『SPIRITスピリット』
2006 / 12 / 31 ( Sun )
2006年を締めくくる映画を何にしようかと思ったのですが、“SPIRIT(スピリット)”という言葉に魅かれてこの映画を選びました。パッケージからして普通の格闘物かと思いつつ、しかし、“SPIRIT”という言葉が引っかかり・・・。映画を観出してすぐに始まった格闘シーンからも、「ああ、やっぱり最近流行のワイヤー・アクションのただの格闘映画かな・・・」と思ったのですが、主演のジェット・リー(リー・リンチェイ)の聡明で冷静な表情、そして特撮に頼るだけではない迫力のあるアクションに見入ってしまい、いつの間にかこの物語の世界の奥にあるものに引っ張られていきました。そして、観ていくうちにこれは単なるアクション映画ではなく、題名である“SPIRIT”つまり日本語で言う“精神”という言葉のテーマが伝わってきました。 当初は単に“強いこと”だけを目指していた主人公の格闘家フォ・ユアンジャ。しかしその“精神”を欠いた格闘の追究にも陰りが見え始め、それは過酷な悲劇へとつながっていく。そして当てもなく彷徨いたどり着いたある山奥の村で生活をし、自分の生き方を見出し、精神性を持った真の格闘技へと成長していく・・・。 主演のジェット・リーは、『阿羅漢』や『少林寺』でも有名で、もともと武術の世界でもかなりの実力者です。ハリウッドへ進出してからは本来の彼の持ち味が出ていないという感じもしましたが、この『SPIRIT』は、彼自身がメイキングでも話しているように、彼にとっては武術を扱うものとしては一つの集大成として位置づけられた映画です。最近の映画でのアクションは、CGやワイヤー・アクションが増えておりますが、この映画のアクションシーンも多少そういった技術が使われています。それは映画『マトリックス』のアクションを担当したユエン・ウーピンがアクションシーンを担当していることからも分かります。しかし、この映画のアクション・シーンはそういった技術に全てを頼るのではなく、ジェット・リー他共演者の素手のアクションを中心にしており、それをより効果的にみせるために最小限にその使用は抑えられているように思いました。あくまで素手のアクションにこだわるその姿勢も、やはり武道家としてのジェット・リーの精神の現れではないかと思います。その成果で、アクションシーンの中にも深い精神性を感じることができるように思います。 物語の主人公であるフォ・ユアンジャは実在した人物だそうです。この物語のどこまでがフィクションかは分かりませんが、その生涯は心技体の技を極める道だったのではないでしょうか。深い精神性を持った格闘技の世界を極めることは、本来の自分自身が見えてくるのかもしれません。カンフー・アクション映画としては素直に泣けてしまう映画でした。 【映画情報】 出演: ジェット・リー, 中村獅童, スン・リー, 原田眞人 監督: ロニー・ユー DVD発売日: 2006/7/14 時間: 103 分
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仕事納め
2006 / 12 / 30 ( Sat ) 今年の仕事が終わりました。
今年は昨年よりも時が経つのがさらに早くなったように思います。時間が経つのが早く感じるようになったのも、患者様のおかげと思っております。来年も、その次の年も、さらにその次の年も・・・精進を重ねてまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。 |
Q.鍼灸でめまいは良くなりますか?
