを押したらここが治る”というほど単純ではありません。また、下手にツボを使って、逆に身体のバランスを壊してしまうこともありますので、注意が必要です。

 当院では、本治法と呼ばれる治療法をしておりますが、これは、膝から先、肘から先にある五行穴という、五行の性格を持ったツボを駆使することで、経絡の流れを良くしていくものです。これは、痛みやコリがある患部に鍼をしたり、“○○病にはこのツボ”といったものではありませんが、五行穴という“ツボ”を使うことには変わりがありません。
 同じ“ツボ”というものを使いながらも、その使い方によって治療効果に差が出るということも、これまた鍼灸治療の不思議なことであり、我々治療者からみますと、これが鍼灸治療の醍醐味の一つで、日々の臨床の楽しみであり、喜びでもあります。


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Q.経絡ってなんですか?

A. 経絡(けいらく)というのは、体を流れる気の通り道、気の流れる線のことを言います。

 例えば経絡は、肝臓と関係が強い「足の厥陰(けついん)肝経(かんけい)」や、大腸と関係が深い「手の陽明(ようめい)大腸経」と言ったように、五臓六腑のそれぞれに関係の深いものが12本あり、その外に、お腹の真ん中を走る任脈(にんみゃく)や、背骨を走る督脉(とくみゃく)といったもの、そして横を繋ぐものとして、絡脈(らくみゃく)、といったものがあり、これらのうち特別な働きをするものを、新たに奇経(きけい)という名称で区分していたりしています。例えば奇経の中には、腰周りを帯びのようにぐるっと廻る経絡があるのですが、これは帯脈(たいみゃく)と呼ばれています。

 このように経絡は、身体を上から下まで網の目のように、縦横に張り巡らされています。このように全身を張り巡らしているのは、経絡というものが、各臓器から運ばれた気というエネルギーを身体全体に巡らせる働きを持っているためです。

 現在のところ、現代の科学では、この経絡を十分に説明することができません。経絡は血管ではないか、神経ではないか、リンパ管ではないか、といろいろと諸説提唱されていますが、どれも十分な説明を仕切れていません。しかし、現代の科学では証明されていませんが、この経絡を使って治療ができることを臨床の場でみていますと、やはりその存在があると思わざるを得ません。何千年もの歴史の中で、様々に試行錯誤されながら培われたものだと思います。
 私は日々患者様と接する臨床家として、自分の治療実績の中でこの経絡の存在を実感しており、その臨床実績で経絡の存在を主張することしかできませんが、いつの日かこの経絡が科学的に証明される日が来ると思っております。
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足の太陰脾経の図/『類経図翼』より


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韮(にら) -春の野菜として-

 東洋医学の基本である五行で分類しますと、薬用の野菜として韮(にら)は、下の五行の表のように春の野菜に分類されます。


薬用の野菜の分類
五行
五菜豆の葉
補足
薤: らっきょう


 そこで今日は、この「韮(にら)」についてお話したいと思います。

 まず、この「韮」という漢字です。
 この漢字は、勢いよく天に向かって伸びる韮の様子を表現したものです。この天に伸びるような韮の勢いは、春の季節をそのまま表現するものです。春は冬の後に芽を出す、萌える季節ですが、それは外に向かっていく勢いのある季節でもあります。その季節をそのまま表現しているものとして、この韮は春に配当されたのかもしれません。

 次に明の時代に李時珍によって書かれた『本草綱目』を参考にしてみます。
 この『本草綱目』によりますと、韮には、「心に働きかけ、五臓を安定させ、胃の中の熱を取り除く」とあります。この最初の部分である“心に働きかけ、五臓を安定させ”というのは、精神的な安定をも意味します。この春という季節は、行事も多く、引越しや転勤、そして入学、入社など社会環境も変わりやすく、何かと気忙しいときでもあります。冬から春に変わるというこの季節は、昔々の人々にとっても、大きな季節の変わり目で、動きが多いときだったのではないでしょうか。そんな気ばたらきが多い季節に、精神的な安定をもたらすという韮を食べるのは、昔の人の知恵だったのではないでしょうか。
 また、別の古医書には、「(韮は)精気を固め、腰・膝を暖め、腎の働きを強くする」ともあります。自分のもっている生命力である精気を強くしてくれる食べ物としても捉えられているようです。

