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源保堂鍼灸院・堂主

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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-17-3アークアトリウム101 TEL. 03-3401-8125

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◇ 詳しい地図・案内は→こちら
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「白インゲンダイエット」のニュースに思う

 TBS系の健康番組で紹介された白インゲン粉末のダイエット法で健康被害が広がったというニュースがあった。TBSに寄せられた被害報告は965件だそうだが、報告されてないケースを入れるとかなりの数に登るだろう。その被害に対してようやくTBSは謝罪文書を報告の在った被害者の方々に郵送するという・・・。

 ライブドアや楽天によるテレビ会社の買収騒動の中で、テレビ局側は常に「報道の公共性」「放送の公共性」「放送の社会的責任」ということを声高に叫んでいた。
 しかし、この白いんげんの粉末のニュースを見ると、そこには社会的責任や公共性があるとはとても思えないとような感じがする。

 豆類は熱を通さないと毒性が強いということは、健康を扱うものであれば半ば常識である。ダイエットは多くの女性が飛びつくトピックスであり、視聴率稼ぐにはちょうどいい題材である。しかし、ダイエットはまず健康・安全であることが大前提で、それがあって初めて勧められるものである。豆類には十分な加熱が必要半ば常識的なことを十分に伝えなかったことは、“健康”“安全”という大前提を軽んじていることではないだろうか。そして軽んじるということは、買収騒動の中であれだけ主張していた“公共性”“社会的責任”は買収阻止のための自己正当化の言い訳に過ぎなかったのではないか、と言われても仕方がないのではないだろうか。また、今回この番組を作るにあたり、栄養関係のアドバイザーもついているそうだが、そういったアドバイザーも同罪ではないだろうか。
 これまでいくつの健康法ブームが現れては消え、消えては現れていったのであろうか・・・。そのブームの火付け役の一端はテレビ局ではなかったのか・・・。火が消えるたびにテレビ局は謝罪したりしただろうか・・・。そこに公共性、社会責任を感じたのだろうか。

 患者様の健康を預かる人間として、このニュースは人事ではない。しっかりとした学問と臨床を積み上げながら、東洋医学の良さを伝えていこうと思う。




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月島屋

 こんにちは
 お久しぶり、ほしクルです
 ここ最近東京地方は天候が何だか不安定で落ち着かない感じですが、みなさん体調など崩されていませんか
 
 さぁて今日のTitle<月島屋>
 今日は何の食べ物ネタというトコロですが・・・。少し前置きを。実は私は大のニオイ香りフェチ・・・。その中で最も大好きなニオイ・・・・今川焼きの「皮」のニオイ(笑)
みなさん、分かります
 私は今川焼きに関しては、食べるよりも‘嗅ぐ’のが好きと言っても過言ではありません・・・。
 そんなこんなで、今日先生と今川焼きのTalkになり、無性に食べたく嗅ぎたくなって・・・。
 しかも何かその雰囲気のあるところがいいネというコトになってネットで探しちゃいました・・・
 そしてそして麻布十番にある今川焼き『月島屋』さんを発見小さな縁とも重なったこともあり、早速お昼休みに大江戸線で麻布十番へ今川焼きを求めてダッシュしました
 麻布十番は未だ足を踏み入れたことのないトコロだったのですが、‘月島屋’さんすぐに発見
 そして・・・。
 そこに在ったのは絵に描いたようなおじさん、おばさんの笑顔

                   tukisima1.jpg

 笑顔が何より温かい
 とっても雰囲気のある‘今川焼き屋さん’でした。本当に行って良かった こちらが嬉しくなるようなお店でした。
 おじさん、おばさんとも会話が弾み少し去りがたい気持ちも残りましたが、またダッシュで表参道へ急ぎました
(余談ですが・・・、帰る途中の電車の中、ホカホカの香り、我慢するのが大変だったんですよ・・・・(笑))

            tukisima2.jpg


できたてアツアツを先生はまず“味”で、
私はもちろん・・・“香り(鼻で)”をしばらく堪能してからいただきました。
 香り、香りだけではなくて、ここまで長い文章にして伝えちゃいたいほど美味しい今川焼きだったのです、これが
皮はホントにモチモチで、あんこは甘さかなり控えめ。絶対にまた行きます、行っちゃいます
 おじさん、おばさんの笑顔に会いに