2006 / 12 / 29 ( Fri ) A. 良くなります。
「めまい」は古医書では「眩暈(げんうん)」と書いてあります。古医書の時代からあるのですから、このめまいという症状は昔からあり、古人にっても不快な症状であったことが察せられます。 この古医書の記述によりますと、めまいはいくつかに分類することができます。これもやはり五臓六腑のバランスの崩れから来るものですが、その調整をすることにより、めまいも改善されていきます。 毎日の臨床をしておりますと、患者様が訴えるめまいを聞きますと、最近ではストレスによるめまいが増えているように思います。このようなストレスによるめまいは、病院で検査してもなかなか原因がつかめず、うまく症状が改善されないようなものが多いです。鍼灸治療は、身体の“はたらき”が弱っているものにはとても効果がありますので、特に原因がない場合でも、全身の調整が基本である鍼灸治療を受診されることをお勧めいたします。 |
年始のお知らせ
2006 / 12 / 28 ( Thu ) □ 年始のお知らせ □
来年は4日から治療院を開けています。 年末年始の胃腸の疲れ、身体の疲れを癒しにいらしてください。 表参道にも提灯に明かりが灯され、明治神宮は初詣の参拝を心待ちにしております。 |
気温の変化
2006 / 12 / 27 ( Wed ) 昨日は季節はずれの激しい雨が降りました。夜は雷がなったりと、まるで台風のようでした。今朝も風が強く、そして気温も上がっています。
このブログでも何度もお話をしておりますが、我々の体はその季節の傾向にあわせて、外界に対応しようと変化をしています。今のこの冬の季節ですと、外からの寒さに対抗するために身体の皮膚は厚くなっていくものです。しかし今日のように気温が上がってしまうと、身体は冬仕様であるにもかかわらず、この気温に対応しなくてはいけないので、身体は身体自身でそれを微妙に調整しなくてはいけません。明日はまた寒さが戻るようですが、寒さが戻るとまたそれに対応すべく身体はまた自分自身を調整していきます。このように外界の気候や環境の変化によって、我々の体は大忙しで動いています。 健康なときはこのような気温の変化にもついていけるのですが、疲れやストレスがたまっていたり、体調を崩しておりますと、この身体の環境への微調整がうまくいかないことがあります。こうなりますと、その間隙をぬって風邪が入ってきたりします。この季節、忘年会などで胃腸が弱っていたり、また、最後のスパートで仕事を集中している方も多いと思います。このような状況に重ねて、今日のような気温や気候の変化がありますと、身体はさらに大忙しで働かなくてはいけません。 風邪は万病の元といいますが、この気温の変化で体調を崩さないように気をつけていただきたいと思います。 閑話休題 それにしても昨日の雨はかなり降りました。12月とは思えないくらいの勢いでした。 細野晴臣、大滝詠一、松本隆、鈴木茂が結成していた伝説のバンド、はっぴいえんどのファースト・アルバム『はっぴいえんど』に、「12月の雨」という曲が入っています。これは12月の冷たい雨の心象風景を歌ったものです。昨日のような激しい雨とは趣を異にしますが、名曲です。また、都会に降った雪の風景を歌った「しんしんしん」という曲もあり、他にも「春よこい」というお正月の歌も入っています。東京の冬の風景を思い出させる一枚です。 “日本語で歌うロック”を模索し続けたはっぴいえんどのこのアルバムは、この季節にお勧めの一枚です。
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パワースポット東京篇 日比谷公園
2006 / 12 / 26 ( Tue ) ![]() 都内にはいくつか大きな公園がありますが、この東京のど真ん中にあって、とても心地のよい空気を出しているのがこの日比谷公園です。公園の中心にある噴水周辺は開放的でとても気持ちよい風が流れています。都会の中のオアシスとしてとてもきれいに心身を洗ってくれる場所です。公園内には大きな木や、紅葉の秋には公園内を木々が彩り、我々の眼を楽しませてくれます。特に噴水周りが一番気の流れがいいように思います。 ![]() 公園内の日比谷野外音楽堂では毎年ライブが開催されていますが、特に夏の日などは、夕方から夜にかけての周りの景色や空の移り変わりを楽しみながら、好きな音楽にひたることができます。ここで行われたライブとして有名なものは、矢沢永吉が率いたキャロルの解散ライブでしょうか。私も一時期毎夏、忌野清志郎の“野音ライブ”を観に行きました。 冬の寒い日、きれいに晴れ渡った青空を見ながら日比谷公園での散歩をお楽しみください。きっとここちよい空気が身体の中をめぐり、気持ちよくリフレッシュすることができます。昼休みの少しの間だけでも、日比谷公園を散歩してみてはいかがでしょうか。きっと新たな発見ができると思います。 参考