 栄養学的にみてみますと、ビタミンA、B2、C、そしてカルシウムやカリウムを豊富に含んでおります。特に他の野菜と比べて多く含まれる硫化アリルは、ビタミンB1を体内に長く留めておく作用がありますので、新陳代謝促進、体力増強、食欲の増進に効果があるそうです。
 今晩のおかずに、韮(にら)たま、韮(にら)もやしなどをプラスしてみてはいかがでしょうか。


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4月の四国主張の予定

◇◇ 4月の四国出張治療 ◇◇

◎ 4月15日(日)~17日(火)
四国出張のためこの期間、治療院はお休みいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。

                 源保堂鍼灸院 院長 瀬戸郁保

追伸
4月の最後の週から5月の頭までゴールデンウィークが始まります。
普段暦どおりで治療院を開けておりますが、今年のゴールデンウィークは空ける予定でおります。
また近くになりましたら、ブログ・HPに予定を掲載していこうと思います。


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『ボタン インスピレーション』展覧会のご紹介

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 先日ご紹介した『さくらいろ展』で、月の形をした鉢植えを出品していた患者様が、今度は「ボタン」を出品しております。「ボタン」は、もちろん服につけるボタンです。27人の作家さんと、3つのチームによる、様々な素材のボタンです。どうかお時間がありましたら、足をお運び下さい。

『ボタン インスピレーション』

◎期日 2007年4月16日(月)~21日(土)
◎時間 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
◎場所 ACギャラリー 銀座5-5-9阿部ビル4F
◎電話 03-3573-3676

ボタンは服を個性的な魅力に仕上げるエッセンスです。今回は、用のボタンから飾りのボタンとして、そこからさらにブローチや髪留めへと発想できる材料として、そして、遊びの発想からインテリアまでどんどん用途は広がります。そんな楽しいボタンを27人のクラフトマンと3つのチームに作ってもらいました。世界にここだけのボタンです。陶・布・木・樹脂・ガラス・七宝・ビーズ、手作りボタンが集まりました。使い手のイメージをどんどんふくらませて、工夫して使って欲しい。使い方の提案を含めて、作品展をいたします。



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苺の話し(2)

 昨日のブログで、徳島産の「LED無消毒いちご」のことを書きました。
 最後に“どうして苺は、草冠に母と書くのか?”という疑問を載せました。今日はその回答です。

 まず、「苺」という漢字を辞書(『漢辞海』三省堂)を調べてみますと、特に語源のような記述はありませんでした・・・。しかし、「苺苺(バイバイ、マイマイ)」という熟語が載っているのですが、その意味は、「盛んに茂るさま、田が立派なさま」とあります。この辺りにヒントがあるかもしれません。
 さらにもう一つ、苺の語源となった漢字に、(草冠+毎)があります。こちらの漢字には、子をどんどん産むという意味が込められているようです。

 次に明の時代の『本草綱目』を調べてみました・・・。「苺」そのものはありませんでしたが、巻十八草之七蔓草の中に、「蛇苺」が載っています。現在日本で食べられている苺は、明治以降にフランスやイギリスなどから導入されたものですので、蛇苺とは異なるように思います。しかし、語源という意味で考えますと、漢字の作られた国、中国で見られる苺は蛇苺であったでしょうから、この記述も参考になるかもしれません。
 その記述によりますと、“蛇が残していったもののように見える”“田や野原の道のそばにところどころある”などと説明してあります。これは私の推測ですが、昔は、蛇はとても神秘的で神聖な生物として捉えられていましたので、「蛇苺」という名称にも、その思いが込められていたのかもしれません。そしてそれが母親が持っている“産む力”を表現しているのかもしれません。

 その後他も調べてみましたが、もう一つ有力な説として、“母の乳房・乳首を連想するから”というものもありました。前述したように、現在の苺の原型とも言える蛇苺、野いちごといったものは、小ぶりで、赤い色が、そういった母の乳房をイメージさせたのかもしれません。そして、蔓が伸びていく様子は、子孫繁栄など、“母の力”を想起させたのではないかと思います。

 栄養学的にみますと、苺はカリウム、ビタミンCなどが豊富で、赤い色素はポリフェノールとしての効果もあるそうです。
 東洋医学的にみますと、苺は冷える食物に分類されますので、食べ過ぎないように、ほどほどに食べてくださいませ。

