掘り出し物
2006 / 04 / 08 ( Sat ) 最近の土曜日の過ごし方は、仕事のあとに代々木にある中国・台湾の本屋さんに行くことが多い。以前このブログにも書いたところである。外見だけ見るとこんな本屋さん誰が来るんだろうと思うようなところだが、東京大学の中国哲学の先生なども、本を探しによくここを訪れるそうだ。
儒教、道教、中国史など様々なジャンルの本が狭い部屋に押し込められている。もちろん中国医学書、古医書も豊富である。 最近研究発表のために中国医学史を紐解いているのだが、紐解いてみると人物とその著書の系列がわかってきて、頭の中に一通りのインデックスが出来てくる感触がある。そうなると、今までこの本屋さんで通り過ぎていた本に目が留まるようになる。また、一度開いてみたものの、価値が分からず本棚に戻したもにも、再び手が伸びることになり、改めてこの本屋さんの価値が分かってきた。 本日も数冊掘り出しものを見つけた。ちょうど自分が見つけようと思っていた本である。狭い店内の奥へ分け入り、その本は正面に鎮座していた。 何度も足を運んでこの本棚を見ている。前からこの位置にあったのかもしれないし、おやじさんが整理をしてここに置いたのかもしれない。しかしいずれにせよ今までの自分は気づかなかった物である。そして今日初めて気がついてその本に手を伸ばして、まさに今日求めていた本そのものだった。中国の故事に「師は弟子の準備ができた時に現れる。」というものがあるが、タイミングとはこのようにやってくる。 帰り際におやじさんが笑いながら言っていた。 「GWは台湾の本屋さんを歩いてまたおもしろそうな物を探してくるよ。はははははは。」 まだ少し先のことであるが、GWが明けるのが楽しみだ。次はどんな掘り出し物に出会えるだろう。 |
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