 楽しいお昼休みでした。
 以上ほしクルより昼休みルンルン報告でした。

追伸
皆様は好きな香り、ニオイってありますか?これぞっ!っていうのがありましたら、どうかコメントに入れてくださいませ


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たより

 昨日盛岡市内のルートを作ってくれた藤原養蜂場・喫茶店のお話をしました。
 昨日仕事を終えて郵便受けを見てみると、ちょうど喫茶店の方々からお手紙来ていました。これも何かのタイミング、何かの縁を感じるものです。手作りのきれいな絵葉書です。
 
 そこには大将のコメントも。
 
 「リラックスっていいもんだよ
  寿司をにぎって40年」

 味のあるコメントをありがとう、大将。
 鍼をにぎって40年・・・できるかな・・・。
 継続の極意は、‘リラックス’ですね。
 


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GWの旅での出会い

 GWに盛岡で一泊しました。宿は盛岡の駅から歩いて20分くらいのところにある小さな宿。遠野-釜石-宮古-盛岡とJR釜石線、JR山田線を乗り継いでリアス式海岸や岩手の山の中を列車で通ってようやく盛岡に着いたが、そのとき時計はすでに7時近くをさしており、あたりは暗くなり始めていた。そしてバスに乗って宿に着いた時には7時を回っていた。
 宿で少しゆっくりした後、外をぶらっと歩いてみた。宿の人に聞いていたお店で盛岡冷麺を食べ、さらに街を歩いた。
 その近くに藤原養蜂場というところがやっている喫茶店を発見。蜂蜜入りのジェラートなどを出しているようで、興味を持ってお店を見てみたが、あいにくお店は閉まっていた。
 
 次の日の朝、宿を後にしてその喫茶店へ軽食を食べに入った。注文を終えて今日の予定を考えていたところ、喫茶店に来ていた常連さん、通称‘大将’が話しかけてきた。

「お兄さんどっから来たの?」
「あ、えっと、東京から来ました・・・。」
「はぁ、そうだぁ、どっか違うと思ったもんでな。」
「いや、そんなことないっす・・・。」
「今日はGWで旅行?」
「はい、そんなもんですね。」
「どこさ行ってきたんだい。」
「遠野なんですけどね。あとはどこにも行かず、昨日は半日列車に乗ってました。」
「はあ、そうなんだ。今日はもう帰り?」
「ええ、盛岡市内を少し観光して帰ろうかと・・。行き当たりばったりの予定のない旅なんで。」
「そっかそっか。何が好きなの?遠野に行ったっていうなら、やっぱ昔話か?」
「そうですね、民話とか民俗学とか、歴史とかですかね。」
「ほうかぁ、じゃあ、おれが今日のルート考えたるよ!」

 ということで、この‘大将’が今日のルートを造ってくれることになった。お店にあった盛岡市内の地図を持ち出して、店員の女性にルートをマジックでなぞるように指示する。
「この傍によ~、啄木荘ってのがあるべ。今は新しいアパートが建ってるけどな。そこ行ったらいいよ、そこは啄木が盛岡に来て二回目に住んだところでよ、たしか雑誌か何かを発行したんでなかったかな。」
「はい、わかりました。ありがとうございます。あのー、あと、三ツ石神社に行きたいんですけど・・・。」
それを聞いた女性の店員さんは、
「ああ、でも意外と小さいですよー。行くんですか?」と言う。
しかしそれを聞いた‘大将’は、
「おめえの印象を聞いてんじゃねえぞ。いつも近くにいるおれらから見たら大したことなくても、観光できた人にとってはまた違ってみえるだぞ。そういうもんだぞ。近いんだからルートに入れてやれ。」
と、こんな調子でルート作りが進んだ。そして30分後にはルートが完成し、お店を後にし、今日の予定が始まった。
 
 そして最初のスポット啄木荘・・・。
 ここは普通の新しめの『啄木荘』という名前のアパートが建ってるだけでした・・・。
「なんだただのアパートかぁ・・・。」と思いながら、建っている説明書きに目をやると、石川啄木がここに移り住んだ日は「明治38年6月25日」と書いてある・・・。
 そう・・・。
 他でもない、6月25日は自分の誕生日・・・。そしてこの地で発行された雑誌の名前は『小天地』。
 何か自分の新しいスタートを感じる、The root produced by‘大将’であったのだ。  