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『武士の一分』
2006 / 12 / 25 ( Mon ) ![]() 先日の休みを利用して木村拓哉主演の『武士の一分』を観てきました。『男はつらいよ』シリーズが好きな私にとっては、この山田洋次監督の最新作はとても楽しみにしていました。リアルタイムで『男はつらいよ』を観ることができなかった自分にとって、山田洋次監督の作品をリアルタイムで観ることができるのは貴重です。 あらすじは、こんな感じです・・・。 木村拓哉演じる三村新之丞は、武士とはいえその役職は毒見役というもので、殿様に運ばれる食事の毒見をするのが仕事です。町道場で腕をならした三村にとっては、この役は退屈極まりないものであった。そして毒見という仕事自体がすでに形式的なものになっており、無意味な仕事の一つになりかかっていた時代でもある。そんな中で自分の生き様を模索しようかとしている矢先、毒見をした食事の中に入っていた傷んだ貝の毒にあたってしまい、失明をしてしまう。この失明から三村の苦悩、不安が始まり、さらに追い討ちをかけるようなことが起きていく・・・。 私は木村拓哉の演技についていけるかどうかと思ったのですが、思いがけず私は好感を持って観ることができました。むしろ失明してからの演技はうまいと思わせるところもありました。 そして木村拓哉を囲む役者の演技もすばらしかったです。とくに三村のお世話係をしている徳平(とくべい)を演じる笹野高史はいい味を出していました。『男はつらいよ』シリーズの後半で、笹野高史は脇を固める俳優の常連として、おかまの役や駐在さんの役など幅広くこなしていますが、どれもユーモラスがあって、味があります。今回のこの徳平もまた、そんな脇を固めるユーモラスを醸し出しておりました。他にも山田洋次監督に馴染みの深い役者さんがそろっております。 作品タイトルに示すように、「武士の一分」、つまり武士としての生き様、武士としての誇りというものがテーマのように思います。映画の中にもしばしば「武士の一分」というタイトルの言葉そのものが出てきますが、その言葉に込められた意味は、“それぞれの心の奥に秘めたもの”を指しているように思いました。時代劇なので、“武士”というものにイメージを持っていかれがちですが、タイトルの“武士”という言葉を自分に当てはまる言葉で置き換えてみたら分かりやすいと思います。たとえば私であれば、そこに自分の職業である“鍼灸師”という言葉を入れてみたのですが、「鍼灸師の一分」と言ってみると、自分はいったい何だろうか?と自分の生き様に問いかけることができるように思いました。 たとえば世の中には多くの鍼灸治療院があり、多くの鍼灸師がいます。しかしそこに“鍼灸師の一分”を自覚して日々の臨床を行っている者がどれだけいるのだろうかと・・・。自分の鍼灸師としての一分は、いったいどこにあるのだろうか・・・。人生にとっての“一分”とはどこにあるのだろうか・・・。 私は映画を観終わった後、このような自問自答を繰り返しながら映画館を後にしたのでした・・。 【映画情報】 製作年度:2006年 上映時間:121分 監 督:山田洋次 出 演: 木村拓哉・檀れい・笹野高史・小林稔侍・赤塚真人・緒方拳 桃井かおり・坂東三津五郎 (関連情報) □ 武士の一分公式ページ □ ジャニーズネット □ 笹野高史 □ 赤塚真人 |
コラム更新
2006 / 12 / 24 ( Sun ) 昨日は冬至についてお話をしました。
また昨日ホームページ上のコラム「東洋医学って何?」に「五行」と題してコラムを更新しました。陰陽という見方とともに、東洋医学で重要な五行という見方について書きました。 五行というものは、漢代にはじまる陰陽五行思想がもとになっておりますが、陰陽同様に循環している萬物の様子を分類したものです。この陰陽五行思想を医学にも応用することで、東洋医学の基礎が築かれ、発展の礎となりました。東洋思想と医学の接点を感じてもらえたらと思います。 (関連情報) □ 「コラム・東洋医学って何?」 |























