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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-17-3アークアトリウム101 TEL. 03-3401-8125

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『ボアスフェスタス(2)フェリース ナタウ』 小野リサ

ボアスフェスタス(2)フェリース ナタウ(CCCD) ボアスフェスタス(2)フェリース ナタウ(CCCD)
小野リサ、ホメロ・ルバンボ 他 (2004/11/17)
東芝EMI
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 街を歩いていますと、日に日にクリスマスの装いが増えている季節になりました。治療院の飾りもクリスマスにしようかと思う今日この頃です。
 飾りはまだクリスマスになっていませんが、この2,3日前からBGMはいくつかクリスマスのものを入れるようになりました。考えてみたらこのクリスマス用のCDですが、使用期間は一月弱くらいのものですから、普段はあまり聴くこともないのですが、逆に言えばなんとも贅沢なCDだなと思います。

 そんなクリスマスCDの中でもお勧めはこの小野リサの一枚です。もちろん小野リサといえばボサノヴァであり、この一枚もボサノヴァそのものです。ボサノヴァといえば少し陽気な感じで、暑い夏のイメージがあります。ですので、正直最初にこのCDを手にしたときはどうかな?も思ったのですが、このCDは“冬の部屋の温かさ”を感じることができます。ボーカルも演奏もとても心地よく、気持ちもなごんできます。冬の寒い日に、コタツに入って暖を取る。そして気の合う友とかたらぎ、いつしか眠りの世界へ・・・。
 ぜひこの限られたシーズンに聴く贅沢な一枚として、この一枚をCDラックに収めておくといいかもしれません。
 冬のボサノヴァとともに治療をお受けになりたいときは、どうかおっしゃってください。ボサノヴァの響きとともに心地よい治療になると思います。


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Q.鍼は気持ちがいいものですか?

A.気持がいいです。

 “鍼(はり)”と聞くと、まず注射針を思い出す方がほとんどではないでしょうか?そして“鍼”と聞いただけで即座にあの痛みを思い出す方が多いのではないでしょうか?
 注射の針は先が磨かれており、刃物になっているので組織を切り刻みながら奥に入っていきます。そして注射の目的は採血や注射液を体内に入れることですから、液が通るように管になっているために、その分太い構造になります。
 一方の鍼灸の鍼ですが、様子はまったく異なります。
 まず鍼先ですが、鍼灸の鍼はとんがっているだけです。刃物にはなっておりませんので、注射針のような痛みはありません。そして液を入れるわけではありませんので、細くてすみます。下の写真にもありますように、マッチやヘアピンと比べてみても、その細さや短さがわかるかと思います。
 このような細い鍼で、また当院では常に新しいもので、柔らかい銀の鍼を使用しています。ですので、安心してやさしい治療を受けることができますので、痛いどころかリラックスして治療を受ける事ができます。患者様の中には寝てしまう事もあります。
 どうか気持のいい鍼灸治療を当院で受けてください。

hari.jpg
鍼灸の鍼(はり)、マッチ、ヘアピンを比較したところ


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Q.そちらで使っている鍼は銀製ですか?清潔ですか?

A.当院では治療ごとに新しい銀鍼をおろして使っています。

 当院で使っている鍼は全て銀製です。最近は操作性・利便性(銀の鍼は柔らかいため刺すのが難しい)、経済性(銀の鍼は使い回しができないのでコストが高い)の理由でステンレス製のものが多いです。しかし、当院では鍼灸治療にとって、身体へのやさしさを考え、最適な銀の鍼を使用しています。
 その鍼を治療毎に新しくおろして使用しています。使用後は全て使い捨てますので、いつも新品の清潔な状態の鍼を使用しております。

 このようなことができるのは、当院では闇雲にたくさんの鍼をすることがないためですが、それは、東洋医学本来の考え方に沿った本治法をしているからこそできることです。

hari1.jpg
当院で使用している八分長丙鍼(はちぶちょうへいしん)が入った包み。

hari2.jpg
包みを開け、治療に使うための銀鍼を一本出しているところ。

(関連情報)
□ 当院の鍼灸治療の特徴
□ コラム『東洋医学って何?』 第23回「はり一本」
□ 『続・鍼たま』 「鍼の本数」
□ 『続・鍼たま』 「単刺か?置鍼か?」
□ 『続・鍼たま』 「銀鍼」



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Q.鍼灸治療は時間が長いほうが効くの?

A.治療時間の長さは効果に関係ありません。

 街を歩いているとマッサージや鍼の看板に目が行く事が多いと思います。その看板に目をやると、「30分2000円 60分6000円」などと書いてあることが多いと思います。このような看板を見ていると、“時間をかけてもらったほうのが効くのではないか?”と思われる方も多いかと思います。しかし、鍼灸治療は時間と効果は関係しません。時間が長いから効くものではありません。効く治療をするためには、時には時間を短くする必要もあります。
 大切なのは、30分、60分と時間を固定化するのではなく、患者様が持っている体力、生活環境、そして身体が見せてくれるサイン(腹診、脈診、尺膚診など)を受け取りながら治療を調整していくことです。
 また、気の巡りは14分26秒(昔の古医書)で一周をしますので、この時間を基本に治療を進めていきます。ですので、当院での治療は、診断を含めて長くても30分で終了します。一治療30分と聞いて物足りないと思う方もいるかもしれません。しかし、効く治療をする事が患者様への最高のメリットだと考えている当院では、この治療時間の管理も大切になりますので、ご了承ください。



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Q.そもそも鍼灸治療はどんなものに効くのですか?

A.さまざまな症状の改善に効果が出る事が多いです。

 表参道・青山・源保堂鍼灸院が施術する本治法の治療目的は、「五臓六腑の生気の調整」「陰陽の調整」です。これをもっと簡単に述べますと、「身体のバランスを戻す」ということです。“身体のバランスを戻す”という事はどういうことかといいますと、身体を健康な状態・身体が持っている自然治癒力を戻すという事です。「○○病のときにはこのツボ」「○○の症状のときにはこのツボ」というツボ療法ではなく、根本的なところから身体を元に戻す東洋医学本来の治療方法です。

 特に、機能的なものの失調から生じるものには効果を発揮する事が多いです。
 次のような症状がある場合は、特に鍼灸治療を受けてみることをお勧めします。

□ 肩こりや首のこり、背中がはる、痛む
□ 動悸がする
□ 肌荒れ、肌のくすみ、肌のはりがおちた
□ 食欲がない、食が細い
□ 疲れやすい、だるい
□ 眠れない、寝つきが悪い、朝の目覚めが悪い
□ 便秘
□ 下痢
□ 腰が重い
□ 冷える、冷え性
□ めまいがする
□ のぼせた感じがする
□ 足がむくむ
□ 関節が痛む
□ 目がかすむ、老眼が急速に進む
□ 頭痛、偏頭痛
□ イライラする、気持ちが落ち着かない
□ 手足がしびれる
□ 風邪をひきやすい
□ 生理痛がひどい、生理不順
□ 風邪の初期症状
□ 寝違えた
□ 生理前の不快症状(月経前症候群(PMS))
□ アンチ・エイジングとして
□ 不妊症
□ スポーツで怪我をしにくくしたい
□ 精神的に落ち着かない(怒りっぽい、落ち込みやすいなど)
□ 集中力がない
□ リラクゼーション、癒し

