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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


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液について

 昨日お話した「津(しん)」と同様に、「液(えき)」もまた身体の中の水液を現わしているが、この「液」は、「津」に比べてより深いところにあるものを指す。内臓の中の体液、関節液などもこの「液」に含まれる。身体の中でこの「液」は隅々まで行き渡っている。もし仮にこの「液」がなければ、内臓同士は摩擦を起こし、こすれてしまう。筋肉などが動く時も、体液があるからこそスムーズに可動することができるのです。また、最近では女性にメニエール症候群と言う回転性のめまいや、ふらつきなどが増えていると言いますが、こういったものは、三半規管の中を満たす「液」の失調によることが多くあります。当院の本治法をしていますと、こういった体液の調整もされてまいりますので、現代医学では有効な手段がないとされるメニエール症候群も改善されていきます。
 このように、身体の中にある水液、体液を捉える視点が東洋医学にはあるおかげで、現代医学では治療できないとされるものにもアプローチすることができるものもあります。もし今お持ちの症状や病が、現代医学でなかなか改善されない場合は、東洋医学のような視点の異なる身体間で治療をしますと改善されていくことが多々あります。どうかあきらめずに、もう一度治療方法を検討してみたらいかがでしょうか。


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津について

 前日のブログでは「津液」について書きましたが、これは「津(しん)」と「液(えき)」に分けられます。今日はそのうちの「津」についてです。
 「津」は身体の表層部を循環している体液を指します。『黄帝内経・霊枢』の「五癃津液別」では、この「津」は、腠理が開き皮膚に出れば汗となり、下って膀胱に行けば尿となると書いてあります。そしてこの「津」を管理しているのが三焦(さんしょう)ということになります。この三焦の機能が落ちると、汗や尿に影響が出てきます。仮に尿として外に出なければ、下ったものは足の浮腫みの原因になったりします。
そして汗の異常などにもつながっていきます。
 このように、東洋医学では、津液と言うからだの中の体液を把握する概念があるので、こういったことも説明をつけることができ、そして治療対象にもなっていきます。



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津液について

 人体の3分の2は水で出来ているといわれています。その水分(体液)は、血液、リンパ液、関節液などをはじめとする液体部分だけでなく、ありとあらゆるところに潤いとして存在しています。この身体が保持している水分のことを全体として「津液(しんえき)」と東洋医学では呼んでいます。この津液理論は、気の理論と同じように東洋医学を特徴付けている一つの大きな考え方です。西洋医学ではこの人体の水分に対しての理論や体系がありません。よって、西洋医学では水分の調整と言う技術や身体の診方がほとんどありません。逆に東洋医学では、この津液と言う考え方を取り入れたために、三焦経(さんしょうけい)と言う水分の通る道を考え出しました。これは古医書の中でも「三焦は名のみ有りて形無し」と言っていますが、臓器としては存在しません。しかし身体全体の水分の流れと言う面で身体を診ていきますと、三焦という概念を欠かすことはできません。また、西洋医学ではこのところ「水をたくさん飲む」ことが奨励されています。しかし東洋医学では水の飲みすぎや水分の滞りは「水毒(すいどく)」といって、逆に身体の気血の流れを阻害するものとして考えられています。この両者の違いは、身体の中の水分をどう捉えるかという身体の見方の有無によっています。
 この津液は、「津(しん)」と「液(えき)」に分れます。この二つについて追って説明をしていこうと思います・・・。
 


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衛について

 昨日の「営(えい)」に続き本日は「衛」について。
 「衛」という字は訓読みで「まもる」と読みますが、「衛」はまさに身体を守る働きを持っています。昨日お話しました「営」は脈の中を流れると考えていますが、「営」の対である「衛」は、脈の外を自由に激しく動くと考えられています。この「衛」の動きは、まるで現代医学でいう白血球のようです。そして「衛」の働きについてもまた、白血球の働きに相当するような、体外から入ってきたものに対する防御機能として捉えています。東洋医学を作り出した古医書の世界の人々は、現代のように電子顕微鏡がない時代であっても、人体の働きや動きを観察していく中で、白血球に相当するような「衛」という存在と概念を見つけ出していました。
 さらにこの「衛」には、体温を産出し維持する機能、そして外的なものから身を守る最初の砦である皮膚を充たすという機能があります。現代科学的な人体の診方ですと、白血球というものが発見され研究され始めると、今度はそこしか見なくなり、全体の中での白血球が置き去りにされてしまいます。しかし、東洋医学に於ける各論は、常に身体全体を診る視点とつながっています。その視点によってこの「衛」についてもまた、身体全体の中での働きがこのように広汎に捉えられるようになりました。そしてこの「衛」というものもまた、単なる概念ではなく、捉えることができるものとして東洋医学では臨床に応用されているのです。