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ハーブティー

 表参道・青山・源保堂鍼灸院では、治療後にハーブ・ティー(または緑茶)をお出ししています。
 開院当初は近くのお店でブレンドされたものをそのまま出しておりましたが、1年経ちまして、もう少し患者さんそれぞれにあったものは出せないだろうかと思いまして、最近ではハーブの勉強も徐々に進めております。
すでにいくつかのブレンドを作っていますが、それらのブレンドの発案者は受付のほしクルさんです。これからどんなブレンドが誕生するか、堂主の私としても楽しみです。
 患者様に於かれましても、ハーブティーに関してお気づきの点がございましたら、いろいろとお話しくださいませ。



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スマトラ沖地震

          srilanka.jpg

 スリランカからエアメールが届いた。
 これまでスリランカには2回行っているが、最初に行ったのはもう7、8年前になる。その最初のスリランカの旅で出会った少女と文通が続いている。その少女も時が経ち、高校を卒業して日本語を勉強している。彼女は、遠い異国からきた一人の旅人との出会いによって日本語を勉強するようになったが、時々送ってくるエアメールには、ひらがなやカタカナ、時には簡単な漢字が混じり、その成長振りを垣間見ることが出来る。今ブログを書いていて思い出したが、最初の頃辞書やマンガ日本昔話の本などを贈って上げたこともあった。

 そんな思い出のあるスリランカであるが、今から二年前、2004年12月26日、スマトラ沖で発生した津波に襲われた。海岸沿いの街は跡形もないほどに壊滅的な打撃を受けという。スリランカの友人の話によると、私も行ったことのある海岸沿いの街・ゴールは、かなりの被害を被ったようだ。ここでは魚市場の人や、マーケットなどでたくさんの写真を撮った。そのうちの何人かは確実に津波の被害にあっているだろうことは容易に推測できる。それを思うと、とても悲しくなる・・・。

 今回来たエアメールを読み終えて、改めて封筒の切手に目をやると、そこには「TSUNAMI2004」の文字とともに、津波で横転している列車の写真がある。この切手を見るだけでも、その津波の破壊力が理解できる。こういう悲しいことでも、記憶にとどめて明日へ向かっていこうという意図で作られた切手であろうが、なんだか‘悲しすぎる記念’切手だ・・・。
 彼女はこの切手を貼るとき、どんな思いだったのだろうか・・・。そして、「TSUNAMI」という世界の共通語のルーツが日本語であることをどう思っているだろうか・・・。その心中を察すると言葉がうまく見つからない。

 この津波が起きる数ヶ月前、スリランカの別の友人からメールをもらった。そこには、その友人の父親がテロにあったという悲しいお知らせであった。その友人の父親はとても敬虔な仏教徒であった。その方の家にも泊めていただいたが、毎朝1時間くらいは仏陀へお祈りを捧げていた。このテロにあわなければ、彼は数日後に出家をして、人生の残りの時間を仏陀への祈りに捧げるつもりでいた・・・。
 彼は私が憧れていたスリー・パーダーというスリランカの聖なる山を案内してくれて、一緒に登った仲であった。聖山スリー・パーダーを登った時、彼は私のほうを指差して「ユー、ワタナワンタイ!、ワタナワンタイ!(ワタナワンタイ=幸運)」と笑顔を浮かべながら連呼してくれた。今こうしてブログを書いていても、そのときの情景が一こま一こま思い出され、もう出会えない悲しみと、テロという卑劣な無差別暴力への怒りのようなものが涌いてくる・・・。

 遠い国からきたエアメール。
 今日も悲しみを乗り越えて、前に進んでいこう・・・。
 少しでもいいから、少しでもいいから、
 世の中から悲しみがなくなりますように・・・。




