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表参道・青山エリアにある源保堂鍼灸院のブログです。東洋医学・健康の話しをはじめ、治療院の日常、堂主・スタッフの情景などを綴っています。


〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-17-3アークアトリウム101 TEL. 03-3401-8125

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The Great Hands 偉人たちの筆跡

 本日、中川さくたろうさんがデザインしているミサワホームのカレンダーを、25年間分を一気に観ることが出来る銀座松屋のギャラリーに行ってきました。

 この中川さくたろうさんのカレンダーは、当院の受付にも飾っていますが、歴史上の有名人物の筆跡を使ってデザインされたカレンダーで、シンプルながらとても趣の深いシリーズです。1988年から始まり、来年の作品で25周年。継続は力なりといいますが、こうやって25年分のカレンダーを観るとその積み重ねのすごみが伝わってきます。

偉人たちの筆跡展 (C)表参道・青山・原宿・外苑前・渋谷・源保堂鍼灸院

 このカレンダーは、一年を終えても飾ることが出来るまさに“作品”です。通常のカレンダーですと、毎月終わると切り離されて、一年後はすっかり無くなってしまいます。1年終わると手元に残すことなど皆無なのがカレンダーの運命です。しかしこの偉人たちの筆跡カレンダーは、一年が終わっても尚手元に置いておきたいものなのです。それは偉人の筆跡が発する大いなる魅力であったり、シンプルで飽きの来ないデザイン性によるものだと思います。

 私自身、患者さんに請われて差し上げたものもありますが、それ以外は全て手元に残してあります。

中川さくたろうさんの偉人たちの筆跡 (C)ことばのお店

 そこでふと思ったのです。

 1年1年、カレンダーが積み重なる・・。つまりそれは、一年一年の年輪が積み重なること。そしてそれはさらにいえば、一日一日の積み重ねと言うことになります。そこには捨ててしまいたい想い出もあれば、時々思い出してみたい想い出もあり、全く記憶に残らないような普通の一日もあり、特別な思いが詰まった記念日もあり、しかしどれもが自分自身を作り上げる一日、そして365日の一年であります。

 私の手元にある偉人たちの筆跡カレンダーは、私が開業してからの鍼灸院の想い出と言ってもいいかもしれません。今年も残りあと2ヶ月を切りましたが、年初と年末は、今年の目標を立てたり、今年の反省をしたりします。それもまた一日一日の積み重ね、そしてまた次の年への年輪の重なりです。

 このカレンダーはミサワホームで家を建てた方に毎年贈られるものだそうです(私は中川さくたろうさんから直接いただいておりますが)。家というものも、一年一年家族の歴史が積み重なる空間です。子供が産まれた、子供が小学校に入った、そしていつしか結婚し、その家から巣立つ日が来て・・・。こうして一年、一年、また一年と人生が進んでいく・・・。

 捨てられない作品としてのカレンダーは、実はカレンダーと言うよりも、その家とその家族が持っているタイムカプセルのような意味があるのかもしれません。

中川さくたろうさん偉人たちの筆跡カレンダー (C)ことばのお店



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ジャンル:地域情報

鋤田正義写真展 きれい

 先日、そそくさと渋谷西武のカルティエの前でアイアイ似の豹の写真を撮った後、ノートを買いにロフトへ。方眼紙のノートを数冊購入しました。この方眼紙ノート、使い勝手がとてもいいので勉強がはかどります。

 さて、その後さらに歩を進めてパルコ・パート1へ。

 目的は、「鋤田正義写真展 きれい」。

 鋤田正義氏といえば、デビッド・ボウイのアルバムジャケットがあまりにも有名。

HeroesHeroes
(1999/08/26)
David Bowie

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 このポーズは、デビッド・ボウイが禅をイメージして即興的に取ったものだとか。この強烈な印象を持つアルバムジャケットによって、鋤田正義氏の名声は世界的なものになりました。当時のデビッドボウイ人気にまかすことなく、この瞬間にかけたのであろう鋤田氏の目はさすがにすばらしい。 

 デビッド・ボウイのアルバムジャケットの印象が強すぎるのか、私は鋤田氏の写真からあまり“きれい”という言葉は浮かばない。なので、ちょっと違和感を持ちつつも、好きなアーティストの写真が多いからまぁその辺はいいかという気分で会場へ。