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営について

 今日は「営(えい)」についてです。
 営は、「営衛(えいえ)」で一つのセットになります。どちらも源は同じで、切り離すことができません。これを古医書では「営中有衛.衛中有営.(営の中に衛があり、衛の中に営がある)」(霊枢・邪客篇七十一)と表現しています。『営衛』は切り離すことができないものですが、働き方が異なるため「営」と「衛(え)」に分けて考えます。
 この「営衛」は人体にとってとても重要なもので、『黄帝内経・霊枢』の中では、先ほど例に挙げた「邪客篇七十一」以外にも、「五十営十五」「営気十六」「営衛生会十八」「衛気行七十六」などの章があり、さらにはこの他にも動輸篇、衛気篇、五味篇、壽夭剛柔篇などにも部分的に述べられています。
 「営(えい)」の働きを考えてみますと、身体の各組織・器官に栄養を運ぶ作用・物質と考えていいかもしれません。概念的には現代医学の赤血球に通じるものがあります。身体にはった飲食物はまず胃で消化されますが、それがさらに小腸に行って分解・化生されて吸収されて全身に分配されていきます。吸収された栄養物質を、呼吸によって得た呼吸の気とともに全身に輸送するのが「営」の働きです。昨日同じような働きを持つものとして「血(けつ)」というものを挙げましたが、この「血」と「営」は同じような働きを持ちつつも、東洋医学では厳密に言葉と概念、また生成過程などを分けて記してあります。これは、東洋医学をしっかりと捉える上では無視できない区分で、また、臨床の時にはしっかりと把握しておかなければならないものではないかと思います。
 血の反対概念として「気」がありますので、血には気を含まないことになります。ここから「血」は「器」としての物質的な意味が主です。血には血を動かす動力を含みません。それに比べてこの「営」は、器ではなく、働きや作用を主に含んでいます。
 ブログやホームページを通して何度もお話をしていますように、東洋医学と現代医学を安易に比較し、同じ土俵に乗せて言葉や概念を言い換えることは好ましくないと思います。それを前提にお話をわかりやすくしてみますと、現代医学では血液の中には赤血球、白血球、血小板と分けていますが、この「営」と言う概念は、これらを含んだ血液全体の働きともいえるところもありますし、とくに赤血球を表現したものともとれるところがあります。
 「営」と対の関係にある「衛」についてお話しする中で、そのあたりがもう少し分りやすく伝わるといいと思います・・・。

 

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血について

 昨日まで話した「気」と一つのセットとして扱われるのが、「血(けつ)」と言うものです。
 「血」は血液の血と書くように、広義の意味では血液と同じものと解釈してもかまいません(もともと日本語に訳されている基本的な解剖学用語は、杉田玄白らが『ターヘルアナトミア』を翻訳する時に、東洋医学の用語を元に訳語を作ったので、このような影響があります。)。
 この「血(けつ)」の働きは、西洋医学で言われる血液と同じように、物質、特に栄養物質を運ぶ器として解釈されています。あくまで器に過ぎません。この「血」が運ぶ栄養物質は、まず胃によって消化されたものが化生(かせい=消化したものを吸収される形まで腐熟・変化させること)されることで出来る「水穀の精微(すいこくのせいび)」と言うものを運びます。この水穀の精微は、各臓器に運ばれ各臓器の「正気(せいき)」に変化し、各臓器に蓄えられます。この水穀の精微の供給が正しく行われていれば、五臓は病むことなく働き、そして身体は全体として健康を保つことが出来ます。

 では、この「血」ですが、何の力によって動くのでしょうか?
 この「血」が動く動力もまた、「気」なのです。昨日までのブログでお話したように、「気」というものは身体の中のあらゆる「はたらき」や「動き」を総称したものです。この「血」を動かす力もまた、「気」なのであります。古医書ではこれを「気は血の母」と表現しています。気と血は陰陽対を為すもので、両方は違う働きをしながらも、源を同じところに発しています。
 目に見えない「気」が、目に見える「血」を動かします。これは絶え間ない生命の営みです。絶え間なく供給されることで、身体は生命活動をしていきます。
 さらにこの気血の概念は、治療をする時にも活用されていきます。身体全体を陰陽、気血に分けたり、様々な診方に応用されていきます。



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気について(2)

 昨日は「気」を「はたらき」「動き」「機能」という言葉で分りやすく言い換えました。もちろん、話をわかりやすくするためのもで、「気」と言う言葉のもつ意味は、もっともっと大変深いものがあることは理解しておいてください。
 
 本日は、この気の思想を、私なりにスポーツ観戦に応用してみたいと思います。ここでの「気」とは、昨日のブログで述べました鍼灸医療の臨床的な「気」という狭い意味ではなく、自然を捉える時の大きな視点という、広い意味での「気」のお話になります。

 先月までドイツで熱い戦いが行われていたサッカー。残念ながら日本は予選リーグ突破ができずに終わりました。ジーコの采配、ここのフィジカル的なこと、専門的に見ますといろいろと問題点も多く、今後の日本サッカーの問題点が浮き彫りにされたといわれています。私はサッカーはテレビで観る程度ですので、そのような専門的なことはほとんど分りません。ここでは「気」という視点でサッカーを対極的に見てみたいと思います。
 まず端的に、「気」の思想から考えて見ますと、あのサッカーで使われるボールは、目に見えない「気」というものを、目に見える形として表現したものといえます。最近のサッカーはシステムがかなり研究されているといわれていますが、このシステムも、結局のところボールと言う「気」をいかに上手に操ることができるか、と言うことに尽きると思います。
 道教のマスター(道士)は、「気」と言うものを自由自在に操ることができるといわれていますが、サッカー選手は、この道士と同じように、ボールという「気」を巧みに操ることができる人たちです。そして、「気」の流れを自分のチームに優位なように向けるようにしていくと、「気」であるボールはゴールへ吸い込まれていきます。

 例えば道教のお話でこんなお話しがあります。
 大きな河が前日の大雨で濁流になっています。その濁流を前に、壮健な男性と老人がいます。
老人はこの男性に向かって、
「お主にこの濁流を渡ることができるかな?」と話しかけました。
屈強な肉体を誇示し、泳ぎにも自身のある男性は、
「私にとってこれくらいの流れはなんともありませんよ。簡単に渡ることができますよ。」と強気の発言をした。
そこで老人は、
「ならば渡って見なさい・・・。」と言う。
「わかりました。おじいさん、見てなさい。向こう岸まですぐに泳ぎ渡ってみますよ。」と言って、男は濁流に飛び込みました。
しかし、男性は威勢のいい言葉とは裏腹に、どんどんと濁流に飲み込まれ流されていきました。それを横目に老人は濁流の流れを読みながらやすやすと向こう岸まで渡りきったそうな。老人は息も切らさず、衣服も濡れていなかったといいます・・・。