※ その他場合によっては効果が出る事がありますので、お気軽にご相談ください。


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表参道akarium

 一昨日のブログで書いたものは、私が大学生時代の表参道のクリスマスのイルミネーションのお話でした。この表参道のイルミネーションは、渋滞を招くということでしばらくしてなくなりました。

 しかし、今年はそのイルミネーションがまた変わった形で復活する模様です。

表参道ヒルズのHPより抜粋してみましたが、詳細は以下のようになるようです。

「表参道akarium」
約1kmにわたる表参道のケヤキ並木に沿って和風テイストの柔らかなあかりを配し、温かみや優しさのある空間を創り出します。商店街振興組合・表参道欅会主催。照明デザインは、面出薫(メンデカオル)氏が担当。
(期間:2006年12月5日(火)~2007年1月8日(日))

 いくつか他のページを参照してみますと、提灯を使った和風のものになるような・・・。どんな感じになるのでしょうか・・・。是非ともこの時期は表参道に足をお運び、光を楽しんでください。皆様はこの光を誰と一緒にご覧になりますか?


(関連情報)
□ LPA(面出薫さんのHP)
□ 表参道ヒルズHP



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のんびり猫

nekoawaji.jpg

 先日の四国出張の帰りの写真です。
 四国(高松)から大阪に向かう高速バスがあるのですが、時に淡路島のパーキングエリアでトイレ休憩が入ります。
 新鮮な空気を取り込みに、深呼吸をしにバスを降りました。
 この日はとてもきれいに空が晴れ渡り、海もきらきらときれいに光を反射しています。
 この海や空の様子をお伝えしようと写メールしてみたのですが、どうもそのきれいさやスケールがうまく伝わるようには撮れません。
 そこでふと脇に目をやると猫がのんびりと寝転がっています。
 こちらのほうが絵になるなと思って一枚撮ってみました。
 青い空の下、のんびり日向ぼっこしている猫がなんとも気持ちよかったです。 


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表参道とのはじめての出会い

 今年の2月にオープンした表参道の新名所・表参道ヒルズ。この表参道ヒルズの出現で、その後表参道周辺は一気に開発が進んでいる感じがします。当院がある周辺は住宅が多いのですが、古い住宅も新しい住宅も軒並み解体作業が進んでいるようです。少々寂しい感じもしますが、これが時代の流れなのかと思い、街の移り行く姿を、変わらぬ青い空とともに眺めて散歩をしています。

 私は大学時代を青山学院大学で過ごしました。青山学院大学といいますと、お坊ちゃんのようなイメージがありますが、私は夜間の学生でしたので、昼間はめいっぱいバイトをして苦学をしておりました。学費も夜間だったので割合に安かったのでできたことだと思います。
 そんなお坊ちゃんのイメージとかけ離れた大学時代をすごしていましたが、そのとき私は文芸部にいました。
 文芸部というイメージそのままに、正直見てくれはぱっとしません。靴はコンバースのハイカットが定番でした(今でも履きますが・・・)。遊ぶところもボーリングだったり、食事は渋谷の駅裏の安い定食屋さんと決まっていました。
 そんな学生時代のある日、オートバイで家に帰るとき、とてもきれいな道に出ました。これが学校のそばで、両脇の並木にイルミネーションがあり、たくさんの人が歩いていました。道路を走る車も渋滞し、オートバイですり抜けていくのも大変なくらいでした。
 次の日学校に行って、文芸部の仲間に
「いやーー、昨日はすごいきれいな道を走りましたよ~。こんな近くにあんなところがあるんですね~。」と話したところ、
「瀬戸君、それ、表参道だから。イルミネーション有名だよーー。クリスマスシーズンじゃん。」といわれました。
「ああ、そうなんだ~~知らなかった~。」と私は答えました・・・。

 これが私が表参道と始めて出会ったときのお話です。

 そろそろ街はクリスマスの声が聞こえてきました・・・。

 

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長葱(長ネギ)を食べる

 今年の11月は暖かい日が多く、過ごしやすいですね。しかし11月も半ばを過ぎるといよいよ寒さも本格的に始まってくる予感がいたします。
 
 さて、今日紹介する食材は長葱(長ネギ)です。以前ものこのブログで「豚肉と長ネギ」と題して長ネギを紹介しました。この長ネギについて、今日は『本草綱目』という書物を使って紹介します。
 『本草綱目』には【主治】という項目がありますが、これはその扱っているものの効用を示すものです。では、長ネギの【主治】をみてみます・・・。
 そこには、
「作湯治傷寒寒熱.中風面目浮腫.能出汗」とあります。
「傷寒」とは、風邪のことです。そして「中風」とは、これは脳溢血の後遺症ではなく、「風に当たること」を指します。これを読み解くと、長ネギというものは、風邪にとても効果があり、風にあたって顔にむくみがあるときは、よく汗を出してくれる、ということがわかります。昔から長ネギを食べていると風をひきにくいなどといわれていますが、このように『本草綱目』にも書いてあるわけです。
 その他にも、「除肝中邪気.安中利五臓.」とあります。つまり、肝臓の中にある邪気(身体にとって毒になるもの)を取り除き、五臓の通りをよくする、ということです。このように、肝臓の機能も回復してくれる働きがあるということです。
 これからの季節、寒さが増し風邪をひきやすく、また忘年会シーズンで暴飲暴食が多く不摂生になりがちです。そんな季節のために、この長ネギをたくさん食べておくことをお勧めいたします。この冬の季節にしっかりと長ネギを食べておくことで、花粉症を軽減することができますので、春先に調子を落とされる方もよく長ネギを食べるようにしてください。


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Q.治療院の様子はどんな感じですか?

A.治療院は明るく清潔にしております。

 治療院は患者様のためにくつろぎのスペースを提供するよう心がけております。また、治療院はいつも掃除を怠らず、清潔な状態にしております。

tiryoubed.jpg

 当院の治療ベッドはこの写真のようにカーテンで仕切られておりますので、安心して治療を受けることができます。また、枕にかけていますタオルは治療ごとに新しいものに換えております。そしてベッドにはおたふくわた製の布団をのせておりますが、これも毎週日干しにしております。
 BGMは、ヒーリングミュージックからクラシック、ジャズ、オルゴール、自然の音などをかけており、耳に入り過ぎないような音量にしております。

matiaishitu.jpg

 待合室もこのようにゆったりできるようにしております。
 治療後はお茶をお出ししておりますので、お時間がありましたらごゆっくりしていただきたいと思います。

 伝統的鍼灸治療だけではなく、治療院の環境を明るく清潔に整える事で、心身ともにくつろいでいただきたいと思っております。


(関連情報)
□ おたふくわた
当院で使用している布団はここで作っていただきました。とても心地がいい布団です。

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四国出張

本日から四国で出張治療しています。
毎回いろいろなことを考えさせてくれる四国出張。
本日も頑張って治療していこう・・・。


19日(日)~21日(火)は治療院はお休みになります。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうかご了承願います。


