『夢助』 忌野清志郎
2006 / 10 / 13 ( Fri )
夢助 夢助
忌野清志郎 (2006/10/04)
ユニバーサルJ

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 先週の日曜日、タワーレコードにこの忌野清志郎の新しいアルバム、『夢助』を購入しに行く。タワーレコードに入るなり、この『夢助』がかかっていた。『夢助』の中の「THIS TIME」という曲だった。清志郎の歌声を聴いて、背筋がぞーっとして、鳥肌が立ってきた。この鳥肌は恐怖ではない。感動である。“なんていい声なんだ”と、ぐぐっと響いてきたのである。もちろんずっとこの声、あの唄に惚れて清志郎のファンであり続けてきたので、この声を聴くのは初めてではない。しかし、初めて聴いたときと同じような衝撃が自分の胸に飛び込んできて、“なんていい声なんだ”と思ったのである。
 擦り切れそうな清志郎の声に、覚悟を感じる。歌を歌うことで自分を表現してきたロックな生き様がこのアルバムには詰まっている。ロックと、そして歌とともに心中したってかまわないといったくらいに喉を震わせている。
 清志郎はオーティス・レディングに憧れて歌を歌い始めた。そしてそのオーティス・レディングと一緒に音楽をやっていたブッカーT&MG'Sともアルバム『メンフィス』を作ったし、そして今回のこのアルバム『夢助』もまた、そのギターリストであるスティーブ・クロッパーによるプロデュース。録音はカントリーミュージックの聖地・ナッシュビル。“夢”を歌い上げる舞台は揃っている。
 “夢”を叶えた男が、夢をかなえる歓び、そしてその夢をもち続けることの大切さを高らかに歌い上げた会心の一枚です。RCサクセション時代をともに駆け抜けた朋友・チャボこと仲井戸麗市との共作もあります。
 擦り切れんばかりの清志郎の声に涙する一枚です。
 叶えたい夢を持っていたら、きっと勇気をもらえる一枚です。



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