 これはあくまで逸話であり、道教の本質を教えるための物語です。しかしこの逸話を読んでみましてもわかりますように、「気」を読むということは、「流れ」を読むことであります。そして、「流れ」を読むことができると、目的を達成するには努力感がなく、するするっと達成できるものなのです。「気」の流れを読み、そしてその「気」を操ることはそう簡単にできることではありません。しかし、その「気」という動き、流れをうまく掴むことができたとき、自分でも予期しないほど簡単にことがうまく運ぶことは日常生活でもよく経験するところです。

 この逸話を基にサッカーを観戦してみますと、点が入るときと言うのは滞りがありません。サッカーの場合点があまり入りません。つまりいつも「気」の流れは滞りがちで、そう簡単には点が入らないようになっています。しかし、ボールがゴールに吸い込まれるときは、それまでの膠着状態が嘘のようにすっきりと点が入ります。あの流れを見ていますと、ゴールが決まる一連の流れは、すでに最初からあったゴールへのタオ(道)をうまく見つけ出したもののように思えます。逆にいえば、どんなに優秀なファンタジスタがきれいにシュートを放っても、「気」の流れを読めきれいていないときは、必ず途中でボールの流れがつぶされてしまいます。

 ワールドカップに参加した各国には、それぞれ国のカラーがあります。ブラジルのように個人技を中心にした国や、守りに重点を置いたイタリアなど、それぞれにカラーがあります。この国のカラーは、「気」(サッカーボール)を巡らせる視点の違いではないでしょうか。私もテレビで日本の試合を見ましたが、今回の日本のチームは、「気」を扱うためのコンセンサスがうまくできていなかったように思います。流れを無視したシュートや、道を読みきれないパスなどが多く、次第次第に流れから外れていったように思います。
 このような視点で見ていきますと、ジダンのパス回しやベッカムのフリーキックは、ロナウジーニョのドリブルなどは、現代の道士と言ってもいいものでしょうか。
 このように「気」という概念をスポーツの観戦に応用してみますと、決して「気」と言うものが目に見えないからと言って、空理空論の世界のものではなく、実際に存在しているものだと把握できるのではないでしょうか。このように把握された「気」というものを、医学にも応用することで、東洋医学は独自の世界を築き、発展し来ました。


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参考


道教百話 道教百話
窪 徳忠 (1989/05)
講談社

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気について(1)

 東洋医学の古医書を読んでいますと、随所に「気」と言う言葉が目に入ってきます。思いつくままにあげてみましても、元気(げんき)、真気(しんき)、精気(せいき)、正気(せいき)、天気(てんき)、地気(ちき)、邪気(じゃき)など、すぐにいくつか「気」と言う言葉を含む単語を列挙することができます。このように、東洋医学・東洋思想の中ではこの「気」と言うものが大変重要視され、様々な事物の側面を読み解くための概念とされています。この「気」の思想は、西洋医学の中には存在していませんので、西洋医学と比較した場合に、東洋医学を特徴付ける一つのキーワードと言ってもいいかもしれません。
 しかしながらこの「気」と言うものは、目に見えません。目に見えないため、この「気」という概念は空理空論のように思われるかもしれません。現実的に目に見えないと、実態として把握することが難しく、受け入れがたく思うのかもしれません。しかし、古医書の世界の人々は、人間の身体だけでなく、この世界全て、自然界全てに満遍なく「気」というものがあると考えています。これは不自然な考えではなく、当時としてはごく自然な考え方だったのです。
 冒頭にも書きましたように、「気」という言葉は多岐に渡ります。最初は「気」という言葉から発したのでしょうが、そこから様々な事物を表現するための言葉に発展していきました。ですので、「気」というものを一言で言い表すことは少し難しく、乱暴なことかもしれません。
 しかし、ここであえて、お話をわかりやすくするために述べるとすれば、「気」というものは「はたらき」「動き」と言い換えてもいいと思われます。たとえば今目の前に椅子があるとします。この椅子は動きません。動きがないので、椅子には“「気」がない”ということができます。もしかりに椅子に「気」があるとすれば、椅子は動き出し、勝手に移動することができることになります。これを身体に置き換えてみますと、例えば病院の検査では何も異常がなかったとします。検査では異常が見つからなかったものの、身体は不調でどことなくすっきりしないことがあります。病院の検査は、目に見えるもの、例えば肝臓なら肝臓の臓器そのものを検査の対象としており、その検査の対象となる指標を血液検査などで表現しようとしています。ですので、目に見えるものの反対側、つまり目に見えない「気」の部分である「働き」「機能」「動き」というものは把握できません。逆に言えば、「気」と言う概念をもっている東洋医学の視点で身体を診ていくと、はたらきが落ちているようなものは十分治療の対象となり、治療の効果が出るということになります。
 東洋医学で言われる「気」というものは、臨床の現場でしっかりと把握できるものであり、そして治療で使えるものであります。この視点を無視しては、東洋医学は成り立つことができません・・・。


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参考


気の思想―中国における自然観と人間観の展開 気の思想―中国における自然観と人間観の展開
福永 光司、山井 湧 他 (1978/01)
東京大学出版会
この本の詳細を見る

巡るもの(六気)

 東洋医学では、身体の中に巡る物を気・血(けつ)・営(えい)・衛(え)・津(しん)・液(えき)の六つに分けています。これを総称して六気(ろっき)とも言います。
 気や血についてはよく知られていますが、営・衛や津・液についてはあまり知られていないのではないでしょうか。気・血・営・衛・津・液をそれぞれ現代医学的な用語や概念で捉えなおす方法論もありますが、いつもお話していますように、それでは東洋医学を理解したことにはならず、東洋医学を臨床の場で使うことには不十分だと思います。東洋医学を理解していただくためにも、このあたりを説明していこうかと思います。なかなか難しい面もあるかと思いますが、少しでも東洋医学を理解していただけるように、解説できたらと思います。
 一般の方、東洋医学を学んでいる方、ご意見ご質問をいただけたらと思います。


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ツボ療法なのか?