 以上つたない調査ではございますが、苺に“母”の恵を感じていただけたらなと思います。

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苺の話し(1)

 先月の話題になります。
 先月当院ブログ『続・鍼たま』を、苺のワンポイントが入った苺イメージのテンプレートに変えました。そんな折、四国へ出張をしました。
 四国出張の二日目だったでしょうか、夕飯を、お世話になっている患者様のご自宅でいただいた後、デザートとして苺が出てきました。その苺はその日の朝に、徳島で採れたばかりの「LED(発光ダイオード)無消毒いちご」というものでした。
 何故苺に“LED(発光ダイオード)”なのでしょうか?
 青色発光ダイオードを発明したのは、新聞報道などでご承知かと思いますが、中村修二氏です。その中村氏が青色発光ダイオードを発明した当時、所属していた会社が日亜化学工業で、この会社は徳島にあります。地元の苺栽培家の方が、その徳島発の発明である青色発光ダイオードに共鳴して、苺栽培に利用したのでしょう。夜間ハウス内で、青色発光ダイオードが24時間、苺を照射しているそうです。

 その苺を写したのがこの写真です。
itigo.jpg

 高輝度青色発光ダイオードには防菌効果があるということで、この苺は無消毒で栽培されているということです。そのため、食べるときに水洗いする必要もなく、そのまま食べることができます。苺の表面はつやつやで、一粒一粒大きいのですが、中身はしっかり詰まって重みがあります。食べたときも、口の中に苺独特の甘い香りが広がり、とても美味しいものです。

 もし、この苺を東京で食べようとしたら、一粒数百円はするそうです・・・。このもぎたての苺もそうですが、その外に、徳島ではスダチや、きんとき芋などなど多くの名産があります。こういった食材を、取り立てで、しかも地元の値段で食べられるということは、地方生活の豊かさ、地方生活の魅力の一つではないでしょうか。

 苺は不思議なもので、食べているととても幸せな気持ちになります。ケーキの種類がまだあまりなかった幼少期、苺のショートケーキは年何回かしか食べられなかった貴重な食べ物でした。そういった記憶もあるせいでしょうか、苺を食べるとなんとも言えない幸せな気分になります。
 そんな幼少期の思い出や、苺を食べるとしあわせな気持ちになれることをお話ししながら、大事に一粒一粒いただいていると、それを聞いていた一緒に食べていた四国の方が、
「なぁ、瀬戸君よ、いちごっちゃあ、草冠に“母”って書くやろ?不思議やな~。」とおっしゃいました。
「そういえばそうですよね、苺は草冠に“母”か~。どうしてでしょうね・・・。」
「わからんけどそういうこっちゃな~。」
と会話が続いていきました。

 と、思いつつ時間が経ち、改めて苺がどうして“草冠に母”なのか、少し調べてみようと思い立ちました・・・。その結果は明日のブログにでも・・・。


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風の声

kaze.jpg


静かに
静かに
風を待とう。

風は きっと
きみの声を運んでくるだろう。

静かに
静かに
風を待とう。

風は きっと
きみの笑顔を運んでくるだろう。

静かに
静かに
風を待とう。

風は今日も 吹いている。
風は今日も 吹いている。


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『さくらいろ展』のご紹介

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 当院の患者様が、『さくらいろ展』という個展で、月をテーマにした鉢を出品いたします。ご紹介が遅れてしまいましたが、本日九日より始まります。もしお時間がありましたら、どうか月のある風景を御覧になりに足をお運び下さい。


『さくらいろ展 -月のある風景- 』

◎期日 2007年4月9日(月)~14日(土)
◎時間 11:00~19:00(最終日17:00まで)
◎場所 ACギャラリー 銀座5-5-9阿部ビル4F 03-3573-3676
◎電話 03-3573-3676

月をモチーフにした鉢や月のある景色など、「月」をテーマにした季節感溢れる草盆栽の作品をお届けします
膨らませたイメージから、鉢作りと植え込みが始まるさくらいろさんの草盆栽は、新しい感覚と優しさと命を感じます。