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夏のBGM

 今年に入ってから治療院で使っているCDプレイヤーが音飛びをするようになった。毎日長時間かけっぱなしにしているので、プレイヤーにかかる負担も相当なものなのだろう。なんとかごまかしごまかし使っていたが、聴けるCDの数が減ってきてしまった。
 しかしその後それも限界になり、とうとうCDプレイヤーを買い換えることになった。
 そんな中最近では快適になった環境で、BGM選びもまた楽しいものになっています。思いっきり中国風のものや、ジャズ、ヒーリング系の音楽、クラシックなど様々なものを試しております。耳に残らない程度に、しかし快適に、癒されて、という基準で選んでいます。
 今回夏に備えてTSUTAYAに出かけていろいろとチョイスしてきました。夏っぽくボサノバなんてどうだろうと、視聴機のところに置いてあった小野リサのアルバムを見つけました。そこで視聴機でそのアルバムを聴き、これはいいなと思って借りました。
 そして治療院で聴いてみて、「夏の雰囲気が出ていて、軽快でいいなあ」と思っていたのですが、しばらくしたら「I wish Merry Christmas」という歌詞が耳に入ってきました・・・。「?」と思ってアルバムを見たら、‘ウィンター・ボサ’の文字が・・・。
 どうやら冬のためのボサノバ集(アルバムタイトル『Boas Festas2』)でした・・・。これはこれでいいアルバムなので、これでもいいかなと思ったのですが、どうしてもこの曲の「I wish Merry Christmas」のところにくると違和感を感じてしまう。違和感を感じるということは、患者さんにとっても耳が引っかかってしまって快適ではないだろう・・・。そんなこんなで受付のほしクルさんとも相談の結果、やはりこれは冬用にして、夏用のボサノバをまた借りてくることにしました。
 そしてもう一枚借りたアン・サリーという方のアルバム『ハレルヤ』を聴いてみました。すると、そのアルバムの最後の曲が、「きよしこの夜」で、これまた違和感があるのでは・・ということに。
 今年も早くも6月に入らんとしていますが、まだまだクリスマスは当分先。なのにどうしてこうもクリスマスが・・・。
 きよしこの夜、クリスマスを今から期待しながら、BGMの検討もする表参道・青山・源保堂鍼灸院の日常の一こまなのでした。



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腰痛の湿布

 一昨日書いた腰痛に関して、もう一つ・・・。
 
 今日も腰を傷めた方が治療を受けに当院を訪れました。受傷後10日。うつぶせになって背中を開けてみると、湿布の匂いがほんのりしました。問診をしてみると、どうやら冷やす湿布をずっとしてたようです。
 整形外科、接骨院に行くとよく湿布を処方されます。また薬局に行きましても、様々な種類の湿布が売られているところを見ることができます。
 当院は鍼灸専門なので、湿布をしませんし、湿布を配布することもありません。それは鍼灸だけでも十分治るので、湿布をする必要がないという理由のためですが、その理由もさることながら、東洋医学的に観てみると、この湿布は少々問題があるからでもあります。
 それはいつもお話している五行と関係しています。
 湿布は、字からも分かるように、「湿」がそこにはあります。この「湿」ですが、これは五行の配当で「土」にあたります。一昨日のブログで書いたように腰は「水」になるのですが、腰に湿布をはるということは、土である湿が水である腰を抑制してしまう、土剋水という関係になってしまいます。これは自然を見てもわかりますように、土が水の流れをせき止める状況と重なります。急性期の時には痛みを一時的にやわらげるためにこういう処置も必要な場合もありますが、その急性期を過ぎてからは、湿布は腰へ逆効果になっていきます。
 腰痛になった時は、湿布を長時間付けておかないよう気をつけてください。湿気が腰に入ると腰痛も慢性化してしまいますので、ご使用を検討してみてください。



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夏風邪

 今年は春先から気温が上がりそうで上がらないような、あまりはっきりしないような天気が続いている。そこで患者さんも体を崩す方も多い。
 昨日のブログで季節の変化と腰痛をお話し、東洋医学の視点から、この時期は腰痛が増えることを説明しました。
 今度は風邪をテーマに、かかりにくい方の話をします。