 先日、所属する全日本鍼灸学会の学術部長からこんな宿題が届きました。それは以下のようなものでした。

西洋医学的発想に基づく鍼灸、経絡の虚実を病の根本としてその補瀉を主たる治療とする経絡治療、八綱弁証・気血の調整を主とする中医鍼灸、それぞれ鍼灸治療に対する考え方が全く違うのに関わらず、同じ患者のカルテに記載されている経穴は共通な経穴の方が多く、違う経穴の方が遥かに少ない。病態把握や治療方針をみなくて治療した経穴だけをみていれば同じ施術者が行ったかのようにも見える。それは何故であろうか?

 まずこの宿題の命題である、経穴(つぼ)の比較であるが、これ自体がナンセンスな命題ではないだろうかと思う。そして、この宿題の最大の欠点は、経絡治療である本治法についての理解がされていないことです。
 以前この学会からは、「貴院で多用する経穴(つぼ)を列挙してください」というようなアンケートが来たこともあるのですが、「○○病にはこのツボ」というような平均値のようなツボを出すことは、ほとんど意味がない。初心者が学ぶ時の橋渡しとして、そういうものも必要かもしれません。しかし、それ以上の意味はほとんどない。
 全日本鍼灸学会は、現在の発表の主流は、鍼灸の科学化や鍼灸の科学的証明を目指したものが多い。このような流れの中で、平均値をとる方法論は一つの科学的尺度を提供するように思われる。しかしながら、鍼灸という世界は、そのような尺度で測れるものではない。この宿題には、西洋医学的発送の鍼灸、経絡治療としての鍼灸、中医学としての鍼灸というように3つに大きく分けている。しかしこの3つの流れは、それぞれが違う視点で治療をしているので、同じ土俵に載せるには無理がある。それを無視して経穴(つぼ)だけを比較することは、表面的なものだけであって、中身の議論にはなっていない。
 「鍼灸の科学化」という看板の元、見失うことが多いのではないかと思います。このような状況にある全日本鍼灸学会に、少しでも東洋医学的な視点を持ち込みたいとおもっているところです。



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西瓜(スイカ)

 残暑が厳しい季節、この季節においしい果物として西瓜(スイカ)があります。
 この西瓜は他の果物と異なる特徴があります。それは西瓜の味は甘味のみということです。たとえばミカンでしたら、すっぱいミカンや甘いミカン、また甘い中にすっぱみのあるものなど、その味の幅は広いです。しかし西瓜は甘味があるかないか、甘みが薄いか濃いかの差しかなく、すっぱい西瓜や甘酸っぱい西瓜などは存在しない。
 この特徴から西瓜を考察してみます。
 甘みと言うものは、東洋医学の五行で分類しますと、脾臓に配当され、作用としては‘緩める’という働きがあります。緩めるということは、身体が緩むことなのですが、身体が緩むということは、熱が放散されやすくなる、ということになります。
 たとえば冬などは身体の熱を保持するために、皮膚は厚くなり、風邪や寒さが入ってこないように皮膚はきゅっと締まっています。もし夏にもこのような冬の状態でいますと、夏の暑さでほてった身体は、熱を放散することができなくなるので、身体は病に向かっていきます。そこで、夏の暑さから身を守るために、身体は緩まる必要があります。
 この暑い季節に、自然界に甘みだけをもった西瓜があるということは、ほてった身体を緩め、熱を放散させるという意味があるのです。このことからも、西瓜をこの時期に食べることは自然界が与えてくれた恵みであり、西瓜が栽培されてきた昔からの知恵がそこにはあるのではないでしょうか。

 そこで李時珍の『本草綱目』で「西瓜」を調べてみました。
【気味】甘淡.寒.無毒.
【主治】消煩止乾.解暑熱.療喉痺.寛中下気.利小水.治血痢.解酒毒.含汁治口.
 この意味を追ってみますと、西瓜には「寒」の性質があり、解熱する作用があるということになります。そして喉の飢えや渇きを止め、お小水をよく出してくれる働きもあります。さらには酒の毒をとったり、汁を口に含むと口内の病を治す働きもあるということが分ります。
 ただし、この項目の後に、西瓜の食べすぎは秋に腰や大腿部の痛みを誘発するとも書いてあります。これは寒の性質を持つ西瓜の食べすぎによって、身体が冷えていくことを戒めたものだと思われます。
 残暑もまだしばらく続くかと思われますが、この季節の食べ物である西瓜を楽しんでみるのもよろしいのではないでしょうか。しかし、何事も程々でよろしくお願いいたします・・・。



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屋久島 ネイチャー・サウンド・ギャラリー

屋久島~ネイチャー・サウンド・ギャラリー 屋久島~ネイチャー・サウンド・ギャラリー
自然音 (2003/07/25)
デラ

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 このCDには屋久島の自然の音が録音されています。鳥のさえずりや水の音などが入っています。治療院の中でこれをかけていますと、「今の鳥の声はほんもの?」「何か水を流してるんですか?」とおっしゃる方もいます。そしてこの音に耳を傾けているうちに、治療の気持ちよさとともにリラックスしていくようです。
 一日の終わりに、テレビを消してこのCDをかけてみたらいかがでしょうか。都会のお部屋に屋久島の自然がやってきて、喧騒を離れることができると思います・・・。


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醫中百誤歌(いちゅうひゃくごか)