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『教科書では読めない中国史』 富谷至著

教科書では読めない中国史―中国がよくわかる50の話 教科書では読めない中国史―中国がよくわかる50の話
冨谷 至 (2006/03)
小学館

この本の詳細を見る

 今年も残すところ一月と半分となりました。
 振り返ってみますと、今年は研究会に携わっている時間が多かったように思います。鍼灸師として、学問と技術の研鑽は常日頃から行っているものですが、このように研究会に一年通して前に出て話す機会は少ないものです。前に出て話しますと、もちろん緊張はしますし、会場の先生からの突っ込みや質問も入ります。厳しい状況の中ではありましたが、この学問と技術の二つを同時に力を注げたことは、とても光栄なことであったと思います。そういった意味ではとても充実した一年だったと思います。

 研究会では『中国史と中国医家』という表題で5回連続の講義を行いました。少しテーマが広すぎたかなと、発表が始まってから戸惑いもありましたが、何とか無事に終えることができました。
 高校時代は世界史を選択し、中国の歴史も学びました。そして大学では経営学部へ進んだのですが、貿易論のゼミでは主に中国経済の躍進とその貿易についてを研究し、卒論はアジアの経済圏をまとめました。
 振り返ってみるとそんな流れで中国史とは縁がありました。今回この研究会での発表も中国史と関連していまして、中国史をおさらいしながら“東洋医学”という新たな視点で中国史を読み返すことができました。こういったことを改めてしておくことで、より幅広く東洋医学・鍼灸医学というものを捉えることができたと思います。
 今回冒頭に紹介しました本は、50の幅広いテーマで書かれており、とてもわかりやすい記述です。中国への理解を深めるためにも、楽しいと思いますのでお勧めいたします。

 昨今高校生の履修科目の問題が出ています。これは受験勉強の弊害とも言われていますが、私はそうは思いません。
 受験勉強といいますと、受験のための勉強と思われがちですが、勉強には変わりありません。ですので、受験勉強といいながらも、勉強をするのですから知識や教養が身につくはずです。うまく利用すれば自分自身の人生を豊かにする助けになると思いますし、活きた勉強をすることも可能だと思います。そして、ここで得た知識や教養を元に、その後の人生の学びの基礎を作ることも、受験を通してできるはずです。履修科目の問題が起きるのは、受験勉強が悪いのではなく、“なぜ勉強をするのか”ということを教えてくれる先生や周りの人が少ないからではないでしょうか。
 勉強や学問というものは、本来自分のためにするものです。幅広くいろいろなことに触れることは、頭の活性化にもつながります。たくさんのことを吸収できる高校時代に、受験という枠にとらわれて自分のための勉強が狭まってしまってはとてももったいないことだと思います。
 現在私は東洋医学の原点である『黄帝内経』『難経』といったものをはじめとし、様々な古医書をレ点や一二点などがない白文の状態で漢文を読んでいます。これは、高校時代に逃げずに漢文も勉強したおかげだと思います。このように人生には無駄がないもので、いつか必ず役に立つことが多いものです。役に立つというのは、受験やテストといった狭い意味ではなく、自分自身の活きる糧を授けてくれるという意味で、大きな助けを得ることができると思います。

 と、長々と書いてしまいました・・・。

 大人の方にもこの本はもちろんお勧めですので、中国史に興味ある方もない方も手にとって読んでみてください。忘れていた高校時代の歴史の時間、つまらなかった授業を楽しく思い出させてくれる一冊です。


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Q.どこもわるくないのですが鍼灸治療を受けても大丈夫ですか?

A.大丈夫です。
 
 鍼灸治療は、どこか痛いところや不調がなくても受診できます。鍼灸治療は元気なときに受けると、さらに体調がよくなりますので、普段から治療を受けておりますと、生活全般を快調に過ごすことができます。
 病になる前の段階を、東洋医学では「未病(みびょう=いまだ病まざる)」と呼びます。この未病の段階で病の種を取り除いておくことが、東洋医学本来の養生として、とても大切なこととして捉えてみます。
 表参道・青山・源保堂鍼灸院が行う「本治法(ほんちほう)」は、全身の気血の調整をする治療方法ですので、この未病という概念に一番則った治療方法ということができます。

(関連情報)
□ 表参道・青山・源保堂鍼灸院HP
「鍼灸治療の効用」
「当院の鍼灸治療の特徴」
「コラム・東洋医学って何?」


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Q.鍼灸治療を受けると一回でよくなりますか?

A.一回で完治するとは限りません。

 鍼灸治療はたいへん効果のある治療方法です。しかし、だからといって一回で全てが良くなるような魔法ではありません。もちろんぎっくり腰や寝違いのような急性の場合であれば、一、二回の治療でよくなることもありますが、患者様自身が持っている体力や、これまでの生活習慣、受診時の体質、受診時・発症時の季節、またその体調になるまでの期間や病になった期間などによって効果の出方はさまざまです。
 このように各患者様それぞれに条件がさまざまに異なる中で、「一回でよくなる」「あと○○回でよくなります」とは言えないものです。特に慢性的になってしまったものは治療回数もおのずと必要となります。
 効果を実感するためにも、また、治療の経過を診るためにも、最低でも3~6回は治療を受けてください。

 本治法を受けていて身体が治っていく感覚は、“気がつくと自然に不快症状が消えている”“気がつくといつの間にかこれまでより元気に活動できるようになった”と患者様が言われます。この感覚のように、自然と、振り返ると症状が消えているという感覚をもたれる患者様が多いように思います。それは、患部を治療するのではなく、あくまで視点を身体全体におき、治療対象は全身の気血の調整、陰陽の調整が主である本治法の醍醐味ではないでしょうか。

※ 本治法は根本的なところを修正していく治療方法ですので、鍼が癖になるようなことはありません。

◎ 患者様の状態により異なりますが、参考までに治療回数・頻度の目安を記しておきます。
【症状が強い場合や、慢性的な場合】

この場合は自己治癒力・病への抵抗力が下がりきっていることが多いため、治療間隔を週2回~週1回ほどにすると効果的です。治療経過を見ながら、症状が改善されていくのを診て、治療間隔を空けるようにしていきます。

【急性期の場合】
ぎっくり腰や寝違いのようなごく最近の急性期の病は、病が深く入っていないので、症状が改善されるのも早いのですが、症状が改善されるまで間を空けず毎日、一日おきなど、間隔をつめて集中的に治療を受けると効果的です。

【体質改善の場合】
治療をはじめたときの体力、体質にもよりますが、週一回くらいのペースで長い目で見ながらの受診をお勧めします。

【予防・健康維持の場合】
特に強い症状がない場合であれば、月2回~月1回のペースでの受診をお勧めいたします。もしこのペースで思ったほど疲れやすいなどの症状が改善されない場合や、仕事などが立て込んで疲れがたまってしまったなどの場合は、このペースに回数を増やしてみてください。

【小児鍼の場合】
小児の身体、特に赤ちゃんの身体は体格も小さいため、治療時間は5分程度と短いです。このような短時間の治療を一週間に何度も受けることが効果的です。何度も来院できない場合は、最低でも週一位の間隔でいただけますと、効果が出てきます。


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Q.そちらでは治療に脈診(脉診)をしていますか?

