健康の幅
2006 / 10 / 21 ( Sat ) ![]() 昨日は2008年度に出されると言う健康のニュースについてブログを書きました。 現在の基準から数値を変えただけで国民のほとんどが「不健康」に分類されてしまうと言うことことです。つまり、去年まで会社の健康診断で正常だった人が、新しい基準が導入された2008年からは不健康に入る可能性があると言うことです。これは、身体が変わっていないのに不健康に分類されてしまうと言うのは、数値による健康間の矛盾です。一人一人の身体を診た上での健康観ではありません。 人間は健康の幅の中で常に行ったり来たりを繰り返している存在です。その正常な範囲を広げていく、もしくは維持していくこと、そして身体の振幅そのものを抑えていくのが本来の予防ではないでしょうか。単に数値を変えることは、本来からだが持っている健康の幅を無理やり狭めてしまうことになります。そして狭めた結果、健康な人も不健康のゾーンに入ってしまう可能性があるわけです。 東洋医学には、「未病(みびょう)」という概念があります。これは、日本語読みにすると「未だ病まざる」となります。つまり、病ではあるが、まだ本格的に発症していない病の種みたいなものです。この未病を治すことが腕のいい医者であると『黄帝内経』には書いてあります。このように、「未病」という身体がもつ健康の幅を捉える東洋医学は、数値に頼らず、患者様一人一人を見つめる健康観につながっていきます。 この未病という考え方があるおかげで、東洋医学は早い段階で病の種を捉え、そして症状がないときでも常日頃から身体のメンテナンスをしていくことで、この健康の正常な範囲を広げることが出来ます。このような生命観が今後は広がっていくのではないかと思っています。 (関連情報) ⇒ 「コラム・東洋医学って何?」 |
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