 清の時代の医家に程国彭(ていこくほう)と言う人がいます。この医家は、それまであった漢方薬の方法論を、汗・和・下・消・吐・清・温・補という八つに体系的に分類したことでも知られています。
 この程国彭が記した医書に『醫学心悟(いがくしんご)』というものがあります。この書物は東洋医学を学ぶ人のためにかかれた入門書のようなもので、総論から始まり、各論までを丁寧かつ簡潔にまとめたものです。全体的な流れもとても掴みやすい好著といえます。
 この『醫学心悟』の最初に、「醫中百誤歌」というものがあります。これは、医学にまつわる誤りがちな事柄を百の歌にしたものです。ここで扱う医学に係わる人は、治療者だけでなく、病人や病人のそばにいる人にも及んでいます。その中には、「妄りにご祈祷などの迷信を信じないように」「病因を別けるのは難しくない、それは内因、外因、不内因外因しかない」のように、多岐にわたって誤りや誤りがちなことを歌にして簡潔にして指摘している。
 医学の入門書の一番最初の項目に、陥りがちな誤りについて述べている姿勢は、医学と言うものを尊ぶ著者の気持ちの現れではないだろうか。
 鍼灸師の中には古医書を古いものだと最初から捨て去る人が多い。しかし、その世界はとてつもなく広く深いものがある。そしてその通りに治療をしてみると、驚くべき効果が発揮されることも少なくないのである。
 これまで数々の医家が残してくれた医学書を安易に捨て去ることは、鍼灸師として大きな誤りではないだろうか。確かに古医書を読むことは、なれない漢文を読むことであるから、困難なことはある。しかし、その努力を惜しみ、自分の努力不足を棚に上げて「古医書は古い」という一言で捨て去ってしまう鍼灸師があまりにも多いように思えてしまう。
 このように、古医書を捨て去ることが現代の医家の誤りとなってないだろうか、この『醫学心悟』の最初の項目『醫中百誤歌』に付け加えてみたらどうだろうか・・・。


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虫の声

 毎日残暑が続いています。夕立の後は蒸気が上がりとても湿気が高くなります。
 夏もまだまだ続くのかな・・・と思ったところ、昨夜仕事を終える頃に、窓のほうから虫の声が聴こえてきました。少し前に孵ったばかりのコオロギを見かけたのですが、それが大きくなって歌ってくれているのかもしれません。蒸し暑い夜でしたが、コオロギの声で涼やかでほっとする思いになりました。


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『歓びを歌にのせて』

歓びを歌にのせて 歓びを歌にのせて
ミカエル・ニュクビスト (2006/06/21)
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ

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「歓びを歌にのせて」オリジナル・サウンド・トラック 「歓びを歌にのせて」オリジナル・サウンド・トラック
サントラ、ヘレン・ヒョホルム 他 (2005/12/07)
エイベックス イオ

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 今年の一月頃だったろうか。友達にこの映画を勧められた。友達の感動ぶりに圧されて観に行くことにした。
 そしてその友達の感動ぶりが分るほど、自分もとても感動した。

 この映画の中にはたくさんのメッセージが込められています。主人公である指揮者・ダニエルは、体調を崩し生まれ故郷の片田舎に移り住み、そこの聖歌隊を指導することになる。指導の初め、彼は「すでにある音を受け取れ」「自分のバランスを探せ」「自分の音を探せ」とメンバーに独特の指導をしていく。その指導をしていく中で、閉鎖的だった聖歌隊のメンバーが心を徐々に開いていき、自分自身の心の扉を開いていく。長年告げられなかった思いを、自分のパートナーや、自分の宿敵に告げていく。人それぞれ言えずに押し黙ってしまうものがあるでしょう。しかし、今言わないでいつ言うのか、今やらないでいつやるというのか・・・。自分の頭の上に乗っかった重石を取り除くのは、心を開くことが必要な時がある。主人公のダニエルが音楽家を目指した時の目標は「音楽を通して人の心を開くこと」であった。その彼の目標と思いは、聖歌隊のメンバー一人一人に大きな波となって、彼らに心を開く実行を促していく。時にその行為は周りを巻き込み、残酷な結末を迎えることもあるだろう。しかし、そこには必ず新しい出発があり、新しい地平線が見えるものである。心を開くということは、それほど厳しい現実なのかもしれない。周りの目を気にする小さな片田舎の因習の中では、それはさらに過酷なものかもしれない。しかし、その後には必ず歓びがある。それは一人一人の声、一人一人の音なのでしょう。
 日々のプレッシャーで圧しつぶれそうなとき、きっとこの映画は、自分の声を肯定する勇気を与えてくれるでしょう。
 

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神宮花火大会

 治療院のある神宮前では、毎年8月16日に花火大会があります。去年始めてその存在を知ったのですが、今年はお盆休みを取らない代わりに、夕方からこの花火大会を観に行くことにしました。神宮球場や国立競技場などいくつか会場があるのですが、今回は友達のお勧めで軟式野球場にしました。たくさんの人がやってくるので会場はさぞかし鮨詰め状態なのかと思ったのですが、意外と余裕があり、4時くらいから出かけても場所をとることができました。
 花火が始まる前には松平健が登場し、マツケンサンバⅡ・Ⅲのメドレー、そして新曲のマツケン阿波踊りで花火大会を盛上げてくれました。振付師マジーの指導の下、私も思わず立って踊ってしまいました。

 朝は雨が降り、天気もはっきりしなかったのでどうなるかと思ったのですが、程よい風もあり、絶好の花火日和となりました。
 目の前に上がる花火も間近で観ることができ、花火の音と色とを存分に味わうことができました。都会で見る花火もとてもいいものです



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Uターンラッシュの中で

 四国での仕事を終え、今日はすぐに四国を後にする。
 Uターンラッシュがすでに始まっているので、早め早めに行動をする。
 新神戸駅から新幹線に乗り込む。指定席は全部埋まっていたので、残るは自由席狙い。一号車に乗り込むと運よく一つ席が空いていた。
 その後も立っている人は何人かいたが、思ったほどの混雑はなく、のぞみは一路東京駅に向かっていったのでした・・・。
 車中でお昼の12時を迎え、黙祷を捧げました・・・。