120912sukitamasayosi_kirei.jpg

 これは会場でいただける写真展のチラシです。チラシといっても、紙は厚くて額に入れても大丈夫なくらいのクオリティ。これを取りに行くだけでも会場に行く価値はあったかも!?なんてせこい思いをしながらも、目を血走らせて他2枚、併せて3枚もゲットしてしまったのです・・・(恥ずかしい(^_^;)

 鋤田正義氏といえば、清志郞も、かの名アルバム『メンフィス』の写真を依頼しています。たしか鋤田氏との縁によってMG'S(清志郞が敬愛してやまないオーティス・レディングのバックバンド。スティーブ・クロッパー、ドナルド・ダック・ダンなどが在籍)との縁ができ、『メンフィス』が作られたのだったような気がしますが、ちょっとうろ覚えです。


MemphisMemphis
(2006/01/25)
忌野清志郎

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 あとは、やはり鋤田氏が最も精力的に活躍した時代の傑作の一つがYMOでしょうか。


ソリッド・ステイト・サヴァイヴァーソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
(2003/01/22)
Yellow Magic Orchestra、YMO 他

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 こういったのを観ると、やっぱり“きれい”じゃないんだよなぁ。
 さらに個人的な感想でいわせていただければ、なんというのか、対象への思いの度合いによって全然クオリティが違う感じがするんですよね。たぶん、体調とか、気分とか、そういったものにすごく左右されているような。そういった揺れる中で、一瞬の傑作を見逃さないような、それが鋤田氏の写真なのかなと個人的には思ってみてきました。写真としての基本的な技術、基本的なコンセプトがしっかりしている上で、被写体の魅力を最大限引き出しながら、なおかつどこかに鋤田流が入っているような、そういう写真の美学がある、そういう意味では“きれい”なんだろう。


 現在、鋤田正義氏の写真を、渋谷、恵比寿、表参道で同時開催しているようです。お時間がありましたら是非足をお運びください。

□ 渋谷 パルコミュージアム
□ 恵比寿 東京都写真美術館
□ 表参道 ポールスミススペースギャラリー



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kokeshi pop ポップでカワイイこけしの世界(2)

 先日お話ししました『kokeshi pop ポップでカワイイこけしの世界』には、こけしだけではなく、こけしに関するものが多数陳列されていました。その中でも俄然目を引いたのがレコードジャケット。こけしが写り込んでいるレコードジャケットを集めたものです。

 まずはこちら、宇多田ヒカルの母親である藤圭子さんのレコードジャケット。

 うーん、どこにこけしがあるのだろう~~。

120308record_fuji.jpg

 お~~~、浴衣の模様にこけしが!こんな細かいところを拾ってくるとは!さすがポップ!!それにしても、どんな唄なのだろう、気になる!浴衣がこけしである必然性があるのか!!

 そして、次はこちら。
 タイトル『こけしぼっこ』が気になる・・・。

120308record_bokko.jpg

 唄が雪村いずみ、語り手が宇野重吉。実力派二人が共演するこの『こけしぼっこ』とはなんぞや。そしてレコードジャケットもどこかモダンでポップである。侮りがたし、こけしワールド。

 続きまして、こちらは実力ボーカルグループ、ダークダックス。

 タイトルは、『SING JAPANESE FOLK SONGS』

120308record_dark.jpg

 やはり日本と言えばこけし、こけしと言えば日本。日本の民芸品として、こけしは外せない、そんな地味な主張を感じるこけし。こけしはもはや、一地方の特産品という枠ではなく、日本人の郷愁を誘うイコンなのである。このジャケットのデザインも、癖がなくシンプルで秀逸。

 そして最後にご紹介するのが、こちら。
 
 その名も『こけし流し唄』

120308record_kokeshinagasi.jpg
 
 ジャケットの写真にギターが写り込んでいるところをみると、おそらくこの歌手は酒場と酒場を行き来する“流し”という設定なのだろう。しかしなにゆえに“こけし”なのだろう。“流し”と“こけし”に接点が見当たらず、私の頭の中では連想が止まってしまう。しかし“こけし流し”のお供である肝心のこけしの顔が、なんとも貧弱でありすぎるところを観ると、再び私の連想力が羽を広げる。この貧弱な顔のこけしは、ひょっとしたら流しの生き方と重なり、どこかの酒場で自分の心と共鳴をし、店主に譲ってもらった・・・なんてことまで考えてしまう。もし私がこのレコードを中古レコード屋さんで手にしたら、迷わず視聴をするであろう。でも買わないかな(^^;)

 