 この時期に風邪をひくと、「夏風邪」と言われたりする。
 現在の医療では、鼻水や咳、頭痛など、そういう症状が出ていて特に大きな疾患を認められないときは、一般的に風邪と呼ばれる。このような症状があるとき、風邪という病名は身体症状のバスケットネームのように使われている感じである。
 一方東洋医学に於いては、風邪はしっかりとその症状が定義がされており、それは、寒邪によって身体が壊れ、なおかつ悪寒発熱、首肩のコリがあってはじめて風邪と呼ばれる。
 しかしこの寒邪であるが、これは水に配当される。昨日のブログでお話したように、水はこの夏を支配する火の季節的な力で抑えられている。よって、この寒邪自身も夏の下ではおとなしい状況にあるといえる。ですので、実際に頭が痛くて風邪をひいたかなと思うようなものでも、それは風邪でないことが多い。風邪ではないが、冷たいもので胃を冷やしただけのものや、食が偏っていたりなど、そういう原因で起きたようなものが多い。
 このような東洋医学の視点で見ていくと、夏風邪と言うものはそれほどあるものではない。く、もしあったとしたら、それは夏の季節と逆行しているので、相当重いものになってしまう。もしこのように逆行したものだとしたら、すぐに肺炎を起こすなどして次ぐの病に変化していくので、大いに気をつけるべきである。

 夏は風邪はほとんどありません。しかし病院に行くと「夏風邪ですね。」と言われて薬が処方されたりする。しかし、抗生物質などを飲んで、腸内細菌を殺してしまったら、それは腸、大腸を弱めることになり、さらに身体を弱らせることになってしまいます。
 もしこの季節、風邪をひいてしまったかなと思ったら、まずは温かいものを食べるようにして、体力をつけるようにしてみてください。そして休息を取って休んでみてください。
 



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季節の変わり目としての腰痛

 ここ最近の患者さんの傾向として腰痛、ぎっくり腰、腰の違和感など、腰の症状を訴える方が増えている。まだまだ鍼灸治療の適応疾患は、腰痛、膝痛など運動器疾患のみと思われていることも多いので、そういった問い合わせや訴えがが多いということはあるが、それを差し引いても5月に入って腰痛が増えてきた。

 これを季節の腰痛として、東洋医学的背景を説明します。
 まず暦なのですが、5月6日に立夏を迎え、季節は夏に入りました。これは寒い、暑いという実際の気象現象とは別にして、「立夏を過ぎると季節は‘夏’に入る」ということになる法則です。この夏の季節は五行で分けると「火」に該当します。
 次に腰ですが、これは体を五行で分けた場合、「水」になります。
 本来ですと水剋火という関係で、水は火を制御する役目をするのですが、この季節の巡りを考えた場合は、夏は火という性質が大きくなっているので、さすがの水もおとなしくならざるを得ません。そうなると、火の支配する季節の中で、水は少し力を抑えられることになりますので、水が配当されている部位にも力がいきにくい状況になります。
 このような背景の下に、さらに日本ではこの時期は湿気が増えていきます。季節的な巡りで腰の部位が少し弱くなっているところに、さらに湿気という負担も加わりますので、腰を壊しやすい状況になります。

 治療に関してですが、以上の季節の巡りの理由から、この季節は腰には鍼をほとんど打てなくなります。水=腰のツボは火の支配の下で力をなくしているで、腰のツボを使えなくなるのです。
 鍼は、鍼先に薬が塗ってあるわけではありません。患部に鍼を刺したからといって良くなるものではありません。鍼の作用は、元気のあるところから、そのあまっている元気を、症状が出ている元気の無い患部へ送って上げられるようにすることです。特にこのような季節の変化によって起きた病については、このあたりを気をつけなくてはいけません。
 もし腰痛がある方で、鍼灸院や指圧などに通っていましたら、ぜひともこの季節は腰に鍼をしないように先生に頼んでください。

 腰は「体(月=肉付き)の要」と書きます。このように、季節的には腰を痛めやすい時期に入りましたので、重いものを持つときなど気をつけて欲しいと思います。




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個人的な遠野物語

 先日のブログの続き・・・。

 私が実際に体験した遠野の物語。現在、もし柳田国男が生きていたら、この私の物語を蒐集してくれるだろうか・・・。いや、蒐集してくれなくてもいいのだ。これは個人的な、自分だけの物語なのだから・・・。

 早池峰神社を後にし、てくてくと次のバス停、次のバス停と時間のある限り歩いていた。そして早池峰山の伝説にとって重要なポイントとなる「神遺神社」を参拝した。‘神社’と呼ぶにはあまりにも小さく、そして注連縄も汚れており、しかも止めていた釘から外れて垂れ下がっていた。帰り際にその注連縄を直し、礼をして小さな祠を後にする。