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停電

 仕事を始める前に、テレビを見ていると、東京の一部で停電が発生しているという。送電線を誤ってクレーンが切ってしまい、安全装置が働いて中継点が送電をストップしたらしい。エレベーターに閉じ込められたり、電車が止まったり、冷蔵庫の中のものが溶けたりと、被害は各方面に渡ったという。いつもいる東京の大停電を、出張先のテレビで見るというのも、なんだか変な感じがした。
 大雪や台風の時などと同じように、首都の機能と言うのはちょっとしたことで脆弱な面を見せる。そして我々の生活が、以下に電気の恩恵を受けているものなのか、その依存の具合がよく分かったりもする。
 何はともあれ、大きな二次災害はなかったようで、また原因もテロのようなものではなくて、よかったと思います。



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バスを降りると・・・

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 ここ数年8月のお盆の時期は四国へ出張している。お盆なのでやはり気を使うのは交通機関。
 行きは時間の関係で夜行バス(渋谷-神戸間)を利用は変わらず。7月の四国出張が終わった時点でバスを予約しておいたので、こちらは大丈夫であった。夜間に走るバスであるが、さすがに渋滞があったようで到着時間はいつもより30分ほど遅れた感じでした。そして神戸で一度降りて、そこから高松行きのバスに乗り換えます。このバスも予約を入れていったのですが、予約が入ってないと言われ少々困るも、なんとか予備の席に入れてもらい事なきを得た。
 神戸からバスに乗り、すぐに眠る。気づくとバスは鳴門を通過していた。そしてすぐにまたうつらうつらとしているうちに、目的地であるバス停に着いた。
 バス停に着くと、朝からかんかんの太陽が出迎えてくれた。まだ眠気が残るぼんやりとした頭にとっては少し手荒な歓迎ではあったが、夏の季節を強烈に感じさせてくれた。夏の太陽光線は、夜行バス、乗り継いだバスと、冷房で冷え切った身体を温めてくれた。そしてじとっとしてくる汗を感じ始めると、次第に眠気は飛んでいった。
 むせ返るような暑さの中、風が吹いて来た。
 風の中には、稲穂の香りがただよっていた。
 この暑い夏のした、稲穂は重く首を垂れ始めていた。


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『男はソレを我慢できない』

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 土曜日の夜、夜行バスで出張に出かけました。
 夜行バスに乗る前の時間、映画を観に行きました。竹中直人主演の『男はソレを我慢できない』という映画です。
 十年以上前、私は大学生で、下北沢に住んでいました。下北沢が舞台のこの映画のショットは、懐かしい場面も多かったです。また、大好きな『男はつらいよ』シリーズをモチーフにしているということで、竹中直人さんと車寅次郎先生をダブらせながら観ることができて楽しかったです。もちろんオリジナルの映画としてもとても面白いものです。
 そして何よりも音楽がよかった。映画のテンポや、少しアングラ的な雰囲気のあるところなど、とても効果的に映画を盛上げてくれました。 治療院でかけるには少し刺激的なものもありますが・・・。是非映画も観に行ってみてくださいませ。


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カマキリ再訪

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 以前当院に遊びに来ていたカマキリが、大きくなって再訪してくれた。かなり大きくなり、両手のカマもとても立派になっています。そして、動きもかなりのもので、カマキリを正面から見ようとくるっと素早く陰に隠れてしまいます。その俊敏な動きに、カマキリの成長ぶりを垣間見ることができました。
 カメラを向けるとすぐに動いてしまうので、シャッターを押すタイミングがなかなか難しかったです。しかしながら、このようにカマキリのりりしい姿を写真に納めることができました。また姿を現わしてくれるのを楽しみにしています。


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鍼灸治療の学問

 昨日まで治療の流れを追って説明してきました。流れをまとめて自分自身気づくこともあり、ここでもう少し治療について考えてみたい。

 昨日のブログで一つ一つまとめた鍼灸治療の流れですが、これをもっと大きく分けると診断、治療、確認の3つに分かれる。三番目の確認は、治療後その鍼がどれだけ効いたかの確認であり、診断と同じところを診るので、さらに分ければ診断と治療の二つに絞ってもいいだろう。
 しかし、たった二つの過程ではあるが、この過程が含む作業・学問はとても深いものがある。その深いものを各論に分けて学んでいかなければならない。治療は実技であるので、単なる技術と思われがちであるが、鍼をどのような手さばきで打てばいいというのも、学問として『黄帝内経』『難経』といった原典にしっかりと記されている。
 たとえば身体を診る時に必要な五臓六腑の生理学、そして病がどのような状況から来たのかを把握する病因論、そしてそれらを包括する陰陽学説など、様々に学問が広がっている。どれか一つを突出して学ぶのではなく、一つ一つ満遍なくレベルアップをしていかなけらばならない。そしてこの学問とともに、鍼を刺す技術も進歩していかなければならない。
 機会を見つけながら、このような各論も少しずつでもお話ししていこうと思います。


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治療の流れ-まとめ-

 7月22日(2006年)のブログから昨日のブログまで、当院の治療の流れを追ってきました。そしてその途中で治療で使われる道具も解説してきました。鍼灸治療を受けたことがない人にも分りやすく理解していただこうと思ってはじめたものですが、すでに当院の治療を受けていらっしゃる患者様からも、「そういうことだったんですか。」「わかりやすかったです。」という反響をいただきました。
 毎日一つずつ治療過程を追っていったため、少々長くなってしまい、全体の流れが掴みにくいかと思いますので、簡単に治療の流れをまとめて見ます。個々の解説は、それぞれリンクしておいたので、そちらをクリックして参照してみてください。