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クリストファー・ネメス展

 表参道にありますGYRE(ジャイル)というビルの二階に、コムデギャルソンがあります。現在そこのスペースで、クリストファー・ネメスさんの作品を展示しております。初期の頃の貴重なコレクションを展示しておりますので、ファン必見です。


「ネメス」ではセールをしません。

それはどうしてですか?と尋ねたら、

「ネメスは永遠のスタンダードだから、セールする必要はないのよ。」と、奥様から聴いたことがあります。

ファッションと言いますと、最先端、常に新しいものを追いかけがちで、作る側も売る側もその波に追いかけられていくばかり。患者さんでもアパレル関係で仕事している方もいらっしゃいますが、そういったファッション業界の波に疲れてしまこともあると言います。
そこでこれからの時代は、波に追いかけられたり、売らんがための流行を作る消費優先型よりも、ずーっと愛されるスタンダードがファッションにも求められていくのかもしれません。

 クリストファー・ネメスさんは、とても独創的で、とてもアヴァンギャルド。そしてとてもマイペース。流行に左右されることなく、自分の発想を自由に追い求めてきたかたです。スタンダードと言いますと、どうしてもクラシカルなものを思い浮かべますが、ネメスブランドは、常に新しいアヴァンギャルドでありながらスタンダード、流行に踊らされない永遠のオリジナリティがそこにはあります。ここに新しいファッションの方向性があるのではないでしょうか?

表参道GYREはこちら

大きな地図で見る

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『ムーミンと仲間たち』

 バスに乗り間違えたとはいえ、昇仙峡は甲府でも有名な観光スポット。せっかくなので上まで上がってみようかと、昇仙峡口からテクテクと登っていきました。途中昇仙峡名物のトテ馬車とすれ違いながら、4、50扮したくらいのところで、バス停のところに出ました。バスの時刻表を見ると、今出たばかり。しかも次のバスまで1時間30以上。これでは美術館はもちろん、甲府駅に戻るのさえだいぶ遅くなりそうな時間帯になってしまいました。自分がしてしまった間違えとはいえ、こうなるともうどうしようかと途方に暮れてしまいます。

 微妙な時間帯なのですが、タクシーを使えば美術館の時間にも間に合いそう。予算外ではありますが、こうなったら贅沢にタクシーを使って美術館まで行ってしまおうということに。タクシーの運転手の方に相談すると、少々飛ばして15分で行ってくれるということ。甲府でタクシー運転手になってこの道35年のおじさん。もう任せるしかない。ということで、タクシーで山梨県立美術館へ。
 車中おじさんといろいろな話をしました。まずは昇仙峡のお話しからはじまり、山梨県立美術館、リニアモーターカー、そしてヴァンフォーレ甲府のお話しなどなど。おじさんは何度も「またいらしてください、山梨に。昇仙峡は何と言っても秋。秋にもう一度いらしてね。」と、山梨愛爆発でした。

 そんなこんなで・・・楽しく話している間に山梨県立美術館へ。

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 夏休み最後の日曜日ということもあり、お子様連れのご家族がいっぱい集まっており、入口の看板の前で記念撮影の方が次から次。ムーミン人気は健在であることを証明してくれています。

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 会場にはところどころにこういった案内もあり、これも記念撮影に人気。

 『ムーミン』はほのぼのとして、なんともユーモラス。そしてどことなくもの寂しげ。何だか深く思いにふけってみたりするその姿が、普通の子供向けの物語にはなかったように思います。日本では最初のアニメで故・岸田今日子氏がムーミンの声を演じましたが、あの声もムーミンの微妙な心の機微を捉えるのにあっていたように感じます。今回のこの展覧会のタイトルは、『ムーミンと仲間たち』ですが、そのタイトル通り、スナフキンをはじめスニフ、ミィ、ミムラねえさん、そしてムーミンのパパ、ママ、恋人のフローレンなど個性的な仲間がいっぱい。中にはただ移動するだけのニョロニョロという生物もいたり、それがまたムーミンの心を捉え、観ている我々にも本当の幸せってなんだろう?と問いかけてしたりします。

 ムーミンはアニメでしか観たことがありませんが、今度、小児鍼を受けにこられるお子さまのために、絵本でも置いてみようかなぁと思ってみたり(お子様のためと言いながら、自分も読んでみたいのですが)。