A.しております。

 当院では脈診(脉診)をしております。
 東洋医学・鍼灸医療では、この脈診をとても重視しております。人間を含めた萬物全ては天地のエネルギーの影響を受けながら地球上で生活しています。この天地の反映が脈に現れるといわれており、鍼灸医学の礎を築いた古人たちは、この東洋思想を医療に応用していくなかで、この脈に五臓六腑のバランスが現されると喝破しました。
 当院の施術方法「本治法(ほんちほう)」は、全身の経絡を調整し、経絡の滞りをなくしていく治療ですが、この本治法をする際に、“一番効くツボ”をまず二つ見つけ出さなくてはいけません。この二つのツボを割り出すときに、四診法と呼ばれる四つの審察方法を駆使していくのですが、中でも脈診は重要な位置を占めます。
 また、脈診は五臓六腑の状態を測るだけではなく、治療がどれだけ効果があったのか(鍼を打ったつぼにどれだけ効果があったか)を判断する材料でもあります。一つのツボを使う度に一回一回脈診をしますが、これは、鍼をする度に身体が変化をするためで、その変化をつぶさに観察しながら次に打つツボの刺激量が決まっていきます。本来脈診はこのように、鍼をする前と、鍼をした後の変化を比較するものさしでもありますので、鍼をして刺しっぱなしをするようなやり方では、脈診が活かされていないことがわかりますが、脈診と鍼とが分離してしまっているところも多いようです。
 当院では、片手での脈診と両手での脈診をしております。これは、脈診にはいくつか種類があるためで、それらを適宜使いながら身体の中を診て行きます。
 この脈診ですが、脈診だけで行われるわけではなく、体表を観察する望診や腕を触って診察する尺膚診(しゃくふしん)や、お腹を診る腹診などをしながら総合的に理解していくことが大切です。

(関連情報)
□ 表参道・青山・源保堂鍼灸院HP
「治療の流れ」

myakushin1.jpg
片手による脉診

myakushin2.jpg
両手による脉診


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Q.そちらの治療では、刺さない鍼(てい鍼)も使用していますか?

A.使用しています。

 体表からツボに刺激を加える刺さない鍼をてい鍼といいます。当院でもこの刺さない鍼(てい鍼)を使用しています。当院では20金で作った細いてい鍼(下の写真を参照してください)を使用しています。
 このてい鍼は、当院では主に小児鍼で使用しています。小児鍼では、手の力を抜いて軽く構えた状態で、お子様の体表をなでさするようにやさしく刺激していきます。
 また、大人の場合でも、どうしても普通の鍼が苦手で過剰に反応してしまう患者様などにも使用することがあります。他には、背中のお灸で取れなかった反応点や、微妙な調整をしたいとき、または首などのコリを軽くなでさするときなどにこの金のてい鍼を使用することがあります。
 このように、てい鍼はあくまで治療の補助として使われることがほとんどで、治療のメインはやはり刺す鍼となります。
 当院で行う「本治法(経絡治療)」は、鍼灸治療の中でも東洋医学の真髄といっていいもので、治療に際しては銀製の八分長丙鍼という細く、短い鍼(下の写真を参照してください)を使用して治療をしていきます。といいますのは、ツボは外側からの刺激だけでは反応が鈍いためで、やはり体表から中に鍼を入れないと効き目が浅くなるためです。特に秋冬の季節はツボが深いところにあるので、鍼を刺すことはどうしても必要になってきます。
 鍼といいますと、どうしても注射針のような痛いものをイメージするためか、最初は敬遠されたり、警戒したりする患者様が多いようです。しかし、八分長丙鍼は髪の毛のように細いもので、痛みはほとんどありませんので、ご心配なさらないでください。てい鍼と同じように痛みをほとんど感じることなく治療を受けることができます。
 どうしても鍼が苦手な場合はこの金のてい鍼を使用していきます。しかしその場合ですと、本来ツボに鍼を刺すべきところを、体表からだけの刺激になってしまいますので、効き目が落ちることをご了承ください。

(関連情報)
□ 表参道・青山・源保堂鍼灸院HPより
「治療に使用する器具について」
 

hikaku384.jpg
当院で普段使用する鍼
上が八分長丙鍼(銀製) 下がてい鍼(20金製)


teisinsiyou384.jpg
小児鍼など擦るときはこのようにてい鍼を手にしっかりと構えます。

sasuru384.jpg
体表をてい鍼で摩っている様子

harikakusyu.jpg
その他当院で使用するてい鍼。一番上が20金のてい鍼、真ん中のてい鍼が銀、一番下のてい鍼がチタンです。


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Q.鍼灸は裸で治療を受けるのですか?

A.裸ではありません。服を着ていても大丈夫です。

 表参道・青山・源保堂鍼灸院で施術する「本治法(ほんちほう)」は、肘から先・膝から先にある五要穴というツボを主に使って治療をしていきます。
harisinyuhp.jpg
五要穴の一つ然谷(ねんこく)に鍼をしているところ。

 ですので、この下の写真のように、膝と肘が出るようにお洋服をまくっていただければ十分です。また膝から下、肘から下の部分は身体の診断材料になります。この状態でベッドに横になっていただければ治療準備完了です。
kakkouhp.jpg
治療を受けるときの格好

 診断にはその他にお腹と背中を触診して診ていきます。また、背中には気・血・水を調整するツボがありますので、そこに鍼をするために、下の写真のように背中を診せていただくことになります。
senakahp.jpg
背中の凝りなど、状態を確認するためにを触診しているところ

 他の治療院と比較しますと、このように露出する部分は少ないと思います。当院では「本治法(ほんちほう)」という治療をしておりますので、鍼をたくさん使用して刺しっぱなしにして放置はしません。そういったこともありまして、このように露出する部分が少なくて治療を済ませることができます。

 尚、女性の方でワンピースなどでお越しの方には、治療着をお貸ししておりますので、そちらをご利用ください。

(関連情報)
□ 表参道・青山・源保堂鍼灸院HP 「治療の流れ」
□ ブログ『続・鍼たま』 「鍼灸治療を受ける格好」


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バレエの世界

バレリーナへの道〈VOL.65〉バレリーナ谷桃子の軌跡 バレリーナへの道〈VOL.65〉バレリーナ谷桃子の軌跡
(2006/10)
文園社

この本の詳細を見る


 当院にはスポーツや競技をしている方も多数御来院なさります。
 スポーツや各種競技で身体を壊しての来院や、ケガの予防のための来院が多くあります。
 中でもバレエをしている方が多いように思います。すでにプロのバレリーナの方はもちろんのこと、現在プリンシパルを目指して練習に励む学生の方や、大人になってバレエをはじめた方など、さまざまな経緯の方がいらっしゃいます。
 冒頭で“スポーツや競技”と書き始め、この流れでバレエをスポーツのカテゴリーに入れるには大変抵抗があります。しかしながら、その華やかな芸術の裏には、鍛え抜かれた身体、そして華麗さを演じるための絶え間ない練習の積み重ねは、まさにスポーツに並びます。さらに、体型を維持したり、華麗さを演出するための柔らかさを追及していくことを考えてみますと、もしかしたらスポーツ以上にハードな世界ではないでしょうか。
 私はバレエの世界とは無縁でしたが、この仕事を通してバレエをしている方と接する機会を持つようになり、総合芸術のすばらしさを知ることができました。
 先日は患者様が出演した『白鳥の湖』をみせていただきました。バレエの細かい専門的なことはわかりませんが、自分が治療している方が、このようにきれいに踊っている姿を観まして、とてもうれしく思い、またそのハードな練習に耐えて、多くの方を魅了する姿に感銘を受けました。