表参道・青山・源保堂鍼灸院の治療の流れ
① 患者様にベッドに横になっていただく。

② 問診と診察をします。

③ 診察を基にして治療(鍼をしていく)が始まります。
   ・ 使用する鍼について(1)
   ・ 使用する鍼について(2)
   ・ 使用するお灸について
   ・ その他の治療器具について

④ 仰向けでの治療
   ・ 仰向けでの治療の様子
   ・ ツボの選択

⑤ うつぶせ(背中)の治療
   ・ 背中のツボ(1)
   ・ 背中のツボ(2)
   ・ 督脈(とくみゃく)のお灸

⑥ 再び仰向けでの治療

⑦ 治療後の確認
   ・ 治療の効果がどれくらい出ているかを診ていきます。
   ・ 確認するところは②の診察時と同じになります。

⑧ 治療終了
   ・ 治療で気づいた食事、生活習慣をアドバイスして終了します。

以上のように治療が行われます。
患者様の立場、特に鍼灸をまだ体験されたことない方に分りやすいように解説してきましたが、まだまだ分らないことや、質問も多いと思います。もしお聞きになりたいことがありましたら、メールや電話なのでお気軽にお尋ねください。また、当院のホームページ上でもコラムやQ&Aのコーナーで鍼灸・東洋医学を解説しておりますので、そちらもどうか参照なさってください。
 一人でも多くの方が鍼灸・東洋医学に触れ、その良さを知っていただき、皆様の健康増進・健康管理・無病息災に貢献できたらと思います。

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再び仰向けで

 背中のお灸治療が終わり、背中の症状の変化を確認しますと、再び仰向けになっていただきます。
 そして、一番最初にした本治法の二つのツボに再び鍼をします。これは治療全体の確認を身体に呼び起こすもので、最初に比べて軽くチョンと刺す程度にします。

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再び本治法のツボに鍼をする様子

 これでほぼ治療は終わりますが、最後に奇経(きけい)の確認をします。この確認作業をしたときに、まだ治療を必要とするツボがある場合は、鍼ではなくマグレインを使用します。ツボというからだの表面にあるものを使うのが鍼灸治療なのですが、本治法とこの奇経の治療とが混雑しないように、身体に対してメリハリが出るようにするためです。
 マグレインを貼るツボは微妙な作用を示すものが多いので、3時間後にはがしていただくなど、施術者のほうから指導させていただきます。
 マグレインを貼り、脈がさらに整うのを察して治療は終わります。治療時間ですが、長くて30分くらいになります。初診の時は症状などを問診いたしますので、+20分くらいは見ておいてください。他の治療院やマッサージなどでは「30分○○円、40分○○円」という表記が多いので、時間が長いほうが効果が出るように錯覚しがちです。しかし治療時間と効果はまったく関係ありません。むしろ、治療時間が短いほうのが、治療全体の目的がぼやけないので、効果が大きいことが多いです。ですので、当院では手際よく、診断即治療をしてまいります。一見すると治療時間が短く、使用するツボの数も少ないので手抜きをしているのでは、と思われる方もいらっしゃるようです。しかし、ここ最近のブログでも紹介してきたように、当院が提供しています本治法は身体全体を見つめる東洋医学の要素が凝縮された治療方法なのです。


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督脈(とくみゃく)のお灸

 背中の鍼治療が終わりますと、次に督脈(とくみゃく)上の反応のあるツボへお灸をしていきます。

 この督脈は人体にとっての大敵である冷えが入るルートの一つであり、また精神状態(ストレス)が現れる場所でもあります。この督脈上の、反応のあるツボにお灸をすることで、冷えやストレスを緩和することができます。

 お灸はブログでも紹介した上質もぐさを使います。この上質もぐさは蓬の葉っぱの裏に生えた毛だけを集めたものなので、とても燃焼が速く、一瞬にしてツボに熱が入っていきます。お米の半分くらいにひねったもぐさで、一つのツボに3~6つのもぐさを使用します。上質もぐさを使い、さらに火が下まで行く直前で消しますので、やけどややけどの痕が残ることはありません。
 患者様によっては、「ぽかぽかする」「チカッとした」「鍼みたいな感じがした」「気持ちよかった~」など、様々に表現される方が多いようです。最近ではお灸は免疫力を向上させたり、調える作用があるという科学的なデータも出てきております。地域によってはこの簡便なお灸を使って、健康増進を図っているところもあるそうです。お灸と言うとどこか懐かしく古臭いイメージがありますが、免疫システムと言う現在最も注目されている人体のメカニズムに関わっているというのを知ると、「古くて新しい治療」と認識を改める思いです。


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督脈(とくみゃく)上のツボにお灸をしている様子

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背中のツボ

 そして次に頭のア門(あもん)、首の付け根にある大椎(だいつい)、腰にある腰陽関(こしようかん)と呼ばれるツボに鍼をしていきます。これはそれぞれア門=血、大椎=気、腰陽関=精の調整をするつぼです。仰向けの時に行われた治療が本治法と呼ばれるのに対して、これらの治療は、標治法(ひょうちほう)と呼ばれます。
 ちなみに、本治法は季節の流れと密接に関係しているのですが、標治法も同様に季節と関わります。たとえば夏のときは腰陽関は鍼を刺してはいけなかったり、土用の季節はア門を刺してはいけないという法則があります。このような原則・法則も、また古典医学書や東洋思想から考えられているものです。
 前回のブログでも書きましたように、ツボに鍼をしますと、身体は瞬時に変化します。ですので、うつ伏せになって行われる治療の時も、ツボに鍼をする度に背中の状態や首、腰などの状態を確かめていきます。鍼を刺した後の変化の度合いによって、患者様の予後(よご=治療にどれだけの日数が必要かなど)が推測されます。