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未病(みびょう)とは?(7) 予防+未病治療のすすめ

 今週は「未病」についてお話しをしてきました。
 文章だけではなかなかイメージがつきにくいと思いますので、こんな図を作ってみました。
mibyoumosikizu.gif

 この図を見ながら改めて健康・未病・病気を整理したいと思います。

健康: 心身ともに快活に過ごせる状態。
未病: 心身のどこかに不快な症状が残り、自分の力が発揮できない状態。
病気: 臓器に明らかな異常があり、病名がついている状態。

 我々の身体と心は、季節や環境の変化、ストレスなどで常に揺れ動いています。この心身の揺れ動きにより、我々の体が耐え切れないときは、心身に不調を来たし、不快な症状に悩まされたりします。このような不快症状、不調状態は、健康でもなく、病気でもなく、「未病」の範囲に入ることがこの図からもわかると思います。
 しかし、未病という考え方がまだ浸透していない現在、また、「未病」の範囲はあまり検査結果などに出ることはないようですので、明らかな病名がつかないような不快症状は、“症候群”“不定愁訴”というバスケットネームの中にくくられてしまい、症状に対しての対処療法が繰り返されているように思われます。場合によっては、“気のせいですよ”“鬱かもしれませんね”と言われてしまうこともあるようです。

 「未病」は健康と病気の間にある心身の不調の状態です。決して“気のせい”でもなく、“鬱”でもありません。これは病気ではなく、心身のバランスを崩している状態であり、健康とは言えません。そして、このような不快症状のある未病の状態を放っておきますと、さらに心身は抵抗力を失いますので、その症状はより深く慢性的になり、病気のゾーンへと向かっていきます。
 この身体の“揺れ”による不調を、「未病」として捉えようとし、そしてその未病の段階で早く治しておこうと考えたのが、東洋医学・鍼灸医療の「未病治療」です。

 もう一度冒頭にあげた図を御覧になってください。
 「健康・未病・病気」と身体の状態を分類した場合、身体へのアプローチは以下のようになります。

健康・未病のとき → 予防+未病治療
病気のとき    → 治療

 こうしてみていきますと、「予防+未病治療」の部分が圧倒的に大きな幅をしめていると思います。そして、当ブログ「未病とは(1)」の最後に掲げた“早く治せば早く治る”の言葉通り、未病の中でも、早い段階で治療を受けることで、健康のゾーンに戻しやすいことが分かると思います。

 もし、病院へ行って、どこにも異常が見つからず、病名がつかなかった場合、または、“症候群”“不定愁訴”とくくられた場合は、まだ身体は「未病」の範囲であることが多いです。このときは、東洋医学・鍼灸医療を含めた代替医療が功を奏する場合が少なくありません。昨日のブログに書きました未病チェックを参考にして、「予防+未病治療」をしてみることをお奨めいたします。

※ 鍼灸医療は、病気のゾーンに入ってしまったものに対しても効果が出る場合も多々ありますので、そのような場合でも治療はできますので、ご相談下さい。
※ この図は健康・未病・病気を分かりやすくするために模式的に記したものです。病気の範囲でも、予防的生活(バランスのよい食事をする、喫煙は控えるなど)が必要な場合がありますので、お気をつけ下さい。


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未病(みびょう)とは?(6) もしこんな症状があったら?

 今週はずっと「未病」についてお話しをしてきました。中には難しいものもあったかもしれません。東洋医学の特徴の一つですので、中身も濃く長いシリーズとなってしまいました。

 さて、具体的にどんな症状が「未病」なのか?
 もし現在病気ではないにもかからず、以下のような症状がございましたら、「未病治療」が必要かもしれません。一つ一つチェックしてみてください。

□ 疲れやすく、だるさを感じる
□ 肩こりがひどく、なかなか取れなくなる
□ 食事がおいしくない
□ 頭が冴えない
□ 朝しゃきっと起きれない
□ 気持ちの頑張りが利かなくなる
□ 肌荒れ、肌がかさかさするなど
□ 爪の色が悪い
□ 便秘・下痢などをしやすい
□ のぼせる
□ むくみがある
□ お化粧のノリが悪くなる
□ 眠りが浅い・熟睡感がない
□ 極端に甘いものがほしくなる
□ 顔色が悪いと周りから言われる
□ 集中力がない
□ 生理痛や生理不順がある
□ 髪の毛に潤いがなくなる