 今回冒頭にご紹介した本は、そんなバレエの世界を支えてきた谷桃子先生の軌跡を集大成した本です。谷桃子先生の写真や対談はもちろんのこと、つながりのある方々のお話なども収録されていてとても充実した一冊となっています。日本のバレエの礎を築いてきた谷先生の歴史をご覧になり、バレエの世界に興味をお持ちいただけたらと思います。

(おすすめリンク)
□ ミストラルバレエスタジオ
年齢、経験を問わずに、大人になってからも始められるバレエ教室です。幼い頃から憧れていたバレエをここから始めてみてはいかがでしょうか?先生は気さくで楽しい方です。

  

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Q.若い人でも鍼灸を受けても大丈夫ですか?

A.大丈夫です。

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当院の治療を受けられている患者様の年齢層
(2005年2月の開院当時~2006年11月現在)

 当院に通われている患者様を年代別に分けてみますと、上の円グラフのようになります。表参道という場所柄もあるかと思いますが、当院に通われている患者様は、20代、30代をあわせると53%と過半数に達します。そして仕事を現役でしている年代を含めてみますと(20代~50代)、その割合は80%に達します。

 このように見ていきますと、鍼灸はお年寄りだけに限られた治療ではなく、働き盛りの方を支える治療でもあることがわかると思います。
 今の社会生活で求められていることは、単に生活するだけではなく、より快適に、より快活に充実した生活を送ることではないでしょうか。仕事はもちろん、生活全般に張りのある暮らしをすることで、より深く豊かな精神性のある生活が営めるのではないかと思います。“仕事を終えて疲れて帰ってくる、そしてたまの休みは日がな寝てばかり・・・。”という生活では十分にその人自身の能力を活用しているとはいえません。
 生活の質(Quality of Life = QOL)の向上が求められている中で、若いころから体調を整えることは、まさにQOLを上げることに直結すると思います。鍼灸治療を受けるということは、毎日の生活に肉体的にも、精神的にもゆとりを持つことにつながっていきます。
 また会社を経営する立場の方から考えてみましても、これはとても大きなメリットではないかと思います。身体の不調を訴えることなく、高いQOLでもって生活をしている社員が多い会社であれば、会社全体の活気も高まりますし、病欠をする人も少なくなり、会社全体の仕事の能率が高まることになります。現に、アメリカでは、積極的に積極的に鍼灸治療を受けるような福利厚生をもうける会社も増えているということです。

 そのほか当院では小児鍼も推進しておりますが、その小児と13~19歳をあわせると10%になります。
 小児鍼の普及はまだまだと思いますが、少しずつですがご理解いただける患者様が増えているように思います。小児鍼は赤ちゃん、子供の身体を丈夫にし、健やかな成長に貢献します。
 また、13~19歳の年齢は学校でのストレスや、受験や勉強疲れによる肩こりやストレス症状などが多いときでもあります。このようなときにこそ、鍼灸治療を受けておきますと、ストレスに対する抵抗力もつきますし、肩こりなどの深い症状の軽減により、より勉強に集中できるようになるというメリットがあります。

 以上のように、当院に通われている患者様の年代を見ていきますと、大きな偏りはなく、幅広い年代層に受け入れていただいております。これは当院の治療が、各年代毎に効果を発揮しているということだと思います。それぞれの年代にあったQOLの向上を目指す医療の実践といえます。幅広い年代から利用できる鍼灸医療というものを、症状を取るためだけのものと限定せずに、生活の質(QOL)を向上する全人医療であること、そして健康な場合でも、常日頃から治療を受けていることで病の芽を摘みながら、生活を快活にしていく医療である、という視点でご利用していただけたらと思います。


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Q.女性が一人で鍼灸を受けに行っても大丈夫ですか?

A.大丈夫です。
 街を歩くと最近はさまざまな癒し処が目に入ります。アロマや足裏など業種もさまざまに増えています。そんな中でも鍼灸といいますと、イメージが掴みにくかったり、何をされるかわからない、という不安があるかと思います。
 鍼が効くことはよくわかっているものの、なんとなく入りずらい方が多いのではないでしょうか。特に女性の方にとって、未知の世界である鍼灸治療を受けることは、多少なりとも抵抗があるかと思います。
 しかし、ご安心ください。
 当院に通われている患者様は半数以上が女性です。下に挙げましたグラフのように、当院に通われている68%の方が女性の方です(2006年11月現在)。仕事帰りに治療を受けに来られる方や、出勤前に寄っていく方、買い物途中で治療を受ける方、また土曜日の休みなどを利用してお昼ころに来院される方など、自分のライフスタイルに合わせて気軽に御来院なさる方が多いようです。
 働く女性はもちろんのこと、育児や家事でお疲れの方や、若さを維持するために通われている方もいらっしゃいます。
 女性の方が訴える症状としては、生理痛・月経前前駆症状・頭痛・不妊・腰痛・肩こり・食欲不振・肌荒れ・むくみ・便秘・五十肩などがあります。当院の本治法は身体全体の調整をする治療方法なので、このような症状も改善されていきます。
 当院は来るだけでも楽しくなる街・表参道にあります。この表参道で身体の調整をし、リラックスするのもまた新しい自分発見になるのではないでしょうか。
 毎日を快活に過ごしたい女性の方、不快な症状を解消したい女性の方、リラックスをしたい女性の方、特に症状はないけど東洋医学に興味のある方などなど、皆様の御来院を心よりお待ちしております。

danjyohi.gif
当院の患者様の男女比
(2005年2月の開院当時~2006年11月現在)