 そして1,2分歩いたあたりだったろうか、道端に五円玉が落ちていたのだ。車の往来も少ないし、ましてや誰も人が歩かないような道である。そこに五円玉が落ちていたことがまず驚きであった。そしてそんな小さな五円玉に気がつく自分もまた妙な話しだなと思った。しかしながら、ここで五円玉を拾うのも何かの‘ご縁’かとゲンを担いで腰をかがめて拾ってみた。
 すると、今まで真っ白く覆っていて薄暗かった雲がパーッと開いて、温かい太陽の光が自分の周りを明るく照らしてくれたのだ。
 なんだろうこの光は・・・とその光の出現に驚いた。拾い上げた五円玉をまじまじと見ると、五円玉は太陽の光に照らされてキラキラと光を増していた。
 さらに驚きの瞬間がやって来た。それは、何かいいきっかけになるのかなとその五円玉を掌に握りしめた時だった。後からやって来た車が、私の前で止まったのだ。一瞬何が起きたのか分からず、とりあえずその車が止まっている3メートル先まで歩いてみた。車の傍を通りかかると、窓がスーッと下がり、車に乗っているお兄さんが私に声をかけてくれた。

「何してる。どこいくんかあ。」と声をかけてくれたのだ。
私はとっさのことでなんと答えていいのか分からなかったが、正直に、
「え、いやあ、ちょっと遠野の駅まで行こうかと・・・・」
「歩いていけるわけねえべな。今おれも駅のほうに行くところだったから乗れ。いいから、乗れ。」
「あ、はい、ありがとうございます・・・。」と、この急な展開に戸惑いながらも、内心では「助かった、ほんとにありがたい・・・」と思っていた。
「早池峰神社行ってきたのけ。バスがねえからって歩くなんて大変だよ。」
「いや~、時間もあることだし・・・。すいません、ほんとに・・・。」と頭をかきながら話をする。
そして、山道を抜けたところでお兄さんは、商店による。
「タバコ持ってきたんだけど、ライター忘れちまってよお。すまんけどちょっと寄らせてな。」と言って商店に入っていった。
 買い物を終えたお兄さんの手には缶コーヒーが二つ握られていた。
「なんもねえけど、これ飲め。遠慮せんでええからな。」と、二つある缶コーヒーの一つを私に手渡してくれた。
「す、すいません、ほんとに・・・。」
 私は言葉を失った。
 とにかくこのお兄さんの優しさは、気をてらったものでも、かっこつけたものでもなく、自然体のものだった。言葉も、しぐさも、表情も、全てが自然なのだ。ふだん我々はどうしても相手の出方を警戒したり、相手の様子をうかがってしまったりして‘自然体で行う行為’が実践できなくなってしまうことがある。例えば電車の中で席を譲るときでも、‘もし席を譲ったらこの人はどういう反応するだろう・・・’‘偽善的な行為と思われはしないか・・・’‘周りの反応は・・・’などと考えてしまい、行動に移せないこともしばしばだ。そもそもそんなことを先回りして邪推する時点で、それは自然体ではなく、‘不自然体’である。やさしさってものは、このお兄さんの行為のように、自然となされる行動のことを言うのだろう。私は車中、そんなことを考えながらお兄さんと話をしていた。
 ここ最近、‘やさしい行動’ってどういうことなんだろうか、自分の行為は計算づくで動いているのではないか、などと思い巡らせる毎日だったので、その答えをここでいただいたのだった。道中であった神様が、きっとあの五円玉を私に与えてくれ、そしてこのお兄さんとの出会いへ導いてくれたのだろう。
 お兄さんは東京で仕事をしていたこともあったらしく、今では生まれ故郷の遠野に戻り大工をしているという。早池峰神社で行われるお祭りの時は、お神輿を担いで川の中に入るらしい。そして蓬の葉っぱでお神輿を清めて、一年の感謝を捧げるという。
 いただいた缶コーヒーを飲みながらそんなことを話しているうちに、車は遠野の駅に着いた。
 とても気持ちが温まり、自然であることの大切さを教えてもらった。早池峰のお神楽があるときにそのお祭りがあるらしい。お兄さんに会いに、またそのときに早池峰を訪れたいと思った。そして次にお兄さんにあう時は、自分も少しばかり自然なやさしさが身についてるといいなと思ったのだ・・・。