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フレデリック・バック展

 先週はお盆休みをいただきました。その17日に、フレデリック・バック展を観に行ってまいりました。

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 フレデリック・バックを最初に知ったのは、大学の一般教養で履修していた倫理学の授業の中でした。大学で最初に受けた授業がこの倫理学。期待をして入った大学での最初の授業でしたので、とてもワクワクして受けました。アカデミックな勉強をしていくんだなぁというある種背伸びをしている感じとでもいうのか。担当の教授は三嶋輝夫先生という方。最初のオリエンテーションの時期に、ある学生が三嶋先生に、「水曜日に○○先生という方の倫理学がありますが、どういった違いがありますか?」と質問したところ、三嶋先生は「彼は有名で、私は無名です。」と答えまして、私はこの先生なら信頼できると思って履修を決めました。

 と、その話はいいとしまして。

 三嶋輝夫先生の授業では、倫理学の教材としていくつかの映画が紹介されましたが、その一つがフレデリック・バックが製作した『木を植えた男。」でした。なんともいえない、日本のアニメーションにはない幻想的な色使いと動きがはじめての視覚体験でした。そしてどんなときにも諦めずに木を植え続けた羊飼いの姿がいつまでも印象的でした。あの時から20年近くの月日が経ち、再び自分の目の前に現れた「木を植えた男。」。当時の印象と現在の印象がどれだけ変わっているのか、自分でも楽しみでありました。

 展示場に入るなり、すぐに『木を植えた男。』が全編流れます。とても暑い日にやってきて疲れている私の足にとって、全編立って観るのは少し堪えたものの、やはりこの物語を通らないことには先には進めないという学芸員のメッセージでしょうか。

 『木を植えた男。』を見終えて次のコーナーに行きますと、フレデリック・バックが若いときに描いた絵がたくさん展示されていました。師匠の影響でしょうか、光の陰影を利用して詳細に観察しながら描かれるその絵は、特徴を的確に捉えるという意図がはっきりとわかり、グラフ誌の写真のような説明的な絵でありながらも、のちのアニメーション作家としての片鱗をうかがわせる光をうまく捉える芸術性を備えている、そんな印象でした。フレデリック・バックが生まれ育った街の絵のあとは、その後移り住んだカナダの風景が続き、そしてアニメやポスターなどのデザイン系のお仕事も。フレデリック・バックはとても筆の速い画家のようですが、その数と多彩さはまさに天才の域だと思います。

 会期はまだ1ヶ月ありますので、どうぞお時間がありましたら足を運んでみてください。きっと『木を植えた男。』が、心に何かを問いかけてくれると思います。



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かつを、ふぐ、猫好き国芳のおもしろ看板

 歌川国芳はぶるいの猫好きだったといいます。それは国芳の作品の中にたくさんの猫が登場することから自ずと分かることですが、どれだけ好きだったのかという度合いも、絵のなかの猫の表情によって伝わってくるのです。

 まずこちらは“かつを”です。

110816katuwo.jpg

 ここに表現されている猫は、国芳を楽しませてくれた猫たちの表情なのでしょう。なんともたのしく、なんともユーモア。本当に観察眼が優れていたのだろうと感心してしまいます。

 そして次は“ふぐ”

110816fugu.jpg

 こちらもすごくユーモラス。ふぐの顔もおもしろい!

 “ぐ”の濁音の点の下の猫を拡大してみます。

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 なんともくつろいだ猫の後姿!

 ここに後姿でもってくるか、国芳さん!

 江戸時代って楽しかったんだろうなぁ。

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巧みな観察眼 - 歌川国芳展より

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 昨日ご紹介した絵は、顔が人の身体で構成されているなんとも不思議で風刺のあるものでした。それに引きかえ、本日ご紹介する絵は、人間の表情を巧みに表現したもの。

 各絵のタイトルを観ますと、「目のごみ」「おくびょう」「とお目がね」「井戸のぞき」といったものが見受けられますが、それぞれが思わず「いるいる!」と突っ込みを入れたくなるような表情ばかり。浮世絵と言えば、浮世絵の巨人として葛飾北斎がいます。北斎も、北斎漫画というおもしろい表情を描いた素描集のようなものがありますが、それも楽しい表情ばかり。

 この絵は当時一般に売られていたものです。江戸の庶民が普通に手にしていた庶民の絵だったのでしょう。江戸の人々は、次にどんな作品を出してくれるのか、国芳の次回作を楽しみにしていたのかもしれませんね。国芳が生きた時代は江戸時代の末期です。西洋からの開国の動きが聞こえてきた頃です。そんな中でもユーモアを忘れない江戸の力を感じることができます。