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デトックス・ハーブ・ティー

 表参道・青山・源保堂鍼灸院では、治療後にお茶をお出ししております。日本茶かハーブティーをお出ししておりますが、ハーブティーのブレンドは当院のスタッフでしております。
 治療後のゆっくりしたひと時という意味合いで出し始めたものですが、昔はハーブは薬として用いられていた歴史もありますので、当院でもより積極的な活用ができないものかと模索を続けております。
 その一つの試みとして、東洋医学的に各ハーブの性格を分類し、その分類を元に効能と香り、味を考慮しながらブレンドをしております。
 昨日立冬を迎えて季節は冬です。冬ですので、また新しいブレンドを研究中です。
 そこで今回はデトックスハーブティーを考えてみました。どのハーブを使って、どの配分で・・・というのは企業秘密(大袈裟ですが・笑)ですので、ここで全てを発表することはできませんが、一つ入れているものをご紹介すると、それはデトックスハーブで有名なのは、“バードック”です。このバードック、馴染みのない名前ですが、実はこれ“ごぼう”なのです。ごぼうのどこを使うのかというと、我々が普通に食べている部分です。普段何気に食べているごぼうにデトックス効果があるというと、なんだか意外で驚く方も多いかと思います。
 このバードックですが、強力な利尿作用、発刊作用、そして解毒作用があります。また、風邪を引いたときにも効果があるそうで、また、坐骨神経痛や腰痛などを和らげる作用があるとも言われています。
 しかしこのバードック、シングル(単体)で飲むと、ほんとに土臭いあのごぼうの香りがします。ですので、どうしても他のものとブレンドをして提供する必要があります。今回はバードックの他に、デトックス効果のあるハーブを中心に味を調えたものを作成しました。
 もしこのブログをお読みで、このハーブティーに興味がありましたら、ぜひ治療後に「デトックスハーブティー」を試してみたいのですが、とおっしゃってみてください。デトックスハーブティーを飲んだ後は、かなりリラックスされ、眠くなる方もいらっしゃいますので、普段リラックスできずに、不眠がちな方にもお勧めです。


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oddman theory と素朴な疑問とを

 このブログを読んでいる患者様から、「瀬戸先生のブログは難しすぎる」と言われる事があります。
 それは重々承知なのです・・・。
 私はそんな時、「そうですね、でも、人の健康を預かるものとして、これだけ奥が深いことをしているんです。そんなことを知ってもらいたくて・・・。」といいます。そう言われれば言われるほどむきになってブログを書いていたところもあったような気がします・・・。少し反省をしてもう少し素朴な疑問に答えていこうと思うようになりました。

 「oddman theory」という言葉があります。
 この「oddman」とは、「はみ出しもの」という意味で、“専門家ではない人”のことを指します。鍼灸師として、私は鍼灸の専門家です。専門家は専門家が持っている知識や経験、技術などを通して仕事をしています。しかし、その専門家の持っている知識、経験は時に“思い込み”というものに変わり、専門家の進歩を止めてしまうこともあります。“自分は専門家だから”、“自分はこれについては精通しているから”という自負が、いつの間にか固定観念となり、新しい発想を妨げたり、また自分を見つめる視点を失うからです。
 このような専門家の思い込みという“危険性”を排除するための試みとして、専門家の中に、はみ出し者(部外者)である素人を入れる、というものがあります。はみ出し者、部外者というと少し慇懃無礼な言い方に聞こえるかもしれませんが、これが「oddman theory」というもで、専門家の思い込みに風穴を開けてくれる役割になってくれます。
 専門家集団の議論に、この素人を入れますと、専門家には気づかなかった部分を指摘してくれたり、新たな発想に気がつくことを言ってくれたりします。「oddman」は、専門家が正しいと思い込んでいるものに対して、ときに反対意見や斜めに見る意見を言ってくれたりします。そしてそれがときに新しい視点を専門家に与えてくれます。

 冒頭に上げました患者様が私に言った「瀬戸先生のブログは難しすぎる。」というご意見は、まさに「oddman theory」として傾聴すべきものだと、気がつきました。まだまだ鍼灸に対しては素朴な疑問がたくさんあると思います。患者様が当院の治療の話を友達や知人にすると、当院の治療内容を話す以前に、「鍼灸をして血は出ないの~?」「鍼灸を受けるときは裸で受けるの?」「鍼なんて絶対怖くてできなーい。」などと言われることも多いそうです。鍼灸に対してはこのような素朴が疑問や素朴な誤解が多々あるといいます。
 こういった「oddman」の素朴な疑問を、無視してはいけないと思いますので、これからもこのブログや当院のQ&Aで答えていきたいと思いますので、どうか素朴な疑問や素朴なご意見をお寄せくださいませ。

(参考)
表参道・青山・源保堂鍼灸院HP
「東洋医学・鍼灸治療Q&A」

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『夢十夜』 夏目漱石

夢十夜 他二篇 夢十夜 他二篇
夏目 漱石 (1986/03)
岩波書店

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 夏目漱石の『夢十夜』が11人の監督によって映画化されるという。
 この『夢十夜』という小説は、冒頭「こんな夢を見た。」という一行から始まるもので、実際に漱石が見た夢を題材にしたなんとも幻想的な作品になっています。当時の日本の文壇においては画期的な作品だったと思います。
 夢というものは深層心理、潜在意識そのものといわれています。フロイト流に解釈すれば、普段抑圧されている願望の充足、とも言われています。またユングはもう少し広い意味で夢を無意識の創造物、と考えており、それぞれの夢を柔軟にその人の状況に即しながら照らし合わせるようなことを言っています。

 夢というものは不思議なもので、さまざまなイメージを我々に喚起させてくれるものでもありますし、また、正夢といわれるような予知的な夢もあったり、まだまだ多くは謎に包まれている部分が多いようです。さまざまな見解がある夢ですが、明らかなことは、夢という状態は普段意識に上ってこない潜んだ意識、つまり潜在意識のイメージだということです。
 当院がしていますヒプノセラピーも、この無意識の潜在意識世界に入っていくものです。夢をみているとき、普段起きているときに働く顕在意識は眠っているので、夢は純粋に潜在意識だけの世界といえます。しかし、ヒプノセラピーは、起きている状況で夢を見ているようなものですので、顕在意識と潜在意識が同居しながら一つのイメージを見ていることになります。ですので、起きながら夢を見ているような、夢を見ているんだけど、起きている、そんな中間地点にいる不思議な感覚があります。顕在意識と潜在意識の狭間にあるフィルターを少し緩めながら、しっかりと自分自身と対峙するものだと私は思っております。
 ヒプノセラピーは、このような不思議な感覚ではありますが、身体も心もとてもリラックスし、浄化作用があるセラピーです。

 さて冒頭に掲げた夏目漱石の『夢十夜』。フロイト的解釈、ユング的解釈など、捉え方はいろいろあるようです。しかし、漱石が夢の世界に魅かれ、それをあの時代に小説として発表したということに深い意味があるかと思います。古い日本語の枠組みや、小説のしきたりを打破しようと模索し続けた漱石ならではの試みではないかと思いますし、だからこそこのようなイメージを膨らませる源泉である“夢”に注目していたのではないでしょうか。

 夢を題材にした作品としては、黒澤明監督の『夢』や、ジョン・レノンの『 アイ・アム・ザ・ウォルラス』、またポール・マッカートニーも『イエスタディ』を夢の中で聴いたとか・・・。まだまだ夢、そして潜在意識には大きな創造の源があるのではないでしょうか。

 個人的には今回のこの『夢十夜』の映画の中では、あの実相寺昭雄監督が担当する「第一夜」に注目しています・・・。


参考

夢診断 夢診断
秋山 さと子 (1981/04)
講談社
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卓上カレンダー