 遠野で起きた個人的な遠野物語・・・。
 遠野の三人の女神によって導かれた物語。
 未だに遠野の伝説は生きているのである・・・。



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遠野から

 GWが終わり、気分も新たに新しい一週間が始まりました。暦も土曜日に立夏を迎えて、いよいよ夏になりました。これから新緑がどんどんきれいになり、木々が繁茂していく季節を迎えます。
 GWはみなさまいかがお過ごしになったでしょうか? 家でごろごろしていたという方、海外へ旅行に行っていた方、はたまた仕事をしていた方など、様々な過ごし方をしたと思います。
 私は前半は四国へ出張、半ばは治療院の整備、そして後半は遠野を中心に岩手を巡っていました。

 今日からしばらく遠野でのお話をお話したいと思います。
 柳田国男の『遠野物語』でも有名な遠野は、現在でも民話のふるさと、河童の里として多くの方に愛されているところであります。小高い山や森、広がる田畑、そして修験道を源流とする神楽で有名な早池峰山への参道も遠野側にもあります。

sekitou2.jpgsekitou1.jpg

 まず遠野を歩いていて私の目に入ってきたのは、上の写真にあるような大きな石碑でした。その石碑には「天照皇大神」「金比羅山」「山神」など、力強い字で彫られており、年代を見ると明治や慶応といったものなど様々ありました。今‘石碑’と称しましたが、これらは神様を勧請したもので、注連縄がはられたものもありましたので、記念碑的な石碑とは意味が異なり、石塔、祠と呼んだほうのがより正確であると思います。おそらくこれらの祠は飢饉や何かの折に土地の守り神として立てられたものだと思います。中には「馬頭観世音」というものも多く見られましたが、家畜として働いてくれた馬や牛への供養・感謝という気持ちの表れであり、人馬ともに生活していた遠野の人々の暮らしぶりが伝わってきます。
 新幹線、釜石線を乗り継いで遠野に着いたのはちょうど午後1時くらいでした。空は青く、天気に恵まれていました。関東よりも遅れてやってきた遠野の春は、桜が満開の季節でした。
 旅の最初は附馬牛(つきもうし)にある早池峰神社。遠野の駅からだいぶ離れているので今回はバスを利用しましたが、バスの窓から見えるこれらの石塔を眺めながら、遠野の記憶に思いを巡らせていました・・・。

「路傍に石塔の多きこと諸国その比を知らず。」
        -『遠野物語』柳田国男・序文より-

「道の傍に山の神、田の神、塞の神の名を彫りたる石を立つるは常のことなり」
        -『遠野物語』柳田国男・第98話より-

 

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足ツボと四柱推命?

今朝コンビニエンスストアに行く。治療院に置くための雑誌を探してみる。その中に、「足ツボ四柱推命」という記事のある雑誌を発見。‘足ツボ’と‘四柱推命’というまったく別のものをどのようにつなげようとするのか?という疑問を持ちながら読んでみる・・・。
 読んでみて絶句。中身が薄すぎるし、間違った解釈で呆れてしまう。「‘ツボ’=中国、‘四柱推命’=中国、それじゃいっそのこと一つにして記事にしちゃいましょう。」という安易な発想を感じてしまう。雑誌もあの手この手でいろいろと目新しいものをみつけようとしているのだろうし、毎月毎月新しいものを探そうするその努力は認めます。しかし、その努力の方向というのか、努力の結果がこのような杜撰な記事では努力の甲斐もないというところではないでしょうか。
 