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歌川国芳の不思議な絵

 先日ご紹介した、太田美術館で行われていた『歌川国芳展』の中の一枚。

 見て下さい、男の顔が人の身体で構成されています。

 しかも男の口は、人の顔のお尻・・・。

 そして目もお尻・・・。

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 男の顔はいかにも軽薄そうな感じがするのですが、この男の言動は、オナラほどの価値しかないということでしょうか。

 なんとも不思議な絵、なんとも風刺が利いています。

 それにしても、よくできているなぁ。

 この絵は、シュールレアリズムの一角を占めるルネ・マグリットのような感じもするのですが、歌川国芳が生まれたのはちょうどマグリットの100年前。すでにこんな絵が日本に存在していたなんて、なんともびっくりしてしまう『歌川国芳展』なのでした。

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カンディンスキーと青騎士展

 一昨日の日曜日、休日を利用して『カンディンスキーと青騎士展』に行ってまいりました。

 カンディンスキーと言えば、ロシア生まれの画家で、美術理論家としても著名な方。そして抽象画の創始者の一人として、絵画の可能性を広げたことでも有名です。青騎士とは、カンディンスキーを中心にして集まった画家グループのことで、今回はカンディンスキーの作品とともに、青騎士に参加した画家の作品群をまとめて見ることができるというものでした。

 チケットにもデザインされている『印象Ⅲ(コンサート)』1911年は、以前テレビで観たことがありました。たしかテレビ東京の「美の巨人」だったと思います。

 その絵はこちらなのですが、

110207kandhinsuki.jpg

 あの番組を見ていなかったら、この絵がどれだけセンセーショナルであったのか、どれだけ絵画史上に足跡を残すものなのか、たぶん何もわからなかったと思います。ちなみに真ん中の濃い緑色のものはグランドピアノで、たての白いものは会場の柱。そして手前のにょきにょきしたのは観客とその喝采。この絵は、カンディンスキーがその演奏によってインスパイアされた感情を、あまり時間をかけずに一気に仕上げたそうですが、一気に仕上げた割りに、そのバランスといい、その色といい、すべてに洗練された緻密な知性をも感じさせます。感情という抑えがたい衝動を、理論家であるカンディンスキーが抽象という形で融合させていくところが、当時の画壇にとってはとてもセンセーショナルで、ある古典的なグループにとっては、下劣なものと映り、ある意味脅威にも感じていたのかもしれません。

 
 カンディンスキーの当時の恋人で、ミュンターという女性の作品がいくつかありました。残念ながら私がここでお見せしたい作品は絵葉書になっていなかったので、ここに出すことはできないのですが、私はその絵を観て、失礼ながらもそのおかしさに吹いてしまいました。正直最初に浮かんだ感想は、「これはあまりに下手うますぎるだろう~~。まるで小学生の絵だなぁ~。」というもの。しかしおそらくその絵を描いた当の本人ミュンターは、「かなりいい出来だわ」なんて思ったに違いないのですが、それはどうしてだろうなぁと思ったのですが・・・。そこで岡本太郎先生のことを思い出したのです。岡本太郎先生は、「子供の絵にこそ束縛されない自由があり、生きる生命力に満ちている。」ということをかつておっしゃっていました。そうです、自由に描くこと、生命力に満ちるということ、知性に偏りすぎず、テクニックに向かいすぎないその衝動にこそ、人は感動するのかもしれません。うまくは言えないのですが、抽象画と言うのは、単に勢いだけでヘタウマで描いているのではなく、衝動と理性とをうまく兼ね備えつつ、瞬間でひらめくものを形にするものなのかなと、素人ながらに思ったのです。

 岡本太郎先生は、晩年、ジミー大西氏に、「キャンバスをはみでろ!」とアドバイスしたそうな。意外にもジミー大西氏は、絵を描く前に定規で目盛りを入れたりしながら段取りをして描くそうです。太郎先生は、ジミー大西氏の作品を見て、そのあたりの小ささ加減を喝破したのかもしれません。

 と、いつのまにか太郎先生の話が被ってきてしまいましたが、カンディンスキー。

 抽象絵画というものが世の中に誕生する。抽象絵画が世の中に定着する。それはものすごく画期的なことだったに違いありません。抽象画は、子供絵と間違うようなヘタウマのようでもあり、古代の人が描いた素朴な壁画のようなものでもあり、その世界は“わからない”となんとなく敬遠したりしてしまいがち。しかしそうではなく、誰もが幼少期に持っていた衝動が根底にあり、それを大人が表現するということは、とても勇気のいることであったに違いありません。



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