桃太郎主義
2006 / 04 / 19 ( Wed )
 街歩きを止められない一つの理由に変わった看板を見かけるということがある。どこまで本気で、どこまで冗談なのか、いや、きっと本人は大真面目なんだろうけど・・・。そういう街の風景を見ると、なんだかほっとするような、楽しいような。
 
 そして今回門前仲町を歩いていて目に付いた看板がこれです。

momotarou.jpg


 月曜日に紹介した門前仲町の芭蕉の像があるところの対面にある建物にこの看板はありました。この写真では見えませんが、この桃太郎の看板もさることながら、「消火器」という太く赤い文字もかなりインパクトのある建物です。最初はその「消火器」という文字に目がいき、この桃太郎の看板に目が移りました。
 
 桃太郎の看板には、こんなことが書いてあります。

 「出版 桃太郎主義幸福論」
 「日本桃太郎の会」
 「桃太郎資料室」  

 朝早く出かけたのでお店の人に話を聞くことができなかった。建物の周りを見ても、この看板以外に詳細を知るための手がかりは見当たらなかった。
 この門前仲町が昔話・桃太郎と関係する土地なのか?
 それとも桃太郎好きの店主の個人的な趣味なのか?
 看板を良く見ると、桃太郎が手にする旗には「世界一」の文字が。
 「日本一」ではなかったのか?などなどいろいろと憶測が頭を巡る。

 桃太郎といえば、日本の健康優良児の代名詞でもある。最後は鬼を退治しておじいさん、おばあさんに孝行をする立身出世の物語。健康の大切さもまたこの物語から感じることが出来ます。
 さらに桃太郎にはこんな意味もあります。
 桃太郎の家来は、犬、サル、キジ(トリ)ですが、これには、
 犬 = 忠誠心、忠義
 サル= 勇気
 キジ= 智恵
 そして黍(きび)団子は機微(きび)という心の洞察につながります。さらに桃は、百とも書きますが、50音×2=100で、言葉を現します。
 このように、桃太郎と言う物語は、単なる立身出世物語ではなく、その背後にはこのように人間の成長に必要な要素を譬えて記してあります。
 東洋の暦で言いますと、サル(申)、キジ(酉)、犬(戌)は西の方角を現し、季節では秋となり、来る寒い冬の前兆を意味します。そして桃は邪気を払う食べ物として昔から珍重されていました。桃太郎の物語は、このように冬の風邪(鬼)を退治するするという意味合いもあると思います。このように身近なところに東洋思想・東洋医学の智恵は隠されています。
 
 今度はどんな看板を目にするだろう・・・。




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