Q.鍼灸治療を受けると一回でよくなりますか?
2006 / 11 / 16 ( Thu )
A.一回で完治するとは限りません。

 鍼灸治療はたいへん効果のある治療方法です。しかし、だからといって一回で全てが良くなるような魔法ではありません。もちろんぎっくり腰や寝違いのような急性の場合であれば、一、二回の治療でよくなることもありますが、患者様自身が持っている体力や、これまでの生活習慣、受診時の体質、受診時・発症時の季節、またその体調になるまでの期間や病になった期間などによって効果の出方はさまざまです。
 このように各患者様それぞれに条件がさまざまに異なる中で、「一回でよくなる」「あと○○回でよくなります」とは言えないものです。特に慢性的になってしまったものは治療回数もおのずと必要となります。
 効果を実感するためにも、また、治療の経過を診るためにも、最低でも3〜6回は治療を受けてください。

 本治法を受けていて身体が治っていく感覚は、“気がつくと自然に不快症状が消えている”“気がつくといつの間にかこれまでより元気に活動できるようになった”と患者様が言われます。この感覚のように、自然と、振り返ると症状が消えているという感覚をもたれる患者様が多いように思います。それは、患部を治療するのではなく、あくまで視点を身体全体におき、治療対象は全身の気血の調整、陰陽の調整が主である本治法の醍醐味ではないでしょうか。

※ 本治法は根本的なところを修正していく治療方法ですので、鍼が癖になるようなことはありません。

◎ 患者様の状態により異なりますが、参考までに治療回数・頻度の目安を記しておきます。
【症状が強い場合や、慢性的な場合】

この場合は自己治癒力・病への抵抗力が下がりきっていることが多いため、治療間隔を週2回〜週1回ほどにすると効果的です。治療経過を見ながら、症状が改善されていくのを診て、治療間隔を空けるようにしていきます。

【急性期の場合】
ぎっくり腰や寝違いのようなごく最近の急性期の病は、病が深く入っていないので、症状が改善されるのも早いのですが、症状が改善されるまで間を空けず毎日、一日おきなど、間隔をつめて集中的に治療を受けると効果的です。

【体質改善の場合】
治療をはじめたときの体力、体質にもよりますが、週一回くらいのペースで長い目で見ながらの受診をお勧めします。

【予防・健康維持の場合】
特に強い症状がない場合であれば、月2回〜月1回のペースでの受診をお勧めいたします。もしこのペースで思ったほど疲れやすいなどの症状が改善されない場合や、仕事などが立て込んで疲れがたまってしまったなどの場合は、このペースに回数を増やしてみてください。

【小児鍼の場合】
小児の身体、特に赤ちゃんの身体は体格も小さいため、治療時間は5分程度と短いです。このような短時間の治療を一週間に何度も受けることが効果的です。何度も来院できない場合は、最低でも週一位の間隔でいただけますと、効果が出てきます。


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