 先日の備品調達は来年の準備も少し兼ねていました。
 そのひとつが卓上カレンダー。今年一年使ってきた卓上カレンダーはやさしいイラストとメッセージがついたもので、とても気に入っていました。しかし一つ不満があったのが日曜日始まりであったこと。いつのころからか手帳もカレンダーも月曜日始まりよりも日曜日始まりのものが増えたように思います。
 これは小さいことかもしれませんが、もしかしたら大きな問題なのかもしれないと・・・思いました。
 そもそもこのこの7曜日制は聖書のお話から来ているものです。それは、神様がこの地球、そして地球上の万物を作ったときの物語によります。一日一日神様は地球を設計して、順番にさまざまなものを作り出していきます。そしてその労をねぎらうために最後の一日を休みにした、とその物語では言われています。つまり、日曜日というものは、仕事をしてきた疲れを取るための日です。ですので、月曜日から新しい一週間が始まり、日曜日にはその一週間の疲れを取るために休む、というのがこの7曜日制の自然な感覚なのかなと思います。
 しかし、日曜日始まりのカレンダーですと、その感覚に反して休みの日から一週間が始まってしまいます。これですと、休みの日の後の仕事がつらく感じてしまわないでしょうか?月曜日が始まった途端に、「ああ日曜日までまだ6日ある、長いな~」と思ってしまう方はいないでしょうか?
 こういった感覚を解消するためにも、本来の月曜日始まりのサイクルにしてみると、日曜日は、一週間働いた後のご褒美と感じられるのではないでしょうか。細かいことですが、なんだかそんな感じがしましたので、今回は月曜日始まりの卓上カレンダーを選んでみました。
  

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『男はつらいよ 寅次郎紅の花』

男はつらいよ 寅次郎紅の花 男はつらいよ 寅次郎紅の花
渥美清 (2005/07/29)
松竹
この映画の詳細を見る

 『男はつらいよ』を全部観ようと思ったのはいつごろだったろうか。
 ようやく全てを観るところまで来た。

 大学最後の夏の日、私は大学の授業の仲間と箱根プリンスのコテージに遊びに行った。そのコテージに備え付けてあったテレビをつけて、はじめて渥美清が亡くなったことを知った。渥美清が亡くなる、つまりそれは『男はつらいよ』シリーズの終焉であり、車寅次郎の旅の終わりと同義であった。一緒に箱根に行った仲間の一人はまさに葛飾・柴又の出身であった。画面を見ながらその仲間は「あ、高木屋のおばさんが映ってら」など、地元ならではの話をしてくれた。そして最後に、「とうとう寅さんも終わったか・・・」とつぶやいた。私はそのつぶやきをそのままやり過ごした・・・。
 そのころはまだ私は『男はつらいよ』シリーズを一本も観ていなかった。しかし、日本人として一回くらいはちゃんと観ておいたほうがいいだろう、という思いはあった。しかし、たまにやっていたテレビ放送のときでも、なかなか私は最後まで見通すことができなかった。

 そしてそれから数年経ち、改めて最初の一話を観ることにした。
 そしてその一本から、今まで観ることができなかった『男はつらいよ』を観ることができるようになっていた。そしてただ観るというのではなく、各キャラクターや物語全体に共感を持って観ることができた。そしてそれから、自分の中で車寅次郎のことを“車先生”と呼ぶようになり、全ての旅をともにしようと心に決めた。

 車先生と一緒に旅を始めた最初の旅からどれくらいの時間が経っただろうか。ようやく寅さんが出演する最後の第48話『男はつらいよ 寅次郎紅の花』までたどり着いた。これが最後の作品であると思うと、オープニングから緊張してしまう。
 いつのころからかこのシリーズの最初の出だしであった寅次郎の夢の世界はなくなった。今回も最初は夢ではなく、寅次郎が小さな駅で汽車を乗り換えるシーンから始まる。
 そのシーンでは、汽車が来るまで寅次郎とテキヤ仲間のポンシュウ(関敬六)と駅のホームで待ち合わせする。ポンシュウは退屈そうにしているが、その傍らで、“いい歳”をした寅次郎は草に止まっているトンボをトンボを捕まえようとする。昔自分が柴又のガキ大将だったときに、同じようにしていたのだろう、昔ながらのあの指を回しながらトンボに近づき、トンボが困っているときにさっと捕まえるあのやり方だ。その寅次郎の姿を、駅を管理する人(桜センリ)が“あの人はいったいなにをしてるんだ~いい歳した大人がぁ”といった感じで珍しそうに眺める。その視線と、その視線の先にある“いい歳”しても無邪気な様子の寅次郎の姿が交錯する。
 寅次郎はくるくると指を回しながらトンボに近づき、間合いをつめてトンボに手を伸ばす。しかし、トンボは飛んで逃げていってしまう。寅次郎は恥ずかしそうに、「逃げられちゃった・・・」と苦笑いをする。
 このシーンはこれまでの『男はつらいよ』シリーズのオープニングにあった夢の設定ではない。しかし、このシーンはどのオープニングよりもはるかに強く、“人生即夢”という言葉を思い出させてくれる、そんな“人生即夢”のオープニングである。
 人生で人は何かを追い求める。しかし、追い求めてもするりと手から抜けてしまう。そんなとき落ち込みながらも、苦笑いをしながら“またがんばろう”と思ったりするものではないか。このシーンに、この『男はつらいよ』シリーズで、車寅次郎が追い続けた“旅の世界”、そして“夢の世界”が凝縮されてた表現であるように思います。車寅次郎が掴もうとしたマドンナは、いつもこのトンボのようにするりとどこかへ飛んでいってしまう。そして車寅次郎の夢そのものも、青い空に飛んでいってしまうのだ・・・。

 病魔に侵され体力がない状態なので、渥美清のあの往年の演技は影を潜めています。しかし、この映画に観られる一つ一つの演技は、渥美清という名優の生き様そのものであり、一つ一つの演技が、生命の炎の最後の輝きになっています。



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備品調達をしながら

 本日の仕事が終わり、買い物に出かける。
 治療院の備品もそろえなくてはいけない。
 外に出してある看板にリーフレットを置いていますが、これまでは丸い鉛筆立てにさしていたので、どうも安定が悪く、また、ふたもないので雨や風の強いときは濡れたり飛んでいったりして大変でした。何かいいものはないかと思いずっと探していたのですが、先月の半ばごろ、TOKYUハンズに行った折り、オーダーでアクリルボックスを作ってもらえるということをしり、早速サイズを測り注文。先週の今頃はそれを取りに行き、そのときから看板の横に設置しています。
今回はそれをもうひとつ注文。それは英語版のリーフレットを入れるためのものです。
 表参道・青山は外国人の方も多いので、英語の案内も作っています。東洋医学には陰陽、五臓六腑、そして「気」といったものなど、独特な用語がたくさんあります。それを英語で説明するのは大変なことですが、一つ一つお話をして理解してもらっています。治療後は身体がすっきりしますので、言葉で理解できなくても、身体がしっかりと理解することができるので、こういうときは言葉の壁を越えることができたなと思います。まさに“百聞は一見に如かず”とはこのことをいうのではないでしょうか。しかし、できれば流暢な英語で説明もしておきたいのですが・・・。
 外国の方を治療して、しっかりと効果がありますので、やはり東洋医学というのは東洋だけのものではなく、人類共通の身体を見つめる視点なんだなと思います。
 日本の人にとってもまだまだ鍼灸治療に対する誤解が多いのですが、外国人の方でしたらなおさらだと思います。そういった意味で、ここの神宮前という土地から鍼灸の良さを世界に伝えることができたらなと思います。