 これ以上話すと愚痴になってしまうので書きませんが、専門家としては間違ったことは見逃せないので、気が付いた部分を説明しておきます。

 まず「足ツボ」について。
 これは単なる反射ゾーンであって、治療点ではありません。また、当院が重きを置いている鍼灸・東洋医学の原典である古医書、『黄帝内経・素問』『黄帝内経・霊枢』『難経』といったものには足ツボ・足ツボ療法の記述は一切ありません。その後に書かれた歴代の著名な中国医家による書物にも足ツボの記述はありません。
 私は臨床で足ツボ療法をしていないので、その効用をお話しできません。ただ、古医書ににその記述がないので、足ツボが中国古来・東洋医学本来の姿ではないと思います。おそらく近年に入って誰かが始めたものを、ツボ=中国という連想から次第に足ツボが東洋医学の一つであるように誤認されてきたのではないかと思います。
 次に四柱推命についてです。
 この雑誌の記事によりますと、生まれた日にちの十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)だけを話題にしております。しかし、四柱とは、‘四つの柱’と書くように、生まれた年・月・日・時の四つを柱として示したものです。ですので、生まれた日だけを抽出しても、ほとんど意味がなくなります。また、四柱推命では、十干だけでなく同時に十二支も出ます。これは東洋思想にある「天地人」「天人思想」に関連しています。これは「天の気、地の気の交流によって萬物は生まれ、萬物は天の気、地の気の影響を受けている。」という思想なのですが、大まかに分けて、
 天の気 = 十干
 地の気 = 十二支
となり、生まれた年、月、日、時、それぞれに十干と十二支が配当されます。また、同じ丙(火)の火に生まれても、冬(水)の丙なのか、夏(火)の丙かではぜんぜん意味が違ってきます。
 このように見ていきますと、この記事のように生まれた日の十干だけでは何も見ることが出来ない、というほど中身が薄くなってしまうのです。

 単なる雑誌の一記事なので、目くじらを立てることもないのですが、扱っている内容がツボ=身体、四柱推命=運勢と、人の一生に係わることなので、少々言いたいことも言わせていただかないと・・・と思う次第でありました・・・。


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中掃除

 今日の治療院は休みである。
 休みであるが備品の調達に出かける。また、このときとばかりに大掃除ならぬ、中掃除をする。大晦日に大掃除をしたが、半年に一度それに近いくらいの掃除を出来る日がこうしてやってくるのはありがたい。普段なかなか出来なかったものの処理がようやくできて、気持ち的にもスペース的にもすっきりしたように思う。特に見た目に大きな変化はないが、細かいところで使い勝手が良くなったというのは、細かいストレスがなくなるということで、気持ちがいいものである。
 表参道・青山・源保堂鍼灸院では、治療ベッドに木綿の布団を敷いていますが、その布団も今回思いっきり干すことが出来ました。普段定期的に干してはいるのですが、天気が悪い日が続いていたのでなかなか干すことが出来ませんでした。今日、布団を干すことができ、布団も太陽の恵みを受けてふかふかに戻りました。太陽の光を浴びた木綿の布団はとてもなごむかおりがします。
 休みが明けて、また患者様がこの布団に横になっていただくのが楽しみになります。 



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出張帰り

 昨年開業して二回目のGW。昨年も今年もどうやってGWを使おうか悩みました。治療院を開けるべきか、休むべきか・・・。患者様からは「一週間も空けるなんて贅沢ね~。」とお叱りを受けたり・・・。細かい所用も加わり、今年のGWもまた患者様にはご迷惑をおかけしてしまった・・・。来年のカレンダーを早速見てみようかと思う。
 
 今回はGWということもあり、交通も混雑が予想されるので、四国出張から早めに帰ることにしました。そのためか、せっかくの旅気分を味わえる出張ではありますが、今回ばかりは四国と東京の往復といった感じでした。
 しかしながら、田植えの景色を見ることができたり、東京から離れてみると、またいろいろと見えてくるものがあるわけで、短いながらもいつも貴重な時間を過ごさせていただいています。

 そして昨日見た夢が、なんだか印象深かった。
旅の枕は、夢までも変えてくれるのでしょうか・・・。



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かえるの歌

 今回の四国出張は月の後半になった。一月と少し経っての四国出張である。
 四国に来てみると、田植えが始まっていた。すでに田植えを終えたところ、まさに田植えの真っ最中のところ、水を張り終えたところ、といった風景がそこかしこで見受けられた。
 そして夜になるとかえるの歌が聴こえてきた。
 確かに今年初めてである。
 都会では聴くことが出来ないかえるの歌が、今回はとても身に染みてくる。
 なぜだろう・・・。
 どうしてだろう・・・。
 布団に入り本を読む。本から離れてふと我にかえると、かえるの歌がなつかしい。かえるの歌に耳を傾けているうちに、いつしか眠りについてしまった・・・。



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