ツボの位置
2006 / 10 / 28 ( Sat ) ツボの位置、WHOが世界基準決定へ
はり・きゅうで使われる361か所のツボの位置が国際的に統一されることになった。世界保健機関(WHO)が茨城県つくば市で31日から開く国際会議でツボの統一基準を決める。 現在はツボの位置が国ごとに異なり、それぞれ効果はあるとされるが、国際的に効用などを議論する際に混乱のもとになっていた。 ツボを使った治療は2000年以上の歴史がある。それぞれのツボの位置や名称は治療が盛んな日本、中国、韓国の3か国でそれぞれ引き継がれていくうちに微妙に変化していった。 WHOは1989年に361か所のツボの名称を統一し、国際番号をつけた。さらに、2003年から日中韓の研究者からなる諮問会議を設け、位置の統一を検討してきた。 (読売新聞) - 10月27日7時38分更新 鍼灸師としては気になるニュースがヤフーに載っていました。ツボの位置の世界基準が決まるそうです。 日本、中国、韓国ではいくつかのツボの位置が異なっていたりします。それがようやくここで統一されると言うわけです。 鍼灸医療はご承知の通り中国を源にしていますが、現在では世界各国でその有効性が認められ、各地で鍼灸が受け入れられている土壌が育っています。そういった背景の下、これから各国の鍼灸師や一般の方もが共通理解でき、共通の議論が出来るために、ということが求められていたのでしょう。そのように考えますと、このようなツボの統一はとても喜ばしいことです。 しかし、逆に、ツボの位置というものをこのように明確にするのは、議論をするためには必要でありますが、臨床ではあまり意味がありません。といいますのは、人間の体調や季節によってツボというものは動くからです。大きいときでは2,3センチの差で動くことも稀ではありません。おそらくこのような臨床上で出てくるツボの位置の差が、だんだんと定着していって、各国のツボの位置の違いが生じたのではないかと思います。 このように、臨床では生きているからだ、生きているツボを確認しながら鍼をしています。ツボにはだいたいの位置はあっても、いつも同じところにあるわけではありません。 このようなツボの統一がなされたからこそ、臨床の場でそれをどう活かすか、つまり、画一的なものではなく、その患者さんの反応をよく観察しながらより慎重になって本当のツボを探すことが求められるのではないでしょうか。 |
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