 これらは患者様が訴える未病の症状の一部です。もしこの中に当てはまるものがありましたら、「未病治療」の適応です。生活習慣の検討と、未病治療の両方を行うことをお奨めいたします。



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未病(みびょう)とは?(5) 予防+未病治療として

 昨日は東洋医学の原典にある「治未病」という文章から、「未病治療」という言葉を書きました。
 「未病治療」を予防という言葉で済ませるのではなく、敢えて「未病治療」という言葉にすることに意味があると、私は思っているのですが、それは、「未病治療」という言葉には、これまで使われている“予防”という言葉よりも、より幅広く、そして積極的に“未病”を治していこうという意思が込められているように思えるからです。

 そこで改めて「未病」という言葉を訓読してみますと、「未だ病まざる」と読むことができます。これは、“病気とまではいかないけれども、どこか不快感が残り、完全に健康とも言えない”とった状態で、健康と病気の間にある半健康・半病気の状態を指しています。そもそも予防というものは、健康なときにしておくことなので、身体が不調な方向に傾きはじめたときには、予防だけではその不調な状態を元に戻すことが難しくなってきます。
 そこで、この「未病」という段階を設定しておきますと、より積極的に不調に傾いた身体へのアプローチが可能になってきます。予防の段階が過ぎて、半健康・半病気状態でも病気と認定されてしまっては、細かい中間的な状態を把握することができません。未病という段階を設定することで、治療をすることも可能になりますし、そういった状態に戻らないような養生としての予防のアドバイスもできるようになります。
 「治未病」という本分の文章からも分かりますように、この「未病」の段階を把握し、その段階で病を治しておこうと考えたことは、東洋医学の特徴の一つであり、とても優れた面ではないでしょうか。

 例えば具体的に、未病の段階を挙げてみますと、ひどい肩こりなども未病の範囲に入ります。また、疲れがたまる、朝起きるのがつらいといったものも、未病に入ります。このような状況では、仕事の効率も下がりますし、生活全体が億劫なものになってしまいます。
 現在こういった不快な状態は、病院では取り扱ってもらえないことの方が多いと思います。しかし、未病を捉える東洋医学では、肩こりなどの不快な症状もしっかりと捉えて、治療をすることが可能です。

 予防として、毎日の食事に気をつける、運動をする、などを心掛けながら、ときおり鍼灸院に行っては未病治療をしてもらう・・・。生活の中での予防的な生活の他に、鍼灸院などの専門機関で、未病治療をプラスすることで、より病に強い、健康的な生活を送ることができると思います。


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未病(みびょう)とは?(4) 予防+未病治療として

 現在我々が「予防」という言葉を使うとき、どんなことをイメージするでしょうか?

 まず思い浮かぶのは、インフルエンザが流行る頃などに行われる「予防接種」というもの。そして、生活習慣病の場合などでは、そうならないための生活指導なども予防のうちにはいると思います。また、虫歯予防でしたら、毎日歯を磨いておくことが予防そのものになります。
 インフルエンザなどの予防接種の場合は、これから流行るであろうインフルエンザを予想して、それに対してのワクチンを身体に入れ、それに対応する免疫を作っておきます。そうすることで、ウィルスに感染しないように身体を作っておくものです。
 生活習慣の生活指導ですと、喫煙をしない、毎日適度な運動をする、飲みすぎない、適正な体重を維持する、といった、生活習慣病のリスクになるものを生活から除いていくことが、予防になります。

 思い浮かぶ「予防」についての具体例をいくつか挙げてみましたが、ここには、より積極的な「治療」というものはありません。
 そもそも「治療」という言葉は、病気になってから行われる医療行為でありますし、治療以前の養生を指す「予防」とは相容れず、「予防治療」という言葉は成立しません。

 一方前回までお話した「未病」について、考えて見ます。
 ここでと、改めて本文を見ますと、そこには、

「治未病」

と書いてあります。
 これは“未病を治す”ということで、「未病治療」と言うことになります。
 “予防治療”という言葉が成り立たないのに、どうして同じような意味を持つ“未病”には、「未病治療」という言葉が成り立つのでしょうか?未病治療も予防の範疇ならば、未病治療という言葉も成り立たないのではないでしょうか?しかし、こうして「未病治療」ということがすでに2000年前の原典に謳われており、そしてそれが長きに渡り実践されてきたことの証が、この「治未病」にあり、列記として「未病治療」が矛盾なく行われてきたことを示しています。