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ア門(あもん)の治療

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大椎(だいつい)の治療

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腰陽関の治療


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背中のツボへ

 仰向けの状態での治療が終わると、患者様には今度はうつぶせになっていただきます。
 先ず初めに、背中の状態を診ていきます。背中のコリの状態、腰の張り具合、左右差、汗のかき方など、このときも様々な角度から背中の各部位を診ていきます。背骨には督脈(とくみゃく)と呼ばれる経絡が走っております。また、その督脈の両脇には兪穴(ゆけつ)というツボが各臓器に対応して配列されています。このようなものも体の指標として活用しながら、体を観察していきます。

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背中の状態を確認しているところ

 観察・診察していった結果分ったことがあった場合、患者様に食事や運動、飲酒、睡眠などの指導をしてまいります。

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ツボの選択

 基本的に、治療は片側のみ行われます。
 それは、一つに東洋医学の陰陽論にもとづいています。原則的には男性は陽で、左が陽なので、左側を治療し、女性はその逆で右側を治療します。その他に脚の開き具合や、症状の様子を診ながら右と左を分けて治療します。
 以前当院のホームページ上のコラムでもこの点に関してはお話をしましたが、この片側を治療する原理は、シーソーを思い浮かべていただけたら分りやすいと思います。身体のバランスを崩している状態とは、シーソーのように左か右に傾いているようになっています。右に傾いているシーソーがあったとして、このシーソーの平衡を戻すためには、傾いている右を軽くするか、もしくは上に上がっている左側におもりを乗せる必要があります。身体のツボにもこのシーソーと同じような原理があります。鍼灸の場合ですと、左右どちらに鍼をしたらいいかと言う原則は、陰陽論、つまり男女の陰陽によることになります。また、身体を気と血で分けた場合に、気と血のどちらを補ったらいいだろうか、ということにもつながり、ここにも左右どちらのつぼを使ったらいいだろうかと言う選択にもつながります。
 片側しか治療しませんと、中には手抜きをしているのではないかと思われる患者さんもいらっしゃいます。しかし、当院の考え方(ひいては古医書医学の理論)からいきますと、療法のツボを使うことこそ、左右を理解していない手抜きの治療と言わざるを得ません。もし現在お受けの治療が両側から刺すものでしたら、一度その意味を先生にお尋ねしたいかがでしょうか?


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鍼治療の様子

 前日まで四回に渡り当院の鍼灸治療道具を解説してきました。その解説の前に診断の様子をお伝えしましたが、その続き、いよいよ治療が始まります。

 診断の様子でもお話したように、東洋医学的な診断で五臓六腑のバランスを捉えた後、それに基づいて治療方針を立てます。このときの治療方針を示す言葉として、「証」というものがあります。この「証」は、訓読みでは「あかし」と読みますが、治療方針を明らかに示すという意味になります。
 この「証」が決まりますと、セットで使うつぼが二つ決まります。この二つのツボが本治法の治療効果の根幹となるものになります。このとき、よく患者様に「このツボはどこに効くんですか?」という質問を受けることがあります。症状や病名によってツボを選んでいるわけではないので、この質問に答えるのは難しいのですが、答えとしては、「五臓六腑のバランスを整え、身体全体をよくするために、今の○○さんの身体に必要なツボです。」ということになるでしょうか。

 ツボに鍼をしますと、即座に変化が現れます。お腹の硬いのが取れたり、皮膚のつやがよくなったり、顔色が良くなったりと、全身に効果が波及します。この鍼の効果を確かめるために、一つツボを使うたびに診断と同じように、身体各部の状態・変化を確かめていきます。この状態の変化がよい方向に向かっていることが確認できますと、次のツボに鍼をすることができます。

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鍼をしている様子

 管のようなものを叩いて鍼をする様子をテレビなどで観た方もいると思います。この管のことを鍼管(しんかん)と言います。この鍼管は、もともと江戸時代に、鍼をうまく刺せない人が発明したもので、もともとの鍼灸医学には存在していません。また、当院では一本の鍼で一つ一つツボを刺していきますので、このような鍼管を使用する必要がありません。
 さらに、鍼管を使用すると、身体の微妙な変化がわからないということがあります。それは、ツボと言うものは本当に繊細かつ微妙なもので、指で触るだけで変化を起こすくらい繊細なものです。鍼管を使って鍼をしますと、鍼の頭を叩いたときにすでに数ミリ鍼が身体に入ります。その数ミリ程度の刺激で、身体は変化を起こします。鍼管を使いますと、この微妙な身体の変化を見逃すことになります。
 以上のような理由から、古式に則って当院では鍼管を使うことはありません。


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その他の道具について

 当院で使用する道具を書いてきましたが、最後に紹介するのはマグレインです。
 マグレインは、小さな絆創膏に合金の粒がつけられたものです。磁気などはありません。

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マグレイン

 当院では、本治法(ほんちほう)→背中の標治法(ひょうちほう)お灸→奇経八脉治療という流れになっています。この最後の奇経八脉の治療の時に、マグレインを使用します。
 最初の本治法では、十二正経というものを調整し、全体を整えます。そしてその後の治療で取りきれなかったものを、マグレインを使用して奇経を調整します。
 どうして同じツボなのに、この最後の奇経治療では鍼を使わないかといいますと、鍼を使ってしまうと治療にメリハリが利かなくなってしまうためです。また、奇経の反応は微妙なものなので、微妙な調整をするためにマグレインを使用することにしております。場合によってはてい鍼を使用したり、鍼を刺すこともありますが、原則としてマグレインで調整し、そしてはがす時間などもお伝えすることがあります。

 4回に渡り、当院で使用する治療道具を紹介してきました。とてもシンプルな道具ですが、ひとたび治療に使われると、とても大きな効果を発揮してくれる頼もしい道具達です。シンプルの中にある道具と技の結集が古医書による神妙なる鍼灸治療の原点なのです。

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