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コラム『東洋医学って何?』更新

 本日は休みを利用して表参道・青山・源保堂鍼灸院のホームページ上に掲載している『東洋医学って何?』というコラムを更新しました。
 今回は「健康の幅」と題しまして、東洋医学の健康観を書きました。
東洋医学は身体の全体を見つめる全体治療と言われていますが、実際にこれを実践している先生は少ないようにお思います。“全体治療”という言葉や、“東洋医学”という言葉だけがなんとなく独り歩きしているようで、その実態が本当に実践されているかどうかはかなり疑問な面もあります。多くの場合、症状を追いかけることに終始しているのではないでしょうか・・・。
 そのような鍼灸治療の現状のことを考えながら、わかりやすく東洋医学の考え方を書いていました。そして、当院では、それが考え方で終わるのではなく、実際の治療においてもしっかりと臨床に活かされているということをこのコラムで知っていただけたらと思います。
 常に学問と臨床が一体となり、東洋医学の考え方が活かされているのが当院の施術する「本治法(ほんちほう)」です。

表参道・青山・源保堂鍼灸院ホームページ → こちら


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一葉一会

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 昨日、ちぎり文字の創始者の方がいらっしゃいました。当院のブログをチェックしていただいている方の中には、おぼえていらっしゃるかもしれませんが、今年の母の日に、当院近くのギャラリーで『母に贈る和紙のことば』という個展を開いた方です。
 治療をはじめて身体を診ると、いつになくいろいろと思考を巡らしており、そして目もかなり使いながら、多少いらいらもして仕事をしている様子が、身体や脈などから伝わってきました。また新しいアイディアを形にしているのかな・・・と思いつつ治療を施していきました。
 治療を終えてお話を伺うと、最近は慣れないパソコンを使いながらポストカードを作っていると言うことです。お持ちいただいた作品を見せていただきましたが、そのポストカードは落ち葉を使い、「一葉一会」と名づけられたシリーズです。作者の方は、いつも落ちている葉っぱに目をやりながら様々なイメージを膨らませてくれるそうで、同じ形のない無限の葉っぱの個性との出会いは、まさに一回限りの、そのときの出会い、“一葉一会”なのでしょう。
 葉っぱには葉脈がありますが、それはどことなく人体の血管にも似ています。また、当院では季節の巡りを大切にしながら治療をしておりますが、この落ち葉というのは、秋の収斂を象徴するものですので、見ていてとても気になる作品です。

 私の心に残る“一葉”は、菩提樹の葉っぱです。
 以前スリランカに行った時、アヌラダプーラという古都を訪れました。このアヌラダプーラにあるお寺には、スリ・マハー・ボーディ・ツリーという木があります。ボーディ・ツリーとは菩提樹のことですが、この菩提樹は、インドのアショカ王の時代に、お釈迦様が瞑想をして悟りを開いたとされるブッダ・ガヤーの菩提樹から株分けされてきたと伝えられています。樹齢2500年以上とも言われているので驚きです。ブッダ・ガヤーにある菩提樹は現在のもので3代目だそうですので、このスリランカの菩提樹のほうがオリジナルに近いというわけで、仏教徒の多いスリランカの人々にとっては自国の誇りの一つとなっています。
 このスリ・マハ・ボーディ・ツリーは直接手で触れることはできませんが、落ち葉が周りに落ちています。私はその落ち葉を記念にもって帰りました。その菩提樹の落ち葉を探す時も、自分が気に入ったものを探すために、一つ一つ手にとって探したものです。確かあの菩提樹の葉っぱは実家の本棚の上にしまっているはず・・・。
 このときの菩提樹の葉っぱとの出会いも、確かに「一葉一会」でした。あの時のきれいな菩提樹、個性的な菩提樹の葉っぱは、今でも本棚の上に眠っているのだろうか・・・。
※ 「一葉一会」のポストカードは作者のお店で注文して購入できます。他にもたくさんの作品がありますので、どうかホームページを訪れてみてください。
なお、ポストカードの売り上げの一部は緑化運動の寄付となるそうです。 

「一葉一会」のホームページ → こちら
「ことばのお店」のホームページ → こちら

                     

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冬に向けて

 11月を迎えました。
 いよいよ今年も残すところ2ヶ月となりました。いつもこの頃になると“今年もあっという間だったなぁ”と思うものですが、格別今年は早かったような気がします。

 11月に入りまもなくすると暦は立冬(11月7日)を迎えます。季節も秋から冬に入ります。今年は“長い秋”になるという気象庁の発表がありましたが、暦の上では冬になりますので、治療も冬に向けた治療になります。

 それでは、冬に向けた治療とはどういうことでしょうか?

 以前このブログでも季節の流れを植物を例に挙げてお話しましたが、冬は植物で言えば“種”になります。冬の凍てつく寒さをじっとこらえ、春を待つ姿が種の姿です。種は寒さから自分を守り、乾燥を防ぐために表面は堅くなっており、その中には湿気とともに生命力が蓄えられています。
 天地人という東洋思想のもとで鍼灸治療は行なわれますが、冬の身体の診方もそれにならい、身体が表現する“種”がどこまでちゃんと出来ているかを意識して身体を診断し、治療をすることになります。
 種の皮は人間の身体にたとえると皮膚になります。寒さから身体を守り、体温を逃さないために、これからの季節皮膚は厚くなっていきます。そして無駄な汗をかかなくなりますので、汗腺はしまっていきます。
 しかしながら、相変わらずこの冬の季節と逆行した生活、とくに食生活がよくないと、この冬の状態になることが出来ません。例えば夏野菜や夏の果物を食べていますと、身体は夏を意識しますので、夏のような身体、つまり汗をかいて体温の上昇を防ごうとして皮膚は薄くなっていきます。上述したように冬は皮膚が厚くなっていくものが、このように薄くなってしまっては身体を防御することが出来なくなります。
 この種ですが、立春を過ぎて温かさを感じ始めると発芽をします。
 この発芽ですが、これは冬に作られた種の状態が外に出たものです。もし冬の時にしっかりした種を作ることを怠ってしまったら、春先に発芽する新芽はそれなりのものしか出てきません。もし春先の調子が悪い場合は、冬の過ごし方が悪かったと言うことになります。そして逆にその種を辿っていくと、秋の生活もまた種の生育に影響をしていることが分かり、さらにその秋も夏が影響し、さらにその夏は春に影響を受けていることが分ります。つまり、季節というものは、春・夏・秋・冬と分けることが出来るのですが、それぞれが影響しあいながらつなぎ目がないように循環していると言うことです。
 春先の調子がいつも悪い方は、ぜひともこの冬の季節の過ごし方を気をつけてみてください。もし今年を振り返り、調子を崩した方がおりましたら、一つ前の季節の過ごし方に影響を受けていることがありますので、今年を振り返りながら、一年の体調チェックをしてみるのはいかがでしょうか。


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