 「未病治療」という言葉がどうして成立するのか、それは、「予防」という言葉ではカバーしきれないものが、「未病」という言葉に込められているからではないでしょうか。そのあたりをまた明日のブログでお話しをしてみようと思います。


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未病(みびょう)とは?(3)

 昨日までお話した「未病」についての文章は、「四気調神大論」という章の最後の一文です。さらにこの「未病」がどんなものであるかを知るためには、この一文に辿り着くまでに、「四気調神大論」では、何が記述されれているのかを読んでおく必要があります。

 「四気調神大論」で述べられていることは、要約しますと、
「季節の流れと身体の変化。そして季節の変化に伴った身体の様子と、それに合わせた生活」
ということになります。
 東洋医学の考え方には、“人間も自然の一部であり、その自然の巡りとともに身体も変化していく”、というものがあります。そのことを「四気調神大論」では、各季節ごとの身体の変化と生活の仕方を述べています。さらに、もしその季節と反対の生活をした場合の悪い影響のことも書いています。
 例えば冬の寒い季節は、寒さから身を守らなくてはいけませんが、あまり汗をかきすぎると汗腺が開きすぎて風邪をひきやすい(当ブログ担当者意釈)、ということが書いてあります。このように冬だけでなく、四気、つまり春夏秋冬の四季、各季節ごとについて、具体的に書いてあります。
 “未病を治療する”という東洋医学的な予防は、このように自然と深いかかわりがあります。また、この「四気調神大論」以外の他の章にも、未病についての概念が書かれたものがあり、それに対して多くの医家が注釈をつけております。その記述を読んでいくと、東洋医学で言う「未病治療」とは、現在使われている「予防」よりも広く捉えたより積極的なものではないかと思われます。

 定期的に鍼灸治療を受けることで、体質改善や体力向上が進んでいきますが、それこそが未病治療ということになります。より積極的な健康増進のために、未病治療の鍼灸は、これからも生き続ける人類の叡智ではないでしょうか。



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未病(みびょう)とは?(2)

 昨日は「未病」という言葉の意味を簡単に説明してみました。
 昨日のブログでは、『黄帝内経・素問』の四気調神大論の本文を引用しましたが、本日は、昨日写真で掲載した『類経』(明・張介賓著)の解説文(割注)を紹介しようと思います。

 昨日の本文の解説文にはこんなことが書いてあります・・・。
【『類経』割注】
「言聖人預防之道.治於未形.故用力少而成功多.」
【読み下し文】
「聖人ノ預(予)防ノ道ヲ言ウ.未ダ形ニナラズニオイテ治ス。故ニ力ヲ用イルハ少ナクシテ、成功多シ。」
【意味】
「聖人の預(予)防の道を言っている。未だ形になっていないものを治すゆえに、病を治すための力は小さくても成功することが多い。」
 この『類経』の解説文で下線を引いた「預防」という言葉ですが、「預」という漢字は、“あらかじめ・前もって”という副詞で、「予」に通じます。ですので、「預防」とは、現在使われている「予防」と同じような言葉と解釈することができます。

 この文をさらに意釈すると、

「この一文は、予防のことを言っています。まだ病気にはなっていないけれども、病気になりそうな状態のときに、早めに治しておく方のが治りやすいです。それが健康の維持にもつながります。」

ということになります。
 ここでは、未病を治すことは、予防であり、そして、深い慢性的な状態になる前に治しておくことが良いと奨励しています。『黄帝内経・素問』が成立したのは2000年前と言われていますが、すでにその時代から予防の概念があったことは、驚くべきことではないでしょうか。そして、その“未病を治す”という予防の概念を基にした東洋医学・鍼灸医療というものが、2000年前から今日に至るまで、多くの方の健康維持に役立ってきたことがこのお話しからも分かると思います。
 明日はさらに、この未病の治療について、お話を進めていこうと思います。


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未病(みびょう)とは?(1)

 「未病(みびょう)」という言葉をご存知でしょうか?
 最近養命酒のCMでも「未病」という言葉が出てきましたので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

 この「未病」という言葉は、東洋医学の原点である『黄帝内経・素問』に見られる言葉です。

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 この写真は明の時代に書かれた『類経』(張介賓著)という書物の一部ですが、この『類経』という書物は、東洋医学の大本である『黄帝内経・素問』を項目別に分類し、解説を加えていったものです。この写真の中に見られる太い字で書かれているところが『黄帝内経・素問』の本文で、細かい字(割注)が、著者である張介賓による本文に対する解説です。
 この項目の題名に「不治已病.治未病」とありますように、ちょうどここでは「未病」を解説しております。

 本文は『黄帝内経・素問』の「四気調神大論」という章に見られるもので、その本文だけ記しますと、以下のようになります。
【本文】
是故聖人不治已病.治未病.不治已乱.治未乱.此之謂也.
【読み下し文】
是レ故ニ聖人ハ已病(スデニ病ミタル)ヲを治サズシテ、未病(未ダ病マザル)ヲ治ス。已乱ヲ治サズシテ、未乱ヲ治ストハ此ヲ謂ナリ。

 これを分かりやすく説明しますと、
「聖人(優れた人)は、すでに起きた病気を治すのではなく、未だ病になっていないものを治すものである。」という意味になります。

 奥が深い言葉であり、東洋医学の根幹を示す言葉でもありますが、さらに分かりやすく端的に言いますと、
「早く治せば早く治る」
「病の芽を早いうちに治しておこう」
という意味になります。

 この文章が書かれた「四気調神大論」という章は、『黄帝内経・素問』の中でも、2番目の章にあります。『黄帝内経・素問』は、体系的に身体のことや、自然と身体の関係などを順番に説いている、言わば東洋医学の生理学の教科書なのですが、全体の中で2番目という早い段階にこの「未病」のことが記されているということは、逆に、「未病」の大切さ、“未病のうちに治しておくことの大切さ”が健康には大切であることが分かります。

 私が高校生のとき、書道の先生が、字をうまく書けるようになるためには、悪い癖がつく前に、しっかりと手ほどきを受けて修正していくことが大切だとおっしゃっていました。そしてそれは早ければ早いほどいいとおっしゃって、そのことを先生は、
「早く直せば、早く直る!虫歯と同じ!!」
と何度も指導中に叫んでおりました。このフレーズは当時我々クラスの中での流行り言葉ともなり、みんなして真似をしたものです。
 思えばこの頃から未病の概念を教えていただいていたのかもしれません。

 東洋医学・鍼灸が、余りまだ浸透してないようなところがありますが、それは一つにキャッチコピーのようなものがないからかもしれない、と思ったりもします。
 そこで、この「未病」という言葉を、もう少し馴染みのあるものにしていきたいなと思っております。そして、この「未病」を合言葉にして、鍼灸がより多くの方へ浸透していくことを願っております。

「早く治せば、早く治る!未病の知恵!」


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『4WD グループ展』のご紹介

 表参道・青山・源保堂鍼灸院がある建物の地下には、表参道画廊という名前の画廊があります。
 この表参道画廊にて、明日4月2日より『4WD グループ展』というのが始まります。美術予備校で知り合った4人のグループによるグループ展です。この4人のうちの一人が、偶然にも患者様の息子さんです。この息子さんはイラストを主に描いておりますが、当院にも息子さんの作品をおいていますので、ひょっとしたらすでにお目にかかっている方も多いのではないでしょうか。

 表参道画廊のHPにある『4WD グループ展』の案内をそのまま引用させていただきます。

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4WD グループ展  

2007.4.2-7  12-19:00 (最終日17:00)

参加作家:衛藤文俊 児玉拓海 津田尚子 宇津木利信

美術予備校がきっかけで知り合った4人展。
平面作品からイラスト・写真までほどよくに個性が集まり空間は彩る。現代を生きるものとして時に社会に反対し、時に共感する。その時、4人はひとつにまとまって車軸は効率良く動き出す。

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――――――――――――――――――――――――――――□□□□

 どのような作品が見られるのでしょうか。
 治療を受けた帰りにでも、立ち寄って御覧になってみてください。何か新しい発見があるかもしれません。


【関連情報】
□ 表参道